ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7102328
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

布滝〜西大巓〜西吾妻山〜スキー場

2024年08月03日(土) 〜 2024年08月04日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山形県 福島県
 - 拍手
GPS
16:16
距離
17.0km
登り
1,355m
下り
1,352m

コースタイム

1日目
山行
7:11
休憩
2:28
合計
9:39
距離 10.2km 登り 1,190m 下り 482m
5:19
57
6:16
6:29
77
7:46
7:57
98
1380m付近(沢出合)
9:35
9:48
51
1790m付近
10:39
10:56
40
11:36
12:00
10
12:10
12:16
14
12:30
12:31
5
12:36
12:38
32
13:10
13:45
30
14:15
14:16
4
14:20
14:45
13
天狗岩
14:58
西吾妻小屋
2日目
山行
4:10
休憩
2:30
合計
6:40
距離 6.8km 登り 165m 下り 870m
4:10
18
西吾妻小屋
4:28
5
4:33
5:16
5
5:21
24
5:45
7:00
63
8:03
8:21
99
10:12
10:25
6
不動沢渡渉点
10:31
10:32
18
10:50
デコ平口
天候 8/3 曇り時々晴れ, 8/4 霧のち曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
デコ平口駐車場:スキー場駐車場からの林道は少し荒れている。砂利が多いのでスリップ注意。水場なし。簡易トイレ有。10台くらい。
コース状況/
危険箇所等
布滝から西大巓までは何年も手入れされていない様子で藪がかなり煩い。ヤブを掻き分けて進むのに体力が必要だし,ルートファインディングも。赤目印が結構ついているが,隠れていて見つけにくい。
その他周辺情報 花見屋旅館:中の沢温泉にある。日本庭園風の露天風呂があり,気持ちが良かった。700円。グランデコスキー場からは車で40分ほど。
https://hanamiya-nakanosawa.com/
デコ平駐車場。未だ誰も居ない。
2024年08月03日 05:12撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 5:12
デコ平駐車場。未だ誰も居ない。
布滝が見えてきた。
2024年08月03日 06:21撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 6:21
布滝が見えてきた。
水流の右側を登る。
2024年08月03日 06:32撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 6:32
水流の右側を登る。
藪で全く前が見えない。
2024年08月03日 07:11撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/3 7:11
藪で全く前が見えない。
赤テープが見えたので,小さな沢を渡渉する。
2024年08月03日 08:08撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 8:08
赤テープが見えたので,小さな沢を渡渉する。
相変わらず藪が濃い。
2024年08月03日 10:20撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 10:20
相変わらず藪が濃い。
登って来た路の出口には赤テープが張られていた。
2024年08月04日 08:03撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 8:03
登って来た路の出口には赤テープが張られていた。
西吾妻山への道。左側に小さく小屋も見える。
2024年08月03日 10:57撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 10:57
西吾妻山への道。左側に小さく小屋も見える。
キンコウカ。
2024年08月03日 11:08撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/3 11:08
キンコウカ。
ミヤマリンドウ。
2024年08月03日 11:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 11:28
ミヤマリンドウ。
梵天岩。
2024年08月03日 12:36撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 12:36
梵天岩。
梵天岩から中大巓を望む。
2024年08月03日 12:38撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/3 12:38
梵天岩から中大巓を望む。
冷たくておいしい水場。ただ,水流は細い。疲労度を考えてここから小屋に引き返す。
2024年08月03日 13:44撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/3 13:44
冷たくておいしい水場。ただ,水流は細い。疲労度を考えてここから小屋に引き返す。
梵天岩へ登り返す。
2024年08月03日 14:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 14:09
梵天岩へ登り返す。
シラネニンジン,ミヤマリンドウ。
2024年08月03日 14:47撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 14:47
シラネニンジン,ミヤマリンドウ。
ウラジロヨウラク ?
2024年08月03日 14:55撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 14:55
ウラジロヨウラク ?
立派な造りの西吾妻小屋。中もきれいだった。
2024年08月03日 14:59撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 14:59
立派な造りの西吾妻小屋。中もきれいだった。
小屋の周辺を散策する。イワカガミの実。
2024年08月03日 16:44撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 16:44
小屋の周辺を散策する。イワカガミの実。
イワカガミ。
2024年08月03日 16:47撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 16:47
イワカガミ。
イワオトギリ?
2024年08月03日 16:51撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 16:51
イワオトギリ?
イワイチョウ。
2024年08月03日 17:02撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 17:02
イワイチョウ。
苔ワールド。
2024年08月03日 17:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 17:10
苔ワールド。
ハリスギゴケ?
2024年08月03日 17:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 17:10
ハリスギゴケ?
木道の向こうに西吾妻山。
2024年08月03日 17:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/3 17:14
木道の向こうに西吾妻山。
ウメバチソウ。
2024年08月03日 17:20撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 17:20
ウメバチソウ。
アザミも多かった。
2024年08月03日 17:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 17:31
アザミも多かった。
遠くの方では雲が湧き上がっている。
2024年08月03日 17:43撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/3 17:43
遠くの方では雲が湧き上がっている。
梵天岩から眺める夜明け直前の空。
2024年08月04日 04:33撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/4 4:33
梵天岩から眺める夜明け直前の空。
雲間から微かに赤い線が覗く。
2024年08月04日 04:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 4:41
雲間から微かに赤い線が覗く。
東大巓の辺りから陽が昇った。
2024年08月04日 04:45撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/4 4:45
東大巓の辺りから陽が昇った。
去年登った,一切経山,家形山,東大巓が一望のもと。未だ登っていない東吾妻山も。
2024年08月04日 04:47撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 4:47
去年登った,一切経山,家形山,東大巓が一望のもと。未だ登っていない東吾妻山も。
朝陽に湿原が照らされて光っている。左側は昨日あきらめた中大巓。
2024年08月04日 04:58撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
8/4 4:58
朝陽に湿原が照らされて光っている。左側は昨日あきらめた中大巓。
少しの間に太陽は高くまで昇っている。
2024年08月04日 05:11撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/4 5:11
少しの間に太陽は高くまで昇っている。
天狗岩と,奥には神社。
2024年08月04日 05:25撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/4 5:25
天狗岩と,奥には神社。
オトギリソウ。
2024年08月04日 07:01撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 7:01
オトギリソウ。
小屋を出発。霧の向こうに見える小屋にありがとう。
2024年08月04日 07:02撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 7:02
小屋を出発。霧の向こうに見える小屋にありがとう。
ミヤマホツツジ。
2024年08月04日 07:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 7:10
ミヤマホツツジ。
モウセンゴケ,ミヤマリンドウ。
2024年08月04日 07:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 7:23
モウセンゴケ,ミヤマリンドウ。
トンボがモウセンゴケに捕まっていた。
2024年08月04日 07:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 7:31
トンボがモウセンゴケに捕まっていた。
西大巓を目指してお花畑の中を登る。
2024年08月04日 07:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/4 7:41
西大巓を目指してお花畑の中を登る。
エゾシオガマ ?
2024年08月04日 07:45撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 7:45
エゾシオガマ ?
タカネサギソウ ?
2024年08月04日 07:54撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 7:54
タカネサギソウ ?
コゴメグサ。
2024年08月04日 07:57撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 7:57
コゴメグサ。
ツリガネニンジン。
2024年08月04日 07:59撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/4 7:59
ツリガネニンジン。
西大巓山頂を独り占めと思ったら,直ぐに白布峠方面から一人上がってきた。そちらも藪で苦労したそうだ。
2024年08月04日 08:03撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 8:03
西大巓山頂を独り占めと思ったら,直ぐに白布峠方面から一人上がってきた。そちらも藪で苦労したそうだ。
ヤマハハコ。
2024年08月04日 09:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 9:31
ヤマハハコ。
ヨツバヒヨドリに留まってアサギマダラが蜜を吸っている。
2024年08月04日 09:35撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/4 9:35
ヨツバヒヨドリに留まってアサギマダラが蜜を吸っている。
ヨツバヒヨドリにはハチも多く寄っている。
2024年08月04日 09:43撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 9:43
ヨツバヒヨドリにはハチも多く寄っている。
デコ平湿原に咲くギボウシ。
2024年08月04日 10:36撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 10:36
デコ平湿原に咲くギボウシ。
駐車場の脇にキツリフネが居た。
2024年08月04日 11:07撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/4 11:07
駐車場の脇にキツリフネが居た。
撮影機器:

感想

昨年6月に浄土平から東大巓までをトレースしたので,今回は西吾妻山から東大巓までを歩いて,ルートを繋げたいと思った。西吾妻山までのルートは幾つかあるが車のアプローチが短く,周回コースとなるデコ平口を起点とし,西吾妻小屋に一泊して東大巓までを往復する計画にした。
深夜0時半過ぎに自宅を出発し,道の駅 猪苗代に3時半に到着する。最後の林道の状態が分からないので,明るくなってから林道を走るために,少し多めに休憩。広い駐車場に100台以上が停まっていた。3時50分に出発し,グランデコ スキー場までは問題なく走る。そこからはスキー場の中にあるジャリ路を辿って行く。既に明るくなっているので迷うことは無かったが,砂利でスリップしやすそうなので低速で走る。
デコ平口の駐車場に4時50分に到着するが未だ誰も居ない。朝飯を頬張りながら支度を整え,5時20分に出発。よく整備された山道を快適に歩く。熊が出没するようなので,鈴をストックに付け,いつもは聞かないラジオをできるだけ大きな音で鳴らしながら歩く。偶々だが「石丸謙二郎の山カフェ」という番組をやっていて面白かった。毎週土曜の様なので,又,聞いてみよう。周りは樹林で囲まれており眺望は無いが,一部で樹の途切れた隙間から磐梯山が望めた。
1時間ほどで布滝に到着する。想像していたより立派な滝で沢近くに寄って一休みする。さて,登山道はと思って周りを見渡すが,それらしいものが見当たらない。滝の右側が登れなくもなさそうだが,上部の方がどうなのかが分からない。取敢えず行ける処までと思って,10mほどを登ってみるが,その先はぬめっている岩で一寸やばそう。登って来たところを下るのもちょっと厳しそうなので,右側の草付斜面にトラバースする。手掛かりになるものが少なく,折れそうな草の根本を押さえつけながら這う這うの体で安全な場所まで移動。そこから少し尾根に向かう感じでさらに藪を進むこと10分程で,踏み跡に出る。よく見ると赤テープもあったので正規ルートに出たと安心する。どうも滝に見とれて,登り口を行き過ぎてしまったようだ。気を取り直して再度登り始めるが,次第に踏み跡に両側から藪が覆い被さるようになってくるので,踏み跡を見つけるのに一苦労する。時々,出てくる赤テープが安心材料だが,判断に迷うところもあり,ひどい藪を度々経験する。1時間余りで再び沢沿いの路になったので冷たい水で顔を洗って一息入れる。地形図とコンパスで方向を確認しながら,沢を渡渉し,再び,沢から離れる。藪は更にひどくなり,掻き分けるのも大変に。両腕で根本近くを掴んで体を預けるようにして無理やりに隙間をこじ開けて行く。首筋や腕は擦り傷・切り傷だらけ。10m進むのに4,5分かかる所も。この時点で,東大巓まで行くのはあきらめた。後はひたすら西大巓を目指して,何も考えずに登るのみ。
傾斜が少し緩くなったなと思ったら,前方が開けて西大巓山頂に飛び出した。ただ,このルート出口には赤テープが張ってあった。廃ルートなの?  既に数人が寛いでいて,その後も続々とスキー場側からと,西吾妻山側から登ってくる。山頂からは西吾妻山は勿論,小屋も良く見えた。しかし,ガスが少し出始めたので,取敢えず小屋まで行って,どこまで進むかを考えようと,歩き始める。途中の山路の両脇は色々な高山植物が咲いていて,写真を撮りながら進んでいると,えらく時間がかかってしまった。
小屋に着いて,昼食のおにぎりを食べながらデポする荷物を取り出す。この時点で,小屋の外で休憩する人は多かったが,小屋に泊る人はいない様子だった。小屋にデポ品を放り込んで,先ずは西吾妻山を目指す。湿原の中の木道を少し進むと直ぐに山頂に着くが,眺望は全くないので直ぐに天狗岩へと向かう。天狗岩の分岐付近にも大勢の人がたむろしていたので,そのまま,梵天岩へ。ここは眺望が良さそうだったが,雲が出てきていたので遠方は見えなかったが,中大巓が間近だった。12時半と時間はまだ早いので,あそこまで行ってみようかとも思ったが,藪漕ぎで疲れてしまって,この日は更に歩く気力が失せていた。ただ,今夜・明日の水を確保する必要があるので,大凹の水場までは行く必要がある。
梵天岩の大岩を通り抜け,湿原の木道を過ぎ,再び大きな岩がゴロゴロした坂を下り水場に着く。岩の上をチョロチョロと水が流れており,古い竹筒が水を集めている。早速,ボトルに水を集めるが,何せ細いので時間がかかる。結局,4リットルほど集めるのに20分以上かかった。その間も続々と人が降りてくる。多分,天元台の方に下山するのだろう。この頃になると雲量が少しずつ増えてきて,見通しも少し悪くなってきた。雨に合わないうちに小屋に戻ろうと出発する。来た路を戻り,梵天岩を経由して吾妻神社に到着。往路では人が多かったのに,今は誰も居ない。ここまで来れば,小屋まではすぐなので,一休みして景色を楽しむ。
一寸下って,木道を進むと直ぐに小屋に到着した。この日は他に,単独行の人と親子連れの2パーティーだけ。2階もある広い小屋をゆったりと使えた。小屋内にトイレもあり便利だが,汲み取り式で少し匂いは気になった。荷物を整理後,横になって体を休めていたが,予想外に外が明るく天候がもっているようなので,周辺を散策して高山植物などを眺める。戻ってきて18時には本格的に横になったが,マットを忘れたので結構寝づらい。マットの有難みを再確認。とはいえ,いつの間にか寝入ってしまったが。
翌日は日の出を見んとて,3時50分に起床し,他の人を起こさないように小屋を出て,外で支度を整える。しかし,小屋周辺は霧で真っ白。ともかく,昨日,眺めが良さそうだと思った梵天岩まで向かってみる。すると途中から嘘のように霧は晴れ,周囲の山は未だ薄暗い中に,東の方角が既に霊妙なオレンジに染まっている。陽が顔を見せる前のこの時間帯が一番美しい。10分もしない内に雲の一部に朱色の小さな切れ目が現れ,見る間に広がって行く。東大巓の方角だ。太陽が昇るにつれ,周囲の山々が姿を明瞭に現し,一切経山,家形山,東吾妻山などが手に取るようだ。すぐ下の池塘にも光が差しキラキラと輝く。至福の時間を一人で過ごしていると,一人近づいてきた。昨日,一緒に小屋に留まった人だった。昨日は浄土平から来て小屋に止まり,今日は浄土平まで戻るそうだ。タフだなぁ。家形山から東大巓までは藪で苦労したそうだが,東大巓から西は問題ないとのことだった。昨年,浄土平から東大巓までを周回した時のことを思い出し,懐かしかった。
夜明けを堪能したので,ゆっくりと小屋まで戻り,朝食のおかゆを摂る。既に親子二人連れは出発していたので,小屋内はひっそりとしている。後は下るだけなので,のんびりと支度をし7時に小屋を発つ。この時,再び周りは霧に包まれていた。ガスが溜まりやすい地形なのかもしれない。昨日,来た路を逆向きに西大巓まで花を楽しみながら歩いて行くと,モウセンゴケにトンボが捕まっていた。道中,再び霧が取れ,頭上には真っ青な空が広がる。ただ,周囲では雲が結構なスピードで流れており,曇ったり晴れたりの繰り返し。
西大巓に着いたのが,未だ8時なので暫くは誰も来ないだろうと思っていたが,直ぐに白布峠方面から一人が登って来た。藪漕ぎで大分,苦労したとのこと。殆どの人が取るスキー場からのコースの整備で手が一杯で,他のコースまでは手が回らないのだろう。一息ついたところで,スキー場までの路を下り始めると,30分もしない内に下から上がってくるパーティー何組かとすれ違う。ロープウェイを使わずに登って来たのだろう。それから更に30分ほどすると,続々と登山者とすれ違うようになる。岩は少し滑りやすくて注意が必要だが,昨日の登りに比べると遥かに楽ちんだ。1時間ほどでゲレンデ上部に到達する。ゲレンデ内につけられた路を歩いていると,きれいな蝶々が彼方此方を飛んでいる。グランデコがアピールしているアサギマダラらしい。ヨツバヒヨドリに留まっているのを何回も見かけるので写真を撮ろうとするが,近づくとヒラヒラと飛び去ってしまい難しい。ロープウェイ駅の前を通過し,デコ平の湿原を走る木道を辿った後,無事,駐車場に到着した。車が3台駐車してあり,バイクの4人連れが談笑していた。
近くにある日帰り温泉が分からなかったので,来る途中に道の駅で得たパンフレットに記載されていた中の沢温泉街まで車を走らせる。その中で日本庭園大露天風呂を謳い文句にしていた花見屋旅館で湯に浸かる。未だ昼時なので空いていて,明るい空の下でゆったりと体をほぐすことができた。その後,蕎麦屋,土産物屋と立寄った後,母成グリーンラインを経由して磐梯熱海ICから高速に乗った。17時前に帰宅し,2日間我慢していたビールで喉を潤した。
今回は,当初予定していた東大巓までをトレースできなかったが,西大巓までの藪漕ぎも帰ってくると楽しい思い出になった。また,色々な種類の高山植物が見られたし,沢山のアサギマダラが舞う姿を見られたのも嬉しかった。今度は別ルートで東大巓から西のコースを辿ってみたいものだ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:129人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [2日]
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら