笊ヶ岳に向かおうとして広河原で撤退


- GPS
- 06:32
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,704m
- 下り
- 1,444m
コースタイム
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 5:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
※前日夜に都内から石和健康ランドに移動して仮眠 ・波高島駅から老平ゲートまで自転車、約18km/350mUP なお輪行して登山口まで向かっていますが、老平ゲートへは公共交通機関でのアクセスも可能です。 ・はやかわ乗合バス https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/taffic.html 奈良田行きバスで大島下車、大島から老平へは乗合タクシー(要前日予約、1日4往復) |
コース状況/ 危険箇所等 |
急登本番が始まる前の広河原までしか行っていませんが、この有名な前座部分の作業道も整備がされておらず足場が悪くてなかなか危険です。 【後日追記】 自身の次回以降計画用に、行きのアプローチの一部区間(赤沢宿〜雨畑間)のみ自転車移動のログを追加しています。 実際の山行記録は雨畑以降、ペース×0.7です。 |
その他周辺情報 | ・下部温泉or波高島駅から現地へ向かう間、R52の上沢交差点近くにセブンイレブン身延下山店があります(あきちゃんと犬子のバイト先ことセルバみのぶ店もあります)。 ・ヴィラ雨畑で日帰り温泉に入れる他、最近下部温泉駅の前に温泉施設ができました。甲府のサンロードがやっているスポーツクラブ件の施設で風情はありませんが。 |
写真
途中、身延下山のセブンイレブンがあるのを良いことにゆっくり立ち寄ってきたら予定より30分ほど遅くなってしまった。準備は事前にしてきたほうが良いですね。
……とふと振り向くと、後続に人がいることに気付いてビックリしました。どうやら渓流釣りの方のようです。こんな僻地、しかも褒められた箇所じゃないところで後ろから渡ろうとしている人がいてちょっと焦る。自分が渡っておいて難ですが、「ここはダメですよ!!」「下にピンテあるのでそっちに行ってください!!」と大声で合図するも、どうも伝わっていない様子。沢の音で聞こえないのか??
荷物を積んで、岩を2m少々よじ登ったところで、ちょっと(普段ならまずやらない)余計なことをしてバランスを崩し、体の左側から沢に転落しましたー。少し流されてから体制を立て直す。無理して踏ん張らずに受け身は取った。無事大問題にはなっていませんが、岩であちこち打ったようです。
服は暑くてすぐ乾くので問題ない、装備は渡渉があるのがわかっていたのでだいたい防水している、電子機器類も動作問題なし。まあ行こうと思えば行けるが。
とかなんとか迷うこと10秒程度、速やかに撤退します。結構落ちたなー、だいたい無事でまあツイてたとも思ったり。意外と悔しさとかはない、実力不足でしょう。きちんと準備してまた来よう。
とってもゆるくてキャンプ心△溢れてて良いスーパーです。隣の酒屋は残念ながらシャトレーゼになってました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
山梨百名山巡りも残り2座、この日ははじめから決めていた順序に従って、猛烈な長い登りで知られる山梨のラスボスこと笊ヶ岳に輪行自転車アクセステン泊1泊というあまり人から羨ましがられないアプローチで挑みました……が、結論から言うとその猛烈な長い登りに辿り着く前に沢に転落して敗退しました。
笊ヶ岳は難所であるとは言え、その所以は本来技術が必要だからではなくひたすら体力勝負だからです(だと聞いています、体力勝負のところまで行かなかったんで)。
詳しくは写真中にも書きましたが、笊ヶ岳に登ったことがある人ならばおそらく「え、落ちるところなんてあったっけ?」ということになると思うのですが、ちょっと判断も運も悪い形で失敗してしまいました。
ネットで人目に触れる場所なのでここに書こうかどうしようかは迷ったのですが、後々自分で読み返して自分の後学にするためにメモしておこうと思います。
◆今回の反省点と学び
・渡渉で無理に飛び石できるところを探そうとしない
・通り過ぎた渡渉ポイントがわかっているなら横着せずにそこまで戻る
・対岸が岩盤・ゴルジュになっている場所を渡渉しない
・予想していなかったイベントが発生しても焦らない
・3点支持で登っている人にハンドサインを求めない
・3点支持で登っている最中にハンドサインを返そうとしない
何かのせいにしようとしているわけではなくて、これは単純に実力不足なのです。
沢に落ちた理由は、人気がなく一人旅だと思ってざぶざぶ渡った正しくない渡渉ポイントで後ろに付いてこられた釣り人が居たことに焦り、◯✕サインに✕を返そうと気を取られて岩から手を離してしまったためなのですが、それを言ったらそもそもアプローチで時間と体力を使って余裕が無かったし、上記のとおり渡渉で横着したことも間違っているのです。
順調に来た山梨百名山、大詰めで良い経験ができたと思います。
◆整形外科に行ってきました
翌日曜日は1日寝て過ごして、月曜日の午前中に整形外科へ行ってきました。
打撲と筋肉痛は仕方ないんで一旦置いておいて、骨折は無し。左手首舟状骨と腰椎左横突起一ヶ所に軽いヒビの疑い。神経系は問題ないのでビリビリ痛も少しすれば落ち着くはず。湿布貼ってロキソニン飲んでほっとくしかなかろう、とのことでした。
ボワーっとしていた耳はほとんど水が抜けて聞こえるようになりました。
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※2日後の水曜日追記
4日経って打撲の痛みは手首も腰もだんだん和らいできたので良かったんだけど、徐々にお尻の神経痛がひどくなってきて、通勤中に俺遅延により出社が遅れてしまった。まいったなこりゃ。
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※その6日後の7/30(火)追記
だいぶ良くなってきたのでロキソニンと湿布を減らしました。お尻の100まんボルト痛もだいぶ和らいで無理な体制を取らなければビリっとしなくなりました。左腰がまだ少しだるいけどあと10日もすれば行けそうです(何がだ)
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概ね問題なしなので、運も良かったと思います。
アウトドア趣味をやっていると怪我もある程度付き物というかやむなしみたいなところはありますが、もっと上級者の方からすれば「何をそんな大げさな」って感じでしょうし、かといってそれを適当に捉えるのも事故の元ですし、その人その人のレベルに合わせて必要な安全確保をするのが何より大切なのかなと。
よく注意してまた出直しましょう。
コメント
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(このレコが上がっているので大丈夫かと思いますが…)
打ち身位でしょうか?その後は大丈夫でしょうか?
笊ヶ岳、山梨百名山達成を目指しているのでここは避けて通れない所ですがこれ見るとちょっと腰引けます。
兎にも角にもお大事に…
ありがとうございます!大変お騒がせしました……
1回アップしたあと詳細追記しました。多少ミスってしまいましたが、大きな問題はなく無事です。無事と言って良いのかはさておき。。
思い直して詳しく書いたのですが、私が沢にドボンしたのは渡渉の判断ミス+かなりのレアなタイミングでイレギュラーな出来事があったことが原因で、笊ヶ岳自体は技術的に難しいというよりは体力勝負の山であるはずです。もちろん油断はできない程度に危険箇所が無いわけではないですが、hellopumpkinsさんの足ならば私よりもずっと余裕があると思います。
私は自転車+テント装備という物好きなスタイルですが、今は荷を軽くして日帰りの方の記録のほうがずっと多くて実際そのほうが楽だろうなという感じはします。マイカーでのアプローチで、トレランやファストハイクができる方であればきっと大丈夫です。
遅コメ失礼します💦
今回は災難でしたね😓
その後の追記を拝見して、ホッとしたような🤔うーん😓でも神経痛は心配ですよー😅
腰もヒビが入っていたらいけないので(時間が経たないとヒビはレントゲンではわからないこともあるそうで)
痛みの様子を見ながら調整してくださいね!
いずれにしても、この日の撤退は大正解です👌
こんな日はこれ以上のどんなことが起こるかわからないですから😵
時間をかければ治る怪我で済んだのはよかったです☺️
お大事にしてください🥰
打撲はだいぶ良くなってきたので、もう少しおとなしくしていることにします。
神経痛も多少ありますが、腰椎や坐骨神経痛の場合は足の方に痺れがあるしそもそも明らかに回復しないので、2、3日で多少なりとも楽になっているのならば打撲と一緒に治るよ、とのことでした。
この日は無理して登れても降りられる感じでは無かったので、実際は帰る以外ありませんでした。。
大怪我しなくて良かったですが、油断大敵だなあと当たり前のことを思いました。
みなさま安全第一で行きましょう!!
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