谷川岳【馬蹄型縦走を半分だけ】


- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,716m
- 下り
- 1,171m
コースタイム
天候 | 9月22日:快晴 9月23日:晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・土合〜蓬峠 土合から幽ノ沢までは旧道が通れるが、その先は武能沢が崩壊のため新道を通った。(ヘビ、カエル多し) ・蓬峠〜谷川岳 熊笹の原っぱを通るケースが多いが、下刈りされたばかりで道は明瞭。 ・谷川岳〜天神平 何も問題なし。ハイカー多し |
その他周辺情報 | 下山後、谷川温泉の湯テルメ谷川で入浴。おとな550円(10月からは570円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
シルバーウィークは人が多いので北アルプスとかには行く気がせず、かといって家にジッとしているのも不健康なので、どこに行こうか悩んでいた。
結局、行き先が決まったのは出発の2日前。下調べもろくにせず、ザックに装備を詰め込んで早朝の高速をひた走る。
ロープウェイ乗り場にクルマを停め、新道と旧道のどちらを行こうか悩みながら歩き始める。結果的には半強制的に新道になったが…
マチガ沢出合を過ぎ、一ノ倉沢出合で休憩。きれいなトイレがあって助かる。ここに来たのは3回目くらいだが、いつも岩壁群の迫力に圧倒される。ポスターやガイド本の写真では、この迫力は絶対に伝わらないのが残念だ。
この壁に斃れた人々のレリーフ群を横目に、幽ノ沢へ向かう。ツーリストもここまでは来ないので、あたりは急に静かな雰囲気に変わって気分が落ち着く。
幽ノ沢を過ぎ、新道への下降点に来たところでトラロープと掲示板が行く手を阻む。この先の旧道は武能沢で道が崩壊しているので、新道を勧めるとのこと。昔この手の警告を無視してヒドい目に遭ったことがあるので、ここはおとなしく従う。
JR監視小屋と虹芝寮を過ぎ、湯檜曽川沿いを少し歩いて道は森に入る。人が少ないのは大変結構なのだが、このあたりやたらとヘビが多くてちょっとビビる。
やがて道はつづら折れの急坂となり、旧道との合流点を過ぎると白樺避難小屋に着く。とても小さなかわいい小屋で、色が緑色なのもまた良い。
ここから蓬峠までは1時間20分。もうひと頑張りだが顔も身体も汗だくで気持ちが悪い。幸い、途中に小沢があり顔が洗えたので快適に歩いて蓬峠に着く。
ここは想像通りのすばらしい場所だ。一面の笹原、草原、たおやかな山稜。しかも少し下れば水が豊富にある。誰かのレポに、水は土樽側の水場が冷たくてうまい、と書かれていたので、迷わずそっちに向かう。水場の看板にも書いてあるように、確かにうめ〜(笑)
テント内で着替えと粗末な食事を済まし、夕暮れのひと時を満喫する。ソロは気楽で良いが、こんなときは話し相手が欲しくなったりもする。人間わがままなもんだ。
翌朝、6時30分に出発。今日もいい天気だ。武能岳までは笹原を緩やかに登って行くが、後ろを振り返るとアルプスなどの高山にはない景色が広がり、2000m級の山もいいなあと思う。
武能岳の頂上で少し休み、今日のメインと勝手に決め込んでいる茂倉岳に向かう。
この先はいったん笹平まで150mほど下り、そのあと200mほどの登り返しがある。問題はこの登り返しだ。
どこが笹平だかわからないままに登りにかかるが、案の定すぐにアゴが上がる。まあいまさら驚きもしないが、自分の体力のなさに少しヘコむ。
何度も短い休みをとりながら、ようやく茂倉岳の山頂に到着。ここは標高1977.9m、あれ、谷川岳より0.9m高いんだ? 知らなかった…
とまれ山は快晴、ここで少しゆっくりして体力回復を図ったのち、一ノ倉岳を目指す。ここからだと20分で到着だが、途中ですれ違った人から妙な話を聞く。なんでも、一ノ倉岳の避難小屋で男性が下山できない状態にあり、救助ヘリを呼んだ、とのこと。その後すぐに自分も現場に着いたが…この件の詳細は省く。
さて、一ノ倉と言えば「ノゾキ」だろう。今回初ノゾキなのでわくわくして現場に赴いたが、いやー高い高い。ここを登って来る人の技術と度胸には感服せずにいられない。
ここまで来ると天神尾根ルートのハイカーが急増し、山は大賑わい。オキノ耳までは以前に来たことがあるので、人混みを避けるべく下山まっしぐら。
トマノ耳、肩ノ小屋、熊穴沢避難小屋はスルーして、ひたすら天神平を目指す。下りは早いが、中高年の悲しさで膝がだんだん怪しくなってきたので、自重してそーっと下る。しかも階段多いし…
下りの友、ロープウェイの乗り場で顔と靴を洗い、一服したのちすぐ乗車。早い早い〜。
駐車場に戻ると、さすがに連休最終日だけあってクルマの数は少なめ。汗臭い身体を一刻も早く清めるべく、さっさと温泉に向かう。
半分だけで妥協した馬蹄型縦走、来年にでも残り半分を完遂したい。それまでにトレーニングしておかなくては!(でもたぶん何もしない)
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