斜里岳はガスの中


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,001m
- 下り
- 1,001m
コースタイム
天候 | 曇り(ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢の渡渉やトラバースなど滑りやすいが、岩の上を飛ばずに水の中に足を置いた方が安全。新道の激下りはドロドロで滑りやすいけど、木などを持って丁寧に下りれば大丈夫。 |
その他周辺情報 | 清里町の緑清荘に宿泊。立ち寄り湯も可。フロントの対応良好。 |
写真
感想
以前眺めたと時に格好良くて登ってみたかった斜里岳に、知床縦走の前に足慣らしとして(?)登ることにしました。
初めての道東の山、しかも一人なので、ヒグマに会わないようにお遍路さんのように鈴を鳴らしながらの登山となりました。また、沢歩きなので、スパッツとカッパのズボンの完全防備で出発。
沢歩きみたいな登山道、と聞いていたけど、登山道に入ってすぐに渡渉。バランスの悪い私がヨッコラショと岩を選んで渡渉していると、大学生らしきグループがピョンピョンと進んでいく。Going My Wayです。
下二股からは旧道コース。いよいよ本当の滝道。ちょっと楽しみ。今年は沢登りに行っていないから、今年初めての沢登りって感じ。
次々滝が出てくる。滝の巻き道にロープがあったので、午後からのお天気の悪化を考慮して、今回はお世話になることにした。滝が続いているが、上の方はガスっててよく見えない。どこまで滝が続くんだろう?
雲華の滝を過ぎると、流れも傾斜が緩くなってきて、草の間を進むと、ようやく上二股に。ここから上はガスの中を行くようになるようなので、念のためカッパの上着を着た。
しばらくは沢の延長のような道。そのうち斜度が増してきて、斜度に慣れてきたと思ったら胸突八丁。ちょっと行くと、馬の背の稜線に出たが、風が非常に強い。カッパの上着をあらかじめ着ていてよかった。
風の強い稜線を行くと、斜里岳神社。簡単にお参りして先に進む。急坂を登って頂上へ。ガスでまったく展望がない。風が強いので、ちょっと下ったところで一時休憩。三角点も近くにあるようだが、この天候なので探さずに下山することにする。
馬の背からちょっと下ると風も弱まりホッとする。途中で数人の登山者とすれ違ったが、風に慣れておらず苦労している様子の方が多いように見受けられた。
さて、上二股からは新道コース。今回は竜神の池はパスすることにした。木の根や倒木を跨ぐので注意が足元に行っていると、頭上に枝がかぶさっていたり木が倒れかかっていたりして、何度も頭をぶつけた。10回以上はぶつけたと思う。
しばらく灌木帯を登ると、いつの間にかハイマツの稜線の道に。晴れていたらきっといい展望なんだろうなと思いながら、ひたすら足元ばかり見ながら歩いて、やっと熊見峠。
ここからは劇下り。ところどころ土嚢で補修してくれてはいるものの、全体的に段差があり、木の根や周りの木や草を持っていないとズルッと滑りそうになる。ロープがあるところは、躊躇なくお世話になりました。そのため、無事に一度も尻餅つくことなく下山できました。
下二股からは往路と同じだが、汚れた靴を洗うつもりで、往路よりも水の中を歩くことが多かった。
予定よりも1時間ほど早く下山。予約しているタクシーが来るまで約1時間、泥んこの靴やスパッツやカッパのズボンを洗いながら待つ。14時を過ぎると雨が降ってきた。早く下山してて良かったです。
お天気が良くないのに予想以上の登山者に出会いました。さすが百名山ですね。
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