記録ID: 7200138
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積雪期ピークハント／縦走
尾瀬・奥利根
残雪の巻機山
1997年05月02日(金) [日帰り]
新潟県
yamaaruki108
- GPS
- 10:45
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,354m
- 下り
- 1,354m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| アクセス | 往復：レンタカーで桜坂登山口まで |
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早朝の4時に宿を出て4時15分に桜坂登山口着く。支度をして4時半に出発。（写真は下山時に撮影）
登山口から30分ほどで3合目に着く。3合目から道は左に折れて尾根上の本格的な坂道になる。つづら折りの道を登り、4合目を過ぎて視界が開けたところで休憩し、宿でつくってもらった握り飯を食べる。
登川を隔てて谷川連峰の七ツ小屋山から派生する尾根上に大源太山の鋭い岩峰が見えた。右奥には尾根越しに仙ノ倉山や平標山も。
登山口から30分ほどで3合目に着く。3合目から道は左に折れて尾根上の本格的な坂道になる。
つづら折りの道を登り、4合目を過ぎて視界が開けたところで休憩し、宿でつくってもらった握り飯を食べる。
登川を隔てて谷川連峰の七ツ小屋山から派生する尾根上に大源太山の鋭い岩峰が見えた。右奥には尾根越しに仙ノ倉山や平標山も。
つづら折りの道を登り、4合目を過ぎて視界が開けたところで休憩し、宿でつくってもらった握り飯を食べる。
登川を隔てて谷川連峰の七ツ小屋山から派生する尾根上に大源太山の鋭い岩峰が見えた。右奥には尾根越しに仙ノ倉山や平標山も。
再び歩き始めて6時30分に標高1100mほどの5合目に到着。ここで初めて巻機山から谷川岳に続く上越国境の稜線を眺めることができた。ちょうど朝日が射してきたところで辺りが急に明るくなる。
再び歩き始めて6時30分に標高1100mほどの5合目に到着。ここで初めて巻機山から谷川岳に続く上越国境の稜線を眺めることができた。ちょうど朝日が射してきたところで辺りが急に明るくなる。
5合目を過ぎ、6合目と思われる丸い頂を左に見て、正面の桧穴ノ段と呼ばれる雪の急坂を登って行く。やがて樹林帯を抜け出し、傾斜も緩くなってきた辺りで少し休む。このあたりは標高が1500mを越す7合目の物見平と呼ばれる広々とした眺めのよいところで、行く手には沢筋を残雪で埋めた前巻機山が大きく立ちはだかっていた。
5合目を過ぎ、6合目と思われる丸い頂を左に見て、正面の桧穴ノ段と呼ばれる雪の急坂を登って行く。やがて樹林帯を抜け出し、傾斜も緩くなってきた辺りで少し休む。
このあたりは標高が1500mを越す7合目の物見平と呼ばれる広々とした眺めのよいところで、行く手には沢筋を残雪で埋めた前巻機山が大きく立ちはだかっていた。
このあたりは標高が1500mを越す7合目の物見平と呼ばれる広々とした眺めのよいところで、行く手には沢筋を残雪で埋めた前巻機山が大きく立ちはだかっていた。
また左手には天狗尾根の先に割引岳の鋭峰が雪を頂いて毅然とした姿でそびえている。
振り返ると白銀の谷川連峰や苗場山が朝日を受けていた。目が覚める素晴らしい眺めだった。
写真は左から谷川岳・オキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳。手前に武能岳。
写真は左から谷川岳・オキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳。手前に武能岳。
絶景を写真に納めて、ところどころ夏通が現れている尾根の雪の斜面を登って行くとやがて8合目に着く。桧穴ノ段からこのあたりまでが一番苦しい登りで、このあとは一登りで9時20分に前巻機山の頂上に到着した。眼前には割引岳から本峰に続く白いたおやかな稜線が連なっている。写真は前巻機山からの割引岳。
絶景を写真に納めて、ところどころ夏通が現れている尾根の雪の斜面を登って行くとやがて8合目に着く。桧穴ノ段からこのあたりまでが一番苦しい登りで、このあとは一登りで9時20分に前巻機山の頂上に到着した。
眼前には割引岳から本峰に続く白いたおやかな稜線が連なっている。写真は前巻機山からの割引岳。
眼前には割引岳から本峰に続く白いたおやかな稜線が連なっている。写真は前巻機山からの割引岳。
振り返れば遠くの白銀の谷川連峰や眼下の登って来た井戸尾根が一望の下だった。
絶景を見納めて前巻機山から巻機山へ向かう。前巻機山から少し下ると巻機小屋に着く。雪の上に二階だけが出ている。小さな小屋だが充分泊まることは出来そうだ。小屋の前で残った握り飯を食べて腹ごしらえをし、頂上目指して出発する。ペったりと雪の積もった斜面を登って行く。
絶景を見納めて前巻機山から巻機山へ向かう。前巻機山から少し下ると巻機小屋に着く。雪の上に二階だけが出ている。小さな小屋だが充分泊まることは出来そうだ。
小屋の前で残った握り飯を食べて腹ごしらえをし、頂上目指して出発する。ペったりと雪の積もった斜面を登って行く。
小屋の前で残った握り飯を食べて腹ごしらえをし、頂上目指して出発する。ペったりと雪の積もった斜面を登って行く。
雪の斜面を登り詰めたところは御機屋と呼ばれ、そこからは今回初めて越後三山が見えた。少々霞んではいるが堂々とした山容です。
御機屋からは稜線上の緩やかな登り道をたどって巻機山本峰に11時に到着。頂上付近は笹と這松に覆われた広々とした丘のようなところで、稜線の半ばは雪に埋もれていた。
御機屋からは稜線上の緩やかな登り道をたどって巻機山本峰に11時に到着。
頂上付近は笹と這松に覆われた広々とした丘のようなところで、稜線の半ばは雪に埋もれていた。
頂上付近は笹と這松に覆われた広々とした丘のようなところで、稜線の半ばは雪に埋もれていた。
振り返れば割引岳。巻機山は牛ヶ岳やこの割引岳、巻機山本峰などからなる山のようです。
頂上からは平ヶ岳、朝日岳、谷川連峰などの上越国境の山々をはじめ、武尊山、尾瀬の至仏山や燵ヶ岳、会津駒ヶ岳などを望むことができた。写真は平ヶ岳方面。
平ヶ岳遠望。
かつて平ヶ岳に登ったときその頂上からこの山を眺めたことがある。今は逆にその巻横山から平ヶ岳を見返しており、感慨もひとしおだった。
かつて平ヶ岳に登ったときその頂上からこの山を眺めたことがある。今は逆にその巻横山から平ヶ岳を見返しており、感慨もひとしおだった。
感想
1995年（平成7年）に平ヶ岳から眺めた巻機山を目指して5月のゴールデンウィークを利用して出かけた。
前日井戸尾根の桜坂登山口近くの民宿に泊まり、当日の早朝4時半に出発。五合目までは新緑が芽吹き始めたつづら折れの道だったが、それ以降は残雪上の登りとなる。7合目の物見平からは前方に割引岳や前巻機山が、振り返れば白銀の谷川連峰や苗場山が眺められた。さらに登り続けて前巻機山に着くと眼前には巻機山が白い壁となって立ちはだかっていた。前巻機山から御機屋に登り、稜線を辿って広々とした巻機山山頂に至る。山頂からは以前この山を眺めた平ヶ岳の白い山体が認められた。
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