仙丈ヶ岳

2015年09月20日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.7km
• 登り: 1,087m
• 下り: 1,085m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:05
• 休憩: 1:37
• 合計: 7:42

7:41 北沢峠
9:07 9:10 薮沢大滝ノ頭
10:03 10:20 小仙丈ヶ岳
11:35 12:28 仙丈ヶ岳
12:47 13:04 仙丈小屋
13:40 13:45 馬の背ヒュッテ
14:02 14:02 薮沢小屋
14:20 14:22 薮沢大滝ノ頭
15:23 15:23 北沢峠
15:23 ゴール地点

※ルートはヤマプラ利用。
馬の背H下の分岐からは太平山荘方面ではなく大滝の頭へ戻るルートを選択。

天候

曇りのち晴れ（中層の雲の中を通過） 無風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往：JR甲府駅南口[山交] - 広河原[南アルプス市営バス] - 北沢峠
復：北沢峠 - 広河原 - 甲府駅南口
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2015hirogawara.htm
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/yama/my-car_bus_taxi.html

・甲府4:35始発の広河原行バス、甲府駅では5台運行で全員着席可能。途中からの乗客は立席。片道運賃2,050円(協力金100円含む)は車内清算。
・広河原の北沢峠行には長蛇の列。6:50のは満員で15分程後の便に乗車。複数台で回していた様子。広河原インフォメーションセンター(以下IC)窓口にて切符購入(片道750円)。
・北沢峠は現在工事中、広河原方面乗り場は少し下った仮設テントの所。
・広河原発甲府行は往路と異なり、IC窓口で切符を事前に買う。並び順で複数台に分け着席、更に「16:40*定刻発車しますので立ちで良い方はご乗車ください、座りたい方は次の便を」と言っていたので、定時最終便以降も増発があった模様。連休仕様なのかは不明。整理係の話ではSW初日9/19(土)に1,200人登ったとの事。
・山交の広河原線は甲府市内路線バスと同タイプ車両、南ア市営の方はマイクロバス(補助席も使用*)。

* 訂正と追記

コース状況／危険箇所等

・小仙丈尾根…ガレ道。濡れた岩は滑り易い。
・馬の背H下〜大滝の頭トラバースルート…湿った細い道。小さな沢を3つほど越える。濡れた岩石や短い木梯子の足元が悪く通過に神経を使う。ロープ付の箇所あり。
・水場…仙丈小屋下ほぼ涸れ、馬の背H蛇口水量あり(無料。一応小屋番さんに声を掛けてから利用した)
・お手洗い…北沢峠公衆、仙丈小屋（チップ制100円）、他は未確認。
・登山ポスト未確認。塩山駅に続き甲府駅前でも注意喚起していた山梨県警は「コンパス」利用を推奨。
http://www.mt-compass.com/

その他周辺情報

・奥籐本店…事前に頼んでおけば鳥モツ煮のテイクアウトができる（2人前から）。
・とんかつ力…トンカツ屋さんだが丁寧に仕込まれた鳥モツの定食や丼も食べられる。女将さんの人柄も善い。今回寄れず。
・甲府駅…日中は駅ビル内にて食料や土産物の調達可（V甲府の試合半券提示で割引サービス店舗も有）。深夜早朝は南口と北口にファミマ。改札外ロッカー小400中500大600円AM2時以降料金加算。

写真

（甲府市内前泊）あれは甲斐駒？。明日見えるといいな。

V甲府スタグル「八ヶ岳ベーコン全部盛り」容器と蝿スプーンに拘りを感じる「ク・ソフト」

夕暮れの茅ヶ岳金ヶ岳、左に八ヶ岳（前泊編おわり）

明けて20日早朝。甲府駅のロッカーはまだ殆ど空き。

バス乗り場。既にかなりの人。登山届は提出済ですお巡りさん。

広河原にて乗換。登山者の多さに驚く。

バスに揺られ北沢峠。予定より10分遅れで登山開始。

色付き始めた木々の間から見る北岳。

尾根に出た。予報通り雲がある。
雷鳥の、声はすれど姿は…

小仙丈岳から見る小仙丈カール。手前の登りがちょいハードだっただけに疲れも吹っ飛ぶ景色。

東南に北岳、間ノ岳。

ありがとう頑張ります。

仙丈小屋への分岐。そのまま尾根伝いに。

雲が切れ、頂に人。

藪沢カールの淵を辿り頂上へ。それにしても眺め最高。

東側。小仙丈岳がもうあんな下に。甲斐駒雲の中。

結構岩岩。

登ってきた道を振り返る。雲量凄い。三千米に居るんだな。

仙丈ヶ岳、登りました。百名山は7座目。

槍見えた！
南アルプスから望む北アルプス。

遠く北部の方まで(*9.24差替)

槍を眺める若者たち。
「若いって良いな」誰かが呟き皆微笑む。

藪沢カールを見下ろす。中央に仙丈小屋。

大仙丈方面。稜線に雲が。縦走の方お気をつけて。

下山開始、名残惜しさに振り返る。

立ち昇る雲が頂上の上をグルグル舞っていた。

地蔵岳方面との分岐。左手に「道ではない」との注意書きも。下山者の間違い防止の為だろう。

仙丈小屋

20m下の水場はポタ、ポタと滴が落ちる程度。

登山道沿いに紅葉。

全景。これ位のも緑に映えて良いなあ。

まっか。

丹渓新道との分岐。馬の背Hに向かい南アルプスの冷たい水をわけて戴く。

藪沢に出た所の分岐。沢沿いルートもあったが大滝の頭へ戻る。

藪沢小屋。

小さい沢通過。

大滝の頭。登りの時ほど人は多くない。

大きなダケカンバが根っこから倒れている。

北沢峠に無事着きました。再び2時間半のバス旅へ。

甲府、鳥モツ煮テイクアウト。

装備

個人装備

雨具 ヘッドライト 地図 計画書 コンパス 非常食 救急キット ｴﾏｰｼﾞｪﾝｼｰｼｰﾄ スマホ コンデジ 充電器 予備電池 ｿｰﾗｰﾗｲﾄ 防寒具 帽子 サングラス 手袋 下着靴下予備 ﾄﾚｯｷﾝｸﾞﾎﾟｰﾙ 笛 スパッツ 水筒 カイロ ｺﾞﾐ袋 虫除け 日焼け止 ツェルト 細引き ユニフォーム タオマフ

備考

・三千メートル峰の頂上は日焼け止め必須と実感。
・スパッツと虫除け未使用。虫も少ない季節。
・応援グッズ兼のタオルマフラーは首元の日焼け防止になった。*

感想

djorkael

初めての南アルプスは仙丈ヶ岳へ。
前日サッカー観戦から山登りに繋げる何とも贅沢な行程。
予報は午後晴れと出ていたので眺望期待。
甲府から朝一のバスで南ア、野宿の兵も少なくない。
車窓からは奥深い山の景色、聳える農鳥岳間ノ岳、北岳。

ひょんなことから移動を共にした方と歩きだす。
一回り若い好青年の彼と山の話をしながらの登りは楽しかった。
尾根上から見えた北岳と間ノ岳も歩いたそうだ。
甲斐駒が終始雲の中で残念そう。白い頂見てみたかった。
次は泊りで南部も歩いてみたいと話してくれた。
経験者に先導して貰う形、とても歩き易いペースだった。
気も利く彼のお蔭で最高の山旅になりました感謝。

ハイマツの茂みからグァ〜と声。今鳴きましたよね？
居合わせた数人の方と粘ってみるが姿は見えない雷鳥さん。
蝶槍では気配すらなかったので一歩前進。次は逢えるかな。

尾根を登ると雄大なカールが続いて現れる。
赤や黄の葉が色を添える。紅葉は2,500m位から徐々に。
仙丈ヶ岳の頂からは遠く北アルプスの山々。
北で目にした槍ヶ岳、南アルプスからも見られ感慨に浸る。
彼方のあれは白馬？鹿島槍？立ち昇る雲の切れ間から。
気付いたら1時間近く山頂に。藪沢カールを振り返り振り返り下る。
南アルプスの湧水美味しい。藪沢から気を抜かずトラバース。
ほぼ予定時刻に無事下山。バスを乗り継ぎ14時間振りに甲府へ。
南アは移動にも体力が要るのだと知る。

仙丈ヶ岳は素晴らしい景色で迎えてくれた。
次来るときは花の季節、甲斐駒や北岳にもいつか登ってみたい。


*新靴(履き慣らし済)での長時間行動。下りでベロの内側が右足首に僅かに障る感覚。靴紐を締め直すと解消。次回様子見。また、ビブラムに変わったソールのグリップが非常に良く、滑りそうな濡れた岩の上もよく噛んでくれた。

コメント

mohi

お疲れ様でした。
　コメをいただき、djorkaelさんの投稿を拝見しました。
前日サッカー観戦、翌日早朝から山登り。タフでいらっしゃいますね！
　仙丈ヶ岳の写真が素晴らしいのはもちろんなのですが、スタジアムからアルプスが見える写真には驚きました。雰囲気がいいですね！

djorkael

Re: お疲れ様でした。
mohiさん こんにちは。
こちらにもコメントありがとうございます。

ちょうど試合の日が連休初日にあたったのでこれは南ア行かなくてはと。
ゴール裏は基本90分間立ちっぱですからベーコンで精力付けて応援しました

実は未明に放送されたラグビー南アフリカ戦も後半だけ観てました。
凄い試合展開にアドレナリン出まくりで睡眠不足にも関わらず体調は良かったです。
登山前に褒められた行為ではないと思いますが…

小瀬スポーツ公園のスタジアムは山に囲まれていて眺めの良い所でした。
甲斐駒は方角からおそらくそうだろうと。八ツのシルエット綺麗でした。
mohiさんも機会があればスタジアムに足をお運びください。
ご当地グルメも楽しめますよ