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Yamareco

記録ID: 6969298
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ハイキング
甲信越

笠無=甲斐百山の一座/比志の塒(とや)から周回

2024年07月06日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.1km
登り
559m
下り
560m

コースタイム

出発(大尾根峠)8:25−1170m圏コブ8:45−1220m圏コブ先の鞍部9:15−松の露岩9:35〜10:15−1360m圏平坦地10:55−主稜線1450m圏11:15−1460m地点11:20−比志の塒頂上11:30〜12:00−大尾根下降点12:10−1440m圏右折点12:25−摩利支天12:40−1440m圏コブ右折点12:55−鞍部13:10−見晴らし岩峰13:30−笠無東峰(1480m圏)13:40−笠無三角点頂上13:50〜14:25−道標15:00−1300m圏右折点15:05−1195m圏露岩帯休憩15:25〜16:00−植林帯始まり16:05−同終わり16:25−林道に出る16:30−和田集落林道分岐16:50−ゴール17:15
天候 曇り時々晴れ一時雨
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道の須玉ICから国道141号線、県道619号線、605号線を経由して須玉町下津金地区に入る。途中から下原集落に右折し、和田集落を抜けて山間部に入る。Y字路を左へ、車両通行不可を無視して、狭い道を1.5kmほど進むと、須玉町上津金地区の海岸寺付近から来る広い林道に合流する。右折して1km弱で大尾根峠に着き、ここの空地に停める。
なお、帰りは峠から林道を東へ降り、塩川地区の比志集落に出たが、曲折が多く、一部が狭い上、倒木が多い荒れた林道なので勧められらない。
コース状況/
危険箇所等
大尾根峠から仮称・大尾根を北上し、主稜線に出てから比志の塒を往復する。さらに主稜線を北西に進んで見晴らし岩峰を経て、笠無に至る。後、仮称・笠無南西尾根を下降して林道に出て、大尾根峠に戻る。
大尾根では1220m圏コブから1350m圏まで断続的に露岩が続く。特に1220m圏コブの下りは高度差が大きく、滑落の危険性が高いので要注意。
主稜線では摩利支天の少し手前から1440m圏コブ手前まで露岩帯が続く。踏跡は明瞭であるが墜落の危険性はある。
笠無南西尾根の下りでは、1195m圏から露岩帯を降りるが、前2者に比べれば通過は楽である。
全ルートに渡って比較的明瞭な踏跡がある。赤テープも多く、特に笠無南西尾根はベタに付けられている。
大尾根峠から大尾根への取付き。明瞭な踏跡が付いている。標高1090m圏。植林帯を右へ斜上してから樹林帯との境を直上する
2024年07月06日 08:24撮影
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7/6 8:24
大尾根峠から大尾根への取付き。明瞭な踏跡が付いている。標高1090m圏。植林帯を右へ斜上してから樹林帯との境を直上する
尾根に乗ったら尾根筋を辿ればよい
2024年07月06日 08:32撮影
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7/6 8:32
尾根に乗ったら尾根筋を辿ればよい
1220m圏コブは北側が露岩。ここを右寄りに降りるが、踏跡は滑りそうで緊張する。写真上部の巻き道の先、鞍部まで5m程の下降が厳しかった
2024年07月06日 09:10撮影
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7/6 9:10
1220m圏コブは北側が露岩。ここを右寄りに降りるが、踏跡は滑りそうで緊張する。写真上部の巻き道の先、鞍部まで5m程の下降が厳しかった
鞍部に降りてホッとし、露岩の下降ルートを振り返る。中央上部の巻き道を下り、木の根を際どく下った
2024年07月06日 09:14撮影
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7/6 9:14
鞍部に降りてホッとし、露岩の下降ルートを振り返る。中央上部の巻き道を下り、木の根を際どく下った
露岩が続くがいずれも小さく、痩せた岩稜をなしている
2024年07月06日 09:35撮影
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7/6 9:35
露岩が続くがいずれも小さく、痩せた岩稜をなしている
松の露岩。眺望が利くので一休み。1280m圏
2024年07月06日 09:38撮影
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7/6 9:38
松の露岩。眺望が利くので一休み。1280m圏
南南東方向に、右:金ヶ岳、左:曲岳が望まれる。百名山の茅ヶ岳は金ヶ岳の陰
2024年07月06日 10:10撮影
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7/6 10:10
南南東方向に、右:金ヶ岳、左:曲岳が望まれる。百名山の茅ヶ岳は金ヶ岳の陰
露岩が積み重なっているが、隙間を抜けて簡単に通過できる。露岩もこの辺りで終わり。1340m圏
2024年07月06日 10:37撮影
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7/6 10:37
露岩が積み重なっているが、隙間を抜けて簡単に通過できる。露岩もこの辺りで終わり。1340m圏
1380m圏から急登が続く
2024年07月06日 10:59撮影
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7/6 10:59
1380m圏から急登が続く
1450m圏で主稜線に出た。この合流地点に赤テープが付いているので、大尾根を下降する際の助けになるだろう
2024年07月06日 11:12撮影
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7/6 11:12
1450m圏で主稜線に出た。この合流地点に赤テープが付いているので、大尾根を下降する際の助けになるだろう
なだらかな主稜線をルンルン気分で南南東に進む
2024年07月06日 11:12撮影
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7/6 11:12
なだらかな主稜線をルンルン気分で南南東に進む
平坦な1460m地点を過ぎるとやがて比志の塒頂上。手製の山名板が木に架けられていた
2024年07月06日 11:27撮影
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7/6 11:27
平坦な1460m地点を過ぎるとやがて比志の塒頂上。手製の山名板が木に架けられていた
1453.2mの四等三角点
2024年07月06日 11:29撮影
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7/6 11:29
1453.2mの四等三角点
大尾根の合流点まで戻り、なだらかな主稜線を北西に向かって進む
2024年07月06日 12:13撮影
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7/6 12:13
大尾根の合流点まで戻り、なだらかな主稜線を北西に向かって進む
1440m圏コブで右折し、1425m圏鞍部を越えると露岩帯に入る
2024年07月06日 12:36撮影
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1440m圏コブで右折し、1425m圏鞍部を越えると露岩帯に入る
摩利支天。見た瞬間、人工的に彫ったものかと思った。自然は偉大なる芸術家である
2024年07月06日 12:37撮影
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7/6 12:37
摩利支天。見た瞬間、人工的に彫ったものかと思った。自然は偉大なる芸術家である
小さな露岩の間を縫って進む
2024年07月06日 12:39撮影
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7/6 12:39
小さな露岩の間を縫って進む
大きな露岩が行く手を遮る。ここは5, 6mほどルンゼ(岩溝)を下ってから、露岩の基部を巻く。その降り口を上から覗き込む
2024年07月06日 12:41撮影
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7/6 12:41
大きな露岩が行く手を遮る。ここは5, 6mほどルンゼ(岩溝)を下ってから、露岩の基部を巻く。その降り口を上から覗き込む
下り切ってから、降りたルンゼを見上げる
2024年07月06日 12:42撮影
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7/6 12:42
下り切ってから、降りたルンゼを見上げる
露岩を巻き終わり、再び岩稜上に出るため、小さいが滑々の岩を突き上げる。ハーケンが残置されていたので、これを足掛かりにできて大助かり
2024年07月06日 12:45撮影
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7/6 12:45
露岩を巻き終わり、再び岩稜上に出るため、小さいが滑々の岩を突き上げる。ハーケンが残置されていたので、これを足掛かりにできて大助かり
露岩帯もそろそろ終わり
2024年07月06日 12:46撮影
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7/6 12:46
露岩帯もそろそろ終わり
1440m圏コブで右折して北側に降りる。しかし、コブの直下は写真のように岩場なので西側から巻き込むようにして降りる
2024年07月06日 13:04撮影
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7/6 13:04
1440m圏コブで右折して北側に降りる。しかし、コブの直下は写真のように岩場なので西側から巻き込むようにして降りる
林道が通っているのかと思うくらい広い鞍部の向こう側に、見晴らし岩峰への急登が覗ける
2024年07月06日 13:09撮影
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7/6 13:09
林道が通っているのかと思うくらい広い鞍部の向こう側に、見晴らし岩峰への急登が覗ける
1460m圏の見晴らし岩峰
2024年07月06日 13:28撮影
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7/6 13:28
1460m圏の見晴らし岩峰
掠れた山名板が括り付けられていた
2024年07月06日 13:29撮影
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7/6 13:29
掠れた山名板が括り付けられていた
八ヶ岳の展望が良いはずだが、生憎の天候。赤岳の頂上に雲が掛かっている
2024年07月06日 13:30撮影
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7/6 13:30
八ヶ岳の展望が良いはずだが、生憎の天候。赤岳の頂上に雲が掛かっている
この岩峰で左折し、西に向かう。緩やかに上ると1480m圏のコブに着く。笠無の東峰に相当するが真っ平ら
2024年07月06日 13:42撮影
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7/6 13:42
この岩峰で左折し、西に向かう。緩やかに上ると1480m圏のコブに着く。笠無の東峰に相当するが真っ平ら
ここからさらに西に200mほど進むと、笠無の頂上が盛り上がっている
2024年07月06日 13:48撮影
7/6 13:48
ここからさらに西に200mほど進むと、笠無の頂上が盛り上がっている
釜無の頂上に着いた。その山名板
2024年07月06日 13:49撮影
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7/6 13:49
釜無の頂上に着いた。その山名板
1476.0mの三等三角点
2024年07月06日 13:50撮影
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7/6 13:50
1476.0mの三等三角点
さあ降りようとしたら雨が降り出した。久しぶりに傘を差しての歩行となったが、直ぐに止んだ。しかし、その後も時々雨
2024年07月06日 14:24撮影
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7/6 14:24
さあ降りようとしたら雨が降り出した。久しぶりに傘を差しての歩行となったが、直ぐに止んだ。しかし、その後も時々雨
笠無南西尾根を下る。本日、初めて案内板を見かける
2024年07月06日 14:27撮影
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7/6 14:27
笠無南西尾根を下る。本日、初めて案内板を見かける
小さな露岩を縫いながら急下降。このルートは人気が高いらしく、赤テープを頻繁に見かけるので、ルートに迷う心配は低い
2024年07月06日 14:35撮影
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7/6 14:35
小さな露岩を縫いながら急下降。このルートは人気が高いらしく、赤テープを頻繁に見かけるので、ルートに迷う心配は低い
1330m圏で道標を見る。「建石」も「お水神上」も見慣れぬ地名だ。でも地形図を読んで建石方向の左へ下る
2024年07月06日 15:02撮影
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7/6 15:02
1330m圏で道標を見る。「建石」も「お水神上」も見慣れぬ地名だ。でも地形図を読んで建石方向の左へ下る
1300m圏でやや右折
2024年07月06日 15:07撮影
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7/6 15:07
1300m圏でやや右折
1195m圏でまた露岩帯となる。でも踏跡も明瞭なのでルート選択は楽だ
2024年07月06日 15:31撮影
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7/6 15:31
1195m圏でまた露岩帯となる。でも踏跡も明瞭なのでルート選択は楽だ
露岩帯が終わると直ぐに、東山腹が植林されたばかりの尾根筋に出る。南南西方向に見える写真中央の山は斑山だろう
2024年07月06日 16:05撮影
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7/6 16:05
露岩帯が終わると直ぐに、東山腹が植林されたばかりの尾根筋に出る。南南西方向に見える写真中央の山は斑山だろう
植林帯と樹林帯の境目を下る
2024年07月06日 16:09撮影
7/6 16:09
植林帯と樹林帯の境目を下る
一部、茅が生い茂り、掻き分けて進む。一ヶ月前に伊豆で笹藪漕ぎをしてマダニの被害を受けた。ここには居ないだろうな
2024年07月06日 16:14撮影
7/6 16:14
一部、茅が生い茂り、掻き分けて進む。一ヶ月前に伊豆で笹藪漕ぎをしてマダニの被害を受けた。ここには居ないだろうな
植林帯から樹林に入れば、藪も無いので安心だ
2024年07月06日 16:23撮影
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7/6 16:23
植林帯から樹林に入れば、藪も無いので安心だ
すぐ下に林道が見えてきた
2024年07月06日 16:29撮影
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7/6 16:29
すぐ下に林道が見えてきた
南西尾根の突端で、林道脇の擁壁が切れた地点に明瞭な踏跡が付いていたので、これを辿って林道に降り立った。1070m圏
2024年07月06日 16:30撮影
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7/6 16:30
南西尾根の突端で、林道脇の擁壁が切れた地点に明瞭な踏跡が付いていたので、これを辿って林道に降り立った。1070m圏
林道の反対側に「←笠無」の案内板。これから登る人にとっては親切だ
2024年07月06日 16:32撮影
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7/6 16:32
林道の反対側に「←笠無」の案内板。これから登る人にとっては親切だ
後は車を停めた大尾根峠まで1.7kmほど林道歩き。今日歩いた山並みを下から見上げる。左端が笠無
2024年07月06日 16:36撮影
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7/6 16:36
後は車を停めた大尾根峠まで1.7kmほど林道歩き。今日歩いた山並みを下から見上げる。左端が笠無

感想

まだ梅雨は明けていないのに、関東南部は連日30℃を越える真夏日が続く。1000mを越える山なら涼しいはずだから、と言うことで、笠無に出かけた。

コース案内で述べたように、3つの尾根を使って周回した。いずれの尾根にも露岩帯があり、この通過に緊張した。主稜線上の摩利支天の辺りは面白かったが、それ以上に厳しかったのは、大尾根上の1220m圏コブの下りであった。加齢と共にバランスが悪くなったので、特に下りが怖く、過度に緊張してしまう。
地形図では高度差の無いなだらかな尾根でも、現場に行ってみると露岩の連続、と言うことはしばしば。この山もそうだった。でも、それだけ変化に富んでいて、難関を抜け切った後の充実感も大きい。

今回もまたまた欲張ったルート設定をしたため、9時間近い行動を強いられた。でも、久しぶりに予定したルートを完走し、厳しい露岩帯もクリアでき、満たされた気分で帰途につくことが出来ました。

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