戸隠連邦の最高峰はハードでした!高妻山☆(一不動〜弥勒新道)


- GPS
- 10:00
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,425m
- 下り
- 1,413m
コースタイム
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:40
天候 | 晴れのち曇り(山頂はガスで展望なし) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.togakusi.com/camp/guide.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
《駐車場⇔戸隠牧場⇔弥勒尾根分岐》 キャンプ場から牧場へ平坦な道です。キャンプ場内にトイレや自販機が複数あり、牧場入口の管理棟横に登山ポストがあります。登山道入口まで案内看板があるので迷うことはないと思います。 《弥勒尾根分岐(一不動登山口)⇒一不動》 牧場からゲートのある登山道に入ると沢沿いの道を渡渉を繰り返しながら進みます。落差15m程の滑滝は急ではありませんが、足元が滑り易いので2本設置された鎖を利用しました。帯岩のトラバースは滑落すれば止まらない危険箇所ですが、足場は安定して鎖もあるので雨天時やすれ違い時以外は危険性は少ないと思います。 《一不動⇒六弥勒》 比較的展望が効く稜線なので目的方向の視認もできますが、アップダウンが頻繁な尾根道でした。十三仏の石祠がある場所は休憩適地が多いのでペース配分にはいいと思いました。 《六弥勒⇔高妻山山頂》 六弥勒で弥勒新道と合流します。七薬師から八観音まで一旦下ってからの登り返しがあり九勢至から平坦な道を少し歩くと八丁ダルミの急登が始まります。全行程で一番の急傾斜の道が続き、最大の難所です。ピークを登り切った所が十阿弥陀で、ここからは岩場の道を5分ほど横移動すれば山頂に到着します。 《六弥勒⇒戸隠牧場》 急坂が連続する長い尾根道です。足元が泥濘んだり滑り易い箇所が多いので転倒に注意です。ダブルストックは効果があると思います。展望は殆どなく、一部荒れた箇所もあったので個人的には登りよりは下山向きだと思いました。 |
その他周辺情報 | 戸隠神告げ温泉 湯行館 大人600円 http://web-nagano.jp/kamitsuge/ |
写真
感想
秋の大型連休になりまして、何処の山に行こうかと考えましたが、北アルプス方面の人気の山に経由する山小屋はかなりの混雑になりそうなので、お盆同様に日帰りの日程で複数の山に登る事にしました。
行き先は妙高・火打山に登った時に使った山と高原地図が活用出来るので高妻山と雨飾山にしました。
連休初日の土曜日はあまり天気予報も良くなかったので移動日に充てて、初日に登る予定の高妻山の登山口のある戸隠高原キャンプ場の無料駐車場に21時に着いて車中泊しました。
戸隠高原キャンプ場は広大なレジャーゾーンで敷地内は有料ですが、バス停のある県道36号線側に登山者用の無料駐車場があり、60台程の駐車が可能です。
翌朝の日が昇ってすぐの早朝に駐車場を出発して、キャンプ場内から戸隠牧場へと入っていきます。牧場入口にある管理棟横に登山カード記載所があったので登山届を提出しました。
牧場内に入るとまだ朝5時半を過ぎたばかりですが、数十頭の牛が放牧されていて何とも長閑な雰囲気です。
暫く歩くと一不動方面と弥勒新道方面との分岐点があり、私達は沢を登るルートの一不動へと直進します。食事中の牛の傍をすり抜けて牧場から登山道へ入ると、すぐになだらかな沢沿いの道になり、何度かの渡渉を繰り返しながら少しずつ高度を上げていきます。
連休なので入山される方も多いのか、前にも後ろにも登山者の姿が見えてルートの心配はなさそうです。
登山道は沢沿いですが日差しが届く明るい道で、快晴の青い空とキラキラと光る沢の水が綺麗で歩いていて楽しくなります。
途中で流れ落ちる水がオブジェの様な滑滝が現れます。滝の右側に鎖が設置されているので落差10m程を鎖を頼りに登りました。
更に進むと山の斜面の先に流れ落ちる不動滝が見えて、相方が写真を撮っていたのですが、すぐに大きな帯岩と呼ばれる巨大な一枚岩をトラバースする道になり、鎖が設置されてステップが刻まれた足場を慎重に歩いて不動の真横まで辿り着きました。滝の上部に水場があり、そのまま沢から離れて暫く登ると、人が沢山休憩している稜線に出ました。
ブロック作りの避難小屋がある一不動は戸隠山と高妻山とを繋ぐ稜線の分岐点になり、ここから高妻山の先に至る迄に十三仏の石祠が祀られているので、高妻山を目指す場合は一不動、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀と合目表示の様に目安にする事が出来る様です。
一不動からの稜線歩きは展望の良い道ですが、アップダウンのある尾根を登っては下りを繰り返しながら歩きます。一不動から約1時間で五地蔵山のピークを過ぎ、弥勒新道との合流点になる六弥勒に着きました。
ここからは弥勒尾根で来た登山者と一緒になるので、更に賑やかになって方角を少し西寄りに変えながら七薬師から八観音を通過して行きます。
休憩適地の九勢至からは高妻山の山頂がよく見えますが、山頂辺りはガスがかかり始めています。ここからは八丁ダルミの急登になり、長く険しいハードな登りが続きますが、一不動からの稜線を歩いてきた疲れもあってペースが落ちて足が止まる時間が多くなりました。
それでも九勢至から1時間かかって十阿弥陀に着き、角ばった歩き難い岩場の道をほぼ横移動で高妻山山頂(2,353m)に到着しました。
キャンプ場から5時間の長丁場でしたが、頂上はガスで展望は全くありませんでした。20分ほど休憩しながらガスが晴れるのを待ってみましたが、ガスはむしろどんどん下から上がってきているようだったので、諦めて10時50分に下山開始しました。
八丁ダルミの急坂は下るのも一苦労で、登って来られる方も多くすれ違いに時間がかかりました。八観音と七薬師からの登り返しを過ぎて、六弥勒からは尾根道の弥勒新道で下りました。
弥勒新道は足場が柔らかい尾根道で、傾斜の緩い所はクッションが効いて歩き易いのですが、急傾斜の箇所はズルズルと滑ります。
何度か滑って転びながらも、約4時間で牧場に下りて来ました。
戸隠牧場には朝も見た牛の他に可愛い馬も居たりで、子供たちに混じって草を食べさせたりしながら遊びました。
途中にあった蕎麦屋さんで登山バッジを購入して駐車場に戻り、戸隠神社近くの神告げ温泉に立ち寄りました。
今日はトータルで10時間のハードな山行になりました。頂上ではガスで生憎の展望でしたが変化のある周回ルートは見所も多く楽しめました。
明日の雨飾山に期待を寄せながら、今夜の車中泊予定の小谷温泉へと向かいました。
お天気残念でした。富士山も見えるらしい
大展望「らしい」山ですよね。
来年の目標の山です。
さすが修験の山、険しさが際立ちますね。
山頂の大展望は成らずとも
道中、多々楽しめたようで
何よりです。
翌日は、雨飾山ですか。
レコお待ちしてます。
遠出の山での、日帰り2座の
組み合わせ、天候万一の場合の
安心感があって、いいですね。
山頂での展望は運頼みなので仕方ないですね
高妻山はハードでしたが、その分帰りの温泉
や食事が染みわたりました
遠征の時はアクセスだけをとっても普段とは
違う新鮮さがあるので楽しいです
日帰り2座の組み合わせは混雑必至の山小屋泊
を避ける為の苦肉の策だったりします
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