櫛形山


- GPS
- 04:45
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 584m
- 下り
- 578m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題なし、よく整備されている。 |
その他周辺情報 | 甲府市のAS食堂でカツカレー (並でも特大) https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19002689/ |
写真
感想
夜明けとともに道の駅富士川を出発、櫛形山が近くに見える。八ヶ岳や奥秩父の山々のマジックアワーが美しい。県道413号線を進み、平林から高度を上げていく。展望台から富士山のマジックアワー、雲一つない。丸山林道、池ノ茶屋林道を進み、池ノ茶屋登山口に到着、時刻は5時18分、気温は16℃前後、先に駐車している車は2台のみであった。
鹿防柵用の扉を通って登山開始、この後も何度も扉を開け閉めしながら進む。早速ミヤマカラマツやヤマオダマキが迎えてくれる。葉からコバイケイソウと思われる草があるが花は咲いていない。コバイケイソウの葉はこの登山中至る所でみられたが、花は全く咲いていなかった。木々の間から富士山が見える場所があり、そこを過ぎると九十九折りの急登となる。何といってもヤマオダマキ、そしてアヤメなどのお花畑が元気づけてくれて頑張れる。また赤石岳や悪沢岳が望める場所もあった。
南アルプス展望台に到着、上河内岳から甲斐駒ヶ岳までの南アルプスが一望できる。どの山頂にも雲はかかっていない、こんなのは初めて。ただ虫が非常に多く長居には辛いものがある。
ここからしばらくは、森の中を歩いて行く。道はなだらかで気持ちがいい。カラマツの原生林ににはサルオガセがついている。サルオガセは寄生植物かと思っていたが、そうではなく自分で光合成をしているらしい。確かに葉っぱのない枝にサルオガセがついていることが多いように思われた。またダケカンバの巨木はそれぞれ個性的で面白い形がしていて、存在感がある。時に富士山が見えるスポットがあり、ベンチが置かれている。この山は総じて絶景スポットにはベンチが置かれている事が多い。
奥仙重に到着、三角点があるのみで眺望もなく通り過ぎる。ここから一旦下って櫛形山に登るが大したアップダウンではない。あまり日の入らない涼しいカラマツの原生林の中を進んでいく。サルオガセや苔が原生林の雰囲気をより一層引き立てる。間もなく櫛形山山頂に到着、ここも眺望はないが、木々の間から富士山を望める場所があった。ここからなだらかに下っていく。中尾根登山道への分岐があるが、裸山・アヤメ平方向に進む。この辺りはバラボタン平と言われているらしいが、バラボタン (タカネバラ)の花は見つけられなかった。森が無くなり苔が生い茂っている平地に出る。ここは日差しが強く蒸し暑い。再び原生林の森となり裸山に向かってゆっくり登っていく。所々に分岐があるが標識があり迷うことはない。
裸山が近づくと柵で保護されたアヤメが目立つようになってくる。裸山の麓では山頂まで周回して戻ってこれるようになっていた。時計回りで登って、お花畑を進んでいくが、ここのアヤメの群落は圧倒的であった。ハナチサシダケやテガタチドリも咲いている。裸山に到着、富士山方向と南アルプス方向の眺望が開けていて素晴らしい。どちらも雲一つない好天である。ここは木が無く、直射日光に晒されてとても蒸し暑い。鹿除けのネットにもサルオガセが付いているが、どこから来たのだろうか・・・
裸山を降りてアヤメ平に向かって下っていく。森を抜けるとやはり暑い。まもなくアヤメ平に到着、アヤメは多いが裸山ほどではない。ここのアヤメはかつて東洋一の規模であり、櫛形山は最初に日本山岳遺産に指定された山とのこと。しかしシカ等の食害でアヤメはほとんど見られなくなってしまったらしい。現在鹿除けネット柵の設置などによってアヤメは復活してきているらしい。アヤメ以外にもミヤマキンポウゲ、グンナイフウロなどが咲き誇っていた。木道を西に進んでいくと、そのまま櫛形山トレッキングコースにつながった。櫛形山トレッキングコースは2013年7月にオープンしたばかりの新しい道で櫛形山の西側斜面を歩ける唯一の登山道とのこと。
ここから馬の背のような地形を進み、アップダウンを繰り返しながら下っていって裸山のコルに到着した。ここから更に急登をくだり、もみじ沢に到着、ここはスタート地点の池ノ茶屋登山口より標高が低くなっている。ここからしばらく急登が続く。一部は木段になっているがかなりキツかった。日陰となっているのが救いであった。休憩所への分岐があったが、遠回りはせずに北岳展望デッキに向かう。次第に坂はなだらかになってくる。
北岳展望デッキに到着、北岳から八ヶ岳の赤岳までの眺望が素晴らしい。いまだにどの山頂にも雲一つかかっていない。急登の疲れが癒される。ここから先は更に道は整備され大きな石は無くなる。大きな九十九折りの緩やかな傾斜を下っていく。途中に聖岳、赤石岳、悪沢岳などが見えるスポットがあった。まもなく池ノ茶屋登山口に到着して登山を終了した。朝5時半の登山開始時は16℃であったが、10時半の下山時は25℃とかなり暑くなっていた。甲府市まで降りたら35℃でびっくり‼️
雲一つない眺望とお花畑、最高の登山であった。写真を撮り過ぎた。早朝から登山を開始し10時半には下山したが、日なたではかなり蒸し暑かった。森の中の日陰を歩くのが多いコースで助かったです。
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