沼ッ原より白笹山～南月山⇄黒尾谷岳

2024年05月18日(土) [日帰り]

• GPS: 08:01
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,139m
• 下り: 1,197m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:54
• 合計: 8:04

7:31 沼ッ原駐車場
8:57 8:58 白笹山
9:34 9:35 南月山
10:26 10:38 黒尾谷岳
11:41 12:12 南月山
12:33 12:33 日の出平
12:51 13:00 牛ヶ首
13:01 13:02 姥ヶ坂
13:06 13:07 無間地獄
13:20 13:20 硫黄鉱山跡
13:31 13:32 峰の茶屋跡避難小屋
13:42 13:43 那須岳避難小屋
14:00 14:00 延命水(水場)
14:06 14:06 沼原分岐
15:35 15:35 東ボッチ
15:40 15:40 沼ッ原駐車場
15:40 ゴール地点

天候

晴れ
朝13℃前後→昼23℃前後
ある程度風があり日陰は涼しいが、太陽の下は暑い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沼原調整池の駐車場を利用
※7:20段階で50台近い車あり
トイレは朝は開いてなかったが下山時は開いていた。

コース状況／危険箇所等

・沼ッ原～白笹山～南月山
白笹山までは急登とトラバースを繰り返しながら徐々に標高を上げていく。
一本道で特に難所も無い。山頂は狭く眺望も特に無い。
南月山までは軽く降った後登り返すが、あまり距離は無く後一息だ。
南月山山頂は広場になっており休憩に適す。また、那須岳の三つのピークが一望出来る眺めの良さだ。
白笹山までは約1時間半、南月山までは更に35分ほどかかる。

・南月山～黒尾谷岳（ピストン）
入口が笹藪に覆われており判りづらい上、その先もちょくちょく笹藪で道が見えない場所がある。滑り易い場所もあるので注意。標高は200m程降らされる。
意外に人の行き来があるか、ピンクテープなど豊富で道も明瞭な部分が多い。
ゴールの黒尾谷岳山頂はずっと見えている。
足場が悪い箇所、見た長細い箇所もある。
だいたい1時間半～2時間でピストン出来る。

・南月山～峰ノ茶屋跡避難小屋
高い樹木も無くずっと眺めが良いハイキングコース。
ここから先は人も多く難所も無い
火山特有の荒々しい景色が楽しめる。
この時期はミネザクラのシーズン。

・峰ノ茶屋跡避難小屋～那須岳避難小屋～沼ッ原
那須岳避難小屋への降りは落石注意箇所あり。
避難小屋から先はよく整備されたハイキングコースで登山という雰囲気では無くなる。
難所は無いがひたすら長い。

その他周辺情報

板室健康のゆグリーングリーン…大人500円（JAF100割引あり）19時まで

渓流の里 手打そば 山水…板室温泉近くの蕎麦屋

写真

5/18 7:31

沼ッ原駐車場に7時過ぎ到着
既に広い駐車場に50台近い車が駐まっていた。
神奈川からここまで3時間以上かかり既に寝不足で疲れている。
今日大丈夫かな～

5/18 7:37

駐車場のすぐ横から登山開始。
登山道脇には火山の茶臼岳の裏側なだけに火山警戒の看板が設置されていた

5/18 7:40

最初のピーク、白笹山が登山開始時から見えていた

5/18 7:54

白笹山まで1.5キロか。
開始からずっと登りでグイグイ標高を上げていく

5/18 8:24

ドデカい調整池が見える。
あの脇がスタート地点だった。

5/18 8:38

白笹山まで0.5キロ！
やく40分で1キロ進んだか

途中1人だけすれ違った

5/18 8:39

西側の展望
遥か遠くに見えるのは越後駒ヶ岳らしい（中央付近か）

5/18 8:40

スタート地点の駐車場が見える。
こう見ると調整池デカ過ぎるな

5/18 8:45

標高を上げるとシャクナゲの花が見られる様になった

5/18 8:47

お！あれはまさか…

5/18 8:50

茶臼岳だ！
久しぶりに見たが迫力あるなぁ

5/18 8:57

白笹山到着
スタートから約1時間半。
山頂は狭く眺めも無い。
人がいたので足早に通り過ぎる。

5/18 9:02

白笹山の次は南月山（みなみがっさん）。
なんげつやま　だと思ってたんだけど違った😅
まだ少し距離あるな

5/18 9:12

ここから暫く眺望が良い。

目の前の山面白い形してるな〜とか呑気に思ってたが、実はあれが那須五峰の一座、黒尾谷岳だった。
結構遠いし標高差もあるので途中薄々（あれがもしや…）と思いながらも（まさかな…いやいやそんな筈は…）と自分を誤魔化しつつ進む

5/18 9:28

山名アプリによると中央右側の遥か遠くに見える山は男体山らしい。
日光の山が見えるとは

5/18 9:28

振り返って白笹山

白笹山より先は数組の登山者とすれ違った。

5/18 9:33

なんか桜咲いてるぞ

5/18 9:33

これはミネザクラらしい。
後で知ったが、今丁度ミネザクラのシーズンだった様だ

5/18 9:34

南月山到着。
茶臼岳方面から南月山はメジャールートらしく急に登山者が増えた。
南月山もあまり眺め無いな〜と思いながらも少し先に行くと…

5/18 9:34

おお！こりゃ大展望！

休憩中の登山者が何組かいた

5/18 9:35

さて、おそらく今回の核心部である黒尾谷岳ピストンを始めようと分岐を探すのだが…

道どこ！？

5/18 9:36

スタート地点が笹藪に覆われて道が不明瞭

初っ端から不吉な雰囲気が漂う。
あまり調べて来なかった為この先の道がどうなっているのか不安だ

5/18 9:39

黒尾谷岳遠いな…

5/18 9:41

最初の藪を抜けると多少道が見える様に。
シャクナゲも咲いていた

5/18 9:43

あの三角のピークは黒尾谷岳では無いんだよな
あれを手前で右に折れる様だ

5/18 9:45

三角ピークの手前は痩せ尾根

5/18 9:47

茶臼岳方面の展望あり

この少し先でソロ女性とスライド。
誰も歩いてないだろうと思っていたのでびっくらこいた。

5/18 9:49

下りが始まると度々笹藪区間があり、足元がよくわからず何度か滑ってしまった。
一度強目に尻餅をつき2日後激痛へ変化して参った。

5/18 9:58

短いが急な坂を降ると黒尾谷岳まで1キロの標識

5/18 10:01

ゴールは常に見えてるので少し気は楽かな

5/18 10:14

暫く緩かった斜度がキツくなり始める。
黒尾谷岳への登り返しだ。

5/18 10:25

斜度が緩みゴール近し！

5/18 10:26

黒尾谷岳登頂！
眺望ゼロの地味山〜

休憩していたら埼玉から来たと言う夫婦が反対側から登って来た。
自分も埼玉出身だと告げると暫し雑談に花が咲く

5/18 10:27

こちらが反対側、モミノ木台登山口方面
とにかく急登らしい。
今回は行かないけど。

15分ほど休憩して出発した。

5/18 11:16

ピストンなので帰りも笹藪地帯を抜ける

5/18 11:28

シャクナゲとミネザクラを眺めながら進む

5/18 11:37

ここら辺が1番薮が濃いか？

5/18 11:39

黒尾谷岳を見下ろせる場所まで戻ってきた

5/18 11:54

入口付近のヤブを抜けて南月山まで戻ってきた。
お昼時なので広場はたくさんの登山者で賑わっている。
自分も疲れたし時間的にも丁度良いので昼飯に。

5/18 12:13

沼ヶ原駐車場方面も見えてた

5/18 12:14

さて、そろそろ出発するか。
火山らしい荒涼とした景色を進む。

途中着物とお面をつけて撮影中の団体がいたがあれはなんだったんだろう

5/18 12:27

次第に笹とミネザクラが咲くエリアに変わった

5/18 12:27

満開だな。
まさか5月に桜が見れるなんて思わなかったわ。

5/18 12:27

茶臼岳とミネザクラ、良いね〜

5/18 12:32

度々足が止まる

5/18 12:33

日の出平到着。
ここの分岐から沼原へ戻れるが、今回は峰ノ茶屋まで行くのでスルー

5/18 12:35

南月山から日の出平までの稜線はミネザクラの名所として有名らしい

5/18 12:37

茶臼岳をいつもと違う角度から眺めながら楽しいハイキング

5/18 12:39

日の出平を過ぎて暫く進むと徐々にミネザクラは減り始めた

5/18 12:40

おお！三本槍岳、朝日岳、茶臼岳の那須岳3ピークが一望だ〜！！

5/18 12:48

やはり茶臼岳はカッコ良いな
今日登らないのは少し残念だが、先は長いしなぁ

5/18 12:49

牛ノ首が見えて来た。
左に続く道は見えるが峰ノ茶屋はまだ見えないんだな

5/18 12:51

牛ノ首
ベンチが沢山あり休憩ポイントになっていた

5/18 12:52

軽く休憩した後先へ進む

5/18 12:53

姥ヶ坂
ここも沼原方面への分岐だがスルー。
しかし黒尾谷岳や南月山を経由せずこのエリアに来れるのは中々良いな。
また来る事があったらひょうたん池も行ってみるか

5/18 12:53

展望広大！
正面の山なみも地元の人はよく登るメジャー山なんだろうな。詳しくはないが…

5/18 13:06

無限地獄通過
茶臼岳は火山活動が活発なんだな

5/18 13:07

平坦なので荒々しい見た目に反して比較的楽だ

5/18 13:07

南月山から続く稜線…

5/18 13:09

朝日岳と剣ヶ峰、三本槍岳

5/18 13:11

多くのハイカーとすれ違う

5/18 13:19

峰ノ茶屋跡避難小屋が見えて来た

5/18 13:19

硫黄鉱山跡の分岐

5/18 13:20

茶臼岳からの道と接続する。
これで赤線が繋がった😆

5/18 13:21

ロープウェイ山麓駅への道が見える

5/18 13:22

峰ノ茶屋跡避難小屋到着！
暑いので疲れたわ。ちょい休憩しよう

5/18 13:22

休憩しているとロープウェイ山頂駅に行くにはどうしたら…と悩んでる人がいたので普通に下山した方が良いと提案したみた。
往復チケットは勿体無いが…

5/18 13:32

休憩を終え出発。
ここからはまた、未知の道

5/18 13:32

下の方に避難小屋が見える。
とりあえずあそこに向かうぞ〜

5/18 13:35

落石注意区間を抜けていく

5/18 13:42

那須岳避難小屋到着。
稜線から10分ほどで着いてしまった

5/18 13:42

中では歓談中な若者が…

5/18 13:43

たくさんのザックが放置されてるがなんなんだ？

5/18 13:59

先に進むと水場があった。
若者の集団とすれ違ったが、水場に水汲みに来たのか〜！
あのザックの持ち主たちだな。
避難小屋にいた2人は留守番か。

5/18 13:59

延命水。
一杯飲んでみたがなかなか美味

5/18 14:06

三斗小屋と沼原の分岐。
三斗小屋は一度は行ってみたい場所ではあるが、今日は体力的にキツいから寄らず。
ここは左に折れる。

5/18 14:17

幾度か沢を渡った。
避難小屋以降ガチガチに道が整備されているので難所は無かった

5/18 14:29

新緑が美しい…が意外にアップダウンがあり疲れた身体にはキツイなぁ💦

5/18 14:38

姥ヶ平下の分岐に到着。
ここを左に行けば姥ヶ平（上）に繋がっているのか

何組かのグループが行き交っていた。

5/18 14:45

ここが茶臼岳の姿を見た最後だ

5/18 15:10

途中力尽き道の脇に座り込みインスタントコーヒーを入れて小休止してしまった

5/18 15:18

前を行く2グループはお疲れモード。
小休止して元気がでたので抜かさせてもらった。
まだ先は長いぜ〜

5/18 15:21

日の出平登山口の分岐
ここから日の出平行けるんだな

5/18 15:26

駐車場近道！？行くしか無い！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

5/18 15:39

近道看板から15分ほどで駐車場に戻れた。
いや〜疲れた！腹減った！

5/18 16:52

日帰り温泉にはたくさんの鯉のぼりが

5/18 17:27

鴨汁蕎麦で腹を満たし、神奈川に向け3時間半の家路に着いた。

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

チャレンジリストに那須五峰を見つけ、あと2座で完登なら久しぶりに那須に行ってみようかと思い立つ。
神奈川から高速で片道3時間半かかるので通常なら候補に入れない山だが、新車が4/27に来たばかりで長距離ドライブがしたかったのもある。
朝3時起き予定だったが起きれず4時起き、東北道は順調に進み約3時間で登山口の沼ッ原駐車場へ辿り着けた。

着いたのは朝7時を少し回っていたが、広い駐車場は既に50台ほどの車が駐まっていた。
那須岳のロープウェイ側と違いこちらはマイナールートだと思っていたのだがこちらもよく歩かれている様だ。

先ず白笹山から南月山へ至る急登を約2時間かけて登る。
寝不足の身体には辛い登りだが標高を上げるに従い次第に展望が得られ、ミネザクラやシャクナゲの花が楽しめた。
ここまで数人とすれ違うだけだったが、南月山に着いた途端たくさんの登山者を見かけるようになる。
山頂からは那須岳を構成する３つのピークが一望出来た。

さて、今回那須五峰完登が目的なので南月山に続いて最後ピークである黒尾谷岳にも寄らねばならない。
白笹山から南月山へ向かう途中の稜線から見えた黒尾谷岳はかなり遠そうで標高差まあった。
しかも南月山から黒尾谷岳へ向かう分岐付近も笹藪に覆われており道が見えない。
よく調べて来なかったがこれはヤバいかも…
この黒尾谷岳へのピストンが本山行の核心部と言えよう。
先に進むと意外に道はしっかりしていたが、痩せ尾根や笹藪などあり注意が必要だ。

南月山まで戻るとちょうどお昼どきでたくさんの登山者で賑わっていた。
南月山から牛ノ首までの稜線はこの時期はミネザクラのシーズンらしくそのせいかもしれない。

ここから先はよく整備されたハイキングコースで人も多い。
特に難所も無く峰ノ茶屋跡避難小屋～那須岳避難小屋と経由し沼ッ原へ戻ったが、単調で距離があり精神的にも疲れた。

那須岳のロープウェイと反対側は初めてだったが、変化に富み楽しめるハイキングだった。
神奈川から遠すぎるのだけが難点かな…