ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 700442
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

盛夏に三の窓雪渓から長次郎雪渓 絶景の剱北方稜線

2015年08月14日(金) 〜 2015年08月16日(日)
 - 拍手
bmw320it その他3人

コースタイム

コースタイムは記事欄を参照
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往路は扇沢までは深夜バス、
復路は信濃大町から電車利用。
コース状況/
危険箇所等
1日目 雨のち晴れ
0630扇沢〜0830室堂〜1100剣御前小屋〜1245剣沢雪渓〜1400真砂沢小屋

2日目 晴れ
0500真砂沢〜0630三の窓雪渓取付0945三の窓コル〜池の谷ガリー〜1100長次郎雪渓右俣〜1215左俣〜1315熊の岩〜1400剣沢雪渓出合

3日目 晴れ
0500真砂沢〜0725剣沢小屋〜0830剣御前小屋〜1010雷鳥沢〜1110室堂〜1320扇沢

概要
1日目は室堂到着時に小雨時々強く降る中でのスタートとなり、翌日は晴れとの予報に期待し、真砂沢を目指します。
剣沢雪渓の状態は良好といってよく、真砂沢まで続いていました。途中、割れているところも幾つかありますが、当面はまだまだいけると思います。

2日目は雲ひとつない晴天。まずは二股吊橋に到着し、迫り来る勢いの三の窓雪渓を見上げ、本当にここを登れるんだろうかと、若干の怖さも抱きます。

雪渓の状態はキレイでしっかりしていたと思います。
八ツ峰を左に見ながら1000メートル標高を上げていきます。ぽっかりと空いた三の窓に青い空が輝き、素晴らしい眺望です。
上部になるほど急となり、後半ブリッジ状のところを渡ります。

池の谷ガリーは話の通りガレガレで落石を危惧しますが、幸いに上下に人がいなく、安堵します。

長次郎雪渓右俣から見下ろすと、傾斜が急であること、切れているところがあったことから、左俣からの下降を選択し、岩を登ります。
左俣に向かう途中で、右俣の雪渓へ下りれそうなところがあり、ガレ場を下ります。これが幸いし、右俣雪渓へ合流。
あとは、熊の岩を経由し、順調に下りていきます。

3日目も晴れ。この日は帰るだけですが、まずは剣沢雪渓を登りつめないといけません。
長い登りに嫌気が蓄積されますが、振り返ると剱岳に励まされ、なんとか剣御前小屋に到着。
見下ろす雷鳥沢は多くのテントで賑わっていました。
その他周辺情報 入浴は信濃大町駅より徒歩1分の旅館を利用させていただきました。
剣御前小屋から剣沢小屋方面へ下ります
1
剣御前小屋から剣沢小屋方面へ下ります
剣沢雪渓に取り付き、アイゼン装着します
1
剣沢雪渓に取り付き、アイゼン装着します
所々にクラックありますが、しっかりしています
1
所々にクラックありますが、しっかりしています
真砂沢ロッジに到着
予約しないと泊まれないそうです
1
真砂沢ロッジに到着
予約しないと泊まれないそうです
一晩あけて、雲ひとつないない空です
1
一晩あけて、雲ひとつないない空です
二股へ下りていきます
足元は崩れかけていますが鎖があるので大丈夫
1
二股へ下りていきます
足元は崩れかけていますが鎖があるので大丈夫
吊橋より三の窓雪渓をのぞみます
1
吊橋より三の窓雪渓をのぞみます
まっすぐコルまで続いている雪渓に恐怖すら感じます
2
まっすぐコルまで続いている雪渓に恐怖すら感じます
雪渓取り付き箇所はこの岩の裏から上がっていきます
1
雪渓取り付き箇所はこの岩の裏から上がっていきます
アイゼンを装着し、登り出します
キレイな雪渓です
3
アイゼンを装着し、登り出します
キレイな雪渓です
八ツ峰を左に見ながら、標高をあげていきます
2
八ツ峰を左に見ながら、標高をあげていきます
クレオパトラニードルが見えてきました
3
クレオパトラニードルが見えてきました
もう何峰目だかわかりません
2
もう何峰目だかわかりません
青空にぽっかりと窓があきます
2
青空にぽっかりと窓があきます
クレオパトラニードル、こんなに近くになりました
2
クレオパトラニードル、こんなに近くになりました
登ってきた雪渓を見下ろします
ずいぶんと上がってきました
3
登ってきた雪渓を見下ろします
ずいぶんと上がってきました
もう、ゴールもあと少しでしょうか
2
もう、ゴールもあと少しでしょうか
細いブリッジ状のところを足早に登りました
両サイド切れてます
3
細いブリッジ状のところを足早に登りました
両サイド切れてます
ブリッジ通過後に一旦左に雪渓が続きます
2
ブリッジ通過後に一旦左に雪渓が続きます
雪渓より右にザレ場を渡ると、目の前はゴール地点です
2
雪渓より右にザレ場を渡ると、目の前はゴール地点です
再び振り返ります
必死だったので気になりませんでしたが、結構な斜度でした
2
再び振り返ります
必死だったので気になりませんでしたが、結構な斜度でした
八峰のクライマーを見上げます
変わった形の岩はモアイ像というようです
2
八峰のクライマーを見上げます
変わった形の岩はモアイ像というようです
窓から剱尾根方面を見渡します
2
窓から剱尾根方面を見渡します
小窓の頭方面でしょうか、北方稜線が続きます
2
小窓の頭方面でしょうか、北方稜線が続きます
悪名高き池の谷ガリー
下りてくる人をやり過ごしてから取り付きます
2
悪名高き池の谷ガリー
下りてくる人をやり過ごしてから取り付きます
長次郎右俣のコルへ到着
かなり急で下り口がわからず、ここからの下降はあきらめます
2
長次郎右俣のコルへ到着
かなり急で下り口がわからず、ここからの下降はあきらめます
八ツ峰を俯瞰します
なんとも言えないスケールです
2
八ツ峰を俯瞰します
なんとも言えないスケールです
左俣へ向かう岩に取り付きます
一応しっかりしたロープがたれてました
2
左俣へ向かう岩に取り付きます
一応しっかりしたロープがたれてました
もう言葉になりません
憧れます
2
もう言葉になりません
憧れます
一方、足元は切れてます
2
一方、足元は切れてます
剱岳本峰をのぞみます
今日はあそこにはいきません
2
剱岳本峰をのぞみます
今日はあそこにはいきません
八ツ峰下半部
はるか下までくっきりです
2
八ツ峰下半部
はるか下までくっきりです
こちらは上半部
いつかは到達したいところです
2
こちらは上半部
いつかは到達したいところです
源次郎尾根の懸垂部が見えます
一昨年、いきました
3
源次郎尾根の懸垂部が見えます
一昨年、いきました
途中のザレ場より右俣からの雪渓を目指します
2
途中のザレ場より右俣からの雪渓を目指します
下りてきたザレ場と雪渓を見上げます
1
下りてきたザレ場と雪渓を見上げます
長次郎雪渓右俣方面はだいぶクラックが入っています
あそこは下りてこれなかったな〜
2
長次郎雪渓右俣方面はだいぶクラックが入っています
あそこは下りてこれなかったな〜
熊の岩には何張りかのテントがあります
ハツ峰にいっているんでしょうか
1
熊の岩には何張りかのテントがあります
ハツ峰にいっているんでしょうか
ハツ峰5,6のコルと言われているところのようです
何組か取り付いていました
2
ハツ峰5,6のコルと言われているところのようです
何組か取り付いていました
コルに近づくとこんな形してます
とにかく何でもその大きさに圧倒されます
2
コルに近づくとこんな形してます
とにかく何でもその大きさに圧倒されます
長次郎雪渓を見上げます
ハツ峰が目渡せます
2
長次郎雪渓を見上げます
ハツ峰が目渡せます
奥は源次郎尾根でしょうか
剱岳本峰をのぞみます
2
奥は源次郎尾根でしょうか
剱岳本峰をのぞみます
下りてきた長次郎雪渓
ハツ峰がぐるっと取り巻いているようです
1
下りてきた長次郎雪渓
ハツ峰がぐるっと取り巻いているようです
翌日あけて再び長次郎をのぞみます
こんなところを下りてきた
3
翌日あけて再び長次郎をのぞみます
こんなところを下りてきた
剣沢雪渓を見下ろします
真砂沢からずいぶん登ってきました
1
剣沢雪渓を見下ろします
真砂沢からずいぶん登ってきました
これはお決まりで、
岩と雪の殿堂
2
これはお決まりで、
岩と雪の殿堂
剱沢キャンプ場もかなり賑わってました
2
剱沢キャンプ場もかなり賑わってました
いよいよ見納め
剣御前小屋で剱岳ともしばしお別れ
2
いよいよ見納め
剣御前小屋で剱岳ともしばしお別れ
雷鳥沢到着
こちらのキャンプ場はさらに賑わってました
1
雷鳥沢到着
こちらのキャンプ場はさらに賑わってました
いよいよ終盤
剱の神様、今年もありがとう!
2
いよいよ終盤
剱の神様、今年もありがとう!

装備

備考 冬用アイゼン、ピッケル、ヘルメットも必要です。
雪渓下りにロープあればよかったかもしれません。

感想

ひとことでいうと、すごい充実した山行でした。
1000メートルの標高差の雪渓登り下りはかなりこたえましたが、疲れを吹き飛ばす眺望、高度感、何をとってもすごかった。
これで3回目の剱岳、今回はピークを踏まなかったわけですが、それに勝るいくつもの感動がありました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1917人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら