BCスノーボード@猫又山



- GPS
- 11:42
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,739m
- 下り
- 1,738m
コースタイム
天候 | 快晴 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
白山に行く気マンマンだったが、同行する山の師匠F氏によると、除雪は終わっているものの白峰のゲートが開いておらず、自転車必須の為、不可との事。
ということで、行き先を立山連峰に属する猫又山に変更。
4時に集合、5時半頃馬場島の駐車場到着。剣にも向かうハイカーの車で上の駐車場は一杯。200m程下の駐車場に止めて6時駐車場よりスタート。が、ブナクラ方面は更に林道が延びており、20分ほど歩いた所まで車で入れた。損した気分。
更に10分ほどで林道に雪が出だし、程なく一度目の渡渉。一発目はビビッて飛び損ねたけどその後は難なくクリア。渡った後はしばし雪と夏道が交互に現れるコースをたどる。まだまだ谷割れは多い。
更に一時間ほどで、視界が開けてきて、目指すブナクラ峠が遥か上方に見えてくる。ここら辺からF氏はシール歩行。あっという間に差がつく。だんだん斜度もきつくなり、足取りも重くなってくるが、スタートから4時間弱の9:50にブナクラ峠到着。白馬の山々がお出迎えしてくれる。
ここまで、トレースはあったものの我々以外にはソロのスキーヤーが1名のみ。ブナクラ峠から反対側の欅平に降り、そこから白馬を越えて白馬村側に降りるとの事。よくもまぁそんなルートを考えたもんだ。
だが、峠に着くとテン泊したパーティーが2組。俄然賑やかに。さすが連休。
しばし休憩した後、赤谷山にするか猫又山にするか迷うが、やっぱり標高の高い猫又を目指す。
峠からの登りは斜度がキツく雪付きが殆どない。夏道を行く。途中70度ほどの雪の壁あり。その後も風の強い痩せ尾根や45度以上ありそうな雪面をビビリながら登る。
一時間ほどスリリングな箇所を通過した後は、若干斜度もゆるくなった大雪原を行くも足がそろそろ限界。
一歩足を前にだすのがとてつもなく億劫。ただひたすら辛いが、頂上を目指してただただ重い足を前に進める。
遥かに見えていた白く穏やかな曲線美のピークが少しずつ近づいてくる。あれが頂上じゃなかったら気持ちが折れそうだ・・・と思いながらも頂上と信じて登る。
頂上じゃありませんでした(笑
が、そこでテン泊の用意に入っていたオッサンにあとちょっとだからと励まされて、そこからさらに30分。ようやく猫又山の頂上に立てました・・・。
360度の大パノラマ。
剣を始めとする北アルプスの名峰の数々。しばしその眺めに見とれる。
やっぱ剣はかっこいいなー。頂上テン泊の人は、どんな高級ホテルより剣が見える場所が高級と言っていた。F氏も、夕焼けに染まる剣や白馬から登る朝陽なんかは最高やろうねと教えてくれた。星空もすごいだろうなー。あー、ヤバイ世界を覗いてしまった。
頂上で、世界一ウマイカップラーメンのランチ。山頂レストランの食事はいつも最高です。
お腹も目も満足したところで、ようやくボードの登場。山頂泊のギャラリーに見送られ山頂からスタート。
登ってきたブナクラ峠はムリなので、登りルートすぐ西側の谷に降りる。
上部は木曜に積もった雪が若干シャーベット状になっただけで超快適!なーんにもない、ノートラックの斜面はただただ快適。写真をバシバシ撮りながら交互に谷を下っていく。谷の狭い箇所は石が多いが、去年菅平で石を踏んでエッジが割れた板(Head Team i)だったので、多少気にしつつもガンガン10回ぐらい踏んじゃいました。
一気に1000m程滑走した辺りから、再び谷は開け石は減るものの、雪は完全な春雪になって板が滑らなくなる。
ここまで会心の滑りで、「最後に滝出たりしてね」なんて冗談言ってたら、
ほんとに出ました(泣
巻くために相当濃い藪コギを20分ほど。ロスは40分ほど。
あとは、緩斜面を下り降り、登りと同様夏道を織り交ぜながら下山。最後の渡渉は行きに渉ったポイントより20mほど上に、幹が大人二人で抱えられるほどの巨大なスギが崩れ落ちて、大量の土砂と雪と共に橋を形成しており、難なく渡渉。しかし、このスギは一体どこから落ちてきたのか。さぞ立派な木であったろうに。
林道を下って、17:40車着。11時間40分の超ロング山行であった。
移動距離16km、標高差約1600m。
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