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Yamareco

記録ID: 764088
全員に公開
ハイキング
蔵王・面白山・船形山

潟沼:鳴子温泉駅から周遊、半袖隊長、名残りの紅葉と滝の湯

2015年11月13日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:07
距離
7.2km
上り
226m
下り
223m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:59
休憩
1:08
合計
3:07
11:30
15
11:45
11:45
18
12:03
12:03
17
12:20
12:38
22
13:00
13:00
11
13:11
13:11
24
13:35
14:25
12
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
仙台に前泊
【往路】仙台駅09:36bullettrainはやぶさ101号09:49古川駅10:14リゾートみのり11:00鳴子温泉駅
【復路】鳴子温泉駅15:0416:05新庄駅16:1217:16酒田駅17:39いなほ7号19:02秋田駅
コース状況/
危険箇所等
●潟沼を一周する道以外は全て舗装路にて特に危険箇所はない。
潟沼に行くには以下の二通りの道がある
(1)湯の街通りあるいは山道通りを経る時計回りの道
(2)鳴子小学校・上野々スキー場を経る反時計回りの道
上記(1)の方が潟沼には近いが通行止めの箇所があるので、観光協会では(2)を案内(推奨)している。
しかし(1)はクルマは通行止めだがハイカーが歩くには特に問題はない(by 潟沼湖畔の茶屋の主)とのこと(⇒写真参照)。
我が隊は、(2)で上がって(1)で下ったが、特に問題はなかった。

★水場sweat02:なし
★渡渉箇所wave:なし
★残雪状況snow:なし
★泥濘状況shoe:なし

☆半袖 タイム:最初から最後まで
★半袖 出会い指数:なし
☆半袖 驚かれ指数:なし
★入山者run
  家族連れ3人、他にも夫婦連れがいらっしゃったようだ。
 (→あくまで駅から歩くハイカーのみをカウント)
その他周辺情報 ★登山ポストpostoffice:なし
★駐車場parking:潟沼駐車場(無料、30台程度は可能?)
★トイレtoilet:潟沼駐車場
★コンビニ24hours:なし
 【注】湖畔に「潟沼レストハウス」あり(営業は4月〜11月までのようです)
★携帯 :可

★温泉spa:滝の湯(共同浴場、150円、シャンプー等なし)
★足湯spa:鳴子温泉駅前(無料)
http://www.naruko-onsen.jp/kiwameru/ashiyu.html

★飲食店restaurant:寄らず
★商店:お肉とお惣菜のしばさき(鳴子温泉駅の近く)
★酒屋:さとう酒や(鳴子温泉駅の近く)
仙台の街をひと歩きし、新幹線で古川へ。
2015年11月13日 09:51撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 9:51
仙台の街をひと歩きし、新幹線で古川へ。
「リゾートみのり」に乗り換え、1号隊員と合流。
2015年11月13日 10:06撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
11/13 10:06
「リゾートみのり」に乗り換え、1号隊員と合流。
イベント列車でこけしの里・鳴子温泉へ向かう。
2015年11月13日 10:35撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 10:35
イベント列車でこけしの里・鳴子温泉へ向かう。
みのりの車内。
2015年11月13日 10:35撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 10:35
みのりの車内。
鳴子温泉駅に到着。
いい天気になってきた。
2015年11月13日 11:30撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 11:30
鳴子温泉駅に到着。
いい天気になってきた。
駅舎の足湯で早速リラックス。
オッサンはVサインが好き。
2015年11月13日 11:16撮影 by  F-01F, FUJITSU
10
11/13 11:16
駅舎の足湯で早速リラックス。
オッサンはVサインが好き。
観光案内所で聞き込みの結果、紅葉の名残が期待できる潟沼(かたぬま)へ。
少し歩いて温泉街を見下ろす。
2015年11月13日 11:34撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 11:34
観光案内所で聞き込みの結果、紅葉の名残が期待できる潟沼(かたぬま)へ。
少し歩いて温泉街を見下ろす。
潟沼までは全て舗装路。
なだらかな坂道が続く。
上野々スキー場の一角に達する。
2015年11月13日 11:44撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 11:44
潟沼までは全て舗装路。
なだらかな坂道が続く。
上野々スキー場の一角に達する。
スキーゲレンデ傍を過ぎる。
長閑な道だ。
2015年11月13日 11:49撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
11/13 11:49
スキーゲレンデ傍を過ぎる。
長閑な道だ。
道標は充実している。
2015年11月13日 11:53撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 11:53
道標は充実している。
絵に描いたような雲が浮かぶ。
2015年11月13日 11:54撮影 by  F-01F, FUJITSU
4
11/13 11:54
絵に描いたような雲が浮かぶ。
ゴルフ場のグリーンに紅葉が映える。
実際には既にくすんで落葉寸前。
2015年11月13日 11:58撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
11/13 11:58
ゴルフ場のグリーンに紅葉が映える。
実際には既にくすんで落葉寸前。
ポツンと喫茶店?
営業中!
2015年11月13日 12:01撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 12:01
ポツンと喫茶店?
営業中!
上野々テニスコートの案内所兼お食事処。
ここも営業していたようだ。
2015年11月13日 12:03撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 12:03
上野々テニスコートの案内所兼お食事処。
ここも営業していたようだ。
松林が青空に溶け込む道。
2015年11月13日 12:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 12:07
松林が青空に溶け込む道。
鳴子町クレー射撃場。
2015年11月13日 12:12撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 12:12
鳴子町クレー射撃場。
この崖地に向かって射撃するようだ。
ハイカー視点だと、上部の縁を歩いたら楽しそうだ。
2015年11月13日 12:13撮影
11/13 12:13
この崖地に向かって射撃するようだ。
ハイカー視点だと、上部の縁を歩いたら楽しそうだ。
その背後には、ススキ越しに潟沼。
2015年11月13日 12:13撮影
1
11/13 12:13
その背後には、ススキ越しに潟沼。
トウチャコ!
駅から所要は約40分。
左下に赤屋根のレストハウス。
2015年11月13日 12:15撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 12:15
トウチャコ!
駅から所要は約40分。
左下に赤屋根のレストハウス。
パノラマで。
左から胡桃ヶ岳、尾ヶ岳、鳥谷ヶ森と続く。
2015年11月13日 12:16撮影
4
11/13 12:16
パノラマで。
左から胡桃ヶ岳、尾ヶ岳、鳥谷ヶ森と続く。
ススキ越しの尾ヶ岳。
登山対象ではないようだ(レストハウス主人談)
2015年11月13日 12:21撮影 by  F-01F, FUJITSU
11
11/13 12:21
ススキ越しの尾ヶ岳。
登山対象ではないようだ(レストハウス主人談)
レストハウスの対岸。
右隅でカモが遊んでいる。
2015年11月13日 12:21撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
11/13 12:21
レストハウスの対岸。
右隅でカモが遊んでいる。
レストハウス前のベンチにて。
今日の食料・・・行程が短いのでこれだけ。
仙台から来た双子姉妹と娘さん3人組と話が盛り上がる。
2015年11月13日 12:23撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
11/13 12:23
レストハウス前のベンチにて。
今日の食料・・・行程が短いのでこれだけ。
仙台から来た双子姉妹と娘さん3人組と話が盛り上がる。
潟沼の由来・・・ふ〜ん。
2015年11月13日 12:38撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 12:38
潟沼の由来・・・ふ〜ん。
さて、潟沼を一周しよう。
静かな湖畔に見えるが、正面の崖地には・・・
2015年11月13日 12:39撮影 by  F-01F, FUJITSU
6
11/13 12:39
さて、潟沼を一周しよう。
静かな湖畔に見えるが、正面の崖地には・・・
中央にやや黄色がかった噴煙口。
火山(温泉)活動が活発なのだ。
2015年11月13日 12:41撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
11/13 12:41
中央にやや黄色がかった噴煙口。
火山(温泉)活動が活発なのだ。
三分の一周した辺り。
レストハウスが遠くなる。
2015年11月13日 12:44撮影 by  F-01F, FUJITSU
12
11/13 12:44
三分の一周した辺り。
レストハウスが遠くなる。
名残の黄葉。
2015年11月13日 12:45撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 12:45
名残の黄葉。
落ち葉が積もる道。
2015年11月13日 12:46撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
11/13 12:46
落ち葉が積もる道。
青空に映える黄葉。
2015年11月13日 12:48撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
11/13 12:48
青空に映える黄葉。
湖畔に沿って歩く。
2015年11月13日 12:52撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 12:52
湖畔に沿って歩く。
レストハウスの反対側から。
真ん中の胡桃ヶ岳は時々レコがアップされている。
右奥は尾ヶ岳に隠れていた松ヶ峰かな?
2015年11月13日 12:56撮影
6
11/13 12:56
レストハウスの反対側から。
真ん中の胡桃ヶ岳は時々レコがアップされている。
右奥は尾ヶ岳に隠れていた松ヶ峰かな?
レストハウス近くに戻って来た。
一周するにおよそ25分ほど。
潟沼は生物の住めない強酸性湖として有名。
2015年11月13日 13:02撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 13:02
レストハウス近くに戻って来た。
一周するにおよそ25分ほど。
潟沼は生物の住めない強酸性湖として有名。
帰りはレストハウス主人の勧めで山道通りへ。
2015年11月13日 13:03撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 13:03
帰りはレストハウス主人の勧めで山道通りへ。
ブルースカイ!
2015年11月13日 13:04撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 13:04
ブルースカイ!
冬枯れが間近。
2015年11月13日 13:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 13:07
冬枯れが間近。
右のスギに巻かれた赤テープが胡桃ヶ岳登山口の目印。
山頂まで約25分とあった。
鳴子温泉へはここで左折。
2015年11月13日 13:10撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 13:10
右のスギに巻かれた赤テープが胡桃ヶ岳登山口の目印。
山頂まで約25分とあった。
鳴子温泉へはここで左折。
クルマは通行止め。
胡桃ヶ岳レコに出てくる鳴子温泉からの最短道とはここのことだ。
2015年11月13日 13:11撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 13:11
クルマは通行止め。
胡桃ヶ岳レコに出てくる鳴子温泉からの最短道とはここのことだ。
この付近が崩れているからか。
正面は花渕山985mかな?
2015年11月13日 13:14撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
11/13 13:14
この付近が崩れているからか。
正面は花渕山985mかな?
いや、いや、いい天気。
2015年11月13日 13:17撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 13:17
いや、いや、いい天気。
残り香。
2015年11月13日 13:18撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 13:18
残り香。
鳴子温泉までもうすぐ。
左は花渕山、右は岩渕山467m。
2015年11月13日 13:27撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 13:27
鳴子温泉までもうすぐ。
左は花渕山、右は岩渕山467m。
自然の恵み。
2015年11月13日 13:28撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 13:28
自然の恵み。
稲門の湯は地域住民専用風呂のようだ。
2015年11月13日 13:28撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 13:28
稲門の湯は地域住民専用風呂のようだ。
潟沼から約30分。
「滝の湯」にトウチャコ。
2015年11月13日 13:36撮影 by  F-01F, FUJITSU
4
11/13 13:36
潟沼から約30分。
「滝の湯」にトウチャコ。
お一人様150円。
熱い湯だった。
2015年11月13日 13:36撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 13:36
お一人様150円。
熱い湯だった。
入浴後は腹ごしらえのため惣菜屋へ。
2015年11月13日 14:31撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 14:31
入浴後は腹ごしらえのため惣菜屋へ。
物色中。
2015年11月13日 14:30撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 14:30
物色中。
[[beer]] はこの酒屋で。
2015年11月13日 14:42撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 14:42
[[beer]] はこの酒屋で。
記念撮影。
2015年11月13日 14:33撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 14:33
記念撮影。
鳴子温泉駅にゴ〜ルmotorsports
のんびり散策終了。
2015年11月13日 14:36撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 14:36
鳴子温泉駅にゴ〜ルmotorsports
のんびり散策終了。
鳴子駅舎内のフリースペース。
2015年11月13日 14:46撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
11/13 14:46
鳴子駅舎内のフリースペース。
列車が来るまでここで一服。
2015年11月13日 14:44撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 14:44
列車が来るまでここで一服。
ホームから岩渕山。
2015年11月13日 15:00撮影
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11/13 15:00
ホームから岩渕山。
新庄行き始発列車に乗り・・・
2015年11月13日 14:50撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 14:50
新庄行き始発列車に乗り・・・
約1時間で新庄駅にトウチャコ。
2015年11月13日 16:06撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 16:06
約1時間で新庄駅にトウチャコ。
奥の細道ラインの酒田行きに乗換え。
2015年11月13日 16:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 16:07
奥の細道ラインの酒田行きに乗換え。
約1時間で酒田駅。
日はとっぷりと暮れた。
2015年11月13日 17:19撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 17:19
約1時間で酒田駅。
日はとっぷりと暮れた。
今度は特急いなほ7号に乗換え。
2015年11月13日 17:37撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 17:37
今度は特急いなほ7号に乗換え。
約1時間20分の乗車時間があるので車内販売で調達。
2015年11月13日 17:47撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
11/13 17:47
約1時間20分の乗車時間があるので車内販売で調達。
鳴子温泉駅を出てから約4時間。
今宵の目的地・秋田にトウチャコ。
2015年11月13日 19:05撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 19:05
鳴子温泉駅を出てから約4時間。
今宵の目的地・秋田にトウチャコ。
ナマハゲのお出迎え。
2015年11月13日 19:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
4
11/13 19:07
ナマハゲのお出迎え。
今宵の宿にチェックイン。
2015年11月13日 21:45撮影 by  F-01F, FUJITSU
11/13 21:45
今宵の宿にチェックイン。
早速、夜の街へ。
今宵はお目付け役も同道。
2015年11月13日 21:26撮影 by  F-01F, FUJITSU
4
11/13 21:26
早速、夜の街へ。
今宵はお目付け役も同道。
やはりこれしかない:pint:
2015年11月13日 20:33撮影 by  F-01F, FUJITSU
8
11/13 20:33
やはりこれしかない:pint:
秋田と言えば比内地鶏。
2015年11月13日 20:52撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 20:52
秋田と言えば比内地鶏。
そして稲庭うどんと地酒(銘柄・・・忘れた:-o)。
歩くより、飲み食いの一日でした:-D
お疲れさんどしたm(__)m
2015年11月13日 21:11撮影 by  F-01F, FUJITSU
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11/13 21:11
そして稲庭うどんと地酒(銘柄・・・忘れた:-o)。
歩くより、飲み食いの一日でした:-D
お疲れさんどしたm(__)m

感想

【しつこいようだが、プロローグ】
 鳴子温泉は飯坂温泉、秋保温泉と共に奥州三名湯と言われるほど湯量・泉質ともに豊富な温泉である・・・らしい。
 不老ふ死温泉と共に、1号隊員が行ってみたい東北の温泉地だと言うので、列車ダイヤの関係で宿泊は出来ないものの、仙台から秋田に向かう経由地として「ハイキング&日帰り温泉」を企てた。

 温泉は観光案内等を見て、「滝の湯」に即決。なんたって150円なんだから。
 内湯のみの共同浴場で、シャンプー類は置かれていないとあったが、安さには弱い半袖隊なので、迷いはなかった。

 次に何処に行くか(何処を歩くか)である。
 鳴子温泉駅に午前11時に到着し、秋田方面に向かう列車は午後3時に発車する。
この間の4時間でどこかに行って帰って来る必要がある。

 数年前に、新庄駅から古川駅まで「リゾートみのり」に乗車したことがあるが、確か鳴子温泉駅付近の鳴子峡の橋上で、列車が徐行運転したことを思い出した。
 するってぇ〜と、鳴子峡をハイキングすればいいのではないか?と考え、調べてみた。
 鳴子温泉駅の隣(新庄側)に中山平温泉駅があり、両駅の間が鳴子峡の中心らしいことが分かった。
 しかし、鳴子温泉観光協会のHPを見ても、鳴子峡ハイキングのお勧めなどないのである。
 観光協会に電話して尋ねてみたところ「通行禁止箇所が多く、今はほとんどが国道47号線を歩くことになる」とのことで、あまりお勧めするような道ではないようだった。

 代わりにHPで見つけたのが「おくのほそ道」(鳴子駅〜堺田駅の間=鉄道距離は11.4km)である。
 堺田駅まで行かずとも、鳴子駅〜中山平温泉駅の間(鉄道距離は5.6km)であれば1時間半ぐらいで歩けそうだ。

 それともう一つ興味を引いたのが潟沼と胡桃ヶ岳である。
 レコチェックしてみると、さほど難しい山ではなさそうだったが、クルマ利用のレコばかりで、駅からハイキング派の拙者にとっては今一つイメージが湧かない。
 前出の観光協会のお話では「駅から潟沼まで約4kmあるので、行きはタクシーを利用⇒湖畔を一周⇒帰路は歩く」ことを勧められた。
 なんだ・・・4kmだけか・・・胡桃ヶ岳に登らなければ、駅⇒駅ハイキングが可能なのではないか・・・。

 結局のところ、当日、鳴子温泉駅舎内にある観光協会に立寄り、あれこれ尋ねた結果、潟沼の紅葉がまだ残っているらしいと聞きいたのが決め手となって、「おくのほそ道」ではなく「潟沼」ハイキングを選んだ次第である。

【極上の青空の下の潟沼】
 好い天気でした。
 仙台を出発する時はやや曇り加減だったが、次第に青空が広がり、鳴子温泉駅に下りた時には快晴!
 潟沼を一周する道以外は全て舗装路だったが、実に長閑な道だった。
 行きは観光協会で教えられた通りの反時計(左)回りに歩いたが、道標に拠れば約3.5kmの行程。
 最初の鳴子小学校付近までは急坂だったが、その後はなだらかな坂道が続き、紅葉の名残を楽しみながらテクテクと。

 湖畔にあるレストハウスのご主人から、気さくにあれこれと教えて頂き、帰りは「通行禁止」となっている山道通りを下ることにした。
 その前に湖畔を一周しようとしていたら、鳴子温泉駅で今から何処へ行こうか・・・と迷っていた双子姉妹と娘さん三人組が登場。
 聞けば、我が隊が下ろうかと思っていた道を上がって来たのだそうだ。
 「ちょっと坂がきつかったけど、思っていたより早く着いたわ〜」と、それはそれは元気な声。
 仙台からいらっしゃったそうで、今夜は鳴子温泉にお泊りなのだと・・・いいなぁ。
 我が隊は時間に限りがあるので先に失礼したが、いつまでも話は続くような気配であった。
 湖畔を一周する道も良い。30分もあれば周回できる。なんてことはない道なのだが・・・。

 時間があれば胡桃ヶ岳にも登ってみたかったが、ちょっと足りなかったなぁ。恐らく40〜50分もあれば往復できるように思うが、無理して列車に乗り遅れると拙いので自重。
 温泉立寄りを楽しみにポクポクと下山した。

【熱いぞ!滝の湯】
 いやぁ、熱かった、熱かった。
 ホントに入浴するだけの小さな共同浴場だったが、白濁した湯はとひなびた風情の浴室は素晴らしい。
 金曜の昼間にも関わらず、常に数人が入浴しており、やはり人気の温泉地なのだろう。
 鳴子には他にも色んな泉質があるようで、また訪ねてみたい温泉地となった。

お疲れさんどしたm(__)m

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コメント

上野々
yamabeeryuさん、こんにちは。

東北の旅、食べ物、景色、とても楽しそうです。

上野々スキー場。全国スキー場巡りの途中で行ったことありますが、山の上に火口湖があるとは知りませんでした。火山なんですね。
スキー場は、休日でも一桁の人の入りで、存続を心配した記憶がありますが、まだ、残っていてくれて、よかったです。温泉街に近いので需要があるのかな。
2015/11/17 12:30
sat4さん
上野々スキー場は「宮城県のスキー発祥の地」と言われているそうですね。
「気象が穏やかな割に雪質が良く、傾斜面のため初心者やファミリー、講習会に最適」なんだとか。

でもですねぇ・・・写真8番に写っているスキー関連ショップ(レンタル業者や食堂など)を見ると、「このスキー場は閉鎖されたのかな?」と思いました。
営業しているような雰囲気が感じられなかったのです。

でも大崎市HPや鳴子観光協会HPを見ると、営業してますね。
http://www.naruko.gr.jp/news/2014/11/26/000708.php

ところで・・・拙者は30年以上も前に、スキーから足を洗いました。
あまりに下手なので、自ら見切りを付けました。

  隊長
2015/11/17 13:02
無事ご帰宅、
のことと思います。天気は良かったり、そうでもなかったりのようでしたが、こればっかりは自然の采配で、仕方ないですね。鳴子は同級会や、歳祝いなどの行事でなんべんも泊まっていますが、鳴子峡の下の遊歩道が歩けないと聞いてから紅葉はずっとご無沙汰しています。今年は行くぞ、と思ったのでしたが、お山に気を取られているうちに紅葉シーズン終了していました。上野々スキー場は懐かしい、若いころ滑っていました。スキーも遥かに遠くなってしまいました

東北行脚、またきてけさいんね
2015/11/17 17:04
cahier41さん
当初は中山平温泉駅から鳴子温泉駅まで、鳴子峡を歩こうかと考えていました。
でも、遊歩道は各所で「×」印が付けられ通行禁止箇所ばかり。
今は大半が国道歩きになってしまうのですね。

もしくは「おくのほそ道」を歩くことも考えたのですが、観光協会にて、潟沼の方が紅葉の名残を楽しめると聞いて「変心」しました。
http://naruko.gr.jp/okunohosomichi/

「おくのほそ道」は、どうせなら、堺田駅から鳴子温泉まで(12kmぐらいでしょうか?)ポクポク歩いてみたいですね。
折角なので鳴子温泉郷に泊まって

また行きますけんね

  隊長
2015/11/17 18:08
鳴子温泉
源泉が多く共同浴場や宿ごとにお湯が違うので湯めぐりが楽しいんですよ。
なんたって隣の宿とお湯が全然違うんですから。
究極は鳴子の奥の中山平のウナギの湯。
名前通り超アルカリでお湯はにゅるにゅる、お肌すべすべ。
ここはきっと1号隊員さま喜ぶこと間違いなし。

ところで尿前(しとまえ)って地名に目がゆきました。
尿前といえば胆沢ダムに沈む前の焼石岳の登山口にあった集落。
変わった地名ですがこんなところにもあったのですね。
でも地形を見たら名前の由来はすぐにわかりました。
この場合のおしっこは男じゃなく女性のおしっこですね。
2015/11/17 19:10
match1128さん
泉質と湯量が多いのが鳴子温泉の特長の一つなんですね。
川渡温泉、東鳴子温泉、中山平温泉など広範囲に渡っているので、全部入ろうとすると、それはそれは大作業になりますね。

「尿前」の文字には拙者も目を留めました。
あれ?焼石岳の林道が確か「尿前林道」だったなぁ・・・と。
変わった地名ですから、その由来には確固たるものがあるのでしょうね。

超アルカリ、にゅるにゅるですか
浴室で足を滑らせ、スッテンコロリンとならぬように気を付けないとダメですね。

  隊長
2015/11/17 21:22
こんばんは☆
鳴子を、潟沼を楽しんで頂きありがとうございました!
13番のカフェは、いいところです
今度はぜひ、深瀬で名物栗団子を召し上がってください。
2015/11/17 20:55
Springさん
ご来場いただき有難うございます。

13番カフェ、蛍光灯が燈っているのが見え、二台のクルマが止まっていたので、お客さんがいるのだろうな・・・と思いました。
とてもナチュラルな匂いがしましたよ

深瀬の栗団子・・・行きに店の前を通っていますね。
事前にチェックを入れていたのですが、下山後は に目が行ってしまい、失念してしまいました
次は必ず

  隊長
2015/11/17 21:26
鳴子温泉
yamabeeryuさん、1号隊員さま
東北の温泉&ハイク お疲れ様です〜!

仙台に4年住んでおりまして・・・
(前レコの広瀬川〜にはコメント出遅れてしまって)
この鳴子温泉と鬼首にも行ったはずなものの
いったいどこでどう遊んだのか全く記憶にありません
が、温泉街の雰囲気とこけしのお出迎えは覚えています!

お二人はたった4時間でたっぷり鳴子温泉郷をお楽しみになるとは
そのプランニングはやはり素晴しいです
1号隊さま、鳴子のこけしに負けていません!!
潟沼も、その周辺も本当に長閑で良いところですね。
4年もいたのに、子どもがまだ小さかったこともあって
あまり遠出はできませんでしたが
東北はやはり広く、奥(北?)へ進めば進むほど
景色もなんとなく雄大になってきますよね。
またいずれゆっくり巡ってみたいです。
2015/11/18 0:40
sumihiyoさん
業務上でも飲んだくれておりまして、ご返事が遅れましたm(__)m
仙台にもお住まいでしたか・・・
鬼首も鳴子温泉郷の一角になるのですね。
拙者は神戸に住んでいたことがあるので、鬼首(おにこうべ)には何となく親近感が湧きます。

当日中に秋田に行くには、いったん、古川に戻って東北・秋田新幹線で行く手段もあります。
秋田に夜10時頃に着けばいいや・・・と考えると、夕方6時頃に発車する列車で盛岡経由でも構わないのですが、この時期は日の入り時刻も早いし、夕方は寒そうなので、坂田経由のローカル線旅を選びました。

今から思えば、胡桃ヶ岳にも登ればよかったかも・・・と思いますが、列車乗り遅れは致命傷にもなりかねませんから、無理せずのんびりハイクで好し好しと思うことにしました。

東北もあちこち行っているはずなのですが、まだまだ、見果てぬところばかりです。

  隊長
2015/11/19 12:21
鳴子は泊まった事はないですが、2回訪れました。
yamabeeryuさん、おはようございます。

鳴子温泉、良いですね〜 。大好きです
旅行の時に朝風呂として滝の湯へ、その後隣の中山平温泉のしんとろの湯へハシゴしました。
2度とも同じ行程なので他の温泉宿のも行ってみたいと思っています。
滝の湯はピリピリするような酸性、しんとろの湯はヌルヌルするアルカリ性、面白いですね〜

潟沼を一周されるコースも素敵ですね!
次回は温泉神社のPに駐車して歩いてみようかしら?
2015/11/18 5:18
makoto1959さん
旅番組等で好く目にする鳴子温泉ですが、紅葉がほぼ終了した時期でもあり、想像していたより静かな落ち着いた温泉街でした。
まず温泉ありき!で、潟沼巡りは後からくっつけただけなのですが、極上の天気に恵まれたこともあり、思いの外、好印象ばかりのお気楽ハイキングとなりました

しんとろの湯は相当にヌルヌルしているようですね。
川渡温泉駅から中山平温泉駅まで、共同浴場巡りも楽しいかも?
いや?身体がふやけて辛いでしょうか

潟沼に行くなら、是非、胡桃ヶ岳も

  隊長
2015/11/19 12:52
鳴子は泊まった事はないですが、一度いきました
隊長
コメント遅くに申し訳ありません

鳴子温泉は、私の苗字が多いと聞いて一度行きました。
旅館名に私の苗字がなっている宿もあり、わざわざ見にいきました。
そんなわけでまだ にも入ったことはなく、泊まったこともありません。
隊長の記録を読んで鳴子 に入ってみたくなりました。
宿はもちろん「旅館Y」です

hamburg
2015/11/23 16:03
hamburg渋描き隊長
調べてみると、その昔には村長さんも輩出してますね
「旅館Y」は、ひなびた感じが宜しいですね
もちろん

  隊長
2015/11/24 1:40
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