日立会山岳部集団登山 出羽三山巡礼登山の下見
- GPS
- 07:49
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 650m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 7:43
天候 | 7/18:曇りのち小雨 7/19:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
付近は十分な広さがあるが、トイレはない 下山地点の月山八合目は広い駐車場があり、トイレもある ただしトイレのチェックは忘れてた 月山八合目から下の道路は道が狭く、大型バスが行違える箇所少ないため距離以上に時間がかかる |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし 湯殿山神社出てしばらく歩くと月光坂だが、ここの後半は鉄梯子が連続する |
その他周辺情報 | 羽黒町の市街地の方まで降りればやまぶし温泉ゆぽか有り 十分な広さ |
写真
感想
この感想は日立会山岳部集団登山の下見情報として記載しています。今回の山の様子以外の記述もありますのでご注意ください。
今年の日立会山岳部集団登山は、紆余曲折の末、月山に決定した。今回はその下見を行った。
月山と言えば出羽三山の一座をなす信仰の山。せっかくなので、今回の集団登山は出羽三山全てを巡ることにした。三山の中では羽黒山が単独で散策する形になるため、2日目に設定。湯殿山側から入って、月山に登り、羽黒山方面の登山口である弥陀ヶ原の月山八合目に下山する形が最も効率的な設定となる。ところが、少し調べてみると、出羽三山は羽黒山が過去、月山が現在、湯殿山が未来を司るらしい。つまり、集団登山では未来から逆にたどることに。。。
湯殿山の登山口は湯殿山有料道路の終点から登りたいところだが、有料道路が開くのは7:45とのこと。これを待って登り始めると出発が遅くなりすぎるため、有料道路のゲート前から歩き始めることにする。ここにはトイレがないため、時間調整を行うことになる月山湖PAで済ませておく必要がある。湯殿山神社までの登山道は、あまり歩く人がいなくて荒れているのではないかと心配しながら出発したが、古くからの参道を登ることになるらしく、しっかりした歩きやすい道。傾斜も緩く、歩き始めのウォーミングアップにちょどよい。
50分程度で湯殿山神社の鳥居が見えてくる。ここにはトイレがあるが、みんなが使うと時間がかかるため、必要最低限の方のみでお願いしたい。30分弱舗装道路を歩くと湯殿山神社の御神体の手前に至る。下見では参拝したが、集団登山本番ではとてもその時間をとることはできない。参拝したい方は別の機会にして頂く。
御神体の前を過ぎると本格的な登山の始まり。15分ほどでなだらかに登るが、月光坂に差し掛かると急こう配の登りになる。この登りが今回の最大の難所。ゆっくりしっかり登り切ろう。月光坂の半分を過ぎると鉄梯子が連続する。鉄梯子が終わると道がなだらかになり、程なく装束場に到着。本番では装束場での休憩は必須だろう。月光坂の途中で休みたいところだが、道が狭く、傾斜も急なことを考えると、装束場までは一気に登ってしまう必要がある。
装束場の西には湯殿山が聳えている。東に見えているピークは柴灯森。その奥に月山山頂が有るはずだがまだ見えない。装束場からなだらかな道を歩き始めると右手に遠く朝日岳連峰が望める。下見の時期は雪が多く残る印象であったが、9月にはどのような姿が見えることか。金姥に向かってなだらかに高度を上げていくが、この間左右に色んな花が咲いていた。下見の時期は高山植物の最盛期。残念ながら9月にこの花は期待できないだろう。金姥直前の登りでは北側に鳥海山が見えた。天気が良ければこの後高度を上げるにつれ常に見えるようになるのかもしれないが、下見では天気の悪化によりこの一か所からのみであった。
そして金姥到着。ここまできてようやく月山山頂が姿を現す。山頂神社が見えるため間違いない。金姥は先客がいたこともあり通過したが、先が見えたので柴灯森手前で休憩。ここからは最後の登りが始まるまでしばらくほぼ平坦な道。途中雪渓も超えたが、9月には少なくとも登山道付近にはなくなっていることだろう。最後の登りに差しかかった辺りから小雨が降り始めたため、後は急いで登った。
山頂で頂上を踏むために参拝し、神社脇の休憩所に入るとそこには車を回して下山口側から登ってきたTさんが。無線では連絡が取れていなかったため、偶然の遭遇だった。この後月山山頂小屋に移動し、昼食をとった。頂上の南側は広いため晴れていれば団体でも十分休憩をとれるだろう。
下山は小雨の中になったため、写真の数も少ない。危険な箇所もないため淡々とある程度の集中を保って下っていきたい。仏生池小屋を過ぎてしばらく下ると御田原参篭所が見えてくる。高低差もほとんどなくなりあと一息。今回の下見では小雨により視界はほとんど効かなかったが、昔の記憶では、この辺りからは鳥海山がきれいに見える。晴れていれば遠くの山を楽しみながら、最高の山旅を締めくくることになるだろう。
月山八合目に下山したらバスに乗り込む。バス出発が15時前であれば、温泉の入浴施設「やまぶし温泉ゆぽか」に向かう。時間が遅いと宿の到着が遅くなるので、温泉は諦めて頂くことになる。時間の節約のために、登山開始前に入浴関連の荷物はバスからすぐに持ち出せるように準備しておくようにお願いする。時間が遅く入浴施設に行けない場合は宿の風呂になるが、沸かし湯であり、あまり広くないため、できれば入浴施設に行きたいものだ。
宿は羽黒山宿坊街にある「神林勝金」。歩いてすぐのところに五重塔入口がある。空き時間の散歩を否定するわけではないが、翌日の行程に入っていることは頭に入れておいてほしいところ。
2日目は、宿から歩いて羽黒山参道へ向かう。荷物はバスで運べるので必要最低限の荷物で散策可能。朝暑くなる前に2時間ほどの行程。一旦石段を下りて、爺杉や五重塔を眺めると羽黒山へと続く石段の登りが始まる。下見では幹事は車を回したためこの石段は登っていないが、朝の散歩にしては登り堪えが有りそうだ。極力汗をかかないように歩きたいところだ。
羽黒山を後にすると月山道路と山形道を使って立石寺、通称山寺へ。有名な芭蕉の句を思い浮かべながら山域を巡ることになるだろう。ここで昼食も取り、後は日立に向かってバスを走らせることになる。
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