大ナゲシ北稜 初・懸垂下降実践！

2024年04月07日(日) [日帰り]

• GPS: 07:58
• 距離: 7.1km
• 登り: 1,110m
• 下り: 1,093m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:32
• 休憩: 1:26
• 合計: 7:58

5:35 赤岩橋登山口
8:03 8:32 野栗沢諏訪山
9:38 9:46 小ナゲシ
10:27 11:00 大ナゲシ
11:15 11:15 1493m峰（大ナゲシ分岐）
11:26 11:26 赤岩峠
11:37 11:52 赤岩岳
12:01 12:02 赤岩峠
12:11 12:11 自記雨量計跡
13:33 赤岩橋登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

赤岩橋の路肩
舗装路ですが、1キロ弱手前から落石、小枝が散乱してるので注意。

コース状況／危険箇所等

近年、歩く人が増えたようであちこちに踏み跡あり、どのルートで行くかは人それぞれ。と言っても尾根なので、岩をどのように巻くか、直登、降下するかの判断です。
懸垂下降3箇所でありました。
（ロープは30m）

下山は一般道の破線ルートですが、沢沿いで1部荒れ気味のところも。基本踏み跡テープ、ケルン等ありますが、そこだけありません。浮石多く歩きにくい。軽い飛び石の渡渉5〜6回。

写真

4/7 5:39

赤岩橋に車を停めたら少し戻って小さな「くりみばし」を渡り、左手の尾根に取り付く。

4/7 5:46

急登でいきなり汗だく。
地面湿ってて手袋泥だらけ。

4/7 6:23

この辺りはアセビが多い。他は鹿さんが食べちゃったのね。でも少し咲いててかわいい。

4/7 6:40

ここが最初のP1073。
この先で懸垂だよなぁ。ロープ足りなかったら巻いて何とかしなきゃなぁ。。緊張してムズがゆい。

4/7 6:46

それらしき所でセルフ取って下を覗く。あれ？空中懸垂じゃなかったっけ？ここじゃないのか？

4/7 7:03

慎重に支点となる木を選んで、取りあえずロープを垂らしてみる。なんだ、平気そう。

4/7 7:12

セットにもたついたものの、問題なくクリア。

4/7 7:12

すぐ横にハングしてる岩が。後半空中懸垂になるのはこっちだったのね。

4/7 7:20

そのすぐ横を降りてきた。

4/7 7:20

下から見ると懸垂した右側を巻けばゴボウで降りられそうな感じもするけど。

4/7 7:38

野栗沢諏訪山への登り。ごちゃごちゃしてる。

4/7 7:46

四足歩行が多かったので、翌日脚より腕が筋肉痛。。

4/7 7:55

ヤマレコ足跡が二手に分かれてるところ。最短で行けそうな右を選択。

4/7 8:03

野栗沢諏訪山。
祠が無惨な姿に。数年前はちゃんと建ってたようだけど。。

4/7 8:20

その先で初めての展望。
左から赤岩岳〜大ナゲシ〜小ナゲシ。北稜からしか見られない、この並びいいね。

4/7 8:26

ここの降りも懸垂かなぁと思ったけど、

4/7 8:29

取りあえず降りられるところまでと思ったら、

4/7 8:29

なんだかんだとそのまま降りて来れちゃいました。
ここも人それぞれなのでしょう。

4/7 8:35

振り返って、野栗沢諏訪山。
どこを歩いたんだか。とても降りられそうもなく見えて、意外と歩けるという不思議。

4/7 8:38

登るのが面倒そうな岩を何度か巻く。

4/7 8:41

P1356の登り。

4/7 8:52

ピークは特に何も無く。

4/7 9:06

すぐその先が懸垂箇所。
セットして覗いたらハングってる様子。
ロープは地面に届いてたのでそのままGO！

4/7 9:08

6〜7m位？空中懸垂。
良かった練習しておいて♪

4/7 9:20

小ナゲシへの登り。もうずっと汗だくでしんどい…。

4/7 9:39

小ナゲシ山頂。
小さな山頂プレートあるはずなのに、、見つけられない😢

4/7 9:42

大ナゲシ目前

4/7 9:45

見晴らし良し！
甲武信ヶ岳方面。
手前は雁掛峠から続く稜線だと思う。こちらも歩きたい。

4/7 9:58

で、3回目の懸垂下降。
毎回支点選びに迷って時間かかる〜
慣れたけど、ロープ回収するときは引っかからないか毎回ドキドキ。

4/7 10:23

小ナゲシ降りて登ったら一般道に合流！

4/7 10:25

大ナゲシ直下の鎖場を登ると、、

4/7 10:28

大ナゲシ山頂ー！
3年半ぶり2度目。あの頃は北稜の存在すら知らなかった。

4/7 10:28

こっちのプレートも。
ここは行動時間と距離以上に疲れた〜

4/7 10:29

赤岩尾根と後ろに両神山と八丁尾根。ここは来るたびに自分の成長を感じられて嬉しい。

4/7 10:30

小ナゲシ

4/7 10:31

雁坂嶺〜破風山〜木賊山〜三宝山
間にちょこんと甲武信ヶ岳
（タカヤマさん、ハスラーさんのレコを参考に😅）

4/7 10:32

八ヶ岳、まだ雪たっぷり。

4/7 10:33

浅間山も。自分ではその場では雪山しか山座同定できん😅

4/7 11:27

大ナゲシから赤岩峠に降りてきた。
途中楽しそうな四人パーティとスライド。この日会った唯一の登山者。

4/7 11:33

時間があるのでここでちょっと寄り道。赤岩岳直登出来ないかなぁと甘い考えで偵察しに行く。

4/7 11:35

ここはハスラーさんのレコしか見ていない。基部を左ってあったな。

4/7 11:39

踏み跡あるぞ。トラバースして少し上を登ること2回。

4/7 11:45

この先登れそうな所が無くなる。。。かろうじて2箇所どうかなぁって所があったけど、5分ほどウロウロ迷ってやめた😅

4/7 12:01

諦めて赤岩峠へ戻ってきた。
ちゃんと調べないと登れないという、私もまだまだだなぁ。

4/7 12:20

下山の破線ルート。

4/7 13:18

沢沿いのゴーロ歩きと落ち葉のトラバースが多くてなかなか大変。

4/7 13:32

林道の先に自分の車が見えてきた！
お疲れ〜

4/7 14:25

帰路の国道で。至る所に咲いてる桜が満開！やっぱり街中より里山の桜のがきれいだなぁ。快適なドライブでした〜

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

TORQUE G06 KYG03 au 京セラ

感想

えっちゃん

今年から懸垂下降を取り入れるべく、これまで練習を、自宅→近所の河川敷の斜面→筑波山の林道横の崖→栃木の鹿沼岩山で空中懸垂と登り返しも一緒に練習を重ねてきた。

本番で行きたかったルートがこの大ナゲシ北稜。
懸垂をある程度習得した今、これまで諦めていたルートが出来る！ワクワクしながらも、もしロープ足りなかったらどうしよう。。ちゃんと懸垂箇所見極められるかな。。とか不安が絶えない。でもこの一歩を越えなければなりたい自分になれない。
思い切ってやって良かった。
北稜は色々なルート取りが出来そうで、正解は一つじゃない。自分のカンを信じて進むドキドキがたまらない。懸垂そのものはなんてことないけど、支点選びと、降りた後の見通しをつけるのが難しい。相当数をこなさなければ、いざという時対処するのが厳しいなと思った。
それと、ロープと下降装備一式で2キロちょいが悩ましい。日帰りならいいけど、テント装備では気が進まない。
まだ手際が悪く、一回の懸垂で20分程かかってしまい、3度目は正直面倒くさいと思ってしまった。クライミングで懸垂下降の事故が多いのも頷ける。慣れてきた頃が危ない。面倒くさがり屋を自覚しつつ、一つ一つ丁寧にこなそう。何事も初心忘るべからず、この北稜を歩けたことに感謝して、次に繋げよう。