大峯奥駈道を繋げたい♪阿弥陀ヶ森〜大普賢岳(和佐又ヒュッテからピストン)


- GPS
- 07:30
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,069m
- 下り
- 1,055m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.wasamata.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
《和佐又ヒュッテ⇔笙の窟》 駐車場からキャンプサイトまで山道をショーットカットする道と、トイレから舗装路を迂回する道がありますが、どちらも時間に大差ないように思います。和佐又のコルから緩やかな歩き易い尾根道ですが、シタンの窟辺りから傾斜のある道になり、岩窟周辺は切り立った崖状の道もあります。 《笙の窟⇔大普賢岳》 急峻な岩場に鉄梯子が連続するハードなコースです。落下防止の鎖が設置された箇所もありますが、滑落すれば命にかかわる箇所もありました。ピストンする場合は梯子でのすれ違いに時間がかかるので、余裕のある時間配分が必要だと思います。 《大普賢岳⇔阿弥陀ノ森》 大普賢岳直下に奥駈道分岐があり、序盤に小さなピークを越えてからずっと下り続け、休憩適地の脇ノ宿跡を過ぎてから、やや急な登り道で阿弥陀ヶ森に至ります。 |
その他周辺情報 | 津風呂湖温泉 龍神の湯 大人700円 http://www.tsuburoko.co.jp/ |
写真
感想
今週は秋晴れの好天が続く一週間でしたが、土曜日の天気予報が良くなかったので、快晴予報だった日曜日を山行日にしました。
先週の稲村ヶ岳の周回で清浄大橋とレンゲ辻の女人結界門の前に立ったので、今回は和佐又山ヒュッテから大普賢岳を経由して、奥駈道を北上して4つ目の女人結界門のある阿弥陀ヶ森を目指したいと思います。
去年の同時期にも利用した和佐又山ヒュッテの駐車場に6時過ぎに到着すると、既に駐車スペースの半分程は埋まっていました。ヒュッテ内で駐車料金の支払いと、登山届の提出を済ませて6:40に出発しました。
天気予報通りの雲一つない快晴の青空に思わずテンションが上がります。
駐車場の奥の登山口からキャンプ場へのショーットカットの山道を抜け、キャンプサイトからレリーフのある広場を過ぎて登山道に入ります。
大普賢岳までは去年も同じルートを歩いているので、記憶を呼び起こしながら整備されたなだらかな尾根道を歩きますが、周囲に見える木々の色付きは去年より少し早いような気がします。
緩やかな道から少し傾斜が増して、山肌に岩壁が目立ってきます。
シタンの窟から朝日窟を過ぎて、スタートから1時間で笙の窟に着いたので、この日最初の休憩を取りました。修験者の行場でもある岩窟から頭上を見上げると、石灰岩の岩峰が登山道を覆い被さるようで圧巻です。
笙の窟を過ぎると一段と急登になり、日本岳のコルから先は鉄梯子が連続するハードな道になります。
傾斜そのものは梯子や鎖で整備されているので登り難くはないんですが、切り立った崖上を歩く箇所も多いので一瞬も気は抜けません。
途中で石の鼻に登って展望を楽しみましたが、去年も同じコースを歩いた筈なのに、この場所の記憶がありませんでした。
前回スルーした小普賢岳のピークには今回も登らずに、せっかく稼いだ高度を吐き出す激下り道になります。帰りに同じ道を登り返さないといけない憂鬱を感じながら、鞍部から大普賢岳への登りへ取り付きます。
もう何十個目かと思う位の鉄梯子や鎖場を登り続けて、大普賢岳の肩の地点になる奥駈道に合流しました。
ここから明るい尾根道を5分程で大普賢岳の山頂に到着です。
快晴の頂上からは先週立った稲村ヶ岳や大日山、八経ヶ岳から釈迦ヶ岳の稜線もすっきり見えて最高の展望が広がっていました。
山頂で展望に満足すると登った道を肩の分岐点まで戻り、石柱プレートに山上ヶ岳と書かれた方向へ向かって阿弥陀ヶ森を目指します。
分岐点からすぐに小さなピークを越えますが、その後の奥駈道はクマザサが茂る下り基調の快適な道です。
途中にあった脇ノ宿跡の休憩適地を過ぎると、道はやや長い登り道になり暫くで本日の目的地である阿弥陀ヶ森に着きました。
もうすっかり見慣れた女人結界門があり、これで大峯奥駈道に4つある結界門のすべての前に立つ事が出来ました。
阿弥陀ヶ森は柏木という所からも登れるようで案内板があり、大普賢岳と山上ヶ岳へ向かう3方面への分岐点になっています。特に広い平坦地でもなかったので、往路で通った脇ノ宿跡まで戻ってお昼休憩にしました。
食事休憩のあと大普賢岳の方へ戻っていると、奥駈道から東方向の深い谷をヘリが飛んでいて、谷のかなり低い場所まで何度も昇降を繰り返していたので、遭難者の捜索をしていたのかも知れません。
奥駈道を外れて和佐又ヒュッテへピストンするルートになると、時間がお昼近いということもあり、沢山の人とのすれ違いがありました。
帰り道も当然ながら鉄梯子が連続する道で、急傾斜の梯子を下るのは登りよりも怖かったです。覚悟していた小普賢岳からのアップダウンを何とかクリアして、日本岳のコルから笙の窟を過ぎると、ようやく道が落ち着いて、周囲の紅葉を見て歩く余裕が戻りました(笑)
和佐又のコルからレリーフ広場を過ぎて、帰りはキャンプサイトから舗装路を歩いて和佐又ヒュッテの駐車場に戻りました。
駐車場はほぼ満車に近く、出発時よりも台数が増えていました。
帰り道で初めての津風呂湖温泉に立ち寄り入浴をして帰路に着きました。
少し変則的な歩き方だけど4つの結界門を外側から繋いでみました。
これから先は南へ奥駈道を繋ぐだけですが、まだまだ先は厳しいルートもあり、とてもこの秋に完歩は無理ですが、少しずつ歩いて繋いで行こうと思います。
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