【山口県下関市】鋤先山〜竜王山(深坂自然の森より周遊)



- GPS
- 05:14
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 601m
- 下り
- 588m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(20台以上の駐車スペース、トイレも有ります) |
コース状況/ 危険箇所等 |
深坂キャンプ場〜雌鋤先山までは、整備された木段が大半。 雌鋤先山〜鋤先山〜竜王山の縦走路は、稜線歩き、基本、樹林のトンネルを歩きます。整備され道幅も広く快適です。 竜王山〜深坂峠は、急坂の尾根歩き。木の根が多いので、滑りに注意。 8回の直進(急坂)コースと、尾根を下巻での迂回コースの分岐があります。整備されていますので、歩きやすいです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
初めて、山口県の山に登りました。
下関市にある竜王山です。
昨年、子どもと一緒に登ろうかなって計画していた山なのですが、結局、挑戦出来ずじまいで、ここまでのびのびになってしまいましたが、今回、登ってきました。
今回は、先月の5月6日の福智山系の『焼立山』登山以来に、母と一緒に登りました。母は、ちょっと体調を崩していたのもあって、久しぶりだったし、かなり不安がっていましたが、夏山対策ということで、防虫のスコーロンの衣服上下、シェード、グローブなどの万全対策で、登ったので、結果、虫被害も皆無で、肌の弱い(私もですが)母でも、快適に歩けました。良かったです。
母が、下関市の山に登ってみたい!との希望もあったので、竜王山を選んだのですが、結果として、かなりハードな山だな。って思いました。ただ道は整備されているので、楽しい山歩きが出来ました。天候にも恵まれ、同行の母も喜んでくれたので、良かったです。
調べてみると、登山口は、深坂峠からの直登コースが人気の様ですが、ガイド本『山口県の山』によると、鋤先山との縦走コースが楽しい!と紹介されていたので、是非、縦走したいと思いました。深坂自然の森には、キャンプ場もあり、複数の登山取り付きがあるようで、キャンプ場からスタートして鋤先山から登って、稜線を竜王山に向かって縦走し、深坂峠に下山し、舗装道を戻れば、周遊出来そうと分かり、チャレンジしてみる事にしました。
深坂自然の森には、何カ所かに、割と広い駐車スペースがあるようで、何処に停めようか?悩みましたが、地元の方々にお伺いしたら、とても親切に教えて下さいました。それで、キャンプ場に近く、下山時も、なるべく舗装道歩きが短くて済む場所を選び駐車しました。
駐車場から、自然遊歩道で、森の中をゆるやかに下ってゆき、ものの5分で、キャンプ場に到着です。キャンプ場付近の森は、ディキャンプ?をしている子どもたちの沢山のはしゃぐ声と目を輝かせ走り回る姿で溢れています!!
森の家(キャンプ場メインのハウス)の傍を通り、すぐに、地元の方々から教えて頂いた、登山道の取り付き口の木段に到着しました!
序盤から、急登の木段を登ります。整備されていて、快適に登る事ができますが、結構な急登で、なんか、企救自然歩道の「小文字山」の登山道の木段を彷彿しました!!母も、久しぶりなので、キツそうでしたので、とにかく焦らずに慎重に一歩づつゆっくりと登りました。
しばらく登ると、視界が開けた草原の広場に出ます。取り付きの標識案内にあった、「見晴らし広場」のようです。
なかなかの絶景で、振り返ると、下関市と彦島、海とそれに、北九州(戸の上山)の山も見えてなかなか気持ちが良いです!!
そこからは、また樹林のトンネルの中を登っていきます。
一カ所、急坂で、足場がぬかるんだ場所があり、ずるずる滑りそうになりましたが、慎重に登ります。足場の悪い箇所は、その先にはなく、この一カ所だけでした。
木段の急坂をひたすら、登って、ベンチのある支稜線に出ます。
ここで、水分補給の休憩をし、少し向きを西に変えながら、また急坂の木段を登り、ようやく、開けた場所に出ます。
そこが、雌鋤先山の山頂でした。山頂というよりは、稜線のピークって感じです。ここからは、南北の本稜線歩きになります。
左(南)に行けば、本稜線を下って行く感じなので、ここは、右折(北)し、鋤先山を目指します。一旦、険しい急坂を慎重に下って、鞍部に出たら、また木段で登ります。ここもずっと樹林帯のトンネルで、風も通る感じで、涼しく、とても気持ちよく歩けます。地形的にも、北側に向かって本稜線を歩くのですが、左側(西側)は、すぐ響灘の海なので、風が結構通ってるようです。道幅も狭くなく、快適に歩ける縦走路です。母も、「ここは、気持ちがいいね」としきりに言ってました。
ただ、ずっと、急な登りの木段が続くので、母は何度も小休止しながら登ってました。私も、まさかこんなにハードとは…意外だったので、何度も振り返りながら、母を待ちました。大丈夫かな?と心配でしたが、コツコツと歩く母は、なかなかの根性だな。って思いました。
やがて、鋤先山山頂に到着です。
高度も500メートルを越えたので、開けた展望は素晴らしく、響灘、瀬戸内海に挟まれた下関の地形が半島の様に感じました。その先に、関門海峡を挟んで、北九州が見えるのですが、ここからは、下関の山や彦島に隠れて、海峡がみえないので、なんか、陸続きみたいに見えました。
記念写真を撮って、竜王山を目指します。
また鞍部に下がって、少し、右側(東側)に進路を変え、緩やかに登りますが、ここも樹林のトンネルで、涼しいです。この縦走路は、夏でも快適に歩けそうだな。って思いました。
ベンチのあるピークで、東側に分岐の道があります。指導標識などは、なかったのですが、地形図で確認すると、どうも、この道が、深坂峠登山道〜の道のような気がしました。このあと、竜王山山頂で居合わせた地元の方に、伺うと、間違いない様でした。帰りは、こちらから下山します。
分岐のピークから、また北側に向きを変え、少し下って、いよいよ山頂への最後の急坂(ここも木段)が始まります。
今回は、結果、木段が延々と続くハードな道でしたので、久しぶりの母は、何度も休憩しながら登りました。私はそのペースに合わせたので、結果、一度も息があがる事なく良い感じで登れました。幾分かは、体力がついたのかもしれないですね。
山頂は、大展望でした!
先ほどの、鋤先山の展望を更に高くした感じで、歩いた、鋤先山も低く、その向こうに、雌鋤先山がもっと低く見えます。その先には、九州の山です。
戸の上山〜足立山が逆向きに見えるので面白かったです。
地図って、基本、北が上を向いているので、ここから南を向くと、地図を逆さまにして見ている様でした。そんな事があきらかに分かる程、関門海峡を挟んだ、下関市と北九州(企救半島)の地形は入り組んでいるんだな。って思いました。
東側には、小野田市宇部市の海岸線。西側には、吉見の海岸線(山陰)。両サイドを海に挟まれて、絶景の山頂でした!!
そういえば、小倉〜も、山口県を見ると、どっしりとした山塊が見えるのですが、それが、今回登頂した竜王山なんだ!と初めて実感が湧きました。
北側には、稜線が続き、「鬼ヶ城」が見えます。更に、遠くには、頂上に鉄塔らしきものが見える「華山」の勇姿もくっきりと見えました!!
初めて登った山口県の山ですが、なかなか素晴らしい山頂でした!!
そして、なんと山頂には、鐘がありました!!
登った直後は誰もいなかったので、母と二人で鐘を鳴らしました!!
結構、力強い鐘の音が響き渡り、達成感が更に心地よいものになりました!!
ベンチがあったので、陽射しは強かったですが、おにぎりとゼリーを食べてから下山しました!!!
下山は、来た道を戻り、先ほどのベンチのあるピークから東側に下り、深坂峠へおりました。こちらも、尾根を急坂でおりる感じで、割とハードでした。途中、8つの分岐があり、「直進」「迂回」とそれぞれのコースになっています。最初は、直進を選んだのですが、結構急な傾斜で、木の根が張り出していて滑りそうになるし、振り返ると、母の足の運びが少しおかしかったので、尋ねたら、「少しヒザが痛い」というので、2回めからは、全て「迂回」コースでゆっくりおりました。
迂回コースは、尾根を下から巻く様なコースです。そんなに遠回りでもない感じの印象でした。個人的には、大好きな歩きやすい登山道だと思いました。
ベンチが要所で何カ所かあり、休憩をとりながら歩けたので助かりました。
そして、ゆっくりと確実と下り、深坂峠の登山口に到着です。到着前は、シダの繁る赤土で、滑らない様に細心の注意をしました。
深坂峠登山口には、『内日三山縦走路/東登山口』と記したキレイな看板がありました。内日三山とは、竜王山〜鬼ヶ城山〜狩音山の事です。いつの日か、経験を積んで実力がついたら、縦走に挑戦してみたいな。と思います。
さて登山口へ下りて来たので、ここからは、舗装道を少し歩きますが、緩やかな下りだったので、無理なく歩けました。舗装道が嫌な場合、深坂自然の森の中を歩きながら戻る事もできそうですが、今回は、駐車場の位置からすると遠回りになりそうなので、舗装道を歩きました。
途中、右側の歩いた尾根が見えます。
母も「あそこをあるいたなんて信じられない」って、達成感に溢れた言葉を盛んにしていました。舗装道歩きになってからは、膝は痛みがなかったようですが、久しぶりの山歩きだったので、ちょっとハードなコースだったかな?って後悔もしましたが、まぁ無事に完歩できて良かったと思います。
帰りは、川棚温泉に浸かって帰りました。
竜王山と縦走路は、想像以上に整備されたコースで快適でした!
これから、また山口県の山も歩いてみたいな!って思います!
コメント
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慣れ親しんだ山々でも違う土地から眺めると新鮮ですよね♪
お母様膝が良くないんですか?
でもしっかり歩かれてる、脱帽です(((^_^;)
お疲れ様でした♪
Shu1102さん
コメントくださりありがとうございます!!
本当にその通りで、地図とは真反対の方角で見たので、新鮮そのものでした。
この季節は、山頂から海が見える展望は、いいですね〜。
Shu1102さんが歩かれた「可也山」に、母と登ってみようか?と思います。
母は、ここ2ヶ月近く登っていなかったので、長く歩いたのでヒザに負担がかかったようです。でも、それまで、沢山、山に登って、その良さを分かっているので、登りたいみたいです。
これからは、月に1〜2度のペースで、母を連れて、展望の良い山歩きが出来たらいいなぁ。と思っています。それが一番の親孝行みたいです!!
天気も上々で良かったですね!
お母さまひさびさに登られたのですね!
拝見してるこちらも頑張れ!頑張れ!って応援してしまいますね!
joseph兄貴!一年間で九州縦断出来る位
歩いてませんか?八年で日本縦断ですね!
kensuiさん
コメント下さりありがとうございます!
本当に、梅雨の晴れ間で、幸運でした。展望の良い山歩きができました!
母も、久しぶりの山行でしたが、本当に頑張ってました。
山口県って言っても、下関市は、小倉からだと、福岡方面や英彦山方面に行くよりも、行きやすいんですよね。なので、これから、山口県の山も歩いてみたいですね。
ここ最近で、ようやく10km近く歩ける様になったばかりで、総距離なんて、そんなに、歩いてないですよ!
ただ、ここのヤマレコのmap機能を見てると、つい赤線で結びたくなるんですよね!
自分でも単純だなぁ…って、思うのですが…(苦笑)
その通り!英彦山系結びたいんです!これも楽しみの一つですね!!
kensuiさんも、そうでしたか。
ということは、次は、岳滅鬼山でしょうか?
そのまま、小石原に抜けて、嘉穂アルプス縦走、そして、宝満山方面へ繋ぐ、壮大なルート制覇だったりでしょうか?
私も、いつかは、達成してみたいと思ったりもしますが…いつになるやら。です。
古処山系(汗)三郡山系(滝汗)ヽ(´Д`;)ノ
地図見たら、結構な距離ありそうですね。
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