不忘山


- GPS
- 04:27
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 744m
- 下り
- 749m
コースタイム
- 山行
- 1:06
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 4:27
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
郡山勤労者山岳会の自主山行で不忘山を計画した。先週からの記録的な大雪で日本海側の山域へ行くのは時期尚早かと思い、奥羽山脈を対象に。てんきとくらすではC判定と前途多難。計画では白石スキー場のリフトを利用する予定であったが、上のリフトは動いておらず、歩いてもあまり変わらないためリフトは使わずに、ゲレンデの端を歩かせていただく。上部は圧雪されていなかったが、先行者のトレースを使わせていただき、リフト終点まで33分で到着。
リフト終点からはトレースから離れて、脛までのラッセルで緩斜面を登る。ブッシュがうるさく、右に左にルートを探す。リフト終点からは、先行トレースのように沢形を意識しながら登る方がブッシュは少なそうだ。ブッシュ帯を抜けるところで、スノーシューの単独の方と出会う。あちらから御挨拶をいただいた。尾根より南側の開けた雪原を進み、傾斜が急になる手前で小休止。雲間から日が差し、天候回復の期待膨らむ(が、実際は真逆であった)。
また、ブッシュ帯に阻まれ、尾根筋に向かって右上していくと、2名パーティが滑降していくところであった。トレースに合流し尾根に出ると風の影響で雪が締まり、ラッセルから解放される。上からスキーて滑降して来た2名パーティから、上部は風が強く何度か倒されたため、標高1600mで諦めて下山してきたという話を聞き、前途が不安になる。
尾根筋は風が強く、ゴーグルを装着して、一歩一歩登る。耐風姿勢をとり暴風をやりすごしてから、数歩進み、また耐風姿勢という状態が続く。ホワイトアウトの中、ブッシュを目印に一歩ずつ登るが、ついに耐風姿勢を取っているのにも関わらず、風の力ですくい投げのようにひっくり返されてしまった。
この風の中でシールを外して、兼用靴を締め直すのは不可能なので、ツェルトの中で待機してやり過ごそうとしたが、ツェルトが風をはらみ、さらに風の影響を受ける羽目となった。
話し合った結果、シールをつけたまま踵を固定して南斜面に下りて風を避けようということになった。無木立斜面のため雪崩の危険性も頭をよぎるが、安定しているようだ。キックターンをしながら、ダケカンバの林まで標高をさげる。ところが、風は一向に治まらない。シールを着けたまま樹間を滑ることは不可能なので、シールを外すことにするが、暴風の中、作業は困難を極めた。途中、風でザックが飛ばされてしまったが、ダケカンバに引っかかり事なきを得た。
スキーを装着するまでかなりの時間を要したが、なんとか滑降を開始。地吹雪の中、滑降する。積雪が多く、下りラッセルをする場面が多かった。
最後は、強風でクローズしたゲレンデ内を滑って、センターハウスへ到着。教訓としては、天気予報に基づく行動と、状況を判断し早めの撤退が重要ということであった。
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