記録ID: 731611
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
黒部ダムに歩いて行くつもりだった(亜曽原温泉大返し)
2015年09月20日(日) 〜
2015年09月27日(日)

コースタイム
1日目
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:30
11:30
330分
JR白馬駅
17:00
唐松岳頂上山荘
2日目
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:40
5:50
460分
唐松岳頂上山荘
13:30
祖母谷温泉
3日目
- 山行
- 13:05
- 休憩
- 5:10
- 合計
- 18:15
5:00
315分
祖母谷温泉
10:15
13:55
215分
阿曽原温泉
17:30
19:00
255分
欅平駅
23:15
餓鬼山避難小屋
4日目
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 10:15
23:15
0分
餓鬼山避難小屋
7:15
135分
八方池山荘
9:30
10:30
76分
JR信濃大町
11:46
12:30
300分
黒部ダム
17:30
渡船場避難小屋
5日目
- 山行
- 12:40
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 12:50
5:30
560分
渡船場避難小屋
14:50
15:00
200分
赤牛岳
18:20
水晶小屋
6日目
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:10
6:00
550分
水晶小屋
15:10
槍ヶ岳
7日目
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:50
7:30
270分
槍ヶ岳
12:00
13:00
140分
北穂高小屋
15:20
奥穂高
8日目
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:50
5:30
305分
奥穂高
10:35
11:00
80分
西穂高岳
12:20
西穂高温泉
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
キレットの飛騨泣きのところで、落石をくらいました。「人がいるなんて思わなかったので〜」と云われてしまいましたが、腹を立てたところで、怪我をするのはこっちなので、 人がいてもいなくても、ちゃんと自分の存在をアピールした方がいいと思いました。 |
写真
お尻マット、ツエルト2ロング、スリーピングマット、シュラフカバー、ULシュラフ(快適温度17度)、レスキューシートもの。
今回の縦走にあたって買ったシュラフ。ファイントラックの1*1(230g)にするか4*3(430g)にするのか悩みましたが攻めの1*1に!今でも正解か否か悩む!!
今回の縦走にあたって買ったシュラフ。ファイントラックの1*1(230g)にするか4*3(430g)にするのか悩みましたが攻めの1*1に!今でも正解か否か悩む!!
テントの張り場がなく、斜めのところに強引にはったら、寝ながら30CMくらい転げ落ち、ツエルトは倒壊。そして少し破れました。めんどくさいので、そのままかぶって夜をやりすごしました。星空を見ながら寝るのも乙ということで。
13時30分にはテントサイトにつきました。こんな早くに歩くのを止めていいのか??!!これも温泉マジックです。
牛乳とビールをのみました。
昨夜寝れずに、ここまでくるのに大変でした。限界でした。ゴールはまだか?まだか?と歩くのはとてもつらい。砂漠でオアシスを幻覚するように、なんど川を車道に見間違えたことか!!ここで体の疲れをリセットしなければ!!
牛乳とビールをのみました。
昨夜寝れずに、ここまでくるのに大変でした。限界でした。ゴールはまだか?まだか?と歩くのはとてもつらい。砂漠でオアシスを幻覚するように、なんど川を車道に見間違えたことか!!ここで体の疲れをリセットしなければ!!
ショックです。「通行禁止」で仙人温泉小屋には行ってはいけないことを小屋の主人から言い渡されました。
祖母谷温泉で雪渓がやばいことは聞いてましたが、「通行禁止」になるだなんて!!!!!
あ〜。一生の不覚。きのう、あんなに早く行動を止めないで阿曽原までくればよかったのか??!!これからどうすればいいのか??
まずはうどんを食べてからにしよう!!
祖母谷温泉で雪渓がやばいことは聞いてましたが、「通行禁止」になるだなんて!!!!!
あ〜。一生の不覚。きのう、あんなに早く行動を止めないで阿曽原までくればよかったのか??!!これからどうすればいいのか??
まずはうどんを食べてからにしよう!!
7泊8日の縦走3日目にしてこの停滞!嵐や吹雪でなくても停滞ってあるんですね。さて、残りの5日間をどうしましょう。
①阿曽原で湯治生活にはいる。
②欅平に引き返し、剣や立山に行く。
③唐松に引き返し、鹿島槍に行く。
④大阪に帰り、家事洗濯をする。
⑤なんとかリルートを探り縦走を続ける。でも、どうやって??!!
温泉でお話が楽しい人に相談したらアルペンルートがあるよ!と。(そういえば、この時刻表をくれた人もアルペンルートを存分に使えばなんとかなると言っていた。)アルペンルートと言われても、室堂しか思いつかない私にその方は風呂上がり後に地図を指差し「扇沢ー黒部ダム」を教えてくれました。確かにこれなら、旅の続きができる!!
そうとなったら、まずは引き返さなくては!
旅の再開は始まった!ただいま14時。10時にこの温泉についたので4時間の逡巡。これを人生と云わずになんという。
時刻表をくれた人、相談に快くのってくれた人、雪渓のお話を聞かせてくれた人。本当にありがとう。自分だけでは、なにも考えがまとまらなかったです。
①阿曽原で湯治生活にはいる。
②欅平に引き返し、剣や立山に行く。
③唐松に引き返し、鹿島槍に行く。
④大阪に帰り、家事洗濯をする。
⑤なんとかリルートを探り縦走を続ける。でも、どうやって??!!
温泉でお話が楽しい人に相談したらアルペンルートがあるよ!と。(そういえば、この時刻表をくれた人もアルペンルートを存分に使えばなんとかなると言っていた。)アルペンルートと言われても、室堂しか思いつかない私にその方は風呂上がり後に地図を指差し「扇沢ー黒部ダム」を教えてくれました。確かにこれなら、旅の続きができる!!
そうとなったら、まずは引き返さなくては!
旅の再開は始まった!ただいま14時。10時にこの温泉についたので4時間の逡巡。これを人生と云わずになんという。
時刻表をくれた人、相談に快くのってくれた人、雪渓のお話を聞かせてくれた人。本当にありがとう。自分だけでは、なにも考えがまとまらなかったです。
また水平歩道を歩くとは。
しかもこの電車にまにあうかあわないのかの時間帯。誰も人はいない!少しトレランできました。
そして、色々こんかいのことについて考えを巡らしました。
あの時点で何を判断し、決定するか。どれが、正しいとかではなく、そこにその人のらしさがでてくる。あの話が楽しい人なら、ゆったりとして、楽しいプランを考え選択すると思う。でも、ぼくは、こうしゃかりきに走って、歩いて、最初の目的から逃れられずに強引に押し進めることを選んでしまう人なのだ。
人生の選択をシュミレーションさせられているようだ。そして、私はこういう選択をする人なのだ、と思い知らされた。そんな水平歩道の一歩一歩。これが山なのだ。
しかもこの電車にまにあうかあわないのかの時間帯。誰も人はいない!少しトレランできました。
そして、色々こんかいのことについて考えを巡らしました。
あの時点で何を判断し、決定するか。どれが、正しいとかではなく、そこにその人のらしさがでてくる。あの話が楽しい人なら、ゆったりとして、楽しいプランを考え選択すると思う。でも、ぼくは、こうしゃかりきに走って、歩いて、最初の目的から逃れられずに強引に押し進めることを選んでしまう人なのだ。
人生の選択をシュミレーションさせられているようだ。そして、私はこういう選択をする人なのだ、と思い知らされた。そんな水平歩道の一歩一歩。これが山なのだ。
朝日がきれいだ!昨日歩いたばかりの道なので、夜道といえコースタイムより2時間はやく到着!にしても、祖母谷温泉からの登り48曲がりはつらかった。あんなに水を大事にしたり、水場で水をがぶのみしたのは12年前の秩父以来かな。
でも、ついに念願のアルプスの夜間歩行ができました。トレランの大会や六甲、比良では歩いてましたが、ついにアルプスでもできたことに感慨深いです。
この寝ずの引き返しも合宿と自分に言い聞かすのでした。
でも、ついに念願のアルプスの夜間歩行ができました。トレランの大会や六甲、比良では歩いてましたが、ついにアルプスでもできたことに感慨深いです。
この寝ずの引き返しも合宿と自分に言い聞かすのでした。
この渡船もこんかいの楽しみのひとつ。この時間に船に乗るのは小屋泊まりでないのがバレバレなせいか、おじさんの態度が素っ気なく感じるのは気のせいでしょうか??明日が読売新道でなければ、僕だって、おじさんが釣った魚の夜ご飯が食べたかったです。
渡船場から15分くらい歩いた避難小屋。ドアがなく、立派なバスの待合所な感じでした。避難小屋はいつ泊まっても怖いです。でも、高度も低い(1400M)ので暖かくよく眠れました。
そして下界で手にした、おやきとバターロール。コンビーフはさんで実にうまい。
そして下界で手にした、おやきとバターロール。コンビーフはさんで実にうまい。
向こうに見えるのは黒部湖。岩の北アルプスがなんでこんなに緑深いんだ。阿曽原から黒部湖もこう緑が深いのか??それとも湖を挟んで対象なのか??
阿曽原から続くこの流れがわからないことにがっくり。仙人新道からの道をダラダラもくもくとつなげたかったけど、またくる楽しみを残したということで。
阿曽原から続くこの流れがわからないことにがっくり。仙人新道からの道をダラダラもくもくとつなげたかったけど、またくる楽しみを残したということで。
三時の山頂に着く頃には、雨に降られ、風に吹かれ、稜線が続き。TJARの奥野選手にインスパイアされお尻マットをお腹に巻き暖をとる作戦に。これが怒ストライク!温もるし、防風だし。最高です。そして、遠い遠い水晶小屋。着いたのは暗い暗い18時20分。前回も着いたのは18時10分。なんか、泣きながら扉を開けるイメージの水晶小屋です。でもカレー大盛り!!しかもおかわりも快くくれました。こんな山の上でおおきなジャガイモに涙。
岩がせり出してるので、多少の雨宿りになりました。風もよけてくれたので、思ったより寒くなく、夜中は2、3度目が覚めただけで寝れました。各テントが離れているので、テント内の音を気にせずに済むので超快適でした。
装備
備考 | 持っているものを全部着て、ザックに足をつっこめばそれだけシュラフを薄くできる!それはそうですが、朝の準備に着たものを脱いでしまわなければならないので とても時間がかかることになった。 朝起きてから出発まで1.5〜2時間。全然、Light & Fastでない〜〜!! |
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