ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 659875
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士外輪山縦走 〜稲子→天子ヶ岳→毛無山→雨ヶ岳→竜ヶ岳→本栖湖〜

2015年06月13日(土) 〜 2015年06月14日(日)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
36.7km
登り
3,300m
下り
2,459m

コースタイム

1日目
山行
8:40
休憩
0:20
合計
9:00
9:30
210
稲子駅
13:00
13:20
250
ユートリオ
17:30
17:30
60
18:30
2日目
山行
10:00
休憩
1:20
合計
11:20
5:20
80
6:40
6:40
70
7:50
7:50
30
8:20
8:20
30
8:50
8:50
40
9:30
9:30
30
10:00
10:00
20
10:20
10:20
40
11:00
11:30
0
11:30
11:30
30
12:00
12:00
60
13:00
13:10
50
14:00
14:00
30
14:30
14:50
50
15:40
16:00
40
16:40
本栖入口バス停
天候 1日目 晴→曇 2日目 雨→曇
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
・身延線 稲子駅 駅前駐車スペースあり
・富士急バス 本栖湖→富士宮(1360円)
※HPのダイヤと実際のダイヤが変わっています。
コース状況/
危険箇所等
【稲子?尾根】
尾根の名前がわかりませんが、稲子駅裏側から入る尾根は登山道がありません。
(469号線と芝川の間の尾根)
ほとんど獣道と林道になります。
迷いやすく歩きづらいのでルートは参考にしないようお願いします。

【天子岳ハイキングコース】
展望が無く、人気のないコースですが整備はされているので迷うことはないと思います。
1〜24の指標があり、その次が田貫湖側のコースと合流し、すぐ頂上です。
のっぺりした斜面で意外と急な登りが多いので割と疲れます。

【長者ヶ岳〜天狗岳〜熊森山〜雪見岳〜金山】
ここは地形図では破線になっていますが、熟練者向けというわけではありません。
踏み跡ははっきりしていて、痩せ尾根はあるもののそれほど危険箇所はありません。
気付かず通り過ぎてしまうピークや下りの分岐はあります。
地蔵峠から少し下った処に水場があるようです。
水場は唯一ここだけです。
地蔵峠までは誰にも会いませんでした。

【毛無山】
山頂は名前ほど禿げていません。
200名山という事もあり、ここの山には登山者が複数パーティ登頂されていました。

【竜ヶ岳】
笹薮の登りやすいコースです。
富士外輪山(西部)の、山々の山頂からの展望はここが1番良いです。
稲子駅に15台ほどの駐車スペースあり
田舎は駅前でもお金がかからない!なんて素晴らしい!
2
稲子駅に15台ほどの駐車スペースあり
田舎は駅前でもお金がかからない!なんて素晴らしい!
雨覚悟だったけど天気も良好!このまま持ちこたえてくれ!
1
雨覚悟だったけど天気も良好!このまま持ちこたえてくれ!
踏切を渡り民家の横を通っていく
踏切を渡り民家の横を通っていく
林道を行く
草が生い茂る
標識も何もないからただ前へ進む
標識も何もないからただ前へ進む
新緑満開
たしかこの辺で渡渉があったはず、
たしかこの辺で渡渉があったはず、
丸太は渡れません
下に梯子がついていました。
丸太は渡れません
下に梯子がついていました。
岩がぬめっていて滑りやすい
岩がぬめっていて滑りやすい
沢沿いに進むと遺跡に遭遇!?
ダムです。
間違って進みすぎました
沢沿いに進むと遺跡に遭遇!?
ダムです。
間違って進みすぎました
・・・この茂みを進むのかなぁ?…全然違いました。
・・・この茂みを進むのかなぁ?…全然違いました。
その手前に尾根に取り付くルートがうっすらありました
左手の鉄パイプ付近
その手前に尾根に取り付くルートがうっすらありました
左手の鉄パイプ付近
踏み跡がなんとなくあるもののルートというのか…
足元はフカフカした土で脆く、捕まる木々も腐っていて手がかり足がかりが悪い
登山コースではなく、獣道
踏み跡かとおもっても、それは動物たちの足跡でした。
これが本当の山の道なんだろうな
踏み跡がなんとなくあるもののルートというのか…
足元はフカフカした土で脆く、捕まる木々も腐っていて手がかり足がかりが悪い
登山コースではなく、獣道
踏み跡かとおもっても、それは動物たちの足跡でした。
これが本当の山の道なんだろうな
散々苦労してわずかな陽が差す平地に到着
1
散々苦労してわずかな陽が差す平地に到着
かなり朽ちていましたが小屋がありました
こんな山奥にも住んでた人がいたのか…!?
かなり朽ちていましたが小屋がありました
こんな山奥にも住んでた人がいたのか…!?
その後も竹林にハマり
3
その後も竹林にハマり
崩れ去った神社らしき建物まで。

誰も知らない、たぶん地元の人も知らない昔々の村
冒険心が燃えます
崩れ去った神社らしき建物まで。

誰も知らない、たぶん地元の人も知らない昔々の村
冒険心が燃えます
しかし、何しろ道がないので距離が全然進まない
しかし、何しろ道がないので距離が全然進まない
道に出たと思ったら林業用の作業路
さすがに道の無いところを進むのが辛くなってきたので少しでも利用させてもらう
道に出たと思ったら林業用の作業路
さすがに道の無いところを進むのが辛くなってきたので少しでも利用させてもらう
名もなき草原のピークもいくつかありましたが、草の背丈も高く時間が押してるため、ピークにこだわってはいられません!
名もなき草原のピークもいくつかありましたが、草の背丈も高く時間が押してるため、ピークにこだわってはいられません!
林道は歩き易くて救われます
林道は歩き易くて救われます
少し開けたとこで富士山がひょっこり
少し開けたとこで富士山がひょっこり
なかなか気持ちい道
ピークは巻きます
なかなか気持ちい道
ピークは巻きます
雲が多くなってきたので崩れそう
1
雲が多くなってきたので崩れそう
標識も何も無いから突然ピークで出くわすこともしばしば
2
標識も何も無いから突然ピークで出くわすこともしばしば
もう道無き道を進むのはやめて歩けるコースを進むことにしたんだけど、
途中、ルートが見つけられず峠から一度下ることに…

ここはユートリオのハイキングコース
もう道無き道を進むのはやめて歩けるコースを進むことにしたんだけど、
途中、ルートが見つけられず峠から一度下ることに…

ここはユートリオのハイキングコース
天子岳ハイキングコースを行く
1
天子岳ハイキングコースを行く
未だに手持ちの地図の枠内に入れません
此処まではすべてスマホからの地形図とコンパスで来ました
未だに手持ちの地図の枠内に入れません
此処まではすべてスマホからの地形図とコンパスで来ました
展望も無く地図にも載ってないようで天子岳ハイキングコースは人気がないみたいです
看板は新しいので迷うことはありません
1〜24まであります
展望も無く地図にも載ってないようで天子岳ハイキングコースは人気がないみたいです
看板は新しいので迷うことはありません
1〜24まであります
山頂が近づくにつれガスガス
山頂が近づくにつれガスガス
もう展望は期待できませんね
もう展望は期待できませんね
天子岳頂上
富士見展望 何も見えません
富士見展望 何も見えません
さらに長者ヶ岳へ進みます
日没との勝負です
さらに長者ヶ岳へ進みます
日没との勝負です
暗く霧がかった森
道がある有難さを感じます
1
暗く霧がかった森
道がある有難さを感じます
長者ヶ岳到着

ベンチとテーブルは本当にありがたい!
長者ヶ岳到着

ベンチとテーブルは本当にありがたい!
今夜は炒飯
田貫湖と天狗岳への分岐
奥が天狗岳方面 地図ではここからが破線
田貫湖と天狗岳への分岐
奥が天狗岳方面 地図ではここからが破線
巨大ミミズに遭遇
大きさがわかるように手を入れて撮ろうとしたら体当りで反撃されました
巨大ミミズに遭遇
大きさがわかるように手を入れて撮ろうとしたら体当りで反撃されました
天狗岳分岐
ピークは気付かず通り過ぎました

ルートは看板の右手前を登ります
下ると佐野方面へ下りてしまいます
天狗岳分岐
ピークは気付かず通り過ぎました

ルートは看板の右手前を登ります
下ると佐野方面へ下りてしまいます
鉄塔の下に管理用の小屋がありました。
鉄塔の下に管理用の小屋がありました。
すでに機能されていなく、緊急時の避難になんとか使える程度でしょうか
2
すでに機能されていなく、緊急時の避難になんとか使える程度でしょうか
熊森山

…熊の仕業!?
熊森山

…熊の仕業!?
笹が生い茂りますが藪漕ぎほどではありません
笹が生い茂りますが藪漕ぎほどではありません
井之頭峠分岐
ナメクジ
雪見岳山頂
ガスが晴れて西側に南アルプスの山々が!!
こーしちゃいられん!早く展望のあるとこに行きたい!
スピードが2割り増しになりました。
ガスが晴れて西側に南アルプスの山々が!!
こーしちゃいられん!早く展望のあるとこに行きたい!
スピードが2割り増しになりました。
金山山頂

なんつーか、雑!
2
金山山頂

なんつーか、雑!
地蔵峠

ここの分岐を下れば水場があるらしいけど、今は急勾配を往復したくない…

後々、それが命取りに…
地蔵峠

ここの分岐を下れば水場があるらしいけど、今は急勾配を往復したくない…

後々、それが命取りに…
富士山の眺望が…!
2
富士山の眺望が…!
地蔵峠から毛無山の途中でシャリバテ
マヨチュッチュに救われる
地蔵峠から毛無山の途中でシャリバテ
マヨチュッチュに救われる
ようやく毛無山頂上
1
ようやく毛無山頂上
残念ながら
すぐにガッスガス

ここで昼飯
すぐにガッスガス

ここで昼飯
毛無山最高点
雨ヶ岳山頂
端足峠分岐
竜ヶ岳の登り
雨ヶ岳がガスに巻かれてる
雨ヶ岳がガスに巻かれてる
登るにつれて緩やかな斜面になる
登るにつれて緩やかな斜面になる
おや、富士山がまた顔を出してくれた。
おや、富士山がまた顔を出してくれた。
竜ヶ岳頂上
雨ヶ岳、毛無山が少しだけ
雨ヶ岳、毛無山が少しだけ
大木に塞がれる下山道
大木に塞がれる下山道
残りの水ラスト!!
2
残りの水ラスト!!
ゴール地点の本栖湖に到着!!
ゴール地点の本栖湖に到着!!
いやー痺れた〜!!
4
いやー痺れた〜!!
本栖湖→富士宮の富士急バス時刻表が変更になっています。
本栖湖→富士宮の富士急バス時刻表が変更になっています。

感想

キッツい登りがしたい
脚がもげそうなくらい歩きたい
最後はヘロヘロになって下りてきたい


やっぱりテン泊縦走が好きです!


最近は日帰り用のザックばかりで重みが物足りない…
テント泊装備のバックパックを背負うとしっくりくる

ズシッ…

ハァハァ…

そうそう、これこれ!


最近ふと気になっていたのが富士外輪山の縦走


前夜に出発予定が、目を閉じたら朝になってしまい、
9:30に稲子駅スタートと遅れを取ってしまう。
ヤマレコを参考にさせてもらったルートが登山道ではなく
ハッキリした踏み跡もないので想像よりも横着してしまい、
結局、道無き道を進むことに…
これが本当に体力と時間がかかった…

踏み跡を見つけたと思ったら動物たちの通り道。獣道です。
でも同じようにそこを通ると少し歩き易い。どこを通れば楽かわかってるんだなぁきっと。
動物は山歩きの大先輩ですもんね。
ただ、道が交差しまくってるので、迷いやすい。
※この尾根のルートは参考にしないようご注意ください。



途中で通れそうな道を見失い、ユートリオの方まで一度、峠を下ることに…

集落のある通りを歩いてると、通り過ぎた軽自動車が猛スピードでバックしてきました。
どうやらここの区長さんで、昔山登りをしていたそう。
デカいザックを背負って歩いてる姿を放って置けなかったのでしょう!
軽トラの荷台にザックを載せ、天子ヶ岳登山口の前まで乗せてってくれました。
少しだけ楽しちゃいました!
でもこうゆうのも憧れます♪やっぱり地方の人は温かい!


この日は天子ヶ岳を経て長者ヶ岳で一夜を過ごす。
ガスで視界はありませんが、テーブルとイスがあって有り難かった。

天狗岳、熊森山、雪見岳、毛無山、雨ヶ岳と縦走していくのですが、
この時期の暑さを甘く見ていました。
汗がダラダラ、この体を燃やすような感じがたまらないんですが
予定以上に水分を消費…。
水3ℓ+ポカリ1ℓ持ってきたのですが、これではゴールまで持たない…!
この縦走路では小屋が一切無いので水分補給ができません。
唯一、地蔵峠を下れば水場があるようですが、急降を往復するのを身体が拒む…
雨ヶ岳の下りでは疲労と、塩分、糖分が切れ、脚の痺れが止まらなくなり動けなくなりました。
食料はまだ何食か残っていたものの、お湯を作らないと食べられません…!!
飲み水は残しておきたい…
そこで、非常食としてガムとビタミン剤にはかなり救われました。
予備食と非常食の違いを感じさせられました。

縦走ラストは思い出の地、竜ヶ岳です。
冬にしか登ったことの無い山で、この時期は展望もあまり効きませんが
最後に富士山が顔を出してくれました。
今まで歩いてきた天子山塊は、残念ながらガスでほぼ見えません。

ゴールの本栖湖に到着した時は感動しました。
あぁ、帰ってこれたって…

限界を乗り越えましたが、まだ時間と水を用意すればさらに先へ行けそうです!
いつか富士外輪山(北部)も縦走するぞー!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1930人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら