秋田駒ケ岳(国見温泉コース。クマに遭遇・・)



- GPS
- 08:25
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 971m
- 下り
- 956m
コースタイム
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:03
詳細は感想欄にて。
天候 | 霧雨と小雨、時々くもり。男岳周辺だけ強風だった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<馬場の小路コース> 小岳手前までは細かい砂利のようなもので整備されていて歩きやすくはありますが、道幅が狭い上にロープでガイドされている左側が相当な下り急斜面になっていて、ガスに覆われていたため底は見えませんでしたが、これで強風にさらされたら恐怖だろうなと身震いしました。 |
その他周辺情報 | <温泉> 石塚旅館と森山荘があります。今回は石塚旅館を利用しました。 森山荘よりも浴槽が倍以上広く、ゆっくり浸かれました。 ドライヤーは備え付けておらず、フロントに言えば貸し出してくれます。 確か、風呂場に機械類を置いておくと、あっという間に硫黄ガスにやられてしまう、と森山荘のスタッフが話していたような。脱衣所に置きっぱなしにしないのはそんな理由と思われます。 |
写真
感想
※山行の感想は、他の方々の記録を参考になさってください。※
<まさかの熊と遭遇>
下山途中、横長根出合から国見温泉へ降りる途中、クマと遭遇しました。それほど大きくないような。大小で言えば、多分、小。
5人パーティの先頭を、少しペースを上げて進んでいた2人が、直線の長い下りから右へ曲がった所(いわゆる死角)で、右手の藪からノソッっと出てきました。
2人もクマも見合って数秒間固まったあと、2人が恐る恐る後ずさりで後続パーティのもとへ登ってくると、クマも曲がり角までやってきて、上にいるコチラをのぞき見していました。その距離20m位。
とりあえず、自分は腰に巻いて吊るしていたカメラバックを外し、最悪襲ってきたらいつでも殴りつけられるようにしつつ、音を出すことで立ち去ってくれないかと、持っていた笛を吹き鳴らし、無い人は手を叩き、と、10数秒やったところ、やがてクマは死角の向こうへ動き始め、曲がり角から見えなくなりました。
自分ともう1人の男性と2人で先頭になり、カメラバッグを構えつつ音を出しながら恐る恐る右折の先を覗いたところ、姿はありませんでした。が、それからは視界の効かないあらゆる茂みに警戒するようになり、登山口までの数十分は、かなり緊張感ある下山となりました。
実際にクマと遭遇した場合は、その距離にも依りますが、「走らずに、クマの様子を見つつ後退り、襲ってきたら熊スプレー」という記述をよく見ていましたが、結局”まさか会わないだろう”と思っていたんでしょうね、自分。熊スプレーは用意していませんでした。まあ、あったとして、自分の位置が風下だったら使えません。
”クマと遭遇した際の”対策を改めてネットで検索すると、某雑誌の記事では、登山中の対応ではありませんが、「鉈(なた)があれば、最善である。鉈で熊の身体のどこでもよいから叩くことだ。そうすれば、熊も痛さを感じ、怯んで、人を襲うのをまず止め、躊躇しながらも立ち去るものである。」とあります。
登山で持ち歩くものに置き換えると・・・使えそうなのはストックくらい?それとも小型の鉈を護身用に持ち歩く?
自分はパーティよりソロ山行が多いので、より必要性に駆られます。
そして、熊よけの部分において、反省点は明確。
・自分以外、熊よけ鈴をつけていなかった。
・鈴を付けない2人が、全く見通せない死角に対して、ペースを上げて進んでいった。
自分はまさか会わないだろう、は油断でしか無いことを肌で感じた、命拾いをした登山でした。
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