西中国山地 裏恐羅漢



- GPS
- 18:21
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,196m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:05
天候 | 晴れたり曇ったり雪降ったり 寒かった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
遠征へ向けての体力強化トレ
ここ一週間ぐらいの久しぶりの大雪で行く前から大変な事になるだろうというのは判っていたがトレーニングなので多少厳しいぐらいじゃないと意味がない。
西風新都で牛丼をたっぷり食べて久しぶりの牛小屋Pに到着し7時20分出発、リフト代を払って恐羅漢の山頂直下まで一気に行ってしまいたい誘惑にも打ち勝ちツボ足でスタートするが10分後にはワカン装着。圧雪されたゲレンデを歩きたい衝動にも負けず深い雪を進む。急斜面になってくると早くも顔の前の雪を落としながらのラッセル。10時過ぎに漸く恐羅漢に向かう稜線上のトレースに合流し10時20分、恐羅漢山頂着、牛小屋Pから3時間掛かった。山頂で出会ったBCの方と少しお話し、旧羅漢を目指す、前日に同じ会の仲間がつけたトレースをありがたく使わせてもらうが、けっこう右往左往したトレースで少し遠回りになったが楽をさせてもらった。恐羅漢から旧羅漢までの大きなコルは個人的に好きな場所だ。ちょうど青空も見え美しい景色に心躍る。12時10分に旧羅漢へ到着、風も少しあり寒い。ここからは、いよいよノートレース。残雪期と夏には何度も通ったが、ここまでの雪の時に入るのは初めての事だ。尾根もわかりにくく前半の岩石地帯を慎重に下っていく、カマのキビレから上手く尾根に乗るように気をつけなくてはならない。順調に進み、1155P通過。白く凍った樹木が美しい。1090のピークに到達、少し前から右の股関節が痛くなってきて下りの方が痛みが多い。ここからはジョシのキビレ、400m激下りの下りばかりなので、ヤバイなあ〜と思いながら歩を進める。14:45中国山地の好きな場所の一つ、ジョシのキビレへ久しぶりに到達。初めて来た時にはなかった綺麗な看板がぶら下がっている。股関節の事もあるし時間的にも、初日の行動をここまでにしても良かったのだが明日の行程を考えると少しでも進んでおきたい。冬は15時半ぐらいには寝場所を決めるという自分ルールがあるのだが、計画書通り広見入口へ向かう。久しぶりに来たので忘れていたが、とんでもない急下りである。雪がないともっと苦しいだろう。相棒も急斜面をなんなく降りて行く。16:00激下り終了、少しミスって無駄な徒渉を一度行い広見入口へ16:25着、今日はここまで。かなり疲れた。急いでテントを張りストーブを炊いてようやく人心地。すぐ傍に清流が流れている為、水を作る手間もなくなり大巾に時間もガスも節約できた。お汁粉で乾盃して濃厚味噌の鍋でお腹いっぱい。衝撃的な忘れ物、嗜好酒を今回忘れてしまい相棒にチョビチョビとブランデーを分けてもらい、二度とお酒は忘れてないと心に誓う。明るいほぼ満月の中、20時頃に消灯。ランタンを消してもテント内がうっすらと明るかった。4:30に起床、6時に出発に予定だったが、前半に徒渉が続きそうなので、ゆっくりと準備して6:45に出発する。まだ闇夜だが少しづつ明るくなってきた。前半はやはり何度も徒渉がありルート取りに苦労したが少しづつ進んで行く。当然、ラッセルだ。幸い、私の股関節は、初日のような痛みはなく調子がいいが相棒は最初から痛そうだ。鎮痛剤を飲んで誤魔化す。短いスパンで交代しながら、何度からある大きな谷も越え、ようやく三十三曲がり付近へ到達、たぶんこの山行でハイライトとなる激登りの始まりだ。登ったあとも標高を落とさずトラバースで進むのが難しい事が予想される。10時前ぐらいに三十三曲がりの登攀開始、深い雪の下にクマザサが時折現れ、固めた雪が滑る。交代をしながら高度を上げ900mぐらいまで高度を上げてトラバース開始。トラバースも、なかなかの斜度だ。GPSと高度計をチェックしながら慎重に進む。台所原への到着が心から待ち遠しい。トラバースと登りをずっとラッセルしながら遂に台所原へ到着。期待していたトレースもあり久しぶりの多少固くなった雪に心から喜ぶ。そして安全地帯まで帰ってきた事に安諸する。あとは牛小屋までトレースを使ってボチボチ帰ろうと気楽に考えていたのだが、台所原平へのトレースは残念ながらなかった。12:55分、台所原平着、雪は深い、、、ここから長ーい林道をラッセルで進む事を考えると心が重いがしかたない。トレーニングだし。。。そんな気持ちで出発するとなんと、4人ぐらいが歩いたのはないかと思うトレースに遭遇、確実に早手のキビレまでは続いてそうなやつだ。ホントに良かったと心から思う(笑)トレーニングなのに(笑)ありがたく固いトレースをひたすら歩き、林道終点14:15に着、階段のようなトレースで早手のキビレ到着、夏焼の方へ行かず、そのまま尾根を下り牛小屋方面へ進む。かなり疲れたしlいろいろ痛みが出たが、この積雪量の中、予定通りやりきった事に大満足。思い出に残る参考になった。
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