竜王山(横畑の 寒風峠 三条神社)

2024年09月29日(日) [日帰り]

• GPS: 04:26
• 距離: 9.7km
• 登り: 972m
• 下り: 960m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:49
• 休憩: 0:46
• 合計: 4:35

距離 9.7km 登り 972m 下り 960m

9:28 まんのう 川奥集会場
11:18 12:04 寒風越
14:03 まんのう 川奥集会場

天候

曇り

コース状況／危険箇所等

「平家落人の里」と云われる横畑から寒風峠へのハイキングコース、問題無し。

その他周辺情報

道の駅ことなみエピアみかどに、直売所(お米　野菜　美味しいオニギリ等)　温泉　レストランあり。

写真

9/29 9:29

川奥集会場を出発して、先ずは　町道　横畑線を歩きます。
「横畑」は、本来は「横旗」で、この地に落ち延びた平家が　赤旗を横に置き、戦いは終えたと示したようです。

9/29 9:30

直ぐにトレイル。
車道とトレイルが混じるハイキングコースです。

9/29 9:35

地蔵尊

9/29 9:39

そして、この辺りに点々と墓があります。

10/3 13:39

ここは　横畑橋を渡ってすぐの場所。この辺りに木戸があったのかも。木戸番の墓　なのかもしれません。

9/29 9:48

少し登ると、横畑の岩盤の難路を3年かけて開削した僧侶　尺善の墓。ここから暫く車道を歩きます。

9/29 10:01

白菜を植えたばかりの畑。
ここ以外の畑は放置のまま。

9/29 10:06

おや?　墓が並んでいます。

9/29 10:07

文政十二年(1830年)
嘉永　天保　と、何れも江戸時代のものでした。

9/29 10:12

イガの中、奥は虫食い　手前のは大丈夫。
５個拾ったので、栗ご飯　作ってみます。

9/29 10:15

今から　核心の道。ピンクの山道を辿って寒風越(峠)へ。

9/29 10:20

この辺りにも　家があったのでしょう。小さな石での石垣。

9/29 10:21

この先に　横畑集落の水源地があるので、今も重要な橋です。

9/29 13:02

川向うの集落に、パイプで湧水を送っています。

9/29 10:32

今日は水が少ない沢を渡渉。

9/29 10:38

今日の目的、仏庭大権現を発見！
前回　下りで通ったので気付かず。

9/29 17:19

山岳仏教の修行の場。
山伏が　法螺貝を吹いて　お祈りをしていた。
(琴南文化財調査「先人の営みを訪ねて」より)

9/29 10:41

先日行った大川山にある大川神社　或いは中寺廃寺に向いていると思われます。

9/29 10:43

今日も見つけたシロオニタケ

9/29 10:55

大木に　たぶん　ヒラタケ。
猪には届かない高さ。

9/29 11:02

マイナーな道ではありますが、登山道の道標あり。

9/29 11:10

斜面を少し上がった場所に、石積みがありました。
炭焼窯の跡のようです。

9/29 11:13

こんな標識が幾つもあり、迷うことはありません。

9/29 11:15

ノッポの唐傘茸(カラカサダケ)
生だと毒あり。

9/29 11:18

寒風峠の地蔵尊
天保10年(1839年)
「命の道」とも言われたこの道を通る人達を見守って下さいました。
近くに　三頭峠　という賑わった峠道がありますが、こちらは平家一族の　お忍びの道。

9/29 11:19

寒風峠(さむかぜとうげ)に到着です。確かに　風が吹いてヒンヤリ🎐
ここでランチタイム。

9/29 11:33

坂をトボトボと歩く狸を見つめるワンコ

9/29 11:39

テイショウソウを見つけました

9/29 11:44

この道は　阿波と讃岐の県境。
阿讃縦走路。
私が立ち去った直ぐ後に、shichi7さんが　ここを駈け抜けた模様です。

9/29 11:48

峠の向こう側(北側)は、徳島の藤宇に下りていく古道。
平家の一族は、この道を往復して　生活用品を全て阿波の国で調達していたようです。

では帰りましょう。

9/29 12:02

ここから下りていく古道があったようですが、激下り、回避。

9/29 12:04

この夥しい石は、石垣が崩れ落ちたのかも…。

9/29 12:37

お花の形になっているシロオニタケ。既に口があったので、ドングリの帽子を目にしてみました🙂

9/29 13:19

三条神社
1185年(寿永4年　屋島の合戦の年)、源平合戦で逃れた平家一族数人がここに住み着き、建立したという神社。

9/29 13:21

そして　この石碑には、

9/29 13:21

「口伝ニ曰リ治承寿永争乱ノ砌
安徳帝ヲ奉ジ　祖谷　横倉山ヘ転移シタル
一党中　此地ニ留カシ者　即チ　ヨコハタノ祖ニシテ之ヲ以テ社祠始原トス　〜

9/29 13:38

野葡萄(ノブドウ)
三条神社からは車道歩きで車に戻ります。

9/29 13:41

向かいに、島ヶ峰の蕎麦畑が見えました。蕎麦の花も終盤。畑での　　かけ蕎麦の振る舞いも　今日迄だったようです。

9/29 13:50

蔓人参(ツルニンジン)

9/29 13:58

明神川
夏は　虻だらけでしたが、秋の訪れと共に平和になりました。

9/29 14:02

ことなみ　川奥集会場に戻ってきました。

10/3 13:12

ここは、もしかしたら…と思って調べてみると、やはり　川奥小学校跡でした✨　右側の建物は健在です。

9/29 14:02

この古い案内板は　とても興味深いのです。

9/29 14:03

今は無き「みかど温泉」。
現在　みかど温泉公園駐車場になっています。
若い頃　自転車でここに来て、(三頭トンネルが無く)行き止まり。　Ｕターンした記憶あり　です。

9/29 14:03

三角(みかど)には　３軒もの蕎麦屋があったようです。

9/29 14:30

かけ蕎麦の振る舞いを終え、地元の人達が　集会場に下りてこられました。完売だったようです。
「島ヶ峰の原風景を守る会」が出来て7年目。知名度　上がりましたね✨

撮影機器：

OPPO A54 5G OPPO

感想

marin412

今は殆ど歩く人がいない「ハイキングコース」ですが、歴史を感じる道です。
やはり、三角(みかど)という地名は、帝(みかど)からきているように思えるのです。
安徳天皇に関しては諸説ありますが、まんのうを経由されて　祖谷　そして横倉山へ行かれた…　と思っている私にとって、三条神社の石碑はバッチリ👍

次回、朝熊竜胆が咲く頃に、寒風峠にあったという「見張り櫓」跡を見に行きます(平家一族が、外からの襲撃に備えて見張りをしていた場所)。今日探しましたが見つけられず、帰宅後　場所を特定出来ました。一等三角点のある所です。後日　行ってきました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7329066.html