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Yamareco

記録ID: 750091
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

御嶽山 黒沢口〜二ノ池まで <生還の軌跡を辿る>

2015年10月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:32
距離
9.0km
登り
1,368m
下り
788m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:05
休憩
1:27
合計
6:32
8:10
31
スタート地点
8:41
8:49
9
8:58
8:58
49
9:47
9:50
67
10:57
10:58
13
12:34
12:36
41
13:17
13:17
83
14:40
14:41
1
14:42
ゴール地点
<御岳ロープウェイ鹿ノ瀬〜飯森駅>
JAF割使えます。(往復2600円→2340円)
2015年は11月9日(月)をもって営業終了となります。

<御岳ロープウェイ飯森駅〜行場小屋>
木製チップのふわふわな道を気持ち良く歩きます。

<行場小屋〜女人堂>
しばらく樹林帯を進みます。
樹林帯を抜け、御嶽山が見えたら女人堂まではすぐ近くです。

<女人堂〜石室山荘>
女人堂より先は森林限界の岩道を歩きます。
道は整備されていて歩きやすいです。

<石室山荘〜二ノ池>
この季節、九合目より先は北風が強く、痛いくらいの冷たい風が身体を叩き付けます。
万全な装備が必要です。

※GPSログは何故か途中で止まってしまいました。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中津川市内より国道19号〜県道20号経由で御岳ロープウェイへ。
所要時間は約2時間
コース状況/
危険箇所等
噴火警戒レベル2<火口周辺規制>の為あり。
必ず最新情報をチェックして下さい。
また、全ての山小屋は既に営業期間外となっております。
水・食料・装備等、万全な体制でお願いします。
その他周辺情報 2015年の御岳ロープウェイの営業は11月9日までとなっておりますので、注意して下さい。
今回はロープウェイ利用、運行開始は8時30分の為、ゆっくり起きて朝の日差しを浴びながらまったりモーニング。
2015年10月24日 07:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
10/24 7:16
今回はロープウェイ利用、運行開始は8時30分の為、ゆっくり起きて朝の日差しを浴びながらまったりモーニング。
2015年10月24日 07:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 7:53
2015年10月24日 07:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 7:53
2015年10月24日 07:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 7:54
コスモス畑と御嶽山
2015年10月24日 07:57撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 7:57
コスモス畑と御嶽山
旧第3リフト降り場
2015年10月24日 08:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 8:52
旧第3リフト降り場
ロープウェイの飯森駅舎
2015年10月24日 08:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 8:52
ロープウェイの飯森駅舎
2015年10月24日 08:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 8:54
散策道から入ります
2015年10月24日 08:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 8:54
散策道から入ります
ロープウェイには戻れません…(@_@;)
いや、僕は必ずここに戻って来ますよ!
2015年10月24日 08:58撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 8:58
ロープウェイには戻れません…(@_@;)
いや、僕は必ずここに戻って来ますよ!
2015年10月24日 08:59撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 8:59
10分程で七合の行場小屋(営業期間外)に到着。
2015年10月24日 08:59撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 8:59
10分程で七合の行場小屋(営業期間外)に到着。
2015年10月24日 09:00撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 9:00
紅葉もとっくに終わってます。
2015年10月24日 09:21撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 9:21
紅葉もとっくに終わってます。
2015年10月24日 09:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 9:28
2015年10月24日 09:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 9:39
八合目の女人堂(営業期間外)に到着
2015年10月24日 09:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 9:42
八合目の女人堂(営業期間外)に到着
八合目より。
2015年10月24日 09:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 9:49
八合目より。
乗鞍岳も綺麗に見えてます。
2015年10月24日 09:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 9:49
乗鞍岳も綺麗に見えてます。
乗鞍岳と女人堂
2015年10月24日 09:57撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 9:57
乗鞍岳と女人堂
飛行機雲ではなく、噴気です。
風は穏やかなようです。
2015年10月24日 10:07撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 10:07
飛行機雲ではなく、噴気です。
風は穏やかなようです。
2015年10月24日 10:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 10:11
左の小屋が九合目の石室山荘、その上にあるのが覚明堂です。
2015年10月24日 10:14撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 10:14
左の小屋が九合目の石室山荘、その上にあるのが覚明堂です。
御嶽山の北峰、継子岳
2015年10月24日 10:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 10:16
御嶽山の北峰、継子岳
2015年10月24日 10:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 10:16
2015年10月24日 10:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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火山灰は全体的にうっすらと残ってます。
2015年10月24日 10:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 10:30
火山灰は全体的にうっすらと残ってます。
2015年10月24日 10:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 10:34
2015年10月24日 10:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 10:35
2015年10月24日 10:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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九合目の石室山荘(営業期間外)
2015年10月24日 10:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 10:50
九合目の石室山荘(営業期間外)
九合目の覚明堂(営業期間外)
2015年10月24日 11:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 11:05
九合目の覚明堂(営業期間外)
2015年10月24日 11:06撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 11:06
2015年10月24日 11:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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四ツ股分岐方面へは入れません。
2015年10月24日 11:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 11:13
四ツ股分岐方面へは入れません。
二ノ池方面へ向かいます。
2015年10月24日 11:14撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 11:14
二ノ池方面へ向かいます。
ここから先、北風がとても冷たく、痛いくらいの風が容赦なく吹き付けます。
2015年10月24日 11:14撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 11:14
ここから先、北風がとても冷たく、痛いくらいの風が容赦なく吹き付けます。
2015年10月24日 11:14撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 11:14
2015年10月24日 11:15撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 11:15
二ノ池に着きました。
2015年10月24日 11:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 11:17
二ノ池に着きました。
新たな観測機器が設置されていました。
2015年10月24日 11:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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10/24 11:17
新たな観測機器が設置されていました。
2015年10月24日 11:18撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10/24 11:18
山頂は見えていませんが、噴煙に飲み込まれた11時59分から12時20分までの生還の軌跡です。
A地点の先の稜線の向こう側で大量の噴石が降り注ぎ、岩陰に身を隠し、噴石が止んだ隙にB地点まで全速で走って逃げる。
B地点で噴煙に飲み込まれ雨のように降り注ぐ火山礫を全身に浴びる。
視界ゼロの中、3分程かけて登山道脇に張られたロープを伝ってC地点まで降りる。
C地点で15分程待機、僅かに視界が回復した隙に、登山道ではないガレを登り、四ツ股分岐経由で覚明堂へ一時避難。
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山頂は見えていませんが、噴煙に飲み込まれた11時59分から12時20分までの生還の軌跡です。
A地点の先の稜線の向こう側で大量の噴石が降り注ぎ、岩陰に身を隠し、噴石が止んだ隙にB地点まで全速で走って逃げる。
B地点で噴煙に飲み込まれ雨のように降り注ぐ火山礫を全身に浴びる。
視界ゼロの中、3分程かけて登山道脇に張られたロープを伝ってC地点まで降りる。
C地点で15分程待機、僅かに視界が回復した隙に、登山道ではないガレを登り、四ツ股分岐経由で覚明堂へ一時避難。
2015年10月24日 11:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2015年10月24日 11:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2015年10月24日 11:38撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2015年10月24日 12:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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ここ、A地点が昨年の噴火当日11時52分の時、自分のいた場所です。
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ここ、A地点が昨年の噴火当日11時52分の時、自分のいた場所です。
2015年10月24日 12:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2015年10月24日 12:14撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2015年10月24日 14:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2015年10月24日 14:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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2015年10月24日 14:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ヘルメット

感想

10月19日、規制が緩和され九合目より少し先、二ノ池まで入山出来るようになたました。
昨年の噴火によって命を落とされた方々に対して、慰霊の意を込めて登ってきました。
心よりご冥福を申し上げます。

 昨年の9月27日以降、初めて目の当たりにする剣ヶ峰の姿。
1年前に比べると火山灰はかなり流され、元の地形が見え始めていますが依然として元の色を取り戻すには至っておりません。
 今回、御嶽山を訪れたもう一つの理由は、自分の生還の軌跡をこの目で見て確かめておきたかった事。
公開写真の中に、2枚ほど自分のいた場所と生還の軌跡を入れてあります。
 噴煙に飲み込まれ視界ゼロの中、登山道に張られていたロープを伝い降りました。
その際、自分は何も見えない中、手探りで無意識に山側のロープを探しに行きました。
その為に、四ツ股分岐より二ノ池方面に下りてしまい、一時はルートをロストしてしまいましたが、もし谷側のロープを掴んでいたなら滑落の危険性の高い、結構危ない道を辿っていた事も分かりました。
危険な時は山側に避けるというのはこれまでの経験から、自然に身体が動いたものだったと思います。

当時山頂付近には250名、その中で噴石の直撃の極めて高かったエリアには180名程いたとの調査結果があります。
亡くなられた方々、また遺族の方々の気持ちを思うととても心が痛むのは自分自身も同じですが、生還出来た120名の方々がその時、どう行動してどう生き延びたのか?
 防災体制の見直しだけでなく、もっと多くの人が生還体験を教訓として開示、そして教訓を生かし、二度とこのような大きな災害が起きないよう、登山者自身の危機意識を高めていく事が、自分の亡くなられた方々への慰霊と思っています。

そして最後に…
八丁だるみで噴石によって左腕を失い瀕死の状態の中、何度も気を失いながら何時間もかけて100m先の構造物の陰に隠れ、氷点下の一夜を過ごした、あの女性があの日の事を語ってくれています。
想像以上に壮絶な生還体験、少しでも多くの登山者の方に読んで頂きたい内容です。
http://www.sankei.com/affairs/news/150927/afr1509270004-n1.html

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コメント

Re: 貴重な生還体験の教訓ありがとうございます。
山頂までの規制緩和にはまだ少し時間がかかりそうですが、早く登れるようになるといいですね。
 御嶽山や他の活火山に限らず、どんな低山であっても危機意識だけはしっかりと持って、末永く自然と向き合っていきましょう!
「正しく知って、正しく恐れる」
これがとても大事ですね。
2015/10/26 9:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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