大雨の山形県 鳥海山は暴風で途中撤退


- GPS
- 22:10
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 852m
- 下り
- 850m
コースタイム
- 山行
- 1:52
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:00
天候 | 23日 曇り時々雨、24日 御浜小屋から上部は雨混じりの暴風 2日間ともガスの中の行動 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
御浜小屋まではそれほど風も強くなく傾斜も比較的弱いので歩きやすい。ただ、途中に在る賽の河原付近は雨水の通り道になるため沢の渡渉のようになる。 御浜小屋から上部は吹きあがってくる風が強く、岩場などで吹き飛ばされそうになるので登りも下りも注意が必要 |
写真
感想
f1senaさんに誘ってもらった東北、鳥海山と月山の山旅。自分にとって東北は何年ぶりだろう。仕事の出張で仙台や青森へ来たことが有っても、それも一番新しくて35年前くらいじゃなかっただろうか。山ということになったら、それこそ学生時代に朝日連峰、飯豊連山の登山、八幡平、十和田、八甲田山などの観光に来て以来だと思われる。今回の鳥海山、月山は勿論初めてで行く前からとても楽しみしていた。
所が東北の梅雨明けはやはり遅く、丁度、日程が山形、秋田地方の大雨の時期に当たってしまった。
それでも山形空港に着いた23日午前中は鳥海山の麓の象潟辺りまでは晴れ間すらあった。しかし、雄大に見えるはずの鳥海山は標高500m位から上は雲がかかり、実際、鳥海ブルーラインを登ると途中からガスの中へ。鉾立の駐車場に着いても鳥海山の姿を見ることは叶わなかった。
それでも雨の気配はなく歩きだす。よく整備された石畳や石段の登山道が続き、それほどの傾斜も無いので歩きやすいなあと感じた。とは言え、下山時のように雨で濡れてしまうと滑りやすいため、結構神経を使いながらの歩行になるのは気を付けなければならない。
登山道の周辺は、時期的に色々な高山植物が咲き出しており、景色が見えない分そうした花々の写真を撮りながらの登行になった。
2時間ほどで宿泊地の御浜小屋(御浜神社)に到着した。この間、下山してくる何組かの登山者と出会ったが、どの方も山頂宿舎に泊まっていた方でも新山山頂までは行けず、神社から戻ってきたとか、そこまでも行かず下から登って御浜小屋から戻ったという方ばかりだった。
我々も近くの鳥海湖まで下りてみようかと言って一旦は小屋を出たものの稜線から湖のある北側へ下る道へ入った途端、吹き上げる強風にさらされ、行っても視界もないことから、速攻、小屋へ戻ることを決定した。
翌日の天候もあまり良くない予報で、それを裏付けるような小屋の揺れを感じる強風の音を聞きながら夜を過ごした。
翌朝、朝早い朝食を頂き6時過ぎに小屋を出発。雨は殆ど降ってはいないので行けるところまで行こうと相談して山頂へ向かった。小屋から上は稜線上に出るため下から吹き付ける風にさらされ、時折雨が混じると、まるで雨粒が雹のような質量感を持って身体にたたきつけられ、痛いほどだった。それでも御田ヶ原を過ぎて八丁坂を登り、外輪山と千蛇谷の分岐まで頑張ってみたが、千蛇谷側の風も強いため、ここまでかなということで意見も一致。撤退することにした。
二日間にわたる山行では期待していたような雄大な景色を全く見ることができなかったのが本当に残念だったが、色々な高山植物たちに出会うことができたことが収穫だった。
難しいかもしれないけど、もう一度来てみたいと思わせる山だった。
前日よりさらにホワイトアウトした鉾立に下山後、出羽三山のある羽黒山へ向かった。
【2024年の山行 30回目】
今回の歩行距離:10.9km 2024年の累積距離:321.4km
今回の累積標高: 852m 2024年の累積標高:30,804m
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