藤原岳表裏登山道で周回


- GPS
- 05:20
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,043m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:26
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
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感想
日帰り圏の未踏峰で有名どころがいくつも残っている。その一つが鈴鹿の藤原岳だ。花の藤原岳とも呼ばれ、花を見るなら孫太尾根らしいが、この尾根は登るのに時間がかかり、また麓の駐車場がいち早く満車になるという。我々のようにアプローチに時間のかかる者には少々厳しい。それに、春の花はほぼ終わっている。そこで今回は、最も一般的な表登山道。裏登山道を使うことにする。9時前に現地に到着したが、無料駐車場は満車と道路上に表示が出ている。そこで、300円の観光駐車場に車をとめる。
登山者が三々五々、表登山口に向かっている。我々もその一員となり、「表」から登る。ジグザグの立派な登山道をただひたすら登る。眺めもない林下、正直言って実につまらない登りだ。終始、石灰砕石の機械音が響いているのも悲しい。8合目までほとんど植林で、下生えもこれといってない。8合目で大きな稜線に上がり、ここから自然林と草原の石灰岩地となる。やっと矮性のニリンソウが周囲を飾るようになる。眺望も開け、爽快感が後押ししてくれる。意外にこたえる登りをこなして「てっぺんらしさ」のあるところに達すると、そこには藤原小屋があり、左前方にようやく藤原岳の山頂部の全貌が顕れる。ここには誰もが使えるトイレもあるが、”水洗”なのに水がろくにでないから、実質、「小」専用と考えたほうがいい。
昼食をとった後、カルスト地形の中を緩やかに高度をあげて山頂へと向かう。すると濃尾平野まで視界が広がり、解放感が押し寄せてくる。ただ、藤原岳は”オーバーユーズ”の弊害が目立ち、鈴鹿のカルストという点では北鈴岳から御池岳辺りのほうが個人的には印象はいい。藤原岳山頂に立ち、周囲を見渡せば、背後の御池岳が大きな山容で座している。山頂の北面が高原状のなだらかな山容であるのとは対照的に、南面は鋭く切れ落ちて、その高度感が楽しい。
多くの登山者と共に山頂でのひと時を過ごしたのち、踵を返して8合目に戻る。この地点で表登山道と別れ、左の裏登山道へと入る。表登山道が尾根についているのに対して裏登山道は谷筋を行く。裏登山道は、全体として自然林の割合が大きく、こちらの道のほうが雰囲気がよい。ただし、谷の高いところをトラバースしていく箇所は転落注意である。どんどん下って大きな堰堤の上に出ると、すぐ上流側に複数の水流で落下する滝がかかっている。鳴谷滝、というのはこれだろう。ここから堰堤を石段で上り下りして林道を進むと寺の敷地に出る。ここにはトイレもある。さらに参道の石段を下って降り立ったところには鳴谷神社が建つ。ここから集落の道路をわずかにすすんで、観光駐車場へと帰還した。
帰路、奥永源寺渓流の里で、丸々一尾の鮒ずしを買い込み、これで一献と意気込む二人であった。
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