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Yamareco

記録ID: 700583
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

鳥小屋尾根から茶臼岳

2015年08月15日(土) 〜 2015年08月16日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
22.1km
登り
2,253m
下り
2,259m

コースタイム

1日目
山行
6:38
休憩
0:12
合計
6:50
6:45
6:45
130
8:55
9:00
82
畑薙山
10:22
10:22
136
2000m付近のガレ
12:38
12:45
20
13:05
茶臼小屋
2日目
山行
5:47
休憩
1:20
合計
7:07
4:30
17
茶臼小屋
4:47
5:15
40
茶臼岳
5:55
6:00
38
6:38
6:40
17
6:57
7:40
60
8:40
8:42
56
9:38
9:38
52
10:30
10:30
27
10:57
10:57
40
11:37
ゴール地点
天候 2日ともに晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◯沼平の駐車場を利用。15日の6時時点で駐車場はいっぱいで路駐も数台。
 自分は軽なので端のスペースになんとか駐めました。
コース状況/
危険箇所等
◼︎全般
◯藪に突入するまで全行程を通じトレース・リボンがあるが、急登の続くハードなコース。
◯基本尾根に忠実な道だが、頂上近くの藪では方向感覚を失いがち。

◼︎畑薙大吊橋〜畑薙山
◯取り付きは吊橋から5分ほど登りヤレヤレ峠へのトラバースになる箇所の鉄塔。
 鉄塔の上から尾根に取り付きます。いきなりの結構な急登。
◯1,403ピークから進路を西にとり2つのガレ縁を越える。
 縁の際というより少し下を歩く感じ。
◯最後の急登を登ると畑薙山。古めかしい看板があります。

◼︎畑薙山〜茶臼岳山頂
◯畑薙山からはほぼ北に進路をとり、ルーファイ的には最大の難所である
 北西に下りる分岐点を探す。事前情報でわかってた通り分岐点には
 これでもかってくらいリボンがあるので問題ありませんが。
◯分岐点からコルまで降りふたたび急登の連続。尾根を外さないことだけ注意。
◯2,000m付近のガレ縁は少し下を巻く道があるとのことだったが見つけられず、
 縁をなめるように進む。特に危険箇所はない。
◯2,300〜2,400mくらいから藪こぎ開始。最初のうちは大したことない。
 ハイマツの生えている方向や弱そうなところを狙って進む。
◯頂上直下で一度窪地に下り最後のアタック。ここからはあまり弱そうな
 ところがありません。。。ひたすらハイマツと戦い高みを目指す。
◯最後はお団子の標柱に出たかったが、東海フォレストの石柱のところに出る。
 久々の達成感。最も苦しい藪を抜けると頂上ってところがたまりませんでした。
その他周辺情報 ◯下山後は白樺荘へ。温泉のみ利用510円。
 ちょうど東海フォレストのバス×3くらいの方が先行していたので混雑。

◯その後白樺荘でお昼を食べたいのをぐっとこらえ、川根本町でお知り合いがやっている山の小さな喫茶店へ。
 大満足のハンバーグランチ+コーヒーをいただきました。
 誠にごちそうさまでした。写真とり忘れましたが。
約2年振りのテン泊は、バリ初級・鳥小屋尾根で茶臼岳へ。トレーニングといえば前週富士山行ったくらいだけど大丈夫か?
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約2年振りのテン泊は、バリ初級・鳥小屋尾根で茶臼岳へ。トレーニングといえば前週富士山行ったくらいだけど大丈夫か?
まずは林道歩きから。
まずは林道歩きから。
林道から畑薙山。あの2つのガレ縁を行きます。
林道から畑薙山。あの2つのガレ縁を行きます。
大吊橋を渡るとグッと緊張感が高まる。
2
大吊橋を渡るとグッと緊張感が高まる。
鳥小屋尾根の取り付きはヤレヤレ峠へのトラバースがはじまるところの鉄塔。
鳥小屋尾根の取り付きはヤレヤレ峠へのトラバースがはじまるところの鉄塔。
一般道からはここで分岐します。
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一般道からはここで分岐します。
いざ鳥小屋尾根へ。
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いざ鳥小屋尾根へ。
大したことないように見えますがかなり急です。総じて必死だったんで写真は少なめです。。。
大したことないように見えますがかなり急です。総じて必死だったんで写真は少なめです。。。
ガレ縁から畑薙湖。このコース、頂上直下とガレ縁以外は眺望ありません。
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ガレ縁から畑薙湖。このコース、頂上直下とガレ縁以外は眺望ありません。
おっかない。。。
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おっかない。。。
大吊橋から2時間ちょいで畑薙山到着。
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大吊橋から2時間ちょいで畑薙山到着。
こっちの看板はもはや読めません。
こっちの看板はもはや読めません。
う〜ん、久々のテン泊荷物は重い。。。ていうか急。。。
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う〜ん、久々のテン泊荷物は重い。。。ていうか急。。。
畑薙山を過ぎ北西の尾根に乗り換える箇所がルーファイ的に核心、、、ですがこのテープ祭りなんで心配ないかと。
畑薙山を過ぎ北西の尾根に乗り換える箇所がルーファイ的に核心、、、ですがこのテープ祭りなんで心配ないかと。
尾根を乗り換えてもひたすら急登。
尾根を乗り換えてもひたすら急登。
2,000m付近で3つめのガレ。ここは縁に沿って進みました。
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2,000m付近で3つめのガレ。ここは縁に沿って進みました。
この看板のあとの斜面の取り付きは急でした。
この看板のあとの斜面の取り付きは急でした。
その後もひたすらこんなのや、、、
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その後もひたすらこんなのや、、、
こんな感じの急登を進みます。
2
こんな感じの急登を進みます。
、、、でついに藪が。。。
、、、でついに藪が。。。
このあたりは楽勝です。
このあたりは楽勝です。
よくみるとついに頂上が!あのお団子の標識目指すぞ。
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よくみるとついに頂上が!あのお団子の標識目指すぞ。
ひたすらこいつらとの戦い。隙をぬってかいくぐったり、、、
2
ひたすらこいつらとの戦い。隙をぬってかいくぐったり、、、
たまにこんな感じで逃げれますが、、、
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たまにこんな感じで逃げれますが、、、
頂上直下の窪地に下りてからは「どこ登るの??」って感じ。それでも何とかよじ登り、、、
頂上直下の窪地に下りてからは「どこ登るの??」って感じ。それでも何とかよじ登り、、、
茶臼岳頂上到着っっっ!!!狙ってたお団子ではなく石柱の方の下から出てきたけど、久々に達成感モリモリでアドレナリンどくどく。
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茶臼岳頂上到着っっっ!!!狙ってたお団子ではなく石柱の方の下から出てきたけど、久々に達成感モリモリでアドレナリンどくどく。
最大の難所を抜けるといきなり頂上で、しかもこの景色っていうのはたまりません。
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最大の難所を抜けるといきなり頂上で、しかもこの景色っていうのはたまりません。
ここを登って来たわけね。。。
ここを登って来たわけね。。。
景色を堪能したら小屋へ。にしても足を使いすぎてプルプル。
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景色を堪能したら小屋へ。にしても足を使いすぎてプルプル。
小屋まで下りてきたら、、、
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小屋まで下りてきたら、、、
早速テント設営。小屋前のいい位置確保。
早速テント設営。小屋前のいい位置確保。
その後のやることはこれしかありません。
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その後のやることはこれしかありません。
空も青いし最高です。
空も青いし最高です。
16時に夕飯食べて18時過ぎには就寝しました。
16時に夕飯食べて18時過ぎには就寝しました。
翌朝は3時起床。朝食を食べ明けてきたので山頂へ。
翌朝は3時起床。朝食を食べ明けてきたので山頂へ。
最初はガスってましたが、、、
最初はガスってましたが、、、
夜明けが近づくとともに晴れてきて、、、
夜明けが近づくとともに晴れてきて、、、
無事明けました。最高です。
2
無事明けました。最高です。
素晴らしい景色。
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素晴らしい景色。
この日は光をピストンするつもりだったけど、翌日の天気が悪そうだし、前日に足を使い過ぎたので仁田岳まで行って下山することに。
この日は光をピストンするつもりだったけど、翌日の天気が悪そうだし、前日に足を使い過ぎたので仁田岳まで行って下山することに。
茶臼から光方面に下りて仁田池。
茶臼から光方面に下りて仁田池。
テン泊禁止だけどそそられます。
テン泊禁止だけどそそられます。
喜望峰から主稜線を離れ、、、仁田岳へ。
喜望峰から主稜線を離れ、、、仁田岳へ。
ここもプチ藪こぎでした。
ここもプチ藪こぎでした。
仁田岳到着。逆光ですが。。。
仁田岳到着。逆光ですが。。。
こちらの方が見やすいです。
こちらの方が見やすいです。
ここからの景色も最高。
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ここからの景色も最高。
戻って、、、
再び茶臼岳。
小屋まで戻ってテント撤収して下山。ここからはやっつけです。
小屋まで戻ってテント撤収して下山。ここからはやっつけです。
横窪沢小屋。
横窪峠。この奥に続く尾根をたどれば、、、
横窪峠。この奥に続く尾根をたどれば、、、
浮いた階段。
ウソッコ沢小屋。この時点で腿プルプルです。。。
ウソッコ沢小屋。この時点で腿プルプルです。。。
吊橋祭りからの、、、
吊橋祭りからの、、、
ヤレヤレ。この奥に続く続く稜線をたどれば、、、
ヤレヤレ。この奥に続く続く稜線をたどれば、、、
再び吊橋を渡ると、、、
再び吊橋を渡ると、、、
最後は林道歩き。
最後は林道歩き。
畑薙山を感慨深く眺める。
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畑薙山を感慨深く眺める。
無事沼平着。2年ぶりのテン泊の割には無理した感じだけど、達成感のある最高の山行をありがとうございました。
無事沼平着。2年ぶりのテン泊の割には無理した感じだけど、達成感のある最高の山行をありがとうございました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

そもそもは光に行こうと思っていた2年ぶりのテン泊山行。
光ってことは茶臼に泊まって、、、と考えていたところ、
とあるお方のブログを読んでから、いつか行ってみたいと思っていた
鳥小屋尾根のことが頭をよぎる。
茶臼までは鳥小屋尾根で行くか??

いろいろ調べてみると自分でも何とか登れそう。
結果何とかなりましたが、2年ぶりの本格山行で筋力が落ちている時に
重荷を担いで登るところじゃありませんでした(笑)
にしてもひたすら苦行のような急登と藪の攻撃に晒されたのちに、
いきなり頂上に飛び出る感じは最高。Mっ気のあるかたにオススメします。

結果的には初日で筋力を使い果たし、本来の目的である光には行けなかったけど、
雨が降る前に帰れたし、帰路にはずっと行きたかった喫茶店にも寄れたので大満足。
温かく送り出してもらった家族に感謝です。

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コメント

おつかれさまでした。
kontakaさん、こんちは。

いつか行ってみたい鳥小屋尾根、
藪漕ぎの松の香り漂うレコ楽しく拝見させていただきました。
ますますココ歩きたくなっちゃいました!
2015/8/17 19:21
Re: おつかれさまでした。
yamabukiさん、こんばんわ。

上から見えたましたよ〜、yanabukiさんの乗ったバス。
って見えないか、もっさり過ぎて。
鳥小屋尾根、相当歯ごたえありました。
現在、過去最大級の筋肉痛に悩まされております(笑)
2015/8/17 21:01
はじめまして
kontakaさんこんばんは。
ワタシもある方のブログで気になっていた
鳥小屋尾根を同じ日に登りました。
まさか同じ日に登っている方がいるとは思わず
記録を拝見して驚きました!
あの藪の後、素晴らしい絶景が見れたときは感動しました!
2015/8/17 23:06
Re: はじめまして
comさんはじめまして。コメントありがとうございます。

おお〜、まさか同じ日に登っていた方がいたとは!
しかも日帰り!すごい!自分はいまだに筋肉痛に悩まされています。。。
藪を抜けてるとあの絶景、ホント最高でした。
ある方ってきっと同じ方ですね。
2015/8/18 5:41
日の出は綺麗でしたね〜(*^ー^)ノ♪
kontakaさん
お疲れ様でした!

鳥小屋尾根を制覇なんて流石です
茶臼岳から下を覗いてみたけど・・・
何処を登ってきたの?って感じでした

夜間からの雨が凄くて翌日私も下山しちゃいました
雨のなか聖岳まで歩く気力がなくなり晴れた日に出直してきます
ただのヘタレです(´・ω・`)

頂上で写真を撮っていただき有難うございました(*^▽^*)
また何処かの山で会えるのを楽しみにしてます!
2015/8/19 9:46
Re: 日の出は綺麗でしたね〜(*^ー^)ノ♪
apoidakeさん、おはようございます。
その節はどうもでした〜。

>夜間からの雨が凄くて翌日私も下山しちゃいました
雨すごかったですもんねえ。
自分も初めて聖行った時は風雨すごくて撤退しました。
山は逃げませんのでまた是非〜、と言うには南部遠いですが。。。

ではまたどこかで!
2015/8/20 5:36
プロフィール画像
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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 塩見・赤石・聖 [日帰り]
茶臼岳(沼平より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

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