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Yamareco

記録ID: 7520311
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

稲荷川を河口から関吉の疎水溝まで歩く

2024年11月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:10
距離
15.9km
登り
305m
下り
181m
歩くペース
ゆっくり
1.81.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:06
休憩
0:00
合計
7:06
距離 15.9km 登り 305m 下り 181m
9:50
426
16:56
ゴール地点
eTrex32xによるログ
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:鹿児島市電
帰り:南国交通バス
鹿児島駅前で市電を降りて、稲荷川沿いに河口から上流にある世界文化遺産「関吉の疎水溝」まで歩きます
2024年11月23日 09:46撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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11/23 9:46
鹿児島駅前で市電を降りて、稲荷川沿いに河口から上流にある世界文化遺産「関吉の疎水溝」まで歩きます
鹿児島駅からJR日豊本線沿いに少し歩くと稲荷川にでます
歴史ある城下町であった上町(かんまち)のことや、石橋について案内板に書かれていました
2024年11月23日 09:58撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 9:58
鹿児島駅からJR日豊本線沿いに少し歩くと稲荷川にでます
歴史ある城下町であった上町(かんまち)のことや、石橋について案内板に書かれていました
肥後の石工 岩永三五郎が天保13年(1842)に鹿児島ではじめて川に石橋を架けたところが稲荷川河口、その後に甲突川の五石橋を架けたそうです
2024年11月23日 10:02撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 10:02
肥後の石工 岩永三五郎が天保13年(1842)に鹿児島ではじめて川に石橋を架けたところが稲荷川河口、その後に甲突川の五石橋を架けたそうです
少し進むと、水位計についての説明書きが
石橋記念公園の周辺一帯は、元禄14年(1701)に造成された埋立地で、旧海岸沿いの行屋堀には石橋が架けられていたそうです
2024年11月23日 10:07撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 10:07
少し進むと、水位計についての説明書きが
石橋記念公園の周辺一帯は、元禄14年(1701)に造成された埋立地で、旧海岸沿いの行屋堀には石橋が架けられていたそうです
その行屋堀も明治33年に埋め立てられ市道になり、市道に接した住宅地に置かれていたのがこの水位計と思われる石造物です
一丈、九尺と水位?を示す文字が刻まれている
2024年11月23日 10:08撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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11/23 10:08
その行屋堀も明治33年に埋め立てられ市道になり、市道に接した住宅地に置かれていたのがこの水位計と思われる石造物です
一丈、九尺と水位?を示す文字が刻まれている
甲突川から石橋記念公園に移設された西田橋とともに、西南戦争で焼失したらしい西田御門もここに復元されました
稲荷川河口沿いの松並木を海に向かいます
2024年11月23日 10:10撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 10:10
甲突川から石橋記念公園に移設された西田橋とともに、西南戦争で焼失したらしい西田御門もここに復元されました
稲荷川河口沿いの松並木を海に向かいます
稲荷川河口
2024年11月23日 10:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 10:28
稲荷川河口
河口に続く堤防の突端まで来ました
その先に見えるのは、鹿児島港本港区の防波堤です
2024年11月23日 10:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 10:39
河口に続く堤防の突端まで来ました
その先に見えるのは、鹿児島港本港区の防波堤です
目の前に錦江湾、桜島
2024年11月23日 10:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 10:39
目の前に錦江湾、桜島
稲荷川河口の堤防を後に、川沿いに関吉の疎水溝を目指します
2024年11月23日 10:43撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 10:43
稲荷川河口の堤防を後に、川沿いに関吉の疎水溝を目指します
稲荷川右岸に残る石積み
石積みの先は、平成5年8月の豪雨(8・6水害)で甲突川に残った西田橋を移設し整備した石橋記念公園です
2024年11月23日 10:54撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 10:54
稲荷川右岸に残る石積み
石積みの先は、平成5年8月の豪雨(8・6水害)で甲突川に残った西田橋を移設し整備した石橋記念公園です
薩摩祇園宮 八坂神社
創建 永暦元年(1160) 京都祇園八坂神社より勧請
2024年11月23日 10:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 10:58
薩摩祇園宮 八坂神社
創建 永暦元年(1160) 京都祇園八坂神社より勧請
岩永三五郎が稲荷川に架けた六つの石橋は今はもうないが、洪水の最中に三五郎自ら川に潜って基礎の安全を確かめたことから名が付いた永安橋が新しい橋として残っています
2024年11月23日 11:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 11:10
岩永三五郎が稲荷川に架けた六つの石橋は今はもうないが、洪水の最中に三五郎自ら川に潜って基礎の安全を確かめたことから名が付いた永安橋が新しい橋として残っています
鉄道建設によりここに移設された永安橋は、平成5年(1993)8月の豪雨で壊れ、翌年12月に架け替えられました
三五郎の名残りの親柱が今も残っています
2024年11月23日 11:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 11:11
鉄道建設によりここに移設された永安橋は、平成5年(1993)8月の豪雨で壊れ、翌年12月に架け替えられました
三五郎の名残りの親柱が今も残っています
三五郎の架けた石橋がここにもありましたが、昭和63年(1988)7月の豪雨で壊れ、平成2年(1990)3月に架け替えられました
2024年11月23日 12:08撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 12:08
三五郎の架けた石橋がここにもありましたが、昭和63年(1988)7月の豪雨で壊れ、平成2年(1990)3月に架け替えられました
昭和の時代に幾度となく渡った思い出のある大乗院橋
平成になって架け替えられたけど、昔のなじみのある太鼓橋なのがいい
2024年11月23日 12:09撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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11/23 12:09
昭和の時代に幾度となく渡った思い出のある大乗院橋
平成になって架け替えられたけど、昔のなじみのある太鼓橋なのがいい
稲荷川に架かる太鼓橋の姿がいい
2024年11月23日 12:22撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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11/23 12:22
稲荷川に架かる太鼓橋の姿がいい
稲荷神社
2024年11月23日 12:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 12:30
稲荷神社
稲荷川沿いを歩ける道がなかったため、左の歩道橋から山側を進みます
下の磯街道は国道10号、鳥越トンネルの上が県道16号です
2024年11月23日 13:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 13:08
稲荷川沿いを歩ける道がなかったため、左の歩道橋から山側を進みます
下の磯街道は国道10号、鳥越トンネルの上が県道16号です
道の傍らに忘れ去られたような石標と説明書きがありました
昭和9年に鹿児島市に編入された吉野村の界碑のようです
2024年11月23日 13:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 13:12
道の傍らに忘れ去られたような石標と説明書きがありました
昭和9年に鹿児島市に編入された吉野村の界碑のようです
昭和7年に道路の改修があり、向かいの崖壁に「吉野村界」の文字を刻む。昭和47年の道路拡張の際に削り取られる運命にあった文字をここに移設保存した旨、書かれていました
2024年11月23日 13:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 13:13
昭和7年に道路の改修があり、向かいの崖壁に「吉野村界」の文字を刻む。昭和47年の道路拡張の際に削り取られる運命にあった文字をここに移設保存した旨、書かれていました
右のトンネル瀧之神隧道には入らずに、まっすぐ進みます
2024年11月23日 13:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 13:16
右のトンネル瀧之神隧道には入らずに、まっすぐ進みます
振り返ると、右に稲荷川、左に上ってきた県道16号が見えます
2024年11月23日 13:27撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 13:27
振り返ると、右に稲荷川、左に上ってきた県道16号が見えます
稲荷川が流れる谷側をのぞくと、何かの建物が見えました
後でネットで調べると、滝之神水源地の施設らしく、歴史ある石造りの建物みたいです
2024年11月23日 13:47撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 13:47
稲荷川が流れる谷側をのぞくと、何かの建物が見えました
後でネットで調べると、滝之神水源地の施設らしく、歴史ある石造りの建物みたいです
大規模な河川工事現場が見えました
2024年11月23日 14:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 14:07
大規模な河川工事現場が見えました
工事現場の下には、自然な川が残っていました
2024年11月23日 14:14撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 14:14
工事現場の下には、自然な川が残っていました
明治10年(1877)西南戦争で戦い、西郷隆盛とともに城山にて38歳の生涯を終えた桐野利秋の誕生地がありました
2024年11月23日 14:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 14:34
明治10年(1877)西南戦争で戦い、西郷隆盛とともに城山にて38歳の生涯を終えた桐野利秋の誕生地がありました
桐野利秋誕生地は、実方公園になっています
2024年11月23日 14:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 14:38
桐野利秋誕生地は、実方公園になっています
岩永三五郎が稲荷川に石橋を架ける200年ほど前に架けられた実方太鼓橋がここにありましたが、平成5年8月の豪雨で壊れ、現在の橋に架け替えられました
2024年11月23日 14:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 14:57
岩永三五郎が稲荷川に石橋を架ける200年ほど前に架けられた実方太鼓橋がここにありましたが、平成5年8月の豪雨で壊れ、現在の橋に架け替えられました
平成7年(1995)3月に架け替えられた実方橋です
2024年11月23日 15:04撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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11/23 15:04
平成7年(1995)3月に架け替えられた実方橋です
鹿児島県内で最も古い石橋と言われていた実方太鼓橋が、ここに架かっている姿を見たかった
2024年11月23日 15:06撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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11/23 15:06
鹿児島県内で最も古い石橋と言われていた実方太鼓橋が、ここに架かっている姿を見たかった
実方橋より少し上流に自然が残る稲荷川が流れていた
2024年11月23日 15:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 15:17
実方橋より少し上流に自然が残る稲荷川が流れていた
更に上流にも
2024年11月23日 15:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 15:43
更に上流にも
自然な川の流れが
2024年11月23日 15:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 15:44
自然な川の流れが
しばらく歩くと、田の神様の案内が
2024年11月23日 15:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 15:56
しばらく歩くと、田の神様の案内が
稲荷川に架かる小村橋の先に見えてきました
2024年11月23日 15:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 15:56
稲荷川に架かる小村橋の先に見えてきました
田の神さあは、田んぼのあぜ道に立ち、米の豊作をもたらす農業神で、平成30年8月2日 小村橋北方70メートルの道路脇より、この地に移設されたと、書かれていました
2024年11月23日 16:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
11/23 16:01
田の神さあは、田んぼのあぜ道に立ち、米の豊作をもたらす農業神で、平成30年8月2日 小村橋北方70メートルの道路脇より、この地に移設されたと、書かれていました
田の神さあは、今もこの地に佇み、豊作と農作業の安全を願っています
2024年11月23日 16:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/23 16:01
田の神さあは、今もこの地に佇み、豊作と農作業の安全を願っています
この巌洞橋を渡った上流が関吉の疎水溝ですが、日もだいぶ傾いてきました
残念ながら、今日はここまでにします
2024年11月23日 16:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 16:48
この巌洞橋を渡った上流が関吉の疎水溝ですが、日もだいぶ傾いてきました
残念ながら、今日はここまでにします
南国交通 関吉の疎水溝入口のりばに到着
2024年11月23日 16:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 16:53
南国交通 関吉の疎水溝入口のりばに到着
17時16分発の鹿児島中央駅行きの南国交通バスで帰ります
2024年11月23日 16:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/23 16:53
17時16分発の鹿児島中央駅行きの南国交通バスで帰ります

感想

世界文化遺産に登録されている関吉の疎水溝を見たくて、その取水口の稲荷川を河口から上流に向かって歩いてみることにしました。
稲荷川下流に生活圏があった50年前とは景色も変わっていましたが、それ以上に50年前の自分とは見方が変わったように感じました。
途中の寄り道が多く写真を撮ったりで、いつの間にか日没近くなり、関吉の疎水溝にたどり着けず。あらためて訪れたいと思います。

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