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Yamareco

記録ID: 7673874
全員に公開
山滑走
尾瀬・奥利根

檜倉山

2025年01月05日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:56
距離
19.5km
登り
1,499m
下り
1,497m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:36
休憩
0:20
合計
10:56
距離 19.5km 登り 1,499m 下り 1,497m
3:08
411
スタート地点
9:59
10:17
101
11:58
12:00
124
14:04
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
清水峠方面
深いクラックに落ちそうになった
深いクラックに落ちそうになった
気持ち良さげなブナ林
気持ち良さげなブナ林
樹林帯を抜ける
谷川方面
大源太の奥に苗場
1
大源太の奥に苗場
檜倉山頂方面
風も演出する
檜倉山にてオオシラビソを確認、樹氷も成長中、新発見?
2
檜倉山にてオオシラビソを確認、樹氷も成長中、新発見?
大烏帽子方面
中ノ岳、駒ケ岳、ああ…
2
中ノ岳、駒ケ岳、ああ…
こっちへ行ってみよう
1
こっちへ行ってみよう
なめらか
ウサギはヤブに集まる
3
ウサギはヤブに集まる
トレースに魅入ってしまう
2
トレースに魅入ってしまう
檜倉山方面
樹林帯へ
滑りやすい沢だった
1
滑りやすい沢だった
尾根取り付き
越後名物、鉄塔
カモシカよ、スキーのトレースを潰さないでくれ
2
カモシカよ、スキーのトレースを潰さないでくれ
あなたでしたか

感想

駒ケ岳へ行くつもりだった。この冬は年末年始の時点で雪が多く、近年ではまだまだヤブっぽい駒ケ岳の銀山平からのルートの雪付きも良いに違いない。奥只見のスキー場が営業中でシルバーラインが開いている間に行っておこう。年明け前後に天気予報を見るに5日は高確率で天気が良さそう。ということで5日を駒の予定として冬休み一番の楽しみとする。当日そわそわしながら銀山平へと車を走らせ、シルバーライン入口まで来てみるとゲートが閉められている。状況をよく理解できなかったが改めて調べてみると既にスキー場の営業も終わっており、シルバーラインも冬季閉鎖という冬の眠りについていた。事前に調べておけば日程を早めて駒に行ける日もあったろうに、自分の間の抜けぶりに情けなくなってしまう。雪や天気の状況ばかり調べずに、世事にも気を払わねばと反省。
いつまでも愕然としていても仕方ないので車を南へ走らせながら行き先を考える。十字峡方面も考えたもののとりあえず交差点をスルー。清水方面へ向かいつつ、今季中に一度は行こうと思っていた檜倉山へ行くことに決定。
延々と林道を歩き檜倉山の東面の尾根に取り付く。前回来たときより雪は硬くなく歩きやすいが、南面は先日の日射の影響かやや硬い雪の上に新雪が乗ってシールが利きにくい。傾斜が増してきた辺りで片足の板が雪を踏み抜き隠れたクラックに落ちそうになる、クラックの幅50cm程度、深さは2m以上。落ちていたら這い上がるのに苦労したろう。慎重に体制を立て直してクラックを回避。徐々に樹林の間から登川対岸の山々の姿が見えてくるが、どうやらこの日は朝日は入ってこなかったよう。上越国境名物の送電線と鉄塔が林立する清水峠あたりを眺めつつ標高を上げる。1500m手前で樹林帯を抜けると素晴らしい展望が広がる。やはりここは巻機山や柄沢山より上流にあたるため大烏帽子山や大源太山をはじめ上越国境の山が近い。いつもと少し角度が違うだけで山々の相貌も異なって見えまじまじと眺めてしまう。滑り屋さんならばいろんな斜面を丹念に観察するのかもしれない。とりあえず現時点では急斜面はクラックが多い印象。前回に来たときは風が強く雪も飛ばされたのか樹林帯より上部ではカチカチでシールを利かせるのにも苦労したが、この日は山頂までしっかりと新雪が積もっておりとても歩きやすい。数歩歩いてはカメラを出し、またいくつか足を進めては快哉を叫んでしまい全くペースが上がらない。気持ちの良い景色の中にいると超スローペースになってしまうのが自分の弱点と言えよう。上越国境稜線の白さは多量の積雪と亜高山帯の針葉樹林がないことによるものだが、同時にそれは無雪期のヤブの激しさでもある。冬にこの景色を見られるのなら夏のヤブなど我慢しなければ(自分は藪山登山はしないが)。
稜線まで出ると巻機山はもちろん奥利根の山々が真っ白な姿を見せる。とりあえず東面の赤羽沢源頭に向かって少し滑ってみる。雪庇はほとんど発達しておらずストックで突ついて崩して落ち口を作れば問題ない程度。前回はこの斜面もすぎにガリガリと辛い音を出す状況だったが、今回はとても滑りやすい新雪が厚く積もっている。登り返しながら自らの滑走跡と登り返しのトレースを眺めると、トレースが奥利根の風景の一部になったようで充足感に満たされる。
登り返してからしばらく雪原のような緩やかな斜面を滑り、樹林帯の中の沢状地形を爽快に滑り降りる。滑りに関しては今季一番の気持ちよさ。林道に出てからは片足シールで往路のトレースをえっちらおっちらと。

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