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Yamareco

記録ID: 661166
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北アルプスの女王・燕岳

2015年06月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.4km
登り
1,460m
下り
1,460m

コースタイム

03:50 第1駐車場
03:59 中房温泉登山口(〜04:10)
04:50 第1ベンチ
05:21 第2ベンチ(〜05:30)
06:00 第3ベンチ
06:36 富士見ベンチ(〜06:42)
07:12 合戦小屋(〜07:27)
08:43 燕山荘(〜09:22 昼食)
10:00 燕岳(〜10:20)
11:00 燕山荘(〜11:10)
11:44 合戦小屋(〜11:55)
12:12 富士見ベンチ
12:30 第3ベンチ
12:50 第2ベンチ
13:06 第1ベンチ
13:29 中房温泉(〜13:34)
13:40 第1駐車場
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・中房温泉登山口から数百メートル下に登山者用の無料駐車場あり。
(第1〜第3)
コース状況/
危険箇所等
・合戦尾根に鎖場やハシゴ、三点支持を要する危険な岩場はありません。
・合戦小屋から上の稜線の残雪は歩きやすく踏み固められており、
 アイゼンは必要ないと思われますが、各自自己判断でお願いします。
(※合戦小屋から上の稜線の雪が解けた夏道には鎖場があるそうですね。)
その他周辺情報 ・駐車場に程近い有明荘の温泉は日帰り入浴650円です。
まだ真っ暗な4時前、第1駐車場を出ます。
2015年06月14日 03:59撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 3:59
まだ真っ暗な4時前、第1駐車場を出ます。
少し舗装路を歩けば登山口の中房温泉。登山届を出してトイレを済ませ、出発です。
2015年06月14日 04:14撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 4:14
少し舗装路を歩けば登山口の中房温泉。登山届を出してトイレを済ませ、出発です。
序盤から九十九折で地味な急登が延々と続きます。
2015年06月14日 04:46撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 4:46
序盤から九十九折で地味な急登が延々と続きます。
40分ほど登って少しだけ下った先が第1ベンチ。この手前と先でやや気持ち悪くなり、リバース・・・。
2015年06月14日 05:00撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 5:00
40分ほど登って少しだけ下った先が第1ベンチ。この手前と先でやや気持ち悪くなり、リバース・・・。
まだ新緑が綺麗です。
2015年06月14日 05:02撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 5:02
まだ新緑が綺麗です。
更に地味な急登は続きます。
2015年06月14日 05:19撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 5:19
更に地味な急登は続きます。
合戦小屋まで伸びている資材運搬用のケーブル。
2015年06月14日 05:30撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 5:30
合戦小屋まで伸びている資材運搬用のケーブル。
ケーブルの下をくぐった少し先が第2ベンチ。
2015年06月14日 05:31撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 5:31
ケーブルの下をくぐった少し先が第2ベンチ。
まだ先は長い。
2015年06月14日 05:39撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 5:39
まだ先は長い。
コイワカガミが綺麗に咲いていました。
2015年06月14日 05:53撮影 by  NEX-5, SONY
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コイワカガミが綺麗に咲いていました。
徐々に樹林帯の隙間から彼方の稜線が見えてきます。常念岳でしょうか?
2015年06月14日 06:02撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 6:02
徐々に樹林帯の隙間から彼方の稜線が見えてきます。常念岳でしょうか?
そして登ります。
2015年06月14日 06:03撮影 by  NEX-5, SONY
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そして登ります。
まだまだ登ります。
2015年06月14日 06:08撮影 by  NEX-5, SONY
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まだまだ登ります。
第3ベンチ。
2015年06月14日 06:10撮影 by  NEX-5, SONY
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第3ベンチ。
登って登って・・・
2015年06月14日 06:31撮影 by  NEX-5, SONY
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登って登って・・・
でもまぁ、キツさ加減は丹沢の大倉尾根と同程度でしょうか。
2015年06月14日 06:39撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 6:39
でもまぁ、キツさ加減は丹沢の大倉尾根と同程度でしょうか。
富士見ベンチ。
2015年06月14日 06:50撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 6:50
富士見ベンチ。
少しずつこうした花崗岩が増えてゆきます。
2015年06月14日 07:07撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 7:07
少しずつこうした花崗岩が増えてゆきます。
合戦小屋に到着。小休止!
2015年06月14日 07:22撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 7:22
合戦小屋に到着。小休止!
鬼のレリーフ。
2015年06月14日 07:30撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 7:30
鬼のレリーフ。
鬼の彫り物。
2015年06月14日 07:30撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 7:30
鬼の彫り物。
ケーブルの終着点。
2015年06月14日 07:31撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 7:31
ケーブルの終着点。
2015年06月14日 07:31撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 7:31
小屋を過ぎるとこのように残雪箇所が出てきます。アイゼンは不要でしょう。
2015年06月14日 07:44撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 7:44
小屋を過ぎるとこのように残雪箇所が出てきます。アイゼンは不要でしょう。
と、進行方向左手に目を向けると槍の穂先!朝イチの気持ち悪さは何処へやら。俄然テンション上がります。
2015年06月14日 07:47撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 7:47
と、進行方向左手に目を向けると槍の穂先!朝イチの気持ち悪さは何処へやら。俄然テンション上がります。
山頂前の最後の休憩地点。
2015年06月14日 07:59撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 7:59
山頂前の最後の休憩地点。
2015年06月14日 07:59撮影 by  NEX-5, SONY
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アイゼンはつけませんが慎重に。彼方には燕岳と燕山荘が。
2015年06月14日 08:01撮影 by  NEX-5, SONY
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アイゼンはつけませんが慎重に。彼方には燕岳と燕山荘が。
雪道箇所も整備され、踏み固められています。
2015年06月14日 08:03撮影 by  NEX-5, SONY
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雪道箇所も整備され、踏み固められています。
おお〜はっきり見えてきた!
2015年06月14日 08:16撮影 by  NEX-5, SONY
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おお〜はっきり見えてきた!
あと少し。
2015年06月14日 08:39撮影 by  NEX-5, SONY
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あと少し。
手前の大天井岳付近にはガスが掛かろうとしています。
2015年06月14日 08:40撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 8:40
手前の大天井岳付近にはガスが掛かろうとしています。
最後の階段。
2015年06月14日 08:48撮影 by  NEX-5, SONY
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最後の階段。
ようやく燕山荘に到着!
2015年06月14日 08:53撮影 by  NEX-5, SONY
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ようやく燕山荘に到着!
いや〜〜君に逢いたかったよ!やっと逢えたね(辻仁成風に)。
2015年06月14日 08:55撮影 by  NEX-5, SONY
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いや〜〜君に逢いたかったよ!やっと逢えたね(辻仁成風に)。
眼前にそびえる燕岳の全貌。言葉を失うほど雄大で美しいです。
2015年06月14日 08:56撮影 by  NEX-5, SONY
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眼前にそびえる燕岳の全貌。言葉を失うほど雄大で美しいです。
そして槍ヶ岳。何処から見ても立派な佇まいですね。
2015年06月14日 08:56撮影 by  NEX-5, SONY
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そして槍ヶ岳。何処から見ても立派な佇まいですね。
三俣蓮華岳、鷲羽岳方向。
2015年06月14日 08:57撮影 by  NEX-5, SONY
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三俣蓮華岳、鷲羽岳方向。
いろんな角度から撮りまくりです。
2015年06月14日 08:57撮影 by  NEX-5, SONY
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いろんな角度から撮りまくりです。
昼食タイムとします。
2015年06月14日 09:06撮影 by  NEX-5, SONY
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昼食タイムとします。
ザックをデポし、燕の山頂へ向かいます。しかし本当に素晴らしいフォルムです。
2015年06月14日 09:33撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 9:33
ザックをデポし、燕の山頂へ向かいます。しかし本当に素晴らしいフォルムです。
最高の稜線歩きです。
2015年06月14日 09:35撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 9:35
最高の稜線歩きです。
そしてイルカ岩と槍。君にも逢いたかった!やっと逢え…(以下略)
2015年06月14日 09:38撮影 by  NEX-5, SONY
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そしてイルカ岩と槍。君にも逢いたかった!やっと逢え…(以下略)
ハクサンイチゲ…でしたっけ?違う?
2015年06月14日 09:43撮影 by  NEX-5, SONY
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ハクサンイチゲ…でしたっけ?違う?
徐々に山頂が近づきます。
2015年06月14日 09:46撮影 by  NEX-5, SONY
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徐々に山頂が近づきます。
何度も振り返り、その度に槍に向かってシャッターを切ってしまいます。
2015年06月14日 09:46撮影 by  NEX-5, SONY
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何度も振り返り、その度に槍に向かってシャッターを切ってしまいます。
と、岩場の上に目を向けると…おお!雷鳥!!初めて見たぞ。大感激。
2015年06月14日 09:51撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 9:51
と、岩場の上に目を向けると…おお!雷鳥!!初めて見たぞ。大感激。
もうすぐです。
2015年06月14日 09:58撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 9:58
もうすぐです。
山頂直下のメガネ岩と槍。
2015年06月14日 10:01撮影 by  NEX-5, SONY
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山頂直下のメガネ岩と槍。
合戦尾根も稜線も山頂直下もこのようにとても綺麗に道が整備されています。
2015年06月14日 10:04撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:04
合戦尾根も稜線も山頂直下もこのようにとても綺麗に道が整備されています。
振り返り、燕山荘から大天井への表銀座の稜線。その奥に穂高。
2015年06月14日 10:06撮影 by  NEX-5, SONY
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振り返り、燕山荘から大天井への表銀座の稜線。その奥に穂高。
2015年06月14日 10:07撮影 by  NEX-5, SONY
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あそこが山頂。
2015年06月14日 10:11撮影 by  NEX-5, SONY
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あそこが山頂。
そして到着!!!ようやく女王のお膝元へ。
2015年06月14日 10:19撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:19
そして到着!!!ようやく女王のお膝元へ。
お隣の北燕岳。時間があればあっちまで往復したかったですが今回は我慢です。
2015年06月14日 10:19撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 10:19
お隣の北燕岳。時間があればあっちまで往復したかったですが今回は我慢です。
山頂はこの程度の狭いスペースです。
2015年06月14日 10:20撮影 by  NEX-5, SONY
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山頂はこの程度の狭いスペースです。
北アルプス中の山が全部見渡せるかと思うほどの大パノラマでした。
2015年06月14日 10:22撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:22
北アルプス中の山が全部見渡せるかと思うほどの大パノラマでした。
名残惜しいですが山頂を後にします。また来ることを誓って…。
2015年06月14日 10:27撮影 by  NEX-5, SONY
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名残惜しいですが山頂を後にします。また来ることを誓って…。
前穂〜北穂が見えますね。
2015年06月14日 10:34撮影 by  NEX-5, SONY
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前穂〜北穂が見えますね。
表銀座の稜線も今度はぜひとも進んでみたいです。
2015年06月14日 10:28撮影 by  NEX-5, SONY
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表銀座の稜線も今度はぜひとも進んでみたいです。
2015年06月14日 10:35撮影 by  NEX-5, SONY
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2015年06月14日 10:35撮影 by  NEX-5, SONY
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2015年06月14日 10:37撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 10:37
メガネ岩の奥に槍…はどんなに角度を変えても無理でしたが、前穂は見えました。
2015年06月14日 10:38撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:38
メガネ岩の奥に槍…はどんなに角度を変えても無理でしたが、前穂は見えました。
なにか落書き?が彫ってあるのですね。
2015年06月14日 10:39撮影 by  NEX-5, SONY
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なにか落書き?が彫ってあるのですね。
2015年06月14日 10:42撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:42
2015年06月14日 10:42撮影 by  NEX-5, SONY
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そして先ほど見かけた地点にまだ雷鳥が佇んでいるではないですか。恐る恐る近づいてみます。
2015年06月14日 10:46撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:46
そして先ほど見かけた地点にまだ雷鳥が佇んでいるではないですか。恐る恐る近づいてみます。
遂に超至近距離にて雷鳥と遭遇。こんなに近づいても全く逃げません。
2015年06月14日 10:47撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:47
遂に超至近距離にて雷鳥と遭遇。こんなに近づいても全く逃げません。
堂々として凛として。とても立派でした。
2015年06月14日 10:47撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:47
堂々として凛として。とても立派でした。
これは雄。今の時期、雌は産卵期にてあまり出てこないそうですね。
2015年06月14日 10:47撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:47
これは雄。今の時期、雌は産卵期にてあまり出てこないそうですね。
しばらくするとゆっくり岩場から離れてゆきました。ありがとう、と何度も心の中で呟きましたよ。
2015年06月14日 10:48撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 10:48
しばらくするとゆっくり岩場から離れてゆきました。ありがとう、と何度も心の中で呟きましたよ。
山荘へ戻ります。
2015年06月14日 11:02撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 11:02
山荘へ戻ります。
お土産を探していたら赤沼オーナーがいらしたのでお願いして一緒に1枚。泊まって赤沼さんのホルンが聞きたいです。
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お土産を探していたら赤沼オーナーがいらしたのでお願いして一緒に1枚。泊まって赤沼さんのホルンが聞きたいです。
それにしてもこの燕山荘のお土産グッズは充実していましたね。
2015年06月14日 11:11撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 11:11
それにしてもこの燕山荘のお土産グッズは充実していましたね。
徐々にガスが掛かり始めています。
2015年06月14日 11:13撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 11:13
徐々にガスが掛かり始めています。
君ともお別れ。
2015年06月14日 11:14撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 11:14
君ともお別れ。
後ろ髪引かれる思いで下山です。
2015年06月14日 11:20撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 11:20
後ろ髪引かれる思いで下山です。
来た道をそのままピストンで戻ります。
2015年06月14日 11:44撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 11:44
来た道をそのままピストンで戻ります。
しばしトイレ休憩。
2015年06月14日 12:02撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 12:02
しばしトイレ休憩。
2015年06月14日 12:03撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 12:03
ふむふむ。なるほど。
2015年06月14日 12:05撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 12:05
ふむふむ。なるほど。
残っているエネルギーをフル稼働し、ガンガン下ります。
2015年06月14日 12:14撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 12:14
残っているエネルギーをフル稼働し、ガンガン下ります。
合戦小屋から第1ベンチまで約1時間。イッキです。
2015年06月14日 13:17撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 13:17
合戦小屋から第1ベンチまで約1時間。イッキです。
そして中房温泉到着。
2015年06月14日 13:43撮影 by  NEX-5, SONY
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そして中房温泉到着。
駐車場まで少しトボトボ。
2015年06月14日 13:46撮影 by  NEX-5, SONY
6/14 13:46
駐車場まで少しトボトボ。
週末でしたが第1駐車場は少し空きがあったようですね。
2015年06月14日 13:51撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 13:51
週末でしたが第1駐車場は少し空きがあったようですね。
お風呂はここ、有明荘にて。650円で至福の瞬間。
2015年06月14日 14:44撮影 by  NEX-5, SONY
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6/14 14:44
お風呂はここ、有明荘にて。650円で至福の瞬間。
撮影機器:

感想

北アルプスの女王・燕岳にようやく登ることが出来ました。

ようやく、というのには理由があります。この燕岳は私の憧れの山の1つでしたので何年も前より毎年のように登る計画を立ててはいたのですが、その度ごとに天候不良だったり私の都合が悪くなったりでキャンセル続き。全く相性の合わない山だったのです(皆さんにもそういう山ってないですか?)。今回も梅雨時期で猫の目のように変わる天気予報に一喜一憂しながら何とか大丈夫そうだったのでようやく決行!に至ったのです。この燕岳は絶対に天気の良い日に登りたいですから…。

今回も車中泊の日帰り弾丸登山にて中房温泉第1駐車場には土曜夜に到着。そしてまだ夜が明けない4時前に出発。中房温泉の登山口からは九十九折の急登続き。鎖場や三点支持の岩場など危険個所は全くないものの、序盤から骨が折れます。更に第1ベンチに着く頃に胃の調子も悪くなり、何度か草むらに吐いてしまいました。ん〜大丈夫か??

その後もずーっと同程度の中・急登が続きますが、胃の中が空っぽになってかえって身軽になり?ゆっくりながらも一定のペースにて進みます。合戦小屋から先の稜線はまだ残雪もあるもののアイゼンを付ける必要が無い程度。徐々に見えてくる燕山荘、右を見れば燕岳、左を見れば槍ヶ岳の景観に気持ちはどんどん逸ってゆきます。そして燕山荘到着。目に飛び込んできた憧れの燕岳の美しすぎるフォルム、北アルプスが全部見渡せるのでは・・・と思う程の大パノラマに言葉を失い、ただただ立ち尽くすのみでした。

少し早い昼食後に燕岳への往復。イルカ岩にメガネ岩、その他の様々な奇岩に目を奪われつつ山頂へ。そして燕山荘に戻る際に、遂に雷鳥との初遭遇。しかも超至近距離!夢中でシャッターを切りましたが全然逃げないんですね。人間を怖く思っていないし、そもそもこうした高山であまり外敵もいないのでしょうか。悠然とした佇まいがとても立派でした。

名残惜しくも下山。寂しくなるので後ろを振り返ることもなく、休憩も合戦小屋以外は殆どとらずにイッキに下りました。最後は有明荘での温泉で至福のひとっ風呂。最高の山行を終えることが出来ました。

最初に書いたように何度も何度も計画が頓挫した末にやっと実現した燕岳登山。なんというか、北アルプスの女王の御屋敷に入ろうとしては断られ、その繰り返しを経てやっと家に中へ入れてもらえた気分です(笑)。そしてこの燕岳の頂から見えた北アルプスの雄大な山々はこれから登ってみたいところばかり。アルペン気分が益々掻き立てられた大満足の山行でした。

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コメント

☆お疲れさまでした☆
燕岳の景色、サイコーですね。
レポにも書かれていた様に、ようやく憧れの山に登れて、本当によかったですね。

私も、登りたい憧れの山々が沢山ありますが、アルプスの山となると、モット経験を積まないと、ナカナカ行けないナーなんて思っています。

燕岳からの展望は、さすがアルプスの山!とても素晴らしい景色ですね。
私も、あのイルカに会いに、いつか行ってみたいと、思いました。
2015/6/22 22:16
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kaz01様
こんにちは!コメントありがとうございます(^^)

はい、ようやく念願の一座に登ることが出来て良い余韻が残っています。燕岳、山のフォルムも美しいし周囲は大パノラマだし、最高でした。願わくば、次回行くチャンスがあるならばもっとゆっくり楽しみたいなと思います。

kaz01さんご夫妻も是非チャレンジされてみて下さい。合戦尾根は確かに急登が続きますが、キツさは大倉尾根に多少毛が生えたくらいですよ(^^) 私もkaz01さんたちも普段丹沢でこれだけ鍛えているのですから絶対に大丈夫です(←私が大丈夫言うな!という話もありますが 笑)。これからもレポ、楽しみにしております。
2015/6/23 15:16
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
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この記録で登った山/行った場所

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