花切山


- GPS
- 06:07
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 837m
- 下り
- 833m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
そらもう、暑いの一言でございます。
用事をすませて登山口に着いたのはちょうどお昼少し前。太陽は真上でギラギラと。
渓谷の側なので、アブがすごい事に。あっという間に車の廻りにむらがってきます。
車内で着替えて靴をはいて、ダッシュで外へ飛び出しました。やはりこのコースは冬がいいです。
いきなりの急登で、少年自然の森へと上がっていきます。ほとんど見捨てられたようなこの道は、倒木を越えながら、ジグザグにヒノキの間を上がります。
この森の名物(?)の、展望のない展望所で一息ついたら、南東に家一郷山へと続く稜線へと進みます。
アップダウンの繰り返しに、心が折れそうになる頃、家一郷山へ到着。
とはいえ、標識のないこの山は、どのピークが山頂がいまだわかりません。
そのまま先へと進み、またアップダウンを忍耐強く耐えながらひたすら東へと進みます。
植林地をぬけると、花切−岩壷をつなぐ稜線の取りつきに突き当たります。
ここからは、一気に標高をかせぐ事になります。ほぼ一直線に上へ上へと登っていきます。息も絶え絶え、汗は滝の如く、アブを追い払いながら辛抱して登ると、大きな赤松の林が見えてきます。ちょうど支尾根の肩になる所で、平たい岩が格好のイスになっており、風もほどよく抜けてくれて、まるで砂漠のオアシスです。
ここで大休止です。このルート上で体力的に一番つらい部分は乗り越えました。
しばらく進むと、核心部になります。大きな岩が道を塞いでおり、右へまいて越えていくか、左にまわって、この岩峰群を攀じ登っていくかの選択となります。
いつもは右にまいていきますが、たまには岩も楽しいかなと、暑さで体力が擦り減っているのも忘れて、左側から岩と木の根をつかんで登っていきます。
覆いかぶさる木々がないので、とても明るく、右側には徳蘇・鵜戸山系が広がり、低山ばかりなれど雄大な景色が広がります。この山系の主峰の岩壷山がドーンと見えて、爽快です。
核心部を越えると、ヒメシャラが目につきはじめます。
やっと主稜線に乗りました。あとは、この三叉路を北に、まっすぐ40分も歩けば、本日の目的の花切山です。
……と、なるはずでしたが、おもわぬ誤算です。
稜線に乗った安心感から、昼食の休憩にしようとザックをおろし座り込んだら、
またあのアブのやつらが編隊飛行で旋回はじめます。
こりゃたまらんと、早々にその場を逃げ出し、北へつながる登山道へと駆け出したのですが、300メートルほどハイペースで進んだ所で、焦りとアブ?への怒りと疲労からか、まず間違えようもない一本道の稜線で、踏み後のうすい東への道(たぶん作業道の跡)へと駆け下っていった訳です。
どうも見慣れん景色と、下りが続いている事に気が付いて、プロトレックの高度計を見ると、標高が600を切ろうとしています。
目的の花切は669m。稜線上のアップダウンがあっても、その差は50m以内です。
あきらかに道をまちがっているぞと。
メシ食ってないから、空腹感が疲労感を助長します。
足が重くなって、引き返す登りのつらい事…。
うっそうとした樹林帯では、廻りの山が見えないので、現在地がわからない。
方角さえわかっていれば、いざとなれば国道や集落へと下れますから、
それほどあせりはありませんが、なにより自分に腹が立つやら、腹がへって力でないやらで。
とにかく飯や!と、ドッカと座ってコンビニで買った弁当を食べ、お茶を飲んだら、落ち着いてきて、力も戻ってきました。
あとはひたすら来た道を帰り、主稜線に合流して、本楽の目的地へといけました。
あと40分。だったはずが、120分になってしまいましたよ。
きっと山の神さまが、与えてくれた試練でしょう。
そんな事すらも、無事に家に帰る事ができれば、楽しい思い出になりますね。
花切山、一日遊んでくれて、ありがとゴザマスです。
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