尾瀬ヶ原、アヤメ平

2024年08月03日(土) [日帰り]

• GPS: 08:53
• 距離: 23.4km
• 登り: 616m
• 下り: 616m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:22
• 休憩: 0:31
• 合計: 8:53

距離 23.4km 登り 616m 下り 616m

5:40 スタート地点
5:42 鳩待峠
6:23 6:28 至仏山荘
6:28 山ノ鼻
6:55 上ノ大堀川橋
7:03 7:04 牛首分岐
7:20 東電下の大堀橋
7:39 7:40 ヨッピ吊橋
7:45 ヨシッ堀田代
7:54 東電小屋
8:02 東電尾瀬橋
8:15 東電分岐
8:47 温泉小屋
8:51 8:52 温泉小屋・三条ノ滝・御池方面分岐
9:32 温泉小屋・三条ノ滝・御池方面分岐
9:40 元湯山荘
10:11 東電分岐
10:38 10:41 尾瀬小屋
11:04 11:05 龍宮小屋
11:08 11:09 竜宮十字路
12:01 12:10 長沢頭
12:20 土場
12:46 12:47 富士見田代(尾瀬原分岐)
13:15 13:18 アヤメ平
13:26 中原山
13:43 横田代
13:50 13:52 中ノ原
14:28 14:31 鳩待山荘
14:32 鳩待峠
14:33 ゴール地点

写真

熊出没。木道からなかなか離れてくれず、足止めをくらった人が10人弱。私もその一人。
蘭の花を代表写真にするつもりでしたが、こんなの目撃してしまったら、これを代表写真にするしかない。

ようやく去っていってくれました。

アヤメ平のキンコウカ(金光花)と至仏山。今年はキンコウカの大当たりの年。アヤメ平でお会いした地元の方の話では、70年に一度の大当たりだとか。

コイチヨウラン(小一葉蘭)。まだ咲き始めたばかりなのか昨年比で1/3以下しか見なかった。これから続々と咲いてくれることを祈る。

カキラン(柿蘭)。咲き残りがありました。

コバノトンボソウ(小葉の蜻草)。似ているホソバノキソチドリは一つも見なかった。コバノトンボソウの方が花期が長いのかな。

アリドオシラン(蟻通蘭)

ネジバナ(捩花)。たくさん見ました。

ネジバナを上から撮ってみた。

オゼノサワトンボ(尾瀬の沢蜻蛉)。この写真の株は花付きがよいですが、ほとんどの株は昨年見たときより、花の数が少ないように思いました。

エゾスズラン(蝦夷鈴蘭)。咲き残りという感じでした。

コオニユリ(小鬼百合)。ミズチドリ(水千鳥)も映り込んでますが、ミズチドリは先端に数輪残っている程度でした。

逆さ燧。朝一はもやがかかっていて「逆さ燧」の銘板のあるところでは逆さ燧を見ることが出来ませんでしたが、この写真のはもう一つの逆さ燧撮影ポイント。

オゼミズギク(尾瀬水菊)。とても多かった。

オゼミズギクはこんな感じで群生してました。私が今まで見た中で一番密が高いです。オゼミズギクも当たり年なのかな。

オゼコウホネ(尾瀬河骨)。3週間前の尾瀬山行のレコで「いつも見ていた場所」と書いていた場所で、今年も見ることが出来ました。

ソバナ(岨菜)。青花好きにとってはいっぱい咲いていてほしい花です。ここから青系の花が続きます。

サワギキョウ(沢桔梗)。見頃を迎えたと言ってよいでしょう。

コバギボウシ(小葉擬宝珠)。尾瀬では、紫色と白色の筋が入った花をよく見かける。

トリカブト(鳥兜)。秋を先取り。

アケボノソウ(曙草)。咲き始めたばかりで、数は少なかった。秋が近づいてきたなあと思わせる花です。

ナガバノモウセンゴケ(長葉の毛氈苔)

モウセンゴケ(毛氈苔)。モウセンゴケとナガバノモウセンゴケの自然交雑種でサジバノモウセンゴケというとても珍しい花もあるらしいので探してみたけど、サジバノモウセンゴケは見つからなかった。

トモエソウ(巴草)

感想

graphium

今回もラン科の花を求めて尾瀬ヶ原に行ってきました。今年はキンコウカが当たり年とのことですので、アヤメ平にも行ってきました。

そしたら、熊に出会いました。（今年初）
山の鼻からあまり離れていない木道のところにいました。なかなか木道から離れてくれなかったので、プチ渋滞になりました。渋滞と言っても、朝一の鳩待峠発の人たちが到着する頃の時間帯なので、10人も並ばなかったのですが...。今回はブラフチャージを受けることもなく、去っていってくれて良かったです。

アヤメ平のキンコウカはすごかったです。アヤメ平でお話した地元の人にコーヒーをご馳走になりながら聞いた話では、今年のアヤメ平のキンコウカは70年に一度の大当たりの年だとか。70年前と言えば、アヤメ平の湿原の至るところ立ち入ることが出来た時代なので、踏み荒らされて無惨な姿になる前の、かつての風景が復活したと言えそうです。今年限りの復活かもしれませんが、とても感慨深い感じがしました。来年以降も当たり年とは言えないまでも、いっぱい咲いてほしいです。
ちなみにご馳走になったコーヒーはとても美味しかったです。アヤメ平到着時はお疲れモードでしたので、美味しいコーヒーを飲んで生き返ったような気持ちになりました。

ラン科の花は、主な目的は、コイチヨウランとオゼノサワトンボでしたが、どちらも無事に観賞することができて大満足の山行でした。