本宮高倉山 ~四国から中国山地まで展望~


- GPS
- 05:27
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 594m
- 下り
- 597m
コースタイム
天候 | 晴・曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
落ち葉が多く道が不明瞭なところが多くあります。ルートには木の枝にピンクのテープが巻いてあるのですが、時々見失ってGPSを頼りに方向修正しました。危険個所は無さそうですが、落ち葉の下の木の枝や石で足を滑らさないように注意を払いました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
サポーティングタイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
ニット帽
登山靴(ローカット)
サブザック(19L)
昼食(おむすび+バナナ)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(麦茶600mL)
地図(行程図・地形図)
スマートホン(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
ドローン(MavicMini)
サブバッテリー
カメラ
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
ティシューペーパー
ファストエイドセット
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感想
連休の中日だが、山陰地方の山には雪があり、天気予報もさえない。こんな時には瀬戸内側まで遠征に出掛けるに限る。岡山の南の方で雪が無く行程が程よい山を探して「本宮高倉山」というのを見つけた。自宅からは一般道で片道3時間ほどかかるが、次の日も休みなので、少々くたびれても明日しっかり休養すれば疲れを引きずらずに済みそうだ。
朝7時頃に家を出て、予定通り一般道で3時間ほどかかって牟佐運動公園駐車場に到着した。早速登山口に向けて車道を歩いた。地図に鳥居マークのある辺りが登山口のようだ。行ってみるとそこには神社の石段があった。鳥居はないが階段の先に門はある。しかし門の向こうにあるはずの社殿は無い。かつては社殿があったのだろうが現在は雑草の生えた空き地になっている。登山前にお参りをと思っていたが、賽銭箱もないので頭だけ下げて奥へ抜けた。車道に一旦下りて、すぐに尾根に取り付き登っていく。登山道と呼べるほど整備はされていないが、踏み跡は明瞭だ。時々標識がある。また、中国電力の送電線点検用の標識もある。しばらく歩けば送電線の鉄塔にたどり着くのだろう。地図で送電線の位置を確認して先へ進んだ。 鉄塔の下まで出ると、送電線の架かっているいる下は樹が刈られ、見通しの良い笹原になっていた。笹原から林へ入りまた出てゆるい傾斜を上って、最初の三角点に着いた。近くの木に小さな札が取り付けてある。「牟佐山」山頂だ。
ここから先の道は国土地理院のは地図には記してない。けれど、山行記録は幾つもあったのでルートはあるのだろう。ピンクのテープに導かれて道の不明瞭な山の中を歩いた。作業道跡にも出くわしたが、その道がどこに続いているのかわからないので、再び斜面を上って尾根に向かった。そのうち、有刺鉄線の張られた杭が現れた。何の境界なのか、あちこちで途切れていて結界の役割を果たしていないがとりあえずそれに沿ってしばらく進んでみた。地図の上の点線からは外れているが、下草が少ない山でヤブコギしなくても進めるので、基本、下らず、高い方に向かって進んだ。そのうち、アンテナ施設に突き当たった。その正面から舗装道路が北方向に向かっていたのでしばらくその道を歩いてみた。鞍部で道が分岐していたが、左側に「山頂へラストアタック」と書かれた標識が立っていたので、これが登山道だなと思い、そちらに進んで行った。ここも途中で踏み跡が薄くなってルートがわかり難くなっていたが、高い方へ進めば山頂へ着くはずだ。灌木の林の斜面を上って抜けると、アンテナの立つ広場に出た。そこには藤棚らしきものがあったが、この季節には花も葉も無い。花の季節になると車で訪れる人があるのだろうか。
広場のコンクリートのベンチで昼食を食べた後、南側の見晴らしの良い所へ移動してドローンを飛ばしてみた。東側に旭川、北側には数々の山、南側には島と海と多分四国まで見えているはずなのだが、地理感が無くてどこがどこなのかよくわからない。ただ、展望のよい高台であることは実感できる。
ドローン映像(3分28秒)
天気は良いとは言っても、手袋をせずにドローンのコントローラーを操作していると指先が冷えてくる。ドローン飛行は30分ぐらいで切り上げて下山することとした。地図には何本かの線が描かれているが、どんな道で見どころがあるのかどうかもよくわからないので、高倉神社に立ち寄ることにした。最初は舗装道路を歩いて進んだが、途中の分岐でロープの張ってある脇道に入った。高倉神社に向かうにはこの道が近そうだ。舗装はされていないが作業車が入れるぐらいの道幅はあり傾斜も緩い作業道のようだ。進むと高圧線の鉄塔下に出た。点検道としても使われている道のようだ。そこから道幅は狭くなるが灌木の中の道は明瞭だ。そして高倉神社の裏手に出た。高倉神社の本殿はちゃんと神社の造りをしているが、その前の拝殿は四角いプレハブのような造りだった。麓の神社に社殿が無いことを思えばまだ良いが、人里離れた山の中の神社の保守管理も大変なんだろうなと思う。拝んで賽銭を入れておいたが、賽銭だけじゃスズメの涙なんだろうな。
神社の門の脇から再び登山道に入って進んだ所に「太戸の滝へ」という標識があったのでそちらに進んでみた。しばらく送電線の近くを進み、その後、谷沿いの道を下った。落ち葉が積もっていて道がわかり難いが、ピンクのリボンを探してそちらに進むように心掛けた。谷を流れる水の量が少ないので期待はしていなかったが、太戸(たいど)の滝はちょろちょろと流れる水が岩肌を濡らしているだけの谷だった。この谷が滝に見えるほどの水量を抱えることがあるのだろうか。瀬戸内は降水量が少ないからなぁ。ただ、滝に通じる手すり付きの木道やベンチ、滝を見るためであろう東屋などがあるので、時期が良ければそれなりに見ごたえのある渓流・滝なのかもしれない。
滝を少し下って、砂利の林道、そして舗装車道を経て牟佐運動公園駐車場へ帰ってきた。坂道がそれほどきつくなく、距離もほどほど、道の不明瞭な所はあるものの山頂に開ける展望は素晴らしかった。展望だけを楽しむのであれば車で山頂まで上がってくることも(多分)できる、なかなか手頃な山だった。自宅からもう少し近ければ季節を変えてまた来てみたいところなのだが、いかんせん山陰からは少し遠い。瀬戸内 海から中国山地まで展望できる場所のリクエストがあったら、車で訪れてみると良いと思う。できれば緑の美しい季節、藤の花の咲く時期がいいな。
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