乗鞍岳イグルー研究会

2025年01月11日(土) 〜 2025年01月12日(日)

• GPS: 02:55
• 距離: 5.8km
• 登り: 424m
• 下り: 423m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:39
• 休憩: 0:15
• 合計: 0:54

距離 2.8km 登り 410m 下り 12m

12:21 やまぼうし駐車場
12:24 12:27 鈴蘭橋
12:52 13:04 三本滝バス停
13:15 かもしかリフト最上部（ツアーコース開始点）

2日目

• 山行: 0:41
• 休憩: 0:01
• 合計: 0:42

距離 3.0km 登り 14m 下り 412m

13:20 かもしかリフト最上部（ツアーコース開始点）
13:39 13:40 三本滝バス停
13:51 鈴蘭橋
14:02 やまぼうし駐車場

天候

一日目晴れ
二日目晴れのち雪　両日低温

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

1/11 13:17

かもしかから南へ

1/11 13:27

ここで一個作ります。背景は針葉樹まで白く積もった鉢盛山

1/11 13:28

新雪層はスキーで踏んだうえでもまだ沈む

1/11 13:28

一個目のブロック

1/11 13:29

二個目のブロック

1/11 13:32

この層は新雪がゆるく固まった程度なので柔らかいがまあ使えるかもというくらいの強度。

1/11 13:38

一段目取り終えて、下2段目の層にトレンチをいれる

1/11 13:38

最初の掘りごたつはスコップの幅で

1/11 13:39

ハの字を意識してトレンチの切れ目をいれる

1/11 13:40

トレンチ掘り出した

1/11 13:42

2分後には下2層目の大ブロックをとった。トレンチの両サイドの下2層目からどんどんでかいのを切り出して上二段目を囲む

1/11 13:54

下2層目を切り出し終えたら、側面からの三角柱切り出しで上3段目を塞ぎにかかる

1/11 13:59

側面からの3角柱だけでほぼ屋根が埋まり

1/11 14:03

1/11 14:05

屋根の軽め薄めのブロックを乗せて完成

1/11 14:06

出入りでお尻をぶつけて崩落しないよう少し穴を広げる

1/11 14:06

段差がきついので少しステップも掘る

1/11 14:07

40分で完成です

1/11 14:27

隣に掘り始める

1/11 14:28

完成イグルー

1/11 14:37

鉢盛山とイグルー研究所

1/11 14:37

1/11 15:49

中だけではブロックが足りなくなって外側に切出し場を拡張してできた　

1/11 15:53

2つ目出来た。

1/11 15:59

二連イグルー

1/11 16:15

入口をブロック詰めて塞いでお茶の用意

1/11 17:04

1/11 17:08

1/11 17:32

1/11 17:32

印度カリー子鍋と白飯

1/11 17:32

ゴキゲンだ

1/12 6:12

1/12 7:40

朝イグルー

1/12 7:40

すごく寒かった

1/12 8:47

二日目の挑戦

1/12 8:48

でかいブロックを並べる

1/12 10:48

隙間だらけだけど後で塞げば良い

1/12 10:49

長いブロックを取るのが重要だ

1/12 10:49

長いブロックの組み方はその時の硬さ軽さに応じて

1/12 10:49

この季節はまだ、やはり足元からの切り出しが一番強いブロックになる

1/12 10:52

足元から切り出す

1/12 10:52

足元から切り出す

1/12 10:53

長いブロックが取れた

1/12 10:53

乗せる

1/12 10:53

乗せる

1/12 10:54

どうだ〜？

1/12 10:54

どうだ！

1/12 11:00

屋根の手入れ。雫防止の処理

1/12 11:01

完成でござる

1/12 11:01

完成でござる

1/12 11:08

完成でござる

1/12 11:11

隙間には外からかけらを乗せて完成

1/12 12:30

2日目のイグルスキーお一人様用イグルー、30分で完成

1/12 12:57

小雪が降ってきた

1/12 13:03

二日目の2つ目の緊急シェルターイグルー

1/12 15:47

稲核・わたなべ食堂のもりそば

装備

個人装備

スコップ＋のこぎり スキーストックシール ビーコン その他冬山宿泊個人装備（寝具一式・ナイフや灯り地図磁石）

共同装備

ツエルト ストーブoptimusu supernova白ガソリン

感想

イグルスキー米山

旧友のズオタンとイグルー研究会。
1月半ばの雪。今年は年末からよく振り、先週も山は結構降っていて低温も続いていた。積雪量は十分で深いラッセル。ただ、1月半ばの雪なので自重で固まるにはまだ時間不足で、下2層目でもまだカルヤワ雪だった。今年は低温が続いて雨とか降ってないので氷層などはなく、これはとても嬉しいこと。

今回の学びは、「1月半ばの雪は、積雪豊富でもまだ固まっていないので、下2層目でもカルヤワ。初めの踏み硬めはやったほうが無難」です。
したがって、
「踏んでいない側面からの三角柱はカルヤワなので大きくは切れない。屋根材も踏んでいる足元からとるのがよい」です。

先週あさイチで印度カリー子出てるよ！とズオタンに連絡もらい、印度カリー子レシピのカリー鍋を作ってもらった。朝はマルタイラーメンネギ大盛り。

夜は猛烈に低温で、氷点下16度くらいは行ったと思う。隣接トイレイグルーの隙間ふさぎの詰めが甘かったので、そっちからの冷気が足元を襲い、足先が冷たくて眠れなかった。象足を忘れたので象足湯たんぽができず苦しむ。しかしズオタンとは25年来の積もる話を沢山した。古い付き合いも山好きなればこそだ。世の変遷、仕事の変遷、山の変遷、十二支十干。月明かりにほの明るいイグルー天井。

二日目は朝からおさらいに取り組む。
やはり側面からの三角柱は強度不足で大きいのが取れない。足元から切り出しが確実だ。細長ブロック隙間積みでも完成。
続いて短時間で作るシェルター棺桶型の幅60センチイグルーに挑戦。イグルスキーは30分で完成。ズオタンのは下からタンネが出てきてしまって時間切れ。

朝は甲斐駒も木曽駒も見えていたけど午後にはガスでしんしんと結晶の大きな雪が降ってきた。風がなくて助かった2日間。

営業断念からクラウドファンドで今季かろうじて持ち直した乗鞍スキー場。白馬みたいにインフレしていなくてとても助かっている。登山者にも優しくて良いスキー場だ。

久しぶりに入った湯けむり館のお湯はかなり良い湯だ。730円
午後3時台でも残っていれば開いている稲核のわたなべでもりそば大600円。ここのおそばが松本周辺でいちばん好きだ。

コメント

imoimoko

おはようございます

ブロックの大きさに感激しながら一枚一枚拝見しました！昨年イグルー講習にも参加しましたが、見ると作るは違いますね！今年は申し込みしようと思った時には予約いっぱい、出遅れました。

「雫防止処理」というのはダマ取りですか？こんな寒い季節でもポタポタ垂れることがあるのですね。
イグルー内で食べるご飯、いいな〜！お二人とも幸せの表情です！イグルー研究会、お疲れ様でした。

イグルスキー米山

imoimokoさん
一度見た後は、自分との対話研究です。失敗にはかならずヒントがあります。やってみてください。
雫防止は、この季節、特に昨日のような寒冷期はほぼ不要でした。春先や暖かいときにはやってください。ブロックの角で下向きになっている所に、溶けた雫が集まってきて、落ちてくるので、その角を切っておくのです。

トモエ

米山さん　超勉強になります。
やっぱりこんだけ雪が降り続けても一月初期はまだまだカルカタとれないんだね。
ツェルトで快適イグルーはやらなかった？
速さもいいけど、快適さの研究もしたいちゃ

あー私もイグルー研究やりたーい

追伸:メルカリでブラックダイヤモンドの旧型スコップゲットしました（笑）

イグルスキー米山

3月4月の稜線の記憶が新しいので、つい忘れてしまうけど、まだ踏まないと柔らかくてカルヤワ系でした。でも下の方はそうでもないかな。切りながら、持ち上げながら、重量と硬さを判断して乗せていきます。

BDの旧型スコップですね。薄っぺらさがブロック取り出しにいいですね。じゃあ、その柄に40センチ細ノコも入れますね。

ちなみに昨日のズオタンが持っていた、90年代からあるピッケル取り付けタイプのエキスパートジャパンのやつもブロック取り出し用によくて、調べたらまだ売っていて驚いた。蝶ネジは実用的だけど、パッキングで引っかかるから工夫がいるけど。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7690736.html

イグルスキー米山

https://item.rakuten.co.jp/seekdem/sn11/