ゼッタイおすすめ!「さんふらわあ」で行く九重連山、一目十万本のミヤマキリシマ


- GPS
- 26:00
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,082m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 5:33
天候 | 初日晴れ、二日目曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
船
関西圏から九重いくならフェリーがオススメです、ゼッタイ! 帰りをロングステイ可能な昼便にすれば最高ですよ^^/ |
写真
感想
遂にやってきました、2024年KAT(Kyoto Alpine Team)の初遠征。今年は九州初上陸です。ちなみに僕も人生初九州です!
最近のKAT遠征はフェリー旅にはまっているので、関西から行ける航路で色々探したところ九州便を発見。そして九州行くなら、九重連山のミヤマキリシマが6月前半に見頃だということがわかり、全会一致で決定^^/
6/6の夕方、各自でオレンジフェリーじゃなくて「さんふらわあ」の大阪南港集合。
乗り込んでしまえば、お風呂入って、ご飯食べて、一杯飲んで、寝て・・・そして起きたら現着という、もう我らにとって願ったり叶ったりの移動ですね、これは。
今回のルート、坊ガツルから下山が一番近いので長者原にレンタカーを止めることに決定。で、どこから登るか。。。色々考えた末、標高が長者原より300m高く、百名山である久住山までも近い牧ノ戸峠までバスで移動して(300円)、そこから登り始めることにしました。
登り始めて15分も経たないうちに展望台到着。そこから20分ほどで沓掛山。天気いいし、青空だし、ミヤマキリシマはピンクだし、快調に歩を進めます。
久住山までは緩やかな登り、というかほぼ平坦な(山の中でこんなにも平らな道が続くのか、と驚くくらい)道を歩くと、目の前に見えてくるのが、頂上付近をピンクに染めた星生山(最初はこれが久住山かと思っていました)。あまりに頂上のピンクが綺麗なので、こっちに登ろうかと思いましたが、その後で久住山に登れるかどうかKATみんなの体力が怪しかったので、ここは初志貫徹で久住山に進路を取ります。
避難小屋にザックをデポして、身軽になってから、いざ!
ここも頂上手前にミヤマキリシマが群生していてとても綺麗でした。ピンク色が青空に映えますね。そして頂上は360度の大絶景! 天気はいいし、空は青いし、風もないし、飛行機雲は白いし、でサイコーでしたよ。
しばし絶景を堪能した後は避難小屋まで戻り、今夜のテン泊地、棒がツルを目指します。まずは一気に下って、そこから硫黄山を左手に見ながら平坦な道を行くのですが、ここがまぁ、デスバレーと呼ぶにふさわしい道で、山肌は硫黄のせいか植物も生えておらず、ところどころにあるケルンに刺さっている棒が卒塔婆にも見えて、薄暗くなってきたら一人では決して歩きたくないなぁ、などと考えつつ早足で通過^^;
やがて諏蛾守越分岐でデスバレーもおわり、ここからはまた一気に下ります。
結構膝にくるくらいの下りを頑張るとやがて法華院温泉到着。平日なのに結構混んでいました。我らKATはそこから10分ほどの坊ガツルまでもうひと歩きして、ようやく幕営。ビールで乾杯して、明日は曇りから雨になるかも、という予報がひっくり返ることを願いつつ乾杯^^/ 今回も紅一点参加のハナちゃんには雨乞いならぬ、晴れ乞いをしてもらい、例によって19時には就寝^^;;;
翌朝4時すぎ、恐る恐るテントを開けてみればガスガスで何も見えず>_< 雨は降ってなかったけど、降り出すのは時間の問題と見て、大船山は諦め、平治岳のみのピストンに変更。
5時半に出発する頃にはガスも晴れ、平治岳の山頂が見えるくらいになりました! モチベーションも上がったところで出発したのですが、しばらくはぬかるみと石ころだらけの悪路に手を焼きました。道迷いの心配はないのですが、かなりの悪路でしたよ。それでも6時過ぎには大戸越到着。だんだん風が強くなってきて、平治岳直下では、暴風を通り越して爆風と言ってもいいくらいの物凄い風で、水と軽食と上着しか入っていないアタックザックで正解。フル装備だったら体ごと持っていかれてたかも。
さて、そんな風でも可憐なミヤマキリシマは美しく群生していて、これ、ホントに青空の下で見たかったなぁ。。。 去年、虫に随分やられてしまったらしいのですが、今年の咲き具合は全盛期に比べてどれくらいだったのでしょうか。そんなことを考えつつも、暴風の中、しっかり南峰までしっかり踏んで、雨にも降られず坊ガツルまで戻ってきました。
この頃になると、高曇りな感じになってきたのでゆっくりとテントを撤収して、長者原目指して下山開始。なぜか1時間半くらいで到着と勘違いして、実際には2時間以上かかったので足に結構きました^^;
結局雨は別府に戻る途中から降ってきましたが、今夜はもうお楽しみの鴨鍋食べて、ホテル泊なので、問題なし! 喜夢楽さんの鴨鍋と麦焼酎(名前忘れた。。。女性杜氏さんの酒蔵の焼酎でした)で山行の疲れも一気に吹き飛びました。
3日目。京都に戻る日ですが、偶然にも年間数回しかない「さんふらわあ」の昼便が取れました。 しかもKATにありがちなのですが、無事の下山後は「できる限り楽をする」のポリシーに従いデラックスルームでの帰還。
お昼に乗船して、豪華ランチやら(乗船料金に含まれています)コンサートやら大分県杵築市の出展イベントなどを楽しんでいると、しまなみ海道通過の時間。いやぁ初めて見るしまなみ海道が船からとは、なかなか貴重な体験でした。晴れてれば言うことなしだったのにね。瀬戸大橋を過ぎる頃には、もうほろ酔い加減であとは寝るのみという感じでした^^;
そうそう、このデイクルーズのいいところは、大阪港には夜中の12時に着くのですが、希望すれば翌朝8時まで寝てられるというところ! もちろん我々はそれを選択して、のんびり起きて、750円也のモーニングビュッフェをいただいてから下船しました〜。その後は解散、各自帰路につき、僕も無事に京都に戻ってきました。
みなさん、「遠征にはフェリーで」、これオススメですよ^^/
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