守屋山 〜麗しき霧氷の森〜

2024年11月24日(日) [日帰り]

• GPS: 04:32
• 距離: 9.0km
• 登り: 641m
• 下り: 640m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:41
• 休憩: 0:50
• 合計: 4:31

距離 9.0km 登り 641m 下り 640m

8:33 杖突峠
8:59 赤井沢新道入口
9:12 9:13 分杭平
10:06 10:10 守屋山東峰
10:24 守屋山中嶽
10:34 11:06 守屋山
11:15 守屋山中嶽
11:31 11:32 守屋山東峰
11:47 一休平
11:50 11:52 前嶽
11:55 一休平
12:00 12:03 浅間の滝
12:10 12:17 百畳岩
12:29 立石
12:42 立石コース登山口
12:46 立石口
13:04 杖突峠

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

守屋山登山口（杖突峠）駐車場利用
諏訪側からアクセスすると、峠の茶屋のもうちょい先です。
30台は停めれそう。トイレなし。

写真

2段構えの駐車場。登山口に近いのは上の段。私は周回して帰ってくる予定なので国道に近い下の段利用。

立派な標柱が建つ登山口。

ゆるゆる登るとまた登山口。それにしても立派だな。

赤井沢新道というらしい。

地元キッズの案内が随所にあって癒される。へぇ〜ヘーゼルナッツの仲間なのね、と素直に感心する。

分杭平。また登山道入口！3回目！

クマちゃんのオブジェにちょっと和む。広場になっててベンチなどがあるので少し休憩。

利用していないけど立派なおトイレがある。

守屋山は花の百名山。これらのお花が咲く時にも来てみたい。

頼むから出てこんといてくれ。

ふと振り返ると真っ白！

見上げるとうっすらと霧氷がある。「今季初霧氷だ♪」とありがたがっていたのだ、この頃は。

徐々に傾斜がきつくなり、胸突坂と呼ばれる急登に。ひ〜こら登っているとスライドする人がちらほらと。

みんな早いな〜。サクッと登ってこの後どっか行くのかな？と思っていた。やがて見えてきた東峰。

ふと振り返ると八ヶ岳一望。

あとちょっとでピークなのに、八ヶ岳眺めたり、ススキ見たりで先に進めない。

守屋山東峰着いた。ここまで来たのだから一応本峰目指しますか。

だるだる歩き始めたら、え？

むっちゃ白いんだけど！

こんな世界が待っていたとは。

霧氷のトンネル。霧氷のお山だと1ミリも知らなかったのでマジで感激。

あんなに感激したのに、写真だとその半分も伝えられない。

そうか、すでにスライドした人たちは溶ける前にこれを見に来ていたのか。

皆さん本当によく知ってるわ。

山頂に近づくにつれて霧氷は少なくなり、登りの現実に戻される。

元気になる木に励ましてもらうと山頂はすぐそこ。

山頂手前のラビットハウス。先客様がいらっしゃったので中は見ず。

山頂着いた。

八ヶ岳どどん。ちょっと雲多いのでおランチしながら待つことにする。

夏を感じさせる炭酸でかんぺ〜。ええ、賞味期限切れです。

地元のあんパン屋、あめよし。

とみつ金時のあんパン。買ったその日ではなく翌日だったのと、寒さでちょっとパサついてたけどまいう。

食べてる最中に雲が取れたりするもんだからそのたびに撮影。諏訪湖の向こうの美ヶ原は最後まで見えず。

奥まったところに御嶽。手前は経ヶ岳あたりかな？どのピークかはわからん。

中央アルプス。真ん中が木曽駒でしょ？

南アルプス。甲斐駒〜北岳〜仙丈な感じ？

八ヶ岳オールスターズ。

霧ヶ峰。肉眼だと気象レーダーが見えてた。その右には浅間山見えて…ないか。

槍穂あたりはしっかり見えてきた。

やりほ→たてつる→ごたてがなんとなく一直線に見えて満足。ごたての白さが際立ってる。

山座同定は適当につき悪しからず。楽しい山頂だった。

帰りもまだ残ってくれてた。

少しずつカラカラと霧氷のかけらが落ちてきている。

それでもまだ十分美しい。

すごい。楽しすぎる。

珊瑚のようでもあり、血管の標本のようでもあり。

とにかく美しいのである。

間違いなく今季初霧氷。登山口のしょぼしょぼ霧氷で喜んでいたころが懐かしい。

とうとう霧氷のトンネルは終わり。

守屋山中嶽の守屋神社奥宮にお参り。いいもの拝ませていただきありがとうごぜえますだ。

杖突・立石コース分岐、左の杖立峠からのコースで上がってきて、右の立石コースへ下る。

まあまあの急登をかけ下りると一休平。

そのまま直進して前嶽。眺望ナッシング。山頂滞在10秒ほどで下山。

浅間の滝への分岐。そんなに遠回りではないので行ってみよう。滝の音しないけどな？

浅間の滝。滝？今は岩肌をしたたる程度だけど、冬期に氷結するときれいなんだそう。

百畳岩。立石コースは様々な奇岩が現れる。

高所恐怖症の私が乗る気になるほど足場はしっかり。望む景色は紅葉きれい。

鬼ヶ城。鬼住んでたそう。

立石コースは急な上、落ち葉＆隠れ浮き小石トラップ多数。ちょっとしたロープ＆梯子あり。

夫婦岩。確かに！

十文字岩。

この辺紅葉きれいだったろうな〜。

立石。山里の人がお坊さんに見立てて家内安全を祈ったとある。

亀石。頭があるね。

林道を経てさらに下ると国道。駐車場までの登りがキツイ。歩道の狭さもストレス。

ひ〜こら登って駐車場戻り。

帰りは伊那側に下って仙流荘まで足を延ばしてひとっ風呂。シーズンオフとはいえ貸し切りとは思わなんだ。

おみやげは道の駅でアップルパイとか山菜おこわとかリンゴとか。おつかれっした〜。

感想

seasun

南アルプスの北端、守屋山。
ちょっと調べてみると山頂からの展望は抜群で、紅葉やお花が咲くころは大人気。
しかも「諏訪大社上社本宮の御神体」という由緒正しきお山なのだそう。
花の百名山だし、じゃあ行ってみるべと登り始めたものの、晴れ予報のはずだったのになんだか雲が多いし、ガスるしでテンションはあまり上がらず。
とはいえ、随所に設置された地元キッズ手作りの案内板はどれもかわいらしく、登山道整備もばっちりで愛されているお山だな〜とほっこりしました。

雲は多いけどその隙間から景色見えたらうれしいな、くらいの気持ちで最初のピーク東峰を過ぎたあたりから白の世界。
白と言ってもガースーではなく霧氷。
全然期待してないどころか霧氷あるなんて知らなかったので超絶感激。
雲やガスのおかげで気温が上がらず残っていてくれていたのでしょう。
お天気が思ったほどよくなくてもこんなサプライズがあるから面白いですね。

山頂からの展望は100点満点とはいかないものの十分満足。
おランチのカップラもあんパンもこーしーも全部おいしい。
山でこんなに癒されたの久しぶりかも…。
ありがとう守屋山。
また来ます。