記録ID: 6727346
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
霊仙・伊吹・藤原
鈴鹿山脈主稜線�◆仝涸瞭宗僧鄒膸�
2022年11月06日(日) [日帰り]
岐阜県
滋賀県
yamaaruki108
- GPS
- 10:25
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 1,469m
- 下り
- 1,465m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 10:25
距離 23.4km
登り 1,469m
下り 1,472m
7:57
7:58
52分
P656（五僧山）
8:50
60分
P695
9:50
10:00
70分
P746
11:10
58分
P794
16:20
妛原
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
五僧峠から霊仙山の間はP656からの下りとP695へ登る途中の岩場が要注意です。 全ルートを通して踏み跡は比較的明瞭で問題ないと思います。 |
写真
午前5時55分に駐車地を出発。権現谷林道を歩いて行きます。実は、今年の3月にも今回と同じ目的でこの道を五僧峠に向かったが、記録的な豪雪の影響が残っており、道路は雪崩落ちた雪で寸断されていて元行者窟の先で引き返した経緯があった。今回はその時のリベンジということにもなります。
拍手11/6 6:08
午前5時55分に駐車地を出発。権現谷林道を歩いて行きます。実は、今年の3月にも今回と同じ目的でこの道を五僧峠に向かったが、記録的な豪雪の影響が残っており、道路は雪崩落ちた雪で寸断されていて元行者窟の先で引き返した経緯があった。今回はその時のリベンジということにもなります。
この道を歩くのは今回で4度目になりますが、このあたりには秘境の地に入って行くような雰囲気を毎回感じます。
50分ほど歩いて白谷の出会いまで来ました。白谷橋から振り返った急な斜面はリョウシへの登山口です。もちろん一般道ではないので標識も何もありませんが、ここからリョウシ、コザトを経て霊仙山まで行くことが出来ます。私も昨年福寿草を見るために登りました。取り付きは振り返るのも怖い急斜面です。
11/6 6:45
50分ほど歩いて白谷の出会いまで来ました。白谷橋から振り返った急な斜面はリョウシへの登山口です。もちろん一般道ではないので標識も何もありませんが、ここからリョウシ、コザトを経て霊仙山まで行くことが出来ます。
私も昨年福寿草を見るために登りました。取り付きは振り返るのも怖い急斜面です。
私も昨年福寿草を見るために登りました。取り付きは振り返るのも怖い急斜面です。
さらに歩いて保月からのアサハギ林道と合流します。このまま権現谷林道を行くとこの先で五僧峠からの道と合流しますが、かなり大回りな道となりそうなので時間の節約のためここからショートカットして行きます。
11/6 7:02
さらに歩いて保月からのアサハギ林道と合流します。このまま権現谷林道を行くとこの先で五僧峠からの道と合流しますが、かなり大回りな道となりそうなので時間の節約のためここからショートカットして行きます。
小さな涸れ沢に沿って緩く登って行きます。踏み跡もあり特に問題はありませんでした。
林道と合流して少し行くと五僧峠です。午前7時15分着。説明板によると、ここは美濃と近江を結ぶ交通の要地で、”島津越え”とも呼ばれる歴史のある峠です。
11/6 7:27
林道と合流して少し行くと五僧峠です。午前7時15分着。説明板によると、ここは美濃と近江を結ぶ交通の要地で、”島津越え”とも呼ばれる歴史のある峠です。
有名な鈴鹿山脈縦走の木板。今日の予定を無事クリヤー出来れば、あと残るのは五僧峠と鞍掛峠の間のみとなります。鈴鹿峠から油日岳までが抜けているが縦走の対象とならないのだろうか。
11/6 7:25
有名な鈴鹿山脈縦走の木板。今日の予定を無事クリヤー出来れば、あと残るのは五僧峠と鞍掛峠の間のみとなります。
鈴鹿峠から油日岳までが抜けているが縦走の対象とならないのだろうか。
鈴鹿峠から油日岳までが抜けているが縦走の対象とならないのだろうか。
登山口から20分ほどで急な登りは終わります。その後少し下ったあと登り返すとP656。午前7時55分着。自然林に囲まれた雰囲気のいいところです。紅葉がなかなか綺麗。
11/6 7:59
登山口から20分ほどで急な登りは終わります。その後少し下ったあと登り返すとP656。午前7時55分着。
自然林に囲まれた雰囲気のいいところです。紅葉がなかなか綺麗。
自然林に囲まれた雰囲気のいいところです。紅葉がなかなか綺麗。
ここからは左の尾根に入り込まないように注意して右の方へ下って行きます。
始めは緩やかな下りだったが鞍部に近づくと傾斜はきつくなり、最後の数十メートルは張られたロープを補助に使って慎重に下って行きます。
11/6 8:10
始めは緩やかな下りだったが鞍部に近づくと傾斜はきつくなり、最後の数十メートルは張られたロープを補助に使って慎重に下って行きます。
本日最初の難関を通過してP695との鞍部に着きました。鞍部の標高は530mほどなので、ほぼ五僧峠の高さまで下って来たことになります。
11/6 8:12
本日最初の難関を通過してP695との鞍部に着きました。鞍部の標高は530mほどなので、ほぼ五僧峠の高さまで下って来たことになります。
鞍部からはP695へと登り返します。始めはざらついた斜面の急登ですが短いので大きな問題はありません。むしろ下りの方が厳しいかも。そのあとは普通の尾根道を登って行きます。
11/6 8:21
鞍部からはP695へと登り返します。始めはざらついた斜面の急登ですが短いので大きな問題はありません。むしろ下りの方が厳しいかも。そのあとは普通の尾根道を登って行きます。
たのしくいこうと書かれています。確かにこのあたりのような道が続けば楽しいです。
登り詰めたあたりで大きな岩を左に巻く道があったので、それを行くと左は急な斜面で落ちたら一巻の終りというようなところ。必死で手がかり、足がかりを確保しながら通過しました。本日最大の難所でした。（写真は通過してから撮ったものです）
11/6 8:40
登り詰めたあたりで大きな岩を左に巻く道があったので、それを行くと左は急な斜面で落ちたら一巻の終りというようなところ。
必死で手がかり、足がかりを確保しながら通過しました。本日最大の難所でした。（写真は通過してから撮ったものです）
必死で手がかり、足がかりを確保しながら通過しました。本日最大の難所でした。（写真は通過してから撮ったものです）
尾根に戻って振り返って見ると道のようなものがある。ロープも設置されており、どうやら大岩を直登するルートのようでした。確認していないので何とも言えないが、巻き道よりもこちらの方が良かったかも。
11/6 8:42
尾根に戻って振り返って見ると道のようなものがある。ロープも設置されており、どうやら大岩を直登するルートのようでした。
確認していないので何とも言えないが、巻き道よりもこちらの方が良かったかも。
確認していないので何とも言えないが、巻き道よりもこちらの方が良かったかも。
直登ルートの岩の先端まで行ってみると絶景でした。遠くに鈴ヶ岳や御池岳、頭陀ヶ平。左の双耳峰は三国岳かな。
午前8時50分にP695に到着。五僧峠からここまでで何と1時間半近くも費やしてしまいました。しかしP695から先は、距離はあるもののこれまでのような難所はないと思われますので、紅葉を鑑賞しながらのんびりと行くことにします。
11/6 8:50
午前8時50分にP695に到着。五僧峠からここまでで何と1時間半近くも費やしてしまいました。
しかしP695から先は、距離はあるもののこれまでのような難所はないと思われますので、紅葉を鑑賞しながらのんびりと行くことにします。
しかしP695から先は、距離はあるもののこれまでのような難所はないと思われますので、紅葉を鑑賞しながらのんびりと行くことにします。
鞍部から次のP724への登りに差しかかると地面から紅葉が生えてきている。始めは落ち葉かと思ったがそうではないようでした。初めて見ました。何なんでしょう。
11/6 9:05
鞍部から次のP724への登りに差しかかると地面から紅葉が生えてきている。始めは落ち葉かと思ったがそうではないようでした。初めて見ました。何なんでしょう。
P724へ登って行きます。右手は幼木を護るためのネットのようです。しばらく続きます。
午前9時20分にP724に到着。ここから林道へ下る道があるようですが下り口は分かりませんでした。
P724から15分ほどで標高750mほどのピークに着く。まわりは樹林に囲まれて展望はなしです。そこからは左に下って行きます。
P746に向かう途中の稜線。こういうところは歩いていて気持ちが良い。
午前9時50分にP746に到着。ここまで碌に休んでいないので腰を下ろして休憩しました。なかなか雰囲気の良いところです。
植林と自然林の境を歩いて午前10時35分にP736に到着です。特に何もないところですが、ここからP794にかけての紅葉がとても綺麗でした。
11/6 10:37
植林と自然林の境を歩いて午前10時35分にP736に到着です。特に何もないところですが、ここからP794にかけての紅葉がとても綺麗でした。
P794へ緩く登って行きます。P695からP794までの距離は4.5kmほどあるが、その間標高は100mほどしか上がっていない。所要時間は2時間ほどでのんびりと歩けるところです。
11/6 11:05
P794へ緩く登って行きます。P695からP794までの距離は4.5kmほどあるが、その間標高は100mほどしか上がっていない。所要時間は2時間ほどでのんびりと歩けるところです。
午前11時10分にP794に到着。紅葉した木々の間にソノドが見えます。
P794から少し急登して午前11時30分にP872に着きました。
登りついた900mほどの小ピークからP953にかけては展望が開けてきます。小ピークからは左にソノド、中央遠くに烏帽子岳、その右に御池岳や鈴ヶ岳が見えます。
11/6 11:41
登りついた900mほどの小ピークからP953にかけては展望が開けてきます。小ピークからは左にソノド、中央遠くに烏帽子岳、その右に御池岳や鈴ヶ岳が見えます。
P953からは恵那山や南・中央・北アルプスなどの中部山岳方面の展望があった。また北には写真のとおり伊吹山とその右後ろに能郷白山。さらにその右遠くに加賀の白山も見えました。
11/6 11:58
P953からは恵那山や南・中央・北アルプスなどの中部山岳方面の展望があった。
また北には写真のとおり伊吹山とその右後ろに能郷白山。さらにその右遠くに加賀の白山も見えました。
また北には写真のとおり伊吹山とその右後ろに能郷白山。さらにその右遠くに加賀の白山も見えました。
午前12時20分に谷山に到着。幾つものピークを越えてやっとです。しかし特に何もないので先に進みます。
四丁横崖に向かって少し行くと霊仙山の展望が開けました。左に最高点、中央左寄りに霊仙山、その右に経塚山が見えます。経塚山の右手前の丸い丘の上に避難小屋がポツンと。
11/6 12:16
四丁横崖に向かって少し行くと霊仙山の展望が開けました。左に最高点、中央左寄りに霊仙山、その右に経塚山が見えます。経塚山の右手前の丸い丘の上に避難小屋がポツンと。
四丁横崖に到着です。ここは柏原からの登山道と合流する地点で、実質的にはここで赤線が繋がったことになります。漆ヶ滝方面は通行禁止のようです。
11/6 12:24
四丁横崖に到着です。ここは柏原からの登山道と合流する地点で、実質的にはここで赤線が繋がったことになります。漆ヶ滝方面は通行禁止のようです。
避難小屋の手前から谷山と登ってきた道を振り返る。遠くには御嶽山などの中部山岳。
午前12時40分に避難小屋に到着しました。ここで休憩して炭水化物を補給します。
経塚山から辿ってきた道を見る。ソノドの手前の緑の稜線が辿って来た鈴鹿主稜線です。主稜線の左端に谷山。そこから左手前の避難小屋を通ってここまでやってきました。
11/6 13:09
経塚山から辿ってきた道を見る。ソノドの手前の緑の稜線が辿って来た鈴鹿主稜線です。主稜線の左端に谷山。そこから左手前の避難小屋を通ってここまでやってきました。
午後1時25分に霊仙山に到着です。五僧峠から6時間かかりました。ここも12年振りです。
最高点です。ここには昨年の3月にリョウシ、コザト経由で来ています。
最高点からの眺め。北の伊吹山から東の中部山岳方面です。手前には谷山や経塚山が見えます。以下、中部山岳方面を望遠で。
南アルプス南部。右から上河内岳、聖岳、赤石岳、荒川岳。左手前は恵那山。
笠ヶ岳の左に双六、三俣蓮華方面。中央左寄りに水晶岳と黒部五郎岳。この時間にこれだけ見えればまずまずです。
少し慌ただしかったが、風も強く少し寒いので午後1時50分に下山を始めます。帰りは目の前に見える西南尾根を下って行きます。
西南尾根上部からは辿ってきた鈴鹿主稜線がよく見えます。真ん中の緑の山並みが主稜線です。起伏が少ないことがよく分かります。手前の自然林の稜線はリョウシ、コザトから続くものです。また主稜線の後ろの大きな山はソノドです。
このあたりは3つの稜線が並行しています。
11/6 13:58
西南尾根上部からは辿ってきた鈴鹿主稜線がよく見えます。真ん中の緑の山並みが主稜線です。起伏が少ないことがよく分かります。
手前の自然林の稜線はリョウシ、コザトから続くものです。また主稜線の後ろの大きな山はソノドです。
このあたりは3つの稜線が並行しています。
手前の自然林の稜線はリョウシ、コザトから続くものです。また主稜線の後ろの大きな山はソノドです。
このあたりは3つの稜線が並行しています。
上の写真の南（右）側です。遠くに御池岳方面の山々。 手前の稜線がリョウシから続くもの。大きな高まりはコザトです。その上が鈴鹿主稜線。目だったピークはありませんがP746が見えています。
11/6 13:59
上の写真の南（右）側です。遠くに御池岳方面の山々。 手前の稜線がリョウシから続くもの。大きな高まりはコザトです。その上が鈴鹿主稜線。目だったピークはありませんがP746が見えています。
近江展望台付近からの眺め。遠くは御池岳方面。左に烏帽子岳も見えます。手前は稜線が入り混じっていて分かりにくいが、主稜線のP746やP695、P656が見えます。
11/6 14:28
近江展望台付近からの眺め。遠くは御池岳方面。左に烏帽子岳も見えます。
手前は稜線が入り混じっていて分かりにくいが、主稜線のP746やP695、P656が見えます。
手前は稜線が入り混じっていて分かりにくいが、主稜線のP746やP695、P656が見えます。
上の写真の右端付近の拡大です。五僧峠の上の鉄塔が見えています。
近江展望台からは岩の中の歩きにくい下りとなります。右端の影となっている谷が今朝歩いてきた権現谷です。 リョウシの後ろにP656、P695が見えます。
11/6 14:38
近江展望台からは岩の中の歩きにくい下りとなります。右端の影となっている谷が今朝歩いてきた権現谷です。 リョウシの後ろにP656、P695が見えます。
急坂を下ったため足をガクガクさせながら紅葉の林の中を緩く下って、午後3時15分に笹峠を通過。
午後3時55分に登山口に到着。長かった五僧峠からの縦走もここでお終いです。
夕暮れの雰囲気が漂う林道を妛原の駐車地に向かいました。途中で紅葉の鍋尻山を見上げる。
感想
鈴鹿山脈主稜線で歩き残しているのは北部の霊仙山から鞍掛峠までの間です。しかしこの間を日帰りで歩くのは不可能なので、今回は五僧峠から霊仙山までを対象としました。
ルートは、権現谷林道の道路事情がよく分からないので出発点は妛原とし、未知である主稜線部分を登りとすることから、妛原から権現谷林道を歩いて五僧峠まで行き、五僧峠から主稜線を辿って霊仙山を越え、西南尾根を下って妛原まで戻って来る反時計回りとすることにしました。
結果としては、多少の時間の遅れはあったが無事計画通りに歩き通すことが出来、また綺麗な紅葉や中部山岳の眺めもあって快適な山行でした。これで鈴鹿主稜線の未踏区間は五僧峠と鞍掛峠の間のみとなりました。
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