鍋倉山


- GPS
- 04:15
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 749m
- 下り
- 751m
コースタイム
天候 | 曇り雪後晴れ 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歩き出しから山頂まで積雪多い。降雪直後だったため粉雪で、アイゼンなどの滑り止めは使うところがなかった。またこの時期のこの山はやはり滑り目当ての人がほとんどだった。 |
写真
感想
温井の除雪最終地点付近には7:40頃に到着。既に10台ほど先客がいて準備中の人も多かった。小雪が少し舞う中支度をして、8時ちょうどに行動開始。今シーズン初の山スキー。板を持って圧雪状態のアスファルト道路を数分歩いたらスキーを履けた。行動開始が8時と遅かったためか、既にトレースはばっちり出来ていて、ラッセルは全く要らない状態だった。これならつぼ足でも行けそうだと思ったくらいに十分踏み固まっていた。ありがたく、先行者に感謝しつつトレースを利用させてもらう。周囲は降りたての雪があるので、下りではパウダーを滑れそう。期待がふくらむ。天気は雪が舞うものの風はないので、雪山フル装備で歩き出してしばらくすると暑さを感じるようになった。歩き出しの標高が低いのも影響しているだろう。衣類を適宜調整しながらと行動となる。また出発が遅かったので前後に人の姿を見ながらのシール登降となる。山スキーで何度も訪れている鍋倉山だが、これだけ人が多い日はこれが初めてかもしれない。天気は良くなくても、パウダーが期待できるためだろうか。トレース完璧なので迷うところもなく、淡々と着実に進める。勘が鈍っているシーズン最初の山スキーとしては適当かもしれない。積雪はこの時期として多いのか少ないのかよく分からないが、路駐したところは雪壁が2メートルくらいできていた。雪国に住まない人間からすれば、積雪はとても多く感じる。山中に入ってもどこも雪なので、どこでも滑れそうだった。緩い斜面を登り距離を伸ばす。何しろトレースが完璧なのでとても楽。高速道路状態と言ってもよいくらいだった。途中で休憩しつつ進む。足の速いスキーヤーも多く、先に行ってもらう。標高が上がると癒やしのぶなの森に入る。天気は相変わらず曇りだが、ぶなの森の雰囲気はとても良い。この森を見ると鍋倉山に来たなあと思う。天気は変わらず曇りで小雪がぱらついていたが、稜線近くまで上がってくると樹氷が見えるようになってきた。この時期ならではの光景で、写真を撮るため立ち止まる時間が増える。鍋倉山は残雪期に来ることが多かったが、粉雪の舞う厳冬期もきれいでとても良い。稜線まで上がると山頂は近い。一瞬雲が取れ遠くまで見渡せる瞬間もあったが、晴れ間は期待できそうになかった。山頂には10:23に到着。先に到着して滑る準備しているスキーヤーボーダー多数。自分も早速下りの準備に取り掛かる。山頂にいても風はほとんどなく、寒さもあまり感じなかったので楽だった。Zさんは座って休んだり、山頂周辺を歩いて写真を撮っていた。雲が退いて展望があればと思ったが、山頂にいた20分ほどの間では結局晴れることはなく残念だった。最後スキー板に念のためワックスを塗り、10:43に下山開始。雪の具合はどうかと思ったが、やはり軽い粉雪で最高のコンディションだった。まだ比較的早い時間だったためか、食い荒らされていない斜面も多く、パウダーを上げながらの滑走はやはり大変楽しかった。山スキーをやってて良かったと思える瞬間である。Zさんはスノーシューなので時折待ちつつ滑る。標高の高い山頂直下は気温も低く日当たりもあまり良くないので板の滑りはとても良かった。標高が徐々に落ち気温が上がり、更に樹林の外に出ると天候の回復も相まって雪が重く湿気てきた。朝のうちはサラサラのパウダーだったが、正午前の時間になり且つ日照も出てきたら雪が重くなるのは致し方ない。それでもトレースのない、まっさらな斜面を滑るのは楽しかった。スキーヤーやボーダーであれば登り返して滑るのだろうけど、今日は帰りの運転も長いので、特にせず大人しく下る。樹林帯の下に出てきてもこれから登るスキーヤーの姿が見られた。速い人なら30分で下山出来るだろうから、お昼からの行動でも十分明るい時間に下山できると思う。標高の低いところは傾斜が緩く湿気た雪のため板の滑りは良くなかった。それでも登りの時につけたトレースの上はよく滑るので下りでもところどころ利用させてもらった。最後は林道から田んぼに出て行動終了。クルマには12:08に戻ってきた。天気はすっかり回復して快晴の青空になっていた。山頂に滞在する時間をもう少し延ばすとか、あるいは出発の時間をもう少し遅らせれば、山頂付近できれいな樹氷や山頂からの展望を楽しめたかもしれない。せっかく登山もしたのだから、展望がほぼなかったのはやはり残念だった。帰着時には道路の雪はほぼ溶けて、乾燥路に近い状態だった。片付けをしているとZさんも無事到着。今シーズン初の山スキーはパウダーを楽しめた。鍋倉山は、シーズン中の雪の状態が良いときにまた来てみたい。
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