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Yamareco

記録ID: 730863
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
アジア

インド:ガンジス河源流ゴームクと天空の楽園タポバン

2015年09月19日(土) 〜 2015年09月21日(月)
 - 拍手
ISHIGANTO その他1人
GPS
56:00
距離
20.2km
登り
2,029m
下り
793m

コースタイム

1日目
山行
5:40
休憩
0:40
合計
6:20
8:50
40
ガンゴートリ
9:30
9:40
170
チェックポイント
12:30
13:00
130
チルパサ
15:10
ボジバサ
2日目
山行
6:15
休憩
2:25
合計
8:40
7:35
100
ボジバサ
9:15
9:25
95
ゴームク
11:00
13:15
180
タポバン
16:15
ボジバサ
3日目
山行
4:21
休憩
0:10
合計
4:31
7:54
111
ボジバサ
9:45
9:55
150
チルパサ
12:25
ガンゴートリ
天候 初日、二日目は曇時々小雨、まれに日が差す
三日目は快晴
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
ニューデリー→ハリドワール(夜行列車:4時間)→リシケシ(バス:1時間)→ウッタルカーシー(バス:7時間)→ガンゴートリ(乗合ジープ:4時間)
コース状況/
危険箇所等
コースはガンゴートリを出発し、ガンジス河と並行する谷に沿って歩く。急登などはなくなだらなかに高度を上げていく感じです。ところどころ地すべりや落石の危険ありますので、特に雨季(6月〜8月)は要注意です。

ゴームクより先タポバンへ行くならガイドを雇った方がいいかもしれません。ガイドなしでも行けない事もありませんが、クレバスのある氷河上を行くルートなのでルートファインディングにストレスを感じるようであればガイドをお薦めします。ガイドはボジバサのGMVNで雇いました。一日1,500ルピー。いいガイドだったので、トレッキング終了後に少しばかりの心づけを渡してあげました。ちなみにゴームクのみに行くならガイドは不要かと思います。
その他周辺情報 トレッキングの基点となる町はガンゴートリ。ウッタルカーシーから乗合ジープにて3時間半〜4時間ほど。標高は約3,000m。ゴームクへは、拠点ボジバサのGMVN(ウッタルカンド州の公営宿泊所)や他にいくつかあるアシュラムに泊まることになります。GMVNのドミトリーは一泊320ルピー(約700円くらい。食事は別途)。食事はメニューにあるもの全てを注文できるのではなく、とても限られたものでした。行動食などはビスケットくらいは買えたかもしれません。なおペットボトルの水は下界の3倍の値段でした(と言っても75ルピー)。
ゴームクへのトレッキングはパーミッション(2日分くれます)が必要です。ガンゴートリで取得できます。パスポートとビザページのコピーをお忘れなく。ちなみにパーミッション自体は無料です。ただし当日、ガンゴートリから30分ほどのチェックポイントで入域料の支払があります。

2015年09月19日 14:02撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 14:02
ゴームクへのトレッキングはパーミッション(2日分くれます)が必要です。ガンゴートリで取得できます。パスポートとビザページのコピーをお忘れなく。ちなみにパーミッション自体は無料です。ただし当日、ガンゴートリから30分ほどのチェックポイントで入域料の支払があります。

この先がチェックポイントです。チェックポイントにて入域料として一人600ルピーを支払います。延長する場合、一日につき250ルピーを帰路ここで支払うことになります。
2015年09月19日 14:03撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 14:03
この先がチェックポイントです。チェックポイントにて入域料として一人600ルピーを支払います。延長する場合、一日につき250ルピーを帰路ここで支払うことになります。
一昔前は、持ち物チェックがありペットボトル等の数を数えて、帰路にちゃんと持ち込んだものを持って帰ってきたかをチェックしてたらしいですが、現在はフリーパスです。

その他プラスチック製品やビニールを持ち込んでもOKのようです(もちろんゴミはその辺に捨てないようにしましょう)。
2015年09月21日 16:58撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/21 16:58
一昔前は、持ち物チェックがありペットボトル等の数を数えて、帰路にちゃんと持ち込んだものを持って帰ってきたかをチェックしてたらしいですが、現在はフリーパスです。

その他プラスチック製品やビニールを持ち込んでもOKのようです(もちろんゴミはその辺に捨てないようにしましょう)。
前日から天気は下り坂。時々日が差すが、雨具は着たままでした。
2015年09月19日 14:54撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 14:54
前日から天気は下り坂。時々日が差すが、雨具は着たままでした。
まだ高山植物がいたるところで咲いていました。
2015年09月19日 15:31撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 15:31
まだ高山植物がいたるところで咲いていました。
紅い植物の向こうには氷河で削られたカールが。ちょっと穂高の涸沢っぽい感じのところもありました。
2015年09月19日 18:27撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 18:27
紅い植物の向こうには氷河で削られたカールが。ちょっと穂高の涸沢っぽい感じのところもありました。
ガンゴートリから3時間ほどで茶屋のあるチルパサに到着。以前はここで宿泊できたらしいが、現在は不可。お茶の他、スナック類の購入も可。簡単な食事もできるみたいです。
2015年09月19日 17:08撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 17:08
ガンゴートリから3時間ほどで茶屋のあるチルパサに到着。以前はここで宿泊できたらしいが、現在は不可。お茶の他、スナック類の購入も可。簡単な食事もできるみたいです。
ロバに乗って行き来することもできる。
2015年09月19日 17:45撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 17:45
ロバに乗って行き来することもできる。
トルコのカッパドキアのような奇岩。
2015年09月19日 18:41撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 18:41
トルコのカッパドキアのような奇岩。
地すべり注意区間。さっさと通り過ぎましょう。
2015年09月19日 18:58撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 18:58
地すべり注意区間。さっさと通り過ぎましょう。
道中はナキウサギやら猿やらいろんな動物に出会えました。これはブルーシープの親子。
2015年09月19日 19:05撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
3
9/19 19:05
道中はナキウサギやら猿やらいろんな動物に出会えました。これはブルーシープの親子。
ガンゴートリから約6時間、ボジバサに到着。左手奥がGMVNのロッジ。ここで標高は富士山頂とほぼ同じくらいです。
2015年09月19日 19:39撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 19:39
ガンゴートリから約6時間、ボジバサに到着。左手奥がGMVNのロッジ。ここで標高は富士山頂とほぼ同じくらいです。
ドミトリーは野戦病院っぽいです。埃っぽいし、すきま風も入ってくるし、夜はネズミが這い回ります・・・。

この部屋を見て、屋外の備え付けのテントで寝泊りする欧米人トレッカーもいました。テントは寒いらしいですが・・。
2015年09月19日 20:58撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
9/19 20:58
ドミトリーは野戦病院っぽいです。埃っぽいし、すきま風も入ってくるし、夜はネズミが這い回ります・・・。

この部屋を見て、屋外の備え付けのテントで寝泊りする欧米人トレッカーもいました。テントは寒いらしいですが・・。
到着した日の夕方、雲が少し晴れてきた。
2015年09月19日 23:08撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/19 23:08
到着した日の夕方、雲が少し晴れてきた。
ボジバサ⇔ゴームク間は落石注意のところがあります。実際に目撃しましたので、ぜひご注意ください。
2015年09月20日 19:29撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/20 19:29
ボジバサ⇔ゴームク間は落石注意のところがあります。実際に目撃しましたので、ぜひご注意ください。
ゴームク近くの祠のようなもの。
2015年09月20日 13:32撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/20 13:32
ゴームク近くの祠のようなもの。
ガンジスの源流ゴームク。この氷河からガンジス河が生まれてきます。
2015年09月20日 19:18撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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9/20 19:18
ガンジスの源流ゴームク。この氷河からガンジス河が生まれてきます。
さらに高地のタポバンを目指します。氷河上のルートにはこういったクレバスがところどころ口を開けています。氷河上を行くので、ルートが日々変わってきます。やはりガイドを雇ったほうがいいかもしれません。
2015年09月20日 14:45撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/20 14:45
さらに高地のタポバンを目指します。氷河上のルートにはこういったクレバスがところどころ口を開けています。氷河上を行くので、ルートが日々変わってきます。やはりガイドを雇ったほうがいいかもしれません。
氷河を超えるとガレ場の急登が始まります。途中標高は4,000mを超えます。ゆっくりと行きましょう。
2015年09月20日 15:20撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/20 15:20
氷河を超えるとガレ場の急登が始まります。途中標高は4,000mを超えます。ゆっくりと行きましょう。
タポバンの小川の水が急登に流れ落ちてきています。乾季の9月でこれくらいの水量です。雪解け期の4〜5月にはもっと多くの量が予想されます。
2015年09月20日 15:24撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/20 15:24
タポバンの小川の水が急登に流れ落ちてきています。乾季の9月でこれくらいの水量です。雪解け期の4〜5月にはもっと多くの量が予想されます。
眼下に広がる氷河で削られてできた谷。
2015年09月20日 18:12撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
9/20 18:12
眼下に広がる氷河で削られてできた谷。
ようやくタポバンに到着。標高は約4,300m。少し雲が晴れてくると、タポバンが周囲の6,000m級の山々にぐるりと取り囲まれてるのがわかります。
2015年09月28日 07:46撮影 by  SP-2000, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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9/28 7:46
ようやくタポバンに到着。標高は約4,300m。少し雲が晴れてくると、タポバンが周囲の6,000m級の山々にぐるりと取り囲まれてるのがわかります。
奇峰シブリン(シバ・リンガ)を見たかったのですが、雲がなかなかとれず「ちら見」程度。
2015年09月28日 07:46撮影 by  SP-2000, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
9/28 7:46
奇峰シブリン(シバ・リンガ)を見たかったのですが、雲がなかなかとれず「ちら見」程度。
タポバンには数人のサドゥ(ヒンドゥー教の修行僧)が小屋を建てて住んでいます。小屋の向こうはバギラティという聖峰。
2015年09月20日 15:55撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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9/20 15:55
タポバンには数人のサドゥ(ヒンドゥー教の修行僧)が小屋を建てて住んでいます。小屋の向こうはバギラティという聖峰。
タポバンから下山した翌日は快晴!!ボジバサから。右がタポバンで姿を見せてくれなかったシブリン。左はバギラティ。
2015年09月26日 13:17撮影 by  SP-2000, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
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9/26 13:17
タポバンから下山した翌日は快晴!!ボジバサから。右がタポバンで姿を見せてくれなかったシブリン。左はバギラティ。
ボジバサのロッジの目の前にあるマンダピーク。
2015年09月21日 10:57撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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9/21 10:57
ボジバサのロッジの目の前にあるマンダピーク。
快晴の中、帰るのは残念だけど、ガンゴートリへ向けて下山開始です。
2015年09月21日 13:21撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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9/21 13:21
快晴の中、帰るのは残念だけど、ガンゴートリへ向けて下山開始です。
快晴の中、歩いた帰路は色々な山に出会うことができた。
2015年09月21日 13:17撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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9/21 13:17
快晴の中、歩いた帰路は色々な山に出会うことができた。

装備

備考 インド全般に言えることですが、ほとんどのトイレにトイレットペーパーは備え付けておりません。芯を抜いて一巻持参されるといいと思います。あとヘッデンもお忘れなく。
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