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Yamareco

記録ID: 765964
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

中倉山(バリルートの石塔尾根より)

2015年11月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:41
距離
8.5km
登り
946m
下り
948m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:38
休憩
1:01
合計
6:39
7:26
235
11:21
12:22
103
14:05
ゴール地点
「中倉山」山頂では1本ブナ往復を含む
天候 晴れ!
過去天気図(気象庁) 2015年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
足尾銅親水公園駐車場 20台ぐらい駐車可能 7:15頃で5台ぐらい
トイレは公園施設にあり。施設開園前でも使用できるようでした。(たぶん)
コース状況/
危険箇所等
気持ちのいい尾根上の「中倉山」へバリエーションルートの石塔尾根から登ってみました。
以前からこのルートは気になっていましたし何人かのレコユーザーさん達も登っているのでチャレンジしてみました。
普通の人がバリルートで登るとどうなるか? 普通に当然スゲーやばかったです...
笑えないし生きててよかった...
最初の藪の急登はしょうがないにしても、核心部と言われているガラガラに崩れて両側切れ落ちてる痩せ尾根部分が非常ーにやばいっす...
高度感はそんなにありませんが、落ちるとどこまで?見えなくなるまで?転がり落ちて中途半端に怪我をして動けなくなってじわじわと...いきそうです...
核心部を抜けても両側切れ落ちた痩せ尾根は何回もあり、そこは注意して歩けばまぁなんとか普通に歩いて通過できました。 石塔直下の樹林帯の中も急登&直登でしたわ。はぁ〜...
石塔下を通過してもう少し登ると一般登山道に合流します。「やったー!」って感じでした。生きててよかった...(笑)← ちょっとだけ笑えるようになってきた。
一般登山道は踏み跡もしっかりしていて、ここから先は「中倉山」まで問題ないです。気持ちのいい開けた稜線歩きです! 稜線手前には眺めが素晴らしい展望台のような場所もあります。

下りは一般登山道を下りました。しかし、登山道の上に落ち葉が降り積もっており道が解りづらくなってます。木々に新旧いろいろなテープや布?が巻いてありましたのでそれらを見落とさずに下れば危険な箇所は皆無です。 登りも殆どの方はこちらからの方がよろしいかと(笑)今更ですが...(怖かった)
駐車場から出発します。まずは右のとんがった山のてっぺんを目指します。
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駐車場から出発します。まずは右のとんがった山のてっぺんを目指します。
今日も水道橋をお借りして松木川を渡り、取り付き場所まできました。 どうか今日は takaさんのお友達がいませんように(祈)
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今日も水道橋をお借りして松木川を渡り、取り付き場所まできました。 どうか今日は takaさんのお友達がいませんように(祈)
結構うるさい藪を掻き分けて急登していきます。
急斜面を直登がバリルートの基本? でもそれは=疲れます...
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結構うるさい藪を掻き分けて急登していきます。
急斜面を直登がバリルートの基本? でもそれは=疲れます...
植樹した低木とススキの藪漕ぎでした。
よかったー今日はダニ1匹もみなかったー♪
takaさん友達いなかったよ(笑)
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植樹した低木とススキの藪漕ぎでした。
よかったー今日はダニ1匹もみなかったー♪
takaさん友達いなかったよ(笑)
だいぶ登って展望も開けてきました。
しかもダニ無し!
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だいぶ登って展望も開けてきました。
しかもダニ無し!
男体山、社山もみえてきました。
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男体山、社山もみえてきました。
中倉尾根もバッチリみえます!
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中倉尾根もバッチリみえます!
銅製錬の際の産業廃棄物のボタ山
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銅製錬の際の産業廃棄物のボタ山
ここは平坦な場所ですが、紛らわしい所に赤テープが3つ並んでました。進む方向は右斜め前です。 赤テープは左手に。
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ここは平坦な場所ですが、紛らわしい所に赤テープが3つ並んでました。進む方向は右斜め前です。 赤テープは左手に。
わ〜来たよ... ここからが核心部だわ... (既にびびりモード)
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わ〜来たよ... ここからが核心部だわ... (既にびびりモード)
うわ〜岩ボロボロっす... ちょっと引っ張るとボコボコ取れます...
1つ目のコブを左から巻きました... 足元ボコボコ崩れていきます(恐)
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うわ〜岩ボロボロっす... ちょっと引っ張るとボコボコ取れます...
1つ目のコブを左から巻きました... 足元ボコボコ崩れていきます(恐)
思案中... 2つ目コブも左から巻けそうかも... ?(もはや確信ではない)
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思案中... 2つ目コブも左から巻けそうかも... ?(もはや確信ではない)
右側はこんなですから無理かと... 後から解った結果はここは直登が正解のようでした。
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右側はこんなですから無理かと... 後から解った結果はここは直登が正解のようでした。
左側巻き中 もはやこれ以上進めず、結局上に逃げました。
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左側巻き中 もはやこれ以上進めず、結局上に逃げました。
コブ2つ目の上から。 ありゃ〜ボロボロ斜面でこんなとこ下りられそうもありません(涙)
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コブ2つ目の上から。 ありゃ〜ボロボロ斜面でこんなとこ下りられそうもありません(涙)
コブてっぺんの右側 ここならもしかして...
結局ここを後ろ向きで下りました... 岩を掴むとグラグラでスポッと抜けます... ついに進退窮まったか...(焦)
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コブてっぺんの右側 ここならもしかして...
結局ここを後ろ向きで下りました... 岩を掴むとグラグラでスポッと抜けます... ついに進退窮まったか...(焦)
ここを何とか下りました... 何処かで聞いたことがありました。岩は押して使う場合もあると。 (!)引っ張らずに押し込んで両手で支点にして体重を支え何とか崩さずに下り切りました。足への加重は最小限に...(怖いよ〜)
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ここを何とか下りました... 何処かで聞いたことがありました。岩は押して使う場合もあると。 (!)引っ張らずに押し込んで両手で支点にして体重を支え何とか崩さずに下り切りました。足への加重は最小限に...(怖いよ〜)
ここの下りはもはや崩れて無理状態でした... 木に掴まって何とかコルまで下りました。(握力万歳...)
そして今立っているここまで上がってくるのが一番怖かった...
逆スラブで岩はグラグラで足も手も安心できる支点なし、高低差は4、5mか?最後はてっぺんの草を束ねて握って体を引っ張り上げました...(怖いよ〜...)
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ここの下りはもはや崩れて無理状態でした... 木に掴まって何とかコルまで下りました。(握力万歳...)
そして今立っているここまで上がってくるのが一番怖かった...
逆スラブで岩はグラグラで足も手も安心できる支点なし、高低差は4、5mか?最後はてっぺんの草を束ねて握って体を引っ張り上げました...(怖いよ〜...)
逆スラブの場所の写真はテンパっていて撮れませんでしたのレコユーザーの「FEEL」さんのお写真をお借り致しました。「FEEL」さんスイマセン。でもここ怖かったです〜岩グラグラで(涙)
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逆スラブの場所の写真はテンパっていて撮れませんでしたのレコユーザーの「FEEL」さんのお写真をお借り致しました。「FEEL」さんスイマセン。でもここ怖かったです〜岩グラグラで(涙)
核心部を何とか生き残り、ホッとしたのでここで座ってコーヒーとおやつパンを食べました。 落ちたらもう食えませんから!
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核心部を何とか生き残り、ホッとしたのでここで座ってコーヒーとおやつパンを食べました。 落ちたらもう食えませんから!
さらに登ってきました。核心部が下にみえます。
しかしここからではあの恐怖の状況は伺い知れませんね。
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さらに登ってきました。核心部が下にみえます。
しかしここからではあの恐怖の状況は伺い知れませんね。
まだ結構あるな〜...
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まだ結構あるな〜...
この後も痩せ尾根ありあそうです... しかし、絶景ではあります!
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この後も痩せ尾根ありあそうです... しかし、絶景ではあります!
注意して歩いて(渡って)きました。両サイド注意の痩せ尾根でした。
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注意して歩いて(渡って)きました。両サイド注意の痩せ尾根でした。
まぁ安心できる場所であれば岩場登りは楽しかったです。
北アルプスってこんなことろなんですかね?(未経験)
石塔が随分近くなってきました。
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まぁ安心できる場所であれば岩場登りは楽しかったです。
北アルプスってこんなことろなんですかね?(未経験)
石塔が随分近くなってきました。
振り返り うわぁ〜だよこれは... よくここまでご無事で←自分に(笑)
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振り返り うわぁ〜だよこれは... よくここまでご無事で←自分に(笑)
樹林帯に入り完全に安心できますがそこはしかし急登&直登でした。適当に上に向かって登っていきます。(ゼーゼーですぜ...)
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樹林帯に入り完全に安心できますがそこはしかし急登&直登でした。適当に上に向かって登っていきます。(ゼーゼーですぜ...)
石塔まで辿り着きました...
「とんでもない。私は塔には登りませんよ!」
どこかで聞いたフレーズでしょ(笑)
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石塔まで辿り着きました...
「とんでもない。私は塔には登りませんよ!」
どこかで聞いたフレーズでしょ(笑)
塔の根元はこんなです。ボロボロ...
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塔の根元はこんなです。ボロボロ...
こちら側はオーバーハング?
でもここ登る人いるんですよね〜...
どっから登んのこれ?(私は登りません!)
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こちら側はオーバーハング?
でもここ登る人いるんですよね〜...
どっから登んのこれ?(私は登りません!)
一般道の見晴ポイントまでたどり着きました。 もう安心です。1回来てますし。 前回ここに立った時、まさか自分があそこからこのルートで登ってくるとは夢にも思いませんでした。←それ正解!
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一般道の見晴ポイントまでたどり着きました。 もう安心です。1回来てますし。 前回ここに立った時、まさか自分があそこからこのルートで登ってくるとは夢にも思いませんでした。←それ正解!
ちょっと先の絶景展望台から「男体山」
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ちょっと先の絶景展望台から「男体山」
「大平山」 誰か行ってるかな〜?
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「大平山」 誰か行ってるかな〜?
おーケルンがみえた... 今日は特に感無量...
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おーケルンがみえた... 今日は特に感無量...
気持ちのいい稜線をスキップで(笑)
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気持ちのいい稜線をスキップで(笑)
着いた〜... 生きてた〜(笑)時間もかかりました...
今日はここで終了です。
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着いた〜... 生きてた〜(笑)時間もかかりました...
今日はここで終了です。
折角なので「1本ブナ」だけには会いに行きました。
山頂から5分程度です。
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折角なので「1本ブナ」だけには会いに行きました。
山頂から5分程度です。
葉は無くても生命力を感じます。
尾根上には鹿のフンが大量です... それはいい。でもこのブナの樹皮だけは食うなよな!
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葉は無くても生命力を感じます。
尾根上には鹿のフンが大量です... それはいい。でもこのブナの樹皮だけは食うなよな!
「沢入山」方向です。でも今日はもう行きません...
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「沢入山」方向です。でも今日はもう行きません...
「庚申山」とその右奥に「皇海山」
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「庚申山」とその右奥に「皇海山」
「中倉山」山頂に戻ってお昼にします。
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「中倉山」山頂に戻ってお昼にします。
お湯入れました! 3分間は暇なので(笑)
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お湯入れました! 3分間は暇なので(笑)
暇つぶしにボタ山
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暇つぶしにボタ山
男体山方面、手前に「社山」
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男体山方面、手前に「社山」
「大平山」でかいですね〜
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「大平山」でかいですね〜

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ハードシェル(防寒、雨具兼)

感想

やばかった...今日は... でもこのルートを楽しい〜♪って言う人がいるのには驚きです... このルートの斜面はボロボロじゃないですか... ほんと岩が普通にスポっと抜けます... 嫌だ〜こんなの... はぁー怖かった... でも景色は凄かった!← じゃねーだろ(笑) 皆さん、余程の自信がある人以外は行っちゃダメだと思いますよここ。 ロープワークできる方、でもねここ支点も取れねーっすよ。

でも相変わらず「中倉山」稜線はいい景色でした。 登坂中からたまに強風が吹きましたが冷たい風ではなかったのでそれも助かりました。

はぁ〜心身共にゆっくり休みたいと思います...(笑) 夢にでそう...

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コメント

お疲れです(^^)/
天気最高〜
そうかぁ…takaの友達居なかったんですね…いいなぁ〜
自分はヤツに気に入られているんですか?(=_=)

やっぱ…核心部ヤバいよね(笑)(笑)
でも充実感いっぱいの山旅だったみたいで、良かった(^^)良かった(^^)
2015/11/22 7:24
Re: お疲れです(^^)/
taka0129さん こんにちわ。コメありがとうございます。

まず、お友達は1匹もいませんでしたので大変助かりました。あれだけの常に顔にもかかるぐらいのススキのなかダニやんがいたら私はもう迷わず撤退しましたね(笑)

また、あの核心部はヤバ過ぎでしょう…
ほんと岩がボロボロでしたよ。私の短く浅い山経験の中では一番ヤバいと感じた場所でした。口の中がカラカラに乾くって本当になるんですね。 今考えると撤退が正解だったのかな? このルートしかなく、帰路もここを通過するようなら間違いなく撤退してました。しかし今回は、行った先には安全な下山道と気持ちのいい場所が確約されていると思うと判断を迷わせました。 でも最悪の核心部の先は開けた素晴らしい景色と雰囲気の場所でしたね。最高の天気のなかそこを味わえたのでラッキーだったのでしょうね。 しかしあのリスクを考えると2度と行かないルートですね。

これからもお互い十分注意して無理はせず山歩きを楽しんでいきましょう♪
2015/11/22 12:39
凄過ぎのル−ト
あんなル−トよく歩きましたね。
いや〜、三点確保しても全体がボロって崩れそうじゃないですか。
ここに比べれば、北アの大キレットとかも舗装道路ですよ。
とにかく、ご無事でなによりです。
2015/11/23 21:46
Re: 凄過ぎのル−ト
momohiroさん こんばんわ。 コメありがとうございます。 北アルプスは行ったことがありませんので比べようはありませんが、このコースは私の力量ではかなりヤバかったです。その感じを正直に報告させてもらいました。 簡単で気持ちいいコース!って言っている猛者もいらっしゃいます。 どうご判断するかはみる人にお任せですね。 私はもうここは行きませんマジで! でも引き返せないようではまだまだ甘いですね(困)
2015/11/23 21:55
いい天気でしたね。
k-azm様
はじめまして。
k-azm様の記録に今気がつきました。
ほぼイメージ通りの記録です。
いやらしいと感じたところも全く同じです。(笑)
2016/10/23 4:46
Re: いい天気でしたね。
borav64mさんこんばんわ。

同じコースをお歩きになった方の感想として拝見させていただきました。
印象は、単独行ではなかったためか技量がおありだからなのかはちょっと判りかねましたが、終始私よりは落ち着いて判断して安全な方法やコースをみつけて歩かれており素晴らしいと感じました。私は慌ててしまい無茶した感がありました。反省すべきところです。
自分の技量を少しでも上げて、幅も広げることで少しでも余裕を持って安全を見極められるようになることを目的として、この後ロープワークや沢登りも教えてもらっている最中です。いつかは北アルプスの岩陵地帯も歩いてみたいからです。
これからもお互い事故なく楽しめる山行を続けていきたいですね。
2016/10/23 22:15
プロフィール画像
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