再訪 北横岳&縞枯山


- GPS
- 05:52
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 420m
- 下り
- 419m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ピラタス蓼科ロープウェイ山麓駅の駐車場は無料、約800台収容。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はなし。 いつもの「河童の湯」(茅野市北山湯の川、大人400円)で汗を流す。 |
写真
感想
午前5時30分起床。曇り。蓼科高原は台風一過の晴天とはならず、やや期待はずれの朝に。
マックスバリューで調達した逸品・川中島納豆が並ぶ朝食を堪能し、ピラタス蓼科ロープウェイ山麓駅へ。
8時の始発に間に合う午前7時52分着。お盆休みの期間だが、無料駐車場の入りは2割弱か。
標高差500m近くを7分ほどで一気に昇ると山頂駅。寒暖計は14度を指す。視界すこぶる不良。
ゴールデンウィークには雪に覆われていた南側の斜面を、トラバース気味に折り返し、ゆっくり登る。
天気が悪いときは花を愛でようとも思うが、花季の狭間らしくシャクナゲも終わったようだ。
それでも、さすがは溶岩台地の一画。台風通過の翌日にもかかわらず、ぬかるみがない。
「道が悪いとテンションが下がるけれど、これだと楽だわ」と妻が言うのを聞いて、大いに頷く。
猛暑の東京から逃避してきた身。曇天も歓迎すべきだと自らに言い聞かせて歩き続ける。
北横岳ヒュッテも七ツ池も深い霧の中に。「幽玄ね」と池畔で呟く妻に、「霧だからね」と返す。
そんな“幽玄”も南峰までの趣。山頂付近は西風が強く、北峰は帽子の紐が欠かせない。
いったんは亀甲池へ下り始めたが、強風と天候を勘案し、急遽、ルートを変更して引き返した。
亀甲池、双子池、雨池を周遊する計画だったが、山頂駅へショートカットするルートがないのが難点。
夕方から合流する娘を茅野駅まで迎えに行く約束もあり、山中での滞在時間オーバーは禁物だ。
5月に歩いた縞枯山を再訪する機会がなかったので、山頂駅基点型のオルタナティブに替えた。
もともと北峰からの長い急な下り坂は、時間をかけて、特にゆっくり歩くことにしていた。
同行者は先月、にゅうからの下りで右膝を傷め、日課のジョッギングを控えた時期がある。
年齢相応の歩き方をして、健脚の人たちに道を譲ろう――。お礼を言われ、また言葉を返す。
振り返ると、この日すれ違った先輩ご夫妻(?)は総じて、気品と装備を兼ね備えていた。
一方、山靴の父親だけがザックを背負い、サンダル履きの母親とTシャツ姿の子どもは手ブラの家族。
地図を持たずに登って来て、南峰の先に標柱のある北峰があることを知って喜ぶ集団も。
昨今、あたかも中高年の山歩きが無謀であるかように語られるのは残念というほかない。
自分が中高年だからではない(と信じたい)が、実情を無視した安直なステレオタイプは慎みたい。
同様に、若いヤマガールの中から将来の指導的なハイカーが育っていくことも忘れてはなるまい。
山を歩いていると、とかく衝突を招きがちな事象にも寛容になれるような気がしてくる。
そんなことを考えながら縞枯山までめぐる間、道を譲った対向者は20人を超えたろうか。
離合する人と情報を交換する余裕もできた。おかげで同行者の膝は堅調をキープしている。
今回もいい汗を流すことができたことに、まず感謝。そして、次回こそは好天をと祈る。
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