小川山(労山クライミング講習)+α


- GPS
- 07:49
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 422m
- 下り
- 436m
コースタイム
天候 | 2024/10/5(土)曇り時々霧雨 2024/10/6(日)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ●宿泊:金峰山荘(1泊2食付) |
写真
感想
今年も、日本勤労者山岳連盟主催「若手のためのクライミング講習会@小川山」に講師として参加。
毎年講習前にどこかでクライミングをしてから講習に参加するのだが、今年はあいにくの天気(小雨)でどこにも行けず。
●1日目(2024/10/5)
小雨のため岩場には行かず、東屋にてロープワーク講習(支点構築、懸垂下降)。
金峰山荘に移動し、机上講義、入浴、夕食、懇親会。
●2日目(2024/10/6)
良い天気となった為、岩場でロープワークを行う班と、マルチへ行く班に分かれる。
ロープワーク班はフェニックスの大岩で1日目の復習+α。
マルチ班は屋根岩3峰 南稜レモンルートと南稜神奈川ルートへ。
講師がオールリードではあったが、1対1もしくは1対2でマルチピッチクライミング。
参加者は、東京、神奈川、埼玉、新潟、宮城、兵庫などから参加。
今回は20代30代の受講生も多く、「若手のため〜」の趣旨に沿った講習だったように思います。(自分の歳を痛感したりしなかったり(^^;;))
ロープワークやクライミング技術を学ぶだけでなく、講師や受講生といった枠を超えて各地のクライマーと横の繋がりを持てる機会になったなら幸いです。
<おまけ>
2日目の朝活は、親指岩&小指岩へ。
Wさん、小川山レイバック OSおめでとうございます!
みんなで小指岩のワイドを登って楽しみました。
2年ぶり2回目の若手クライミング講習会に参加させていただく。
初日
生憎の雨模様のため、東屋での実技と小屋での座学で、基礎技術をみっちり。基礎の再確認がメインだったけど、新たな気付きもあり、しっかり確認できたので東屋での講習もなかなか良かった。
岩場での登り返しや自己脱出などの実技ができなかったのはちょっと残念。雨なのでやむなし。
2日目
2日目はロープワーク組とマルチルート組にわかれることになったが、希望通りマルチ組でレモンルートに入れていただけた。
小川山のマルチルートは久しぶり。ワイドクラックルートは初めて。期待と不安。講師のSさんがオールリードの3人マルチ。
1ピッチ目
外岩ちょっと間が空いてたので緊張したけど、快適に登れて、緊張もほぐれる。
2ピッチ目
トラバース。トラバースはフォローでも怖い。行けるとは思ってもいく勇気が出ない。怖すぎ。なんとか通過。。
3ピッチ目
このルート核心部のワイドゾーン。2年前にセレクションを登った時に遠くから見てたルート。Sさんはさすがにスルスルと登る。
出だしのハンドサイズはサクッと抜けていよいよOW。思ってたより狭い。チキンウィングキメるには上体を右外に出さないと行けないけど、出すと右手プッシュが抜けそうで怖い。
どうしようもないところはカムA0も駆使しながら、ヒールトゥやら膝突っ込んだりしながら、なんとかズリズリズリ上がる。なかなか進まない。めちゃしんどい。それでもなんとか突破。リードではまだまだ無理。
4,5ピッチ目
歩きもいれて快適クライミングで登頂!
その後、懸垂下降2ピッチで無事終了。
ろくにワイドの練習もしてないのに、ワイドルートに行きたいと希望を出し、連れて行っていただいたので、意地でもとなんとか登ったけど、もっと登れるかと甘く見てた。
でも、ワイドの難しさも楽しさも体感できて良かったし、楽しかった。満足度も達成感もいっぱい。
2日間みっちり基礎確認と実技のご指導をいただき、ホントに勉強になりましたし、楽しかったです。他会のメンバーとも交流できて良かったです。充実の2日間でした。ありがとうございました。
◾️前々日
ビックロック日吉にて、今回の講師のYさんにマルチシステムの練習に付き合っていただく
2時間半ほどみっちりと、理由も含めてご指導いただきました
◾️1日目
東屋にて、ロープワーク
下記、3つのパートをやりました
part1:リード登攀から流動分散の支点構築、ダイレクトビレイまで
part2:フォローが落ちた場合、ダイレクトビレイのテンションを緩めて少し降ろすところまで
part3:懸垂下降
山荘に戻ってからは、机上でロープワークの勉強とカムなどの道具の使い方について
◾️2日目
フェニックスの大岩で、1日目の内容を復習
5.7のルートを擬似リードで登った後に支点構築し、ダイレクトビレイでフォロー引き上げ
フォロー引き上げ中に落ちてもらい、解除の練習
最後に懸垂下降で降りる内容を1日目と同様に交替して行いました
念のため、1人目の懸垂下降時はシングルロープでのバックアップありでした
登り返しはシステムだけ教えてもらいましたが、途中で雨が降り、岩場での実践はできませんでした
~ 下記、学んだこと ~
・携行するギアは選別しておき、直ぐに使える状態にしておくこと
・ロープに付いているシールは引っ掛かることがあるので、外しておくこと
・セルフビレイは必ず2つの支点から繋がっているところから取ること
ピッチ登攀終了後、不安であればPAS等でセルフを取っても良いが、その後、メインロープでも取ること
・スリングは自作のものは使わずに、金物同士、ロープとスリングの組み合わせで使わないこと(熱に弱い自作スリングがロープで擦れると簡単に切れる所を実演していただきました)
・流動分散は、支点からの位置が可変なので、身体の位置を変えても2つの支点にかかる荷重が常に均等に保たれる
・固定分散は身体の位置を変えると片方にしか荷重がかからないデメリットはあるが、片側の支点が壊れても墜落距離が少ないメリットがあるので、支点が脆い場合は固定分散の方が良い
・ダイレクトビレイ時に常に屈曲するように上側のロープは必ず持っておくこと
・フォローを落とすときは、ビレイデバイスの小さい穴(小さくて通すのがギリギリなので、細いアクセサリーコード持っておいた方が良いかも)にスリングをガースヒッチで固定して、支点の片方のカラビナに通して滑車の状態を作り、身体か足で引くと力を効率的に使って、降ろすことができる
このとき、ムンターヒッチでロープが流れすぎないようにするのもあり
・0ピンをビレイヤーのデバイスより上に取っておくと仮に1ピン目を掛ける前にリードが落ちても再開しやすい
・懸垂下降時、ロープを振り分けるときに上下を意識すること
・懸垂下降のバックアップは登り返しをする場合など、ビレイデバイスの下ではなく、上に設置する場合もあり、上下のどちらにするかは状況次第
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する