【上田】西上田駅〜虚空蔵山〜太郎山〜上田駅


- GPS
- 06:43
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,094m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 6:44
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路は表参道登山口から上田駅近くのビジネスホテルまで徒歩。途中からはバスも通っているようですが、たいした距離でもなかったので利用しませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下塩尻登山口から入山。尾根に上がると、和合城跡への十字路状の分岐から陣馬鳥越山の山頂手前までが滑りやすい急坂になっています。そこから先、太郎山まで断続的に雪道が続きます。極端に難しい岩場やクサリ場はありませんが、ロープの張られた急斜面も多数あるので慎重に行きましょう。鳥小屋山から虚空蔵山に向っての下り坂が特に急で、ここでチェーンスパイクを装着しました。道が完全に雪に埋まってくれていれば楽なのですが、雪面から露岩の先端が飛び出しているようなところは岩にスパイクが引っかかってちょっと危ないです。 分岐は多数ありますが、ほぼ尾根上をたどるので迷う心配はあまりないでしょう。ただ、虚空蔵山の先でS字に斜面をトラバースするところがちょっと分かりにくいです。太郎山の山頂から太郎山神社周辺にかけては凍結箇所が多数あり。凍結箇所を抜ければ、あとは表参道登山口まで歩きやすい道が続きます。 |
その他周辺情報 | 上田駅前のビジネスホテルに宿泊。チェックイン後、上田電鉄 別所線に乗って別所温泉へ。朝夕は1時間に2本、日中や夜間も1時間に1本は運転しているので利用しやすいです。別所温泉駅で下車し、公共の湯「大師湯」で日帰り入浴。入浴料250円+石鹸代50円 |
写真
感想
【慣例の正月旅行】
今年最初(※)の本格的山行として、長野県は上田市にある太郎山の主脈を縦走してきました。下塩尻登山口から入山し、陣馬鳥越山、高津屋山、鳥小屋山、虚空蔵山、太郎山と主要なピークを縦走する形です。このコースは公共交通機関からアクセスできるルートとして、地形図なども用意して数年前から踏破を狙っていた場所でした。
(※)レコは取っていませんが正確には初日の出を見に地元に天狗鳥屋(363m)に登っています。
【登山口まで】
宇都宮線で大宮まで出て、北陸新幹線に乗り込んで上田で下車。しなの鉄道に乗り換えて、西上田駅に到着したのは8:16でした。両毛線経由で高崎から新幹線に乗ることもできますが、そうすると登山口への到着が1時間ばかり遅くなります。低山としては少し眺めのコースなので、運賃は2000円ばかり高くなりますが、余裕を持って上田入りしました。結果的に、この判断が大正解でした(理由は後述)。駅を出て国道沿いに数分歩くと下塩尻の登山口です。
【下塩尻登山口〜陣馬鳥越山】
登山口からしばらくは九十九折りの道で高度を上げていきます。日当たりのいい南面の為か、この辺には全然雪がありません。一登りで十字路上の分岐がある尾根に出ます。分岐を左に行けば和合城跡ですが、先は長いので寄り道せずに東に進みます。分岐の先ではいきなり急登が待っています。ロープが張られているのでありがたく利用させて貰いました。今の時期では落葉が多く滑りやすいです。反対側から登ると疲労してきた終盤に急坂下りとなるので、こちらから登って良かったかもしれません。幾分か傾斜が緩やかになってくると陣馬鳥越山の山頂は近いです。
やがて最初のピークである陣馬鳥越山に到着。さらに進んで高津屋山の山頂を通り過ぎたあたりで、カサカサという何かが落下するような音を耳にしました。「なんだろう?」と周囲をキョロキョロ見回したところ、木の梢が光に反射してなにやら光っています。そうです、霧氷です。尾根を挟んで南側の梢はほとんど融け落ちてしまっているようですが、北側にはまだまだ霧氷が残っていました。登山開始があと1時間遅れていたら、ここまでハッキリとした霧氷はみられなかった事でしょう。新幹線代を奮発して良かったと思いました。霧氷を楽しんでいると、次なるピークである鳥小屋山に到着します。
【鳥小屋山〜虚空蔵山〜弥五郎峰】
鳥小屋山の山頂から少し東に行くと、南側の展望が開けた地点があります。そこから先、虚空蔵山への下りの道は完全に雪に埋もれており、かなりの急斜面だったので、ここでチェーンスパイクを装着していきました。道が完全に雪に埋もれていれば歩きやすいのでしょうが、露岩の先端が少し露出しているようなところが多く、チェーンスパイクを履いたままでは少し危ないです.虚空蔵山の先でも同様のところがあります。スパイクについた雪がダンゴになるのを崩しながら進むと、虚空蔵山に到着です。虚空蔵山は四方に展望が開けている気持ちがいいところですが、先は長いのでここでも休憩は取らず前身することにします。岩場の急降下を終え、前方の展望に優れた小ピークが弥五郎峰です。前身を続けようとすると、ここで道が崖になって途絶えてしまうように見えますが、右手の斜面をトラバースするように「乙の字」状に道が続いています。ここは虚空蔵山方面からくると分かりにくいポイントです。この辺りで、この日はじめて登山者とすれ違いました。
【西峠〜太郎山〜太郎山神社】
その後しばらくは平坦な道が続きますが、太郎山の山頂が近づいてくると、徐々に道の傾斜がきつくなってきます。最後の頑張りどころを越えた先に太郎山の山頂が待っています。山頂は広場になっていますが、ベンチなどはないので休憩するのは少し下ったところにある太郎山神社の方がいいでしょう。神社までの道は樹林帯の中にありますが、この辺は登山者が多いせいか路面は踏み固められた凍結路になっています。滑らないように道の脇を進むと、太郎山神社の社が見えてきます。お参りを済ませ、石段を下りると、展望が開けたところに出ます。ベンチや休憩舎も設定されたところで、多くの登山者で賑わっていました。あとは表参道を下るだけなので、ここではじめてまとまった休憩を取りました。やや雲が出てきましたが、蓼科、霧ヶ峰、霧ヶ峰といった山々の展望を楽しむことができました。
【表参道を下山】
下山は表参道を進むことにします。はじめのうちこそ凍結箇所もありましたが、すぐ歩きやすい道に変化しました。あまりスピードを出しすぎないように、それでいて流れに身を任せるようにグングンと下っていきます。やがて上信越自動車が見えてきたら登山口は近いです。登山口から舗装路に出て、小一時間も歩けば上田駅に到着です。この日は上田駅前のビジネスホテルにチェックイン。部屋に荷物を放り出すと、上田電鉄に乗り込んで別所温泉に向かい、公共の湯である大師湯で汗を流しました。里山ながら中々歩き応えのある縦走路でした。
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