山行記録: Mt.FUJI100 2024

⁡データ大きくGPXアップロードできず。備忘録のみ。
---------------

2024.4.25-26 Mt.FUJI100（旧UTMF）
⁡
富士山麓のトレイルを繋ぐウルトラレース、マウントフジ100に参加してきました。

これまでウルトラレース参戦は2017&2018;美ヶ原80km、2022&2023;野辺山100km、2023奥信濃100kmの5本のみ。

100マイルという途方もない距離は今回が初めての挑戦でしたが、怪我なく転倒なく無事完走できました。
⁡
🔻結果
　完走時間：40:46:50 　
　走行距離：176.29km
　累積標高：7510m⁡ 　
　消費カロリー：10,914kcal
　エントリー数：2279名（うち女子289名）
　女子総合：82位（女子完走者182名）
⁡
⁡
🔻備忘録
🗻スタート→F1富士宮25.3㎞
4月は何かと忙しく不覚にもレース2日前に風邪を引いてしまう。喉の痛みと倦怠感を抱えてのスタート。どこまで身体が持つかわからないので第2Waveの波に乗らずにジョグで進行。いくらなんでもスロー過ぎたようで次々と抜かれ、第4Waveに追いつかれたと気づいた頃には後の祭り。集団の後方に位置取りしてしまう。18kmからのトレイル入口で大渋滞。止まったり歩いたり30分以上のロスタイム。
⁡
🗻F1富士宮25.3㎞ →F2麓52.5㎞
天子ケ岳への登山口で夜が明ける。天子ケ岳(1330m)、長者ケ岳(1335m)、熊森山（1574m）と続くアップダウンを終えて麓エイドに到着。麓エイドの富士宮焼きそばとコーラが美味しかった。
⁡
🗻F2麓52.5㎞ →F3精進湖70.7㎞
根原、端足（はした）峠を経て竜ヶ岳（1485m）。竜ヶ岳から本栖湖を左手に下るトレイルが走れる斜度でやたらと長い。ほぼ全速力の下山で疲れた所に野上さんの応援で元気チャージ。精進湖エイドの豆スープパスタが美味しかった。
⁡
🗻F3精進湖70.7㎞ →F4北麓97.4㎞
鳴沢氷穴まではロードの登り。俊足ランナー高木さんとお喋りしながら紅葉台、足和田山（1355m）と抜けて、富士河口湖町のロードで日が暮れ始める。北麓までのロード5㎞が長い。歩いてしまう。デポの北麓エイドで荷物を受け取り、スマホ充電、ヘッデンの電池の入れ替え、ロキソニンテープとテーピングの張り直し。この切ったり張ったりゴミをまとめたりが想定外に時間を要し、70分ほど長居してしまう。
⁡
🗻F4北麓97.4㎞ →F5忍野113㎞
北麓を出て小山を越えてレーダードーム館付近を走って鳥居地峠を抜ける。忍野エイドできよみん、琴ちゃん、あやちゃん、れいちゃんに逢えて心和む。24時間経過の0時。山酔いのような気持ち悪さに襲われ疲労困憊だったが、寒いところで身体を冷やすと風邪が悪化しそうだったので、休まずエイドを後にする。
⁡
🗻F5忍野113㎞ →F6山中湖きらら122.5㎞
忍野エイドから山道に入るまでの川沿を走行中、KAIのトップ選手が凄まじい勢いで駆けていく。真夜中で足元も悪いのに軽くキロ4分は切っている。もはや別の生き物だ。見上げると二十曲峠から富士吉田へ続く山道にランナーのライトが数珠繋ぎに光って美しい。山中湖きららエイドに到着。仮眠スペースにストーブと毛布がありオアシスに見えたが、眠気と吐気が和らいでいたので、やはりここもスルーの判断。
⁡
🗻F6山中湖きらら122.5㎞ →F7二十曲峠136㎞
唯一試走した区間。アップダウンが続く嫌らしい道程だが、試走したという安心感があり、気楽に進めた。2回目の朝を迎える。二十曲峠エイドに到着。水分補給をしてバナナだけかじって足早に出る。
⁡
🗻F7二十曲峠136㎞ →F8富士吉田147.8㎞
二十曲峠、立ノ塚峠から杓子岳（1597m）までがまた長い。元気なKAIの方々に下りを譲りながら進んでいたら杓子手前の岩場で90分待ちの大渋滞。止まると寒い。冷たい風も吹きつける。呑気に道を譲らずに無理してでも走ればよかったのか。杓子を登り切ると今度は激下り。前評判以上の斜度で恐ろしくてたまらないが、後ろに渋滞を作るわけにいかないので、ロープに飛びつきながらの全力下降。冷や汗が噴出して体がカラカラに乾き、精魂尽きた所にSANAGEのエース加藤聡さんが応援に現れ、その後の林道4㎞を並走してくださった。お喋りジョグであっという間に富士吉田エイドに到着。エイドのうどんが美味しかった。
⁡
🗻F8富士吉田147.8㎞ →フィニッシュ166.6㎞
エイドを出てすぐ浜松の直人さんに追いついた。ラスボス霜山は直人さんと茨城の吽野さんとお喋りハイク。痩せた山道に気を遣いながら下山すると残りはロード4㎞。沿道の方々からの声援に感極まる。喉が痛くて声が出ない。
⁡
🗻フィニッシュ
不慣れな手付きでテープを持ち上げてから前進すると鏑木さんが「おめでとうございます」と握手を求めてくれた。「長い旅でしたよね」と、お次はマイクを手渡してくれた。マ、マイク？？想定外の事態に慌てふためきながら「はい、初めての100マイル本当に疲れました。でもすごく楽しかったです。素晴らしい大会を提供くださりありがとうございました」と、ひとつも面白く無いコメントをガラガラ声で発して前後に一礼ずつ。
⁡
結局一睡もせず、トイレ以外で座り込んで休むことも一度もなく、前日受付と合わせて60時間以上動き続けて過酷でしたが、転倒や怪我なく、無事に完走できました。本当に良かった…。