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Yamareco

記録ID: 7304311
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

11歳児とゆく奥多摩から奥武蔵へ急登でもライトな棒ノ折山

2024年10月01日(火) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 東京都
 - 拍手
子連れ登山 シューP その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:32
距離
6.7km
登り
675m
下り
794m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:54
休憩
0:37
合計
4:31
距離 6.7km 登り 675m 下り 794m
10:04
6
10:10
4
10:14
10:17
28
10:45
10:54
77
12:11
12:33
10
12:43
12:44
17
13:01
20
13:21
13:22
58
14:20
5
14:25
14:26
3
天候 曇りときどき小雨(下山後晴れ)
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR川井駅~清東橋バス停から奥茶屋登山口
コース状況/
危険箇所等
奥茶屋登山口~山頂:危険個所等なし、まったく荒れていない
山頂~滝ノ平尾根:木の階段が壊れている。下の方は木の根がたしかにすさまじく雨でぬれているとちょっと怖い
さわらびの湯周辺:登山口から温泉までの間、ルートにしたがうと「立入禁止」と大きく書かれた坂を通ることになる。念のため大回りして回避
その他周辺情報 さわらびの湯
5年ぶりに来たけどやはり心地いい。大きな休憩スペースがまたうれしい
まずは朝メシ
メシっていう感じが似合うよき男子に育ったもんだ
2024年10月01日 08:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/1 8:46
まずは朝メシ
メシっていう感じが似合うよき男子に育ったもんだ
川井駅入口にはこんなかわいい看板
2024年10月01日 09:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 9:13
川井駅入口にはこんなかわいい看板
川井駅からバスで清東橋まで
終始乗客は我々だけ
大丈夫なのかなこの路線
2024年10月01日 09:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 9:56
川井駅からバスで清東橋まで
終始乗客は我々だけ
大丈夫なのかなこの路線
これが清東橋?
2024年10月01日 10:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:05
これが清東橋?
さあここから登りますよ
2024年10月01日 10:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:14
さあここから登りますよ
橋を渡って登山スタート
2024年10月01日 10:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:15
橋を渡って登山スタート
けっこうな規模のワサビ田
東京でもワサビ作ってるんだね
2024年10月01日 10:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:16
けっこうな規模のワサビ田
東京でもワサビ作ってるんだね
沢に沿って登る
めちゃくちゃ暑いけど音は涼しい
2024年10月01日 10:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:19
沢に沿って登る
めちゃくちゃ暑いけど音は涼しい
上の方にくるとワイルドなワサビ田が
2024年10月01日 10:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:21
上の方にくるとワイルドなワサビ田が
沢をちょいちょい渡る
ワサビ田があるくらいだからきれいな水だね
2024年10月01日 10:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:22
沢をちょいちょい渡る
ワサビ田があるくらいだからきれいな水だね
ちょっといい滝とその横のプチ急登
2024年10月01日 10:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:24
ちょっといい滝とその横のプチ急登
岩清水的な
2024年10月01日 10:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:27
岩清水的な
頭からかぶりたいよね
2024年10月01日 10:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:41
頭からかぶりたいよね
突然鉄階段
2024年10月01日 10:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:44
突然鉄階段
ほこらのところで道が90度折れる
おまいりして通ります
2024年10月01日 10:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:47
ほこらのところで道が90度折れる
おまいりして通ります
超擬態のクモ発見!
ナナフシの子供かと思ったけど
オナガグモというらしい
2024年10月01日 10:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 10:51
超擬態のクモ発見!
ナナフシの子供かと思ったけど
オナガグモというらしい
ちょっと斜度のある階段でつづら折りに進む
2024年10月01日 11:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 11:01
ちょっと斜度のある階段でつづら折りに進む
ここから直線急登のスタート
2024年10月01日 11:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 11:17
ここから直線急登のスタート
ほぼまっすぐに高度を上げていきます
2024年10月01日 11:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 11:40
ほぼまっすぐに高度を上げていきます
ナギナタタケさん
息子が一発で同定
2024年10月01日 11:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 11:51
ナギナタタケさん
息子が一発で同定
暑い!!!!!!
10月とはいってもまだ夏だわ
2024年10月01日 11:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 11:53
暑い!!!!!!
10月とはいってもまだ夏だわ
上に空が見えるまっすぐ急登
ここ登ったら頂上だね
2024年10月01日 11:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 11:59
上に空が見えるまっすぐ急登
ここ登ったら頂上だね

見えたぞ
2024年10月01日 12:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:10

見えたぞ
ついたー
2024年10月01日 12:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:11
ついたー
棒の折山に登ったよ
2024年10月01日 12:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:11
棒の折山に登ったよ
無念
2024年10月01日 12:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:11
無念
さあ下りて温泉だ
景色のいいときにまた来てみようね
2024年10月01日 12:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:34
さあ下りて温泉だ
景色のいいときにまた来てみようね
山頂からしばらくはめっちゃ気持ちのいいゆるい下り
息子さん爆走
2024年10月01日 12:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:41
山頂からしばらくはめっちゃ気持ちのいいゆるい下り
息子さん爆走
高水三山方面と分岐する権次入峠
ここからさわらびの湯に向かいます
2024年10月01日 12:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:43
高水三山方面と分岐する権次入峠
ここからさわらびの湯に向かいます
ワイルドすぎる階段
たまに歩いてみるけど
アスレチック感がすごい
2024年10月01日 12:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:45
ワイルドすぎる階段
たまに歩いてみるけど
アスレチック感がすごい
階段を通るなって書いてあった
上から来ると気づかないよ
2024年10月01日 12:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:46
階段を通るなって書いてあった
上から来ると気づかないよ
おおチャートだ
ここも大昔は海だったんだね
2024年10月01日 12:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:47
おおチャートだ
ここも大昔は海だったんだね
やっぱりあっちいな
2024年10月01日 12:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:55
やっぱりあっちいな
相変わらず階段がワイルド
どうしてもこうなっちゃうんだよね
2024年10月01日 12:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 12:57
相変わらず階段がワイルド
どうしてもこうなっちゃうんだよね
カニコウモリの仲間だと思うけれど
2024年10月01日 13:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:00
カニコウモリの仲間だと思うけれど
岩茸石
右は名栗温泉方面、左は滝ルート
ここは直進
2024年10月01日 13:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:01
岩茸石
右は名栗温泉方面、左は滝ルート
ここは直進
でっかい岩の横を通る
こいつが岩茸石かな
2024年10月01日 13:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:01
でっかい岩の横を通る
こいつが岩茸石かな
そろそろおわかれシーズンのセンチコガネさん
キューキュー鳴くので息子のお気に入り
2024年10月01日 13:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:03
そろそろおわかれシーズンのセンチコガネさん
キューキュー鳴くので息子のお気に入り
のんびり林をゆく
2024年10月01日 13:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:04
のんびり林をゆく
いったん林道に
2024年10月01日 13:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:10
いったん林道に
ここからちょい登り
2024年10月01日 13:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:12
ここからちょい登り
「いけません」
先生に叱られてる感じ
2024年10月01日 13:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:14
「いけません」
先生に叱られてる感じ
よっしゃーーーーー!!!
念願のカエンタケ!!!!
触んなきゃ悪さしない子だよ
2024年10月01日 13:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:15
よっしゃーーーーー!!!
念願のカエンタケ!!!!
触んなきゃ悪さしない子だよ
ちょ、怖い
2024年10月01日 13:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:20
ちょ、怖い
立ち入り禁止は老朽化した見晴らし台
景色よさそうだもんね
2024年10月01日 13:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:20
立ち入り禁止は老朽化した見晴らし台
景色よさそうだもんね
おおーいい見晴らし
展望台がなくてもじゅうぶんすごい
2024年10月01日 13:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:20
おおーいい見晴らし
展望台がなくてもじゅうぶんすごい
こっちもいい見晴らし
となると展望台また作ってほしいかも
2024年10月01日 13:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:22
こっちもいい見晴らし
となると展望台また作ってほしいかも
さっきの林道にまた合流
2024年10月01日 13:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:25
さっきの林道にまた合流
また森へ
2024年10月01日 13:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:26
また森へ
3度目の合流
2024年10月01日 13:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:32
3度目の合流
また森へ
なんとなくファイナルアプローチ感
2024年10月01日 13:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:33
また森へ
なんとなくファイナルアプローチ感
すごい杉の根
雨だとヤバそう
2024年10月01日 13:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:44
すごい杉の根
雨だとヤバそう
下から見るとこんな
根っこがすごいとみなさん書くだけある
2024年10月01日 13:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:48
下から見るとこんな
根っこがすごいとみなさん書くだけある
かわいいきのこさん
2024年10月01日 13:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 13:52
かわいいきのこさん
下界におりてきた
2024年10月01日 14:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 14:01
下界におりてきた
棒の「折(オレ)」⇄「嶺(レイ)」だと思っていたけど「棒の峰」とも書くのね
2024年10月01日 14:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 14:05
棒の「折(オレ)」⇄「嶺(レイ)」だと思っていたけど「棒の峰」とも書くのね
ここはすべるよ
慎重にいこう
2024年10月01日 14:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 14:10
ここはすべるよ
慎重にいこう
杖にした枝がわっさり
2024年10月01日 14:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 14:18
杖にした枝がわっさり
棒の峰に登ってきたよ
2024年10月01日 14:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 14:20
棒の峰に登ってきたよ
ヤマレコのルートだとここを通るんだけど
こんなに書かれてしまっては
2024年10月01日 14:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 14:24
ヤマレコのルートだとここを通るんだけど
こんなに書かれてしまっては
バッテンをつけたところがこの立入禁止
上のお寺のほうの道から遠回りしました
バッテンをつけたところがこの立入禁止
上のお寺のほうの道から遠回りしました
上にも立入禁止って書いてある
さわらびの人に聞こうと思って忘れた
2024年10月01日 14:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 14:31
上にも立入禁止って書いてある
さわらびの人に聞こうと思って忘れた
さわらびの湯に到着!
2024年10月01日 14:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 14:35
さわらびの湯に到着!
息子あこがれのLaViewで帰りました
2024年10月01日 17:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/1 17:03
息子あこがれのLaViewで帰りました

感想

10月1日は都民の日。こういう、平日の学校休みはふだん混んでいる山に行くチャンス。

御嶽駅から岩茸石山経由で棒ノ折山まで歩いてみよう。さわらびの湯に入ろう、ということで早起きしておにぎりを作り、ねむい息子を早朝の中央線・青梅線に乗せた。

でも、ちょいと息子さんの調子がすぐれない。山歩きはしたいけど、長いのはつらいかな、という。御嶽→棒ノ折だとヘビーすぎるか、ではもう少し軽いところに変えよう。

と、調べたところ御嶽駅のひとつむこう、川井駅からバスで棒ノ折山のすぐ下まで行けるらしいとわかった。強烈に本数の少ない路線だけど、ちょうど今なら少し待てば乗れるようだ。

川井駅で降りる。小さな集落の高台にあるかわいらしい駅。ここでまず朝ごはんのおにぎりをいただくことにする。

バス停は、駅から国道におりて信号を渡ったところにある。早めに向かってみたけれど、まだ秋になりきらない強い日差しがアスファルトに照り返してやたら暑い。しばらく駅に戻って待つ。

9:44発、清東橋ゆき西東京バス。我々以外の乗客を乗せることなく、小さな谷を山奥へと進んでいく。15分ほどで終点に到着。完全貸切は久しぶりで楽しかったけど、大丈夫なのかなとちょっと心配になった。

清東橋バス停のところには、不釣り合いなくらいにキレイなトイレがあった。OPT(Okutama Pikapika Toilet)というプロジェクトがあったらしい(2023に解散?)。登山道の道沿いにもうひとつキレイなトイレがあった。尊い。

清東橋は目立たないくらいに小さな橋、そこから北、山奥方向に進む。キャンプ場がいくつかある。中茶屋、百軒茶屋、奥茶屋と続くが、気になるのはその名前。こんな山奥に茶屋があったということなのだろうか。それも百軒。

奥茶屋キャンプ場のところに道しるべ、ここが登山口だね。橋を渡って、山登りスタート。

まず目に飛び込んでくるのが、大きなワサビ田。棚のように段々をつけてある。その横を、沢を縫うように登っていく。しばらくはワサビ田の横を歩く。東京都でワサビが作られている、ということにまずびっくり。少しばかり売ってくれないかな。

9月が終わったばかりで気温が高い。空は曇り始め、小雨もパラつく。沢沿いの道が蒸し暑い!!!! 小さな滝なんかがあるので、タオルを浸して首に巻く。

土にたまに白い石が混じっている。拾いあげてみると、どうやら石英っぽい。こんなところでも石英がとれるのね、思いがけずうれしい。

登山道のわきにおじぞうさんがいる。ここで道はほぼ直角に左に折れ、ワサビ田や沢とわかれて高度を上げていく。息子は気になるものを見つけた。オナガグモ、草の枝にしか見えない擬態の達人。ピシッと黄緑色の手足を伸ばし、ちゃんと似た枝をもつ草にくっついている。いろんな生き物がいるねー、とふたりで感動。

道が右に折れると、そこからは頂上までほぼ直線の急登。つづら折れになっていないので角度がけっこうある、こういうところはさすがマイナールート。体をガンガン動かすから、正直めちゃくちゃ暑い。暑さよけ休憩を何度かはさむ。

道端に黄色い棒状のキノコが生えているので息子に「何だろう?」と聞いたところ「ナギナタタケだよ」と即答された。さすがである。

どこからか、ヤッホー!という若い男子の声がする。息子は楽しそうにヤッホーと返す。直線的な急登をたんたんと登る。息子はこういう、斜度のきつい道が得意。やがて空が近づいた。広場に出た、ここが棒ノ折山頂。棒ノ折山に登ったよ。

川井駅を出たときには夏のなごりの強い陽射しが降り注いでいたけど、山頂は真っ白な雲の中。晴れた日には関東平野が一望できるので人気の山、ということだけれど、今日は視界ゼロ。しかたないね、またいつか晴れた日に登ってみよう。

あずまやでスナックをかじる。息子はそんなにおなかがすいてないからお昼ごはんはおりてからで大丈夫、という。同じあずまやには中高生とおぼしき男子、みんなで登ってきたらしくワイワイ言いながらカップ麺を作っていた。あんなふうに友達みんなで山登りできたら楽しいだろうな、と息子。

さて、ふもとでごはん食べるならそろそろおりよう。久しぶりのさわらびの湯も楽しみ。山名の案内板で本当は何が見えるはずだったかを確認し、温泉にむけて下山開始。

権左入峠まではごくゆるやかな下り坂、こっちから登っていたら気持ちよさそう。息子はダッシュで駆け抜けて、あっという間に峠到着。

(本来こっちから来る予定だった)御嶽方面の道とわかれてさわらび方面へ。そこそこ急な下り坂に、丸太の階段がついている。が、これが土砂の流出でかなりメチャメチャになっている。アスレチック感を楽しみながら丸太を飛びながらおりていくと、終点(登る人から見える向き)に「丸太階段は使わないでね」と書いてあった。上にも書いといてよね!!

道にツルツルのチャートが顔を出している。伊豆ヶ岳がチャートの山だったけれど、ここも埼玉側はやはりチャートなのか。チャートということはここはかつて海だったところ、石英(火山活動のしるし)があった東京側とはまた違うんだね。

坂の下に大きなベンチがあるのでひと休み。高度が下がって暑い。

ほどなく、岩茸石の四辻に到着。左に行くと白谷沢コース、滝が見られるというけど次回にしよう。今回は直進して滝ノ平尾根コースへ。

四辻の向こうに大きな岩があり、その横を通り抜ける。これが岩茸石か。今日登る予定だった高水三山のうちひとつが岩茸石山だけど、そこになにか共通点があるのだろうか?

岩茸石からはとてもおだやかな林のなかの道。息子さんは上機嫌で軽快に進む。道は林道とクロスし、少々登りかえす。息子が少し文句を言い出したところに、この日いちばんの発見があった。

山でキノコを愛でてきた息子がいちど見てみたいと願っていた超猛毒キノコ・カエンタケ。そのカエンタケが道端にひょっこり顔を出していた。小さい頃から夢見ていた出会いに、大喜びの息子さん。猛毒の持ち主として有名になってしまったカエンタケが悪い人に折られたりしないようにと祈りつつ進む。

名こそないものの、ここは尾根上の小ピークになるらしく、展望台があった。ただし木造のそれは老朽化でもうダメらしく、立入禁止になっていた。そのわきから眺めると、なかなかいい景色。本来はこのコースのよきひと休みポイントだったのだろう。

このあと林道とさらに2度クロス。そこから、悪名高い「根っこだらけ」ポイントが始まった。猛烈な量の木の根っこが道を埋め尽くしていて、下り坂でもやたら歩きづらい。こちら側に雨は来なかったらしく乾いていたけれど、これで小雨でも降ろうものなら滑って危ない。コケないように慎重に進む。

根っこポイントを通過すると、登山口はもうすぐ。大量に置かれた杖の枝を横目に進むと草地に到着。ここが登山口っぽい、おつかれさまでした。ここで息子がキンモクセイの香りをかぎとる。家族内対抗キンモクセイ香りかぎレース(その年いちばんに誰がかぐか)は今年も息子の優勝となった。

登山口からさわらびの湯はすぐ、、、かと思ったが、ヤマレコのマップで通過ルートになっている温泉直下の坂道には「立入禁止」とでかでかと書いてある。仕方がないので民家のあいだを通り、お寺のほうから回り込む。ちょっと遠回りしたけれど、さわらびの湯に到着。本日の山登りはここまで!

伊豆ヶ岳からおりてきて入って以来、5年ぶりぐらいか。相変わらず気持ちのいい温泉だった。

おりてきたらごはん、と思っていたけれど、息子はもう腹ペコのピークは過ぎてしまったという。温泉から出たら何か食べようか、と言っていたが、気持ちがよすぎて長風呂してしまいバスの時間ギリギリに。バス停までダッシュするハメになってしまった。ごはんはちょっと無理。

「ノーラ名栗・さわらびの湯」バス停に着いたのは発車時刻数分前。息を切らせて待っていたが、バスは結局10分くらい遅れてきた。

前回ここに来たときはバスに乗ったとたん寝てしまった息子だが、もう5年生なので景色をそれなりに楽しんでいる様子。小1時間かけてバスは飯能駅に到着した。

もうお昼ごはんという時間ではないので、駅ビルのミスドでドーナツをいただく。そして。

息子がずっと憧れていた、西武特急LaView。池袋までこいつに乗るのだ。池袋まであまりアクセスのよくない我が家、ラビューに乗る機会を得られずにいた。思いがけず望みのかなった息子さん、すごくうれしそう。

お菓子(とおとうさんにはビール)を買って乗り込む。大きな窓から武蔵野の平地がよく見えて、どこか遠くまで旅に来た気分になれた。

1日かけてぐるっと東京から埼玉を回ってきた都民の日。思ったより、発見と楽しみ満載のアドベンチャーになった。

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