梅雨の谷間に男体山とワタスゲ満開の戦場ヶ原（二荒山中宮祠〜男体山〜志津乗越〜光徳入口〜戦場ヶ原〜竜頭の滝）

2015年06月13日(土) [日帰り]

• GPS: 09:46
• 距離: 25.7km
• 登り: 1,470m
• 下り: 1,446m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:16
• 休憩: 1:28
• 合計: 9:44

6:40 二荒山神社中宮祠
7:41 7:43 四合目
8:32 8:47 七合目
9:58 10:01 二荒山神社奥宮
10:03 10:25 男体山
12:12 12:49 志津避難小屋
12:53 12:54 志津乗越
13:18 13:18 太郎山・志津分岐
13:49 13:49 梵字飯場跡（新駐車場）
14:13 14:13 光徳三本松分岐
14:26 14:26 光徳入口バス停
14:50 14:52 小田代橋
14:56 15:00 泉門池
15:17 15:17 青木橋
15:55 15:56 赤沼分岐
16:04 16:04 しゃくなげ橋バス停
16:19 16:20 竜頭の滝（龍頭之茶屋）
16:24 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■行き
宇都宮までは4号線バイパスで。
元々、深夜割引目当てで下道を引っ張りましたが、高速を使わなくても意外と早く、草加（外環と4号線の交差点）から宇都宮までちょうど100kmで1時間半ちょっとくらい。深夜割引適用となる日付が変わる前に宇都宮ICに着いてしまいました。これだけ早いのは新たな発見。
宇都宮からは日光宇都宮道路で。

清滝ICを降りてから、いろは坂手前のパーキングで前泊（眠くなってしまったので・・・）。
5:00に起きてから竜頭の滝駐車場へ。5:30過ぎに到着で、先着は7〜8台。
6:00に竜頭の滝駐車場で待ち合わせてから、二荒山中宮祠に移動。すでに第一駐車場は満車。第二駐車場も手前は満車で奥の方へ。

■帰り
いろは坂の下半分がノロノロ運転でしたが、動かないというほどではなし。
清滝ICから先は行きと同じ道を。宇都宮ICから先の119号で少し混雑。1km弱の渋滞で、抜けるのに20分ほど。そこから先は草加まで順調。

コース状況／危険箇所等

人も多い山で全体によく整備されており、普通に気をつければ特に危険という箇所はなし。

■二荒山中宮祠〜男体山
この日は人もいっぱい。小学生に満たないかな？という親子も3〜4組、見かけました。
登り一辺倒ですが、途中で道の雰囲気や、周りの植生が変わるので、単調にはならずに楽しむことができます。

■男体山〜志津乗越
下が滑ったり、段差が大きいところが多かったり、倒木が道をふさいでいるところが多かったりで、意外と歩きづらい。
シャクナゲはツボミで、まだこれから。イワカガミはあちこちできれいに咲いていました。

■志津乗越〜光徳入口
下り基調の長い林道歩き。ノンビリと緑を楽しむにはいい道だと思います。

■戦場ヶ原
木道が中心で、スニーカーでも十分。山歩き装備の我々は、完全にオーバースペック（そりゃそうですね）。
ワタスゲがちょうど見ごろを迎えていました。ズミもいい時期かと思っていましたが、花は見当たらず。

写真

6/13 6:40

梅雨の谷間の快晴！！！
気分よく、行ってきまっす！！！

6/13 6:43

まずはお参り。

6/13 6:49

あっという間に一合目。

6/13 7:18

足元にはミヤマキンバイ。

6/13 7:19

三合目。二合目は見落とした？

6/13 7:23

三合目を過ぎると林道。振り返るとすでに中禅寺湖。
奥に見えているのは社山ですね。

6/13 7:29

なが〜い林道歩き。

6/13 7:44

四合目。登山道入り口の鳥居。

6/13 7:58

ほとんど散っていましたが、ちょっとだけ残っていたシロヤシオ。

6/13 8:03

五合目。

6/13 8:06

ちょっと登ると、まったく雰囲気が違って見えます。

6/13 8:19

六合目。

6/13 8:45

七合目。

6/13 8:45

この辺りは岩場。
右手薬指剥離骨折中なので、ちょっと苦労します（なら、来るな！という話もあり）。

6/13 8:46

足元にはニガイチゴの花も。

6/13 9:04

七合目から八合目の間の神社。後から地図を見ると、滝尾神社だったらしい。

6/13 9:05

竜が口を開けたように見える木。青空に向かって吠えているように見えます（私だけか？）。

6/13 9:12

八合目。

6/13 9:36

長い階段上り。

6/13 9:43

登り切ったあたりが森林限界。
一気に視界が開けます。

6/13 9:43

戦場ヶ原と、奥には日光白根山。

6/13 10:01

登り切って奥宮。

6/13 10:02

向かって左側には二荒大神像。

6/13 10:03

中禅寺湖方面。奥の方には皇海山。

6/13 10:03

左から太郎山、大真名子山と奥にチョロっと小真名子山、女峰山。

6/13 10:11

日光市街地方面は雲の下。

6/13 10:17

山頂の剣。青空に映えていい感じ。

6/13 10:23

裏面からも。

6/13 10:30

下山を始めるとすぐに山桜（タカネザクラかな？）が。

6/13 10:35

太郎山と、奥に見えるのは会津駒ヶ岳（多分・・・）。

6/13 10:40

青空に映えて、なんとも。

6/13 10:44

女峰山。

6/13 10:53

シャクナゲは残念ながら、まだツボミ。

6/13 10:59

その代わり、イワカガミはいっぱい！
これは少し、白めの個体。

6/13 11:10

ミヤマカタバミ。

6/13 11:16

イワカガミ群生中。

6/13 11:17

足をとめながら、チンタラと進みます。

6/13 11:27

志津に降りる道は、基本的に樹林帯。

6/13 11:31

所々にミツバオウレンも。

6/13 12:02

途中で少し、樹林帯を抜けると真正面に太郎山が近くに。

6/13 12:15

志津の避難小屋で。

6/13 12:17

腰を下ろした横にはシロバナヘビイチゴ。

6/13 12:57

志津乗越を過ぎて、先ほど登ってきた男体山を振り返る。

6/13 14:01

レンゲツツジ。

6/13 14:13

ミヤマキンバイ。

6/13 14:13

6/13 14:19

ヒメイチゲ。

6/13 14:23

ヒメカラマツ。

6/13 14:30

長い林道歩きを終えて、光徳の戦場ヶ原入口。

6/13 14:40

最初に開けた箇所で、戦場ヶ原越しの男体山。

6/13 14:41

小真名子、大真名子、男体山。

6/13 14:51

小田代橋近辺。

6/13 15:01

泉門池の休憩場から。

6/13 15:08

同じような感じですが、少しずつ雰囲気が変わってきて、足が止まります。

6/13 15:12

ウマノアシガタ。

6/13 15:14

群生中。

6/13 15:24

ニッコウナツグミ（のようです・・・）。

6/13 15:25

この辺りから少し、雲ゆきが怪しく・・・

6/13 15:28

ようやく、目当てのワタスゲが！！！

6/13 15:44

辺り一面を埋め尽くすワタスゲ。
来たかいがありました！

6/13 15:45

文字通り、「根こそぎ」倒れた木。倒れた後も新しく、最近になって倒れた模様。

6/13 15:49

ようやく、開けた場所に、

6/13 15:51

ポヨポヨしていて可愛らしい。

6/13 15:51

一面のワタスゲ。

6/13 15:52

ワタスゲの戦場ヶ原と男体山。

6/13 15:54

こちらは太郎山。
あと1時間早ければ、晴天下のワタスゲを拝めたのでしょうが。タイミングが悪かったのですが、まあ、しょうがない。

6/13 16:11

ひそやかにツマトリソウ。

6/13 16:18

竜頭の滝、滝上の橋の上から見下ろしたところ。

6/13 16:23

下から。流れがなんとも滑らか。

6/13 16:49

二荒山中宮祠まで戻ってきたときには、男体山は雲の中でした。

撮影機器：

D3300 ニコン

装備

個人装備

ザック(40L) ザックカバー クッカー ガスボンベ コッヘル 昼ご飯 非常食 ハイドレーション 水 レインウェア ジャケット 防寒着 帽子 手袋 ストック ヘッドランプ ライター サングラス 地図 スマホ カメラ ロールペーパー 救急用品 サバイバルシート 予備靴ひも 携帯簡易トイレ 保険証 タオル ツェルト

感想

dai_t

4月にテレビのハイキング特集番組で放映されていたのを見て、無性に行きたくなってしまったワタスゲ時期の戦場ヶ原。
早めに会社の同僚を誘って予定は立てつつも、どうしても梅雨の時期となるため、天気に恵まれなそうなら翌週スライド、それでもダメなら翌年繰り越しでいいや、とゆるい感じで（まあ、いつもそんな感じですが・・・）。
1週間前から週明けはイマイチ予報でしたが、段々と好転。木曜から晴れ予報になったため、予定どおり結構です。

登りは6km弱で1,200mを登る急登。
最近、標高差のあるところを歩いてきたつもりですが、質が違います。
と、思っているところを同行の会社同僚はスタコラと。確かに10歳以上、年は違いますけどね。色々と言い訳は考えつつも、年の差（って時点で言い訳）による体力差は否めませんね。
二荒山中宮祠からの登りは、急だということもあり、振り返ったときの景色はバツグン。途中での植生の変化も楽しむことができ、意外と長い時間の登りですが、飽きることがありません。
途中の岩場、手を使ったほうがよいところもあります。私は3週間前にやってしまった右手薬指のはく離骨折が治っていない状態で来てしまっていたため、手を使う場所はちょっと、苦労しました。もっとも、普通の状態であれば、さほどの苦労はないのではないかと・・・

山頂でお約束の剣を写真に収めたあとには、長い樹林帯の道を志津乗越へ。
二荒山中宮祠からの登山道に比べると、ゆるめのイメージがあったのですが、意外や下りづらい。途中、多少、開けることはあったものの、また、所々に花は咲いていたものの、基本的には樹林帯の景色が変わらない道で、正直、飽きました・・・

志津乗越からはなが〜い林道歩き。
ダラダラとした下り一辺倒の道ですが、ノンビリと周りの緑を楽しむには、良い道だと思います。が、このあたりはかなり個人の好みも反映されるのかと。
実際、私の同行者は雰囲気を楽しむでもなく、スタコラと行ってしまっていましたし（笑）。

戦場ヶ原は、ちょうどワタスゲが見ごろだったように思います。
ちょうど開けた場所についた頃には、雲ってしまっていたのは残念でしたが、梅雨入り直後でそんな贅沢を言うことはできません。まあ、それでも満開のワタスゲを楽しむことはできました。

結果的には、ソコソコ天気にも恵まれ、満足の行く山行でした。
関東近辺の山で近く手頃で、登山中の景色の変化も楽しむことができ、山頂の景色もよく、そしてなにより、トレーニングにはもってこいかも。実際、そんな感じの方や、トレランの方も見られました。

＃　前々から、花は山に登るひとつの楽しみだと思っており、花の種類を覚えたかったのですが、メンドくさい度の方が優っており、なかなか手をつけることができませんでした。最近になってようやく、本屋でふと、高山植物の本を手に取り花の勉強をはじめました。そんなわけで、独学もいいとこの高山植物の初心者ですのへで、間違っていたらご指摘ください。。。