ネコブ山 上銅倉沢滑走



- GPS
- 34:49
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 2,869m
- 下り
- 2,835m
コースタイム
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:00
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:15
天候 | 18日:晴れ 19日:午前高曇り、午後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・三国川ダム右岸林道の片斜面は2ヶ所ほど、いずれも距離は短い ・尾根取り付きの沢の下部は、距離にして100mほど埋まりきっていない ・上銅倉沢は風・日射の影響なく均一に焼結沈降していた。右岸の急斜面は数箇所クラックあり。Co930の滝は完全に埋まった ・上銅倉沢源頭は雪洞が掘れる ・ネコブ山の肩から下津川山方面の尾根に乗るには雪庇を崩す必要あり ・1713pの先の登りは細尾根かつ雪庇が出ているのでツボ足で登るのはかなり時間がかかりそう ・桑ノ木北西面はほどよいパウダーだった。ネコブ山までの稜線の西面にもスキー向きの斜面あり。アプローチを度外視すれば、対岸の阿寺山よりポテンシャルが高いように思う |
その他周辺情報 | 風呂:萌気園さくり温泉 健康館@500円 |
写真
感想
〜前文〜
2023年の4月に他大ワンゲルの先輩と一緒に戸倉から平ヶ岳を往復した時、こう思った:けっこう山深いところを目指して来たつもりだったけど、ここはまだ奥利根の玄関口。この先に進んで、もっと奥深く、山の懐に入るようなスキーツアーがしたい。人のいないところで横移動することへのこだわりは、ワンゲルを卒業しても失っていない。
というわけで地形図を眺めたり記録を探したりすると、アプローチの都合や情報の手に入りやすさ、スキーとしての快適さなどから、やはり奥利根横断かなあという結論になった。あーあ、結局コスパに流れてしまった。本当は、もっとヘンなことやった方が充実するって分かってるんだけどな。合理性が少し欠落した山行の方が何だかんだ思い出になる。
まあでも、奥利根のよく知らない場所にいきなり飛び込む蛮勇さは持っていないので、まずは奥利根横断にトライしてみましょう。これで雰囲気を掴んだら(掴んだらと思い込んだら)、また来ればいい。というわけで、鼻息の荒い若者(俺も若いが!)を誘って、偵察に行ったのである。こういう山は仲間といっしょに行くべし。
〜主文〜
仮眠を取ってから、深夜12時に自宅を出発。道路が空いているので早く六日町に着いた。道路脇の雪壁が去年と比べて高い。というか、去年はそもそも雪壁がなかったような?ダム駐車場に車を停めて出発。
思ったほど片斜面になっていない林道をひたすら歩いて尾根取り付きへ。沢が微妙に埋まっていないので、少し沢を詰めてから脇の急斜面から尾根に乗ったのだが、ここで時間を食った。ここは尾根末端まで回り込むべきだった。
尾根に乗ったあとは快適なハイクでネコブに到着。今日みたいに天気の良い日は歩いてるだけで気分が爽快である。視界がいいと、ぐるりと山に囲まれていることがよく分かる。
尾根通しで本谷山まで行く場合のルートや、中尾ツルネ登り返しの尾根、上銅倉沢へのドロップポイントなどを観察した後、源頭に幕営。Mに促されて外を見ると、夕焼けに染まる本谷山が美しい。気の利いた言葉がパッと出ない私は「白とオレンジが綺麗」としか言えず馬鹿にされてしまった。くそ〜
翌朝7時にテントを出て、ピットを掘って、ドロップ。昨日暖かかったからクラストしているかと思いきや、メローな雪が残っている。高曇りな上に雪面が綺麗すぎて地形が全く分からん。トップを滑る自分は方向感覚を失い気分が悪くなった。
気になる滝がしっかり埋まっていることを確認した後、置き土産に滝を直滑降したら盛大に転んだ。ここから面倒な登り返しとなるが、急激に日差しが強くなりやる気がしない。Kは早く帰りたいのかやけに先行しており、自分たちが着いた時にはすでにテントが畳んであった...30分も待たせんなよ、とお叱りを受けた。
帰りは稜線を少し戻って、桑ノ木山からほどよいパウダーの疎林をガンガン飛ばして滑る。こりゃ阿寺山よりいいね。久しぶりに履いたtracer 98で絶好調。軽いのにちゃんと滑れるんだよな〜。あとは林道を歩いて終了。日射の影響で、右足側のトレースだけズボズボ嵌まって鬱陶しかった。
〜末文〜
偵察も、山登りも、スキーも、一石三鳥の山行でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
初日三国川ダムより入山。十字峡経由で下津川林道を進み、蛇崩沢右岸尾根を桑ノ木山まで登り上げネコブ山へ。翌朝ネコブ山コルより上銅倉沢を標高930mまで滑走。再度ネコブまで登り返して滑走して帰還。若さ溢れるBC山行ですね!全く羨ましい限りです。
還暦を迎えた自分としては残雪期に一度はネコブ山に登ったので、雪の多い今シーズン中の厳冬期にネコブ山に登りたいと思っています。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5315188.html
大変参考になる記録が上がりやる気が出ました!有り難うございました。
hareharawaiより
コメントありがとうございます。自分の記録に刺激を受けてくださる方がいて嬉しいです。ネコブ山には初めて登ったのですが、いい山ですね。厳冬期ながら残雪期のような好天のもと登れてラッキーでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する