石黒山（奥三面の越後百山）

2015年07月11日(土) [日帰り]

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• 距離: 8.0km
• 登り: 742m
• 下り: 738m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:40

10:45 登山口
11:20 11:25 石黒沢渡渉地点
13:45 13:45 避難小屋跡
13:55 14:30 石黒山山頂
15:55 15:55 石黒沢渡渉地点
16:25 登山口

近くの一山を登った後なので出発が遅いです。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

朝日スーパーライン（県道鶴岡村上線）は猿田川野営場のすぐ先にゲートあり通行止め、山形県境方面への通り抜け不可。開通は7月下旬頃か？

コース状況／危険箇所等

登山口から数百メートル先までは刈り払いされていた。山頂稜線の直下（850m付近）のガレ場付近で登山道分かりにくい。避難小屋跡から山頂に向かう尾根上で、道が薮に覆われ足元が見えにくい所あり。

写真

登山口に向かう途中、猿田川貯水池を望む

紅葉シーズンは...

猿田川貯水池上流の猿田川は河原が広く穏やか

猿田川野営場まで足を延ばしてみる

野営場のすぐ先でゲートがあり閉鎖中。山形県境方面へは不可。

石黒山の登山口に戻る。県道のすぐ脇に登山口と駐車スペースあり。登山ポストもあり。

案内板。

登山口からすぐの場所にコンクリートのテーブルとイスあり

最初の区間だけ刈り払いされていた

しばらく石黒沢に沿って登山道が続く

石黒沢渡渉地点。簡単に横断できる。
このあたりまで、殆ど標高は上がらない

渡渉地点下流方向。渡渉後、本格的な登りとなる。

こんな大きな倒木をまたぐ所が何ヶ所もある

地形図にはない、浅い小川を越える

440m付近で石黒沢支流を越える

ブナの樹林帯の登りが続く

急登を越えた782m付近で展望が少し開け小休憩。朝日連峰パノラマが広がる。

中央部を拡大

ピラミダルな以東岳を拡大

登山道脇にある湿地帯

切りつけのあるブナの脇を通過

前方に初めて山頂の稜線部（山頂は奥で見えない）が見えてきた

真夏のキノコ、ヒラタケかな

ようやく山頂手前の広場（避難小屋跡）に到着
展望のない登りが続いたためか、意外にも長く感じた。

避難小屋の残骸

小屋跡から10分程度で最高地点（山頂）へ。赤布があるだけで他は何もない。周辺の登山道は薮に覆われ始めている。

山頂部は尾根が細く薮越しに展望が広がる。朝日連峰パノラマ。

朝日連峰北西の新潟山形県境にある薮山、桝形山。双耳峰である。山頂手前に大きな桝形ノ大池がある。（参考文献）「岳人」2006年3月号

西側の展望を樹間から望む。中央奥は日倉山。

南西（村上市街地）方向の展望、左端は鹿森山

日本海と村上市街地を拡大

「新潟 花の山旅」に掲載されている山であるが、時期的に殆ど花は見られなかった。それでも僅かに見られた植物。（左上からイワガラミ、ヨツバヒヨドリ、桂の葉、ヤマアジサイ）

往路を戻り、下山。登山口付近にあった看板。
ブナ、サワグルミ、朴の大木は立派でした。

帰途、朝日三面IC付近から望む県北の山(1)
石黒山は遠くから見ても、目立たない山容だ。

県北の山(2)
天蓋山は登山道あり。手軽に登れて展望良し。

（おまけ）
日倉山から望む石黒山。石黒山は、なかなか麓からは全容を望むことができない。

（過去画像）
10年以上前、避難小屋はまだ健在だった

（過去画像）
山頂には三等三角点がしっかりあった。現在は主三角点があるのみ。

（過去画像）
山頂の先で南方向の展望。左奥は鷲ヶ巣山。

（おまけ）
以下、猿田川野営場の管理棟の様子（2014）。
通常管理人不在、建物内の部屋を使用する場合は村上市に申請して鍵を借りる。

（おまけ）
高床式の建物なので1階スペースは雨宿りできる。

（おまけ）
2階調理場。電気、水道、ガスの設備はあるようだが使えるかは不明。確認必要。

（おまけ）
3階の大広間（和室）

感想

ゲスト

石黒山は「越後百山」の一山になっているが、その山容には特徴がなく、麓からその全貌を見ることのできず地味な山である。また山頂手前までの道中は殆ど遠望の利かない樹林帯の登りが続く。奥三面エリアに位置するためアクセス道路は一本しかなく、冬季閉鎖により入山できる時期は限られる。しかし山麓に広がる広葉樹林帯にはブナ、ミズナラ、朴などの大木が見られ、新緑や紅葉の時期に森林浴を楽しむには魅力的な山である。
かなり昔に登った時は山頂までしっかり登山道が整備され避難小屋も健在であった。今回登ってみて、知名度が低いのか、人気がないのか、この山に登る登山者は減ってきているような印象を受けた。