常念岳(一ノ沢ピストン)
- GPS
- 10:49
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,863m
- 下り
- 1,864m
コースタイム
- 山行
- 9:42
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 10:46
天候 | 晴れ、一部ガス、通り雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※正規の登山者用駐車場は2箇所で、今回は最も手前の駐車場に駐車したため登山口まで徒歩約20分(もうひとつ奥の登山者用駐車場だと5分くらい短縮できる) ※林道含めて駐車場周囲には街灯は皆無。トイレも登山口しかない。 ※駐車場までの林道は舗装路だが、往路では少なかった落石が復路だと増えていたりしたので要注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれ標識や標示もしっかりしていて、沢に雪が残っているような時期ではないので迷うような箇所はほぼ無い。 ●林道終点の登山口に登山指導所あり。ここで登山届を係員に手渡しで提出した。下山届は不要とのこと。 ●トイレは登山口(無料、綺麗)と常念小屋(100円)のみ。 ●水場は登山口、途中途中の沢、最後の水場(冷たくて美味しかった)、常念小屋。 ●NTTドコモの電波状況だが、駐車場から登山口まではほぼ圏外。笠原沢辺りで辛うじて入るかどうか、常念乗越から上では概ね良好。 ●コース ・登山口から笠原沢まではひたすら沢沿いの樹林帯で、なだらかな登り。沢を何度か徒渉するので、増水時は要注意。 ・胸突八丁からは高度を稼ぐ道に変わり、最後の水場まではすれ違いにも気を使うような高巻きの細道が続く。すれ違い時と疲れのたまった下山時には特に滑落要注意。 ・常念乗越に着いた瞬間、眼前に広がる北アルプスの山並みには感動する。同時にこれより上は森林限界で、風雨雷等を凌げるものは常念小屋くらいしかない。 ・常念乗越からは岩に書かれた○や→のペイントを結ぶように進むが、濃いガスにまかれると不明瞭になるおそれあり。 |
その他周辺情報 | ●コンビニは、道の駅周辺とその道(県道321号)沿いに何軒かある(スーパーもある)。 ●道の駅アルプス安曇野ほりがねの里は綺麗で、平日にも関わらず他にも車中泊が10台はおり、コンビニも直ぐ近くにあるため、適地。ただ、前の県道の交通量は深夜でもそれなりに多い。 |
写真
感想
日本百名山29座目。
今回は、巻機山・苗場山・武尊山等とともに候補に挙がっていたが、
・標高差片道1500m以上の日帰りである
・北アルプスの登竜門的山である
・北アルプスの絶景を堪能できる
等のことから、ちょっとステップアップするべく常念岳にした。
道の駅にて車中泊(トラック等の走行音や暑さで寝不足になった…)し、予定より約1時間弱遅れて駐車場。汗にまみれつつ、前半は沢沿いをダラダラと登っていく。
最後の水場から常念乗越への登りで結構体力を奪われたが、景色が疲れを吹き飛ばす。
ただガスがかかったり切れたりを繰り返し、特に山頂は雲に頭を突っ込んでいて、「今日は山頂に行かず、小屋泊して明日に賭ける」という登山者もいるような状態だったので、木曽駒の再来と諦めつつ頂上を目指した。
そして常念乗越からガレ場の急角度をジグザグ登る、山頂への登りが精神的肉体的にしんどかった。またペイントが結構薄くなっているので、下り時に見失うことのないように要所要所で振り返ってルート確認をした。
当初期待はしていなかったが、山頂からは絶景だった。東側はガスって残念だったが、焼岳〜槍ヶ岳〜大天井岳まで見えたので文句は無い。絶景の中、カップうどんとコーヒーを採り、湧き立つ雲を気にしつつ下山開始。
乗越までの下りでグッタリしたり時間が厳しいなら小屋泊の選択肢もあったが、元気だったので小屋でCCレモンを買い、後ろ髪をひかれつつ一気に下ることにした(ツアーではなく、登山者の大半40〜50人?が泊まるようで、小屋周辺は盛況だった)。
最後の水場で給水(今回の山行は往復で3リットル近く消費したのでは)後の胸突八丁終了付近で遂に山頂の方から雷鳴が聞こえ、更に両膝に痛みが…。Wストックで痛みを緩和し、雷にビビりつつ他の下山者の方々と妙な一体感になりながら抜きつ抜かれつ先を急ぐ。
膝が限界に近付き始めた頃には雨も止み晴れてきて、ようやく登山口到着。かなりしんどかったが何とか膝が持って良かった。
結果から言うと大満足だし、なまった己の体力・筋力面とともに「更なる絶景を見たい」「あそこ(北アルプスに限らず)を歩いてみたい」という次への課題が発見できた。
今度は泊まって、夕陽・星空・朝日を堪能したい。かなり好きになった。
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