仙人窟 🧊 仙人滝氷瀑 ❄ 今季も温暖化で氷筍は少ない


- GPS
- 01:55
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 373m
- 下り
- 372m
コースタイム
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
🅿:旧美ら寿の下に路駐。私道と表示してあるが、無人でありビエンナーレ開催時以外は影響ないかと思う。心配な方は橋の手前で路駐を。当日はデイサービス先は除雪しておらず、積雪が10〜15cmあった。パジェロなら登れたので旧美ら寿でUターンした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・仙人窟:中之条町観光協会、沢渡温泉の情報。東吾妻町大戸にも仙人窟があるので間違えないこと。入口は広い洞窟だが徐々に狭くなる。一説によると新潟県湯沢町まで続いているらしい。ちなみに国道353号は県境で切れているので、山人の裏道か? https://nakanojo-kanko.jp/sawatari/spots/%E4%BB%99%E4%BA%BA%E7%AA%9F/ ・氷筍は、今季も地球温暖化の影響で、洞窟内に氷筍は小さく少なかった。 ・登山口〜仙人の滝:里山らしく取り付きから直登。当日の積雪は10〜20cm、チェーンスパイクで充分。作業道に間違えて行かないこと。仙人の滝へは登山道から1分下り込む。氷瀑は段状になって凍結しており見事だった。 ・仙人の滝〜仙人窟:沢を渡渉して100mほど行くと階段。当日は雪に埋まり蹴り込みながら下った。洞窟内の氷筍は小さく少なかった。 |
その他周辺情報 | ・沢渡温泉共同浴場:温泉街坂の手前にある浴場。300円と激安。熱湯とぬる湯のみ。カランは水だけ、シャワーも無いので、浴槽から桶で湯を汲んで体を流すのが「沢渡流」。湯の花が舞うアルカリ硫黄泉は「草津の治し湯」「一浴玉の肌」と言われる。 http://spa-sawatari.jp/kanko/kyoudoyu.html |
写真
感想
前日の雲流渓谷へ行く前に、11日はどうしようかと、SCWと予想天気図を見る。やはり上信越の山間部は8時過ぎから悪天候。榛名山ですら雲の中。花か氷瀑か迷ったが、やはり冬景色の方がまだ良いので、沢渡と奥四万へ行くことにした。
いつもと変わらず、5時40分に起床して早朝ウォーキング。着替えて朝食作り。コーヒーを飲みながら、奥さんと愛猫とゆったり過ごす朝の時間が大好きで、出かける時間を30分過ぎてしまった。近いので気にしないが。
8時半に出発。通勤通学のピークは過ぎたが、上信道は営業車や定期便トラックが隊列を成していた。日陰道を中之条町の手前で国道353号日向道へ。商店街は道端に雪がかなり積まれていた。こちらも結構積もったようだった。
果樹園街を抜けて沢渡方面へ左折。やはり草津へと抜ける道なので、除雪がしてあり、融雪剤も散布されていた。沢渡温泉街を右に見て通り過ぎる。橋を渡りデイサービス一休方面へ右折。除雪はその建物までだった。
よく見れば多くても20cmほどなので、センターデフロックして登攀。雪は水の個体なので重く、圧縮するにも抵抗がある。速度を落とさず、なおかつ横滑りしないように、アクセルとハンドルをコントロールして、旧美ら寿の駐車場まで駆け抜けた。
Uターンして登山口前に駐車。滑らないように輪留めと、もし滑っても車が必ず障害物に当たって停まるように、ハンドルを切っておいた。予想以上の対策をするのが危機管理の鉄則。
薄曇りで風花舞うなか装備して出発。里山らしくいきなり直登。10〜20cmの積雪でトレースはあるが2名かな?アイゼン装着で行っているようだ。東屋でその2名とすれ違って、見立ては間違いなかったと思った。
仙人の滝はスルーして仙人窟へ。やはり今季も氷筍は小さく少なかった。20年以上前に見た、1m近い大きな氷筍を知っている者としては悲しい。地球温暖化の影響。洞窟の奥に行ってみるが、天上からの水滴もすくない。これでは氷筍は出来ない。
さらに奥へと行くと狭くなり真っ暗。一説による、この先は分岐が多数あり、新潟県湯沢町まで続いているとの事。国道353号は、群馬県側が奥四万湖まで、新潟側が湯沢町三国までで、県境付近は道がない。山人の隠れ道なのかもしれない。
踵を返して仙人の滝へ。氷筍は残念だったが、段状の美しい氷瀑が見られた。沢へ下りてみるが、吹き溜まりは積雪が多く50cm近くあった。高台や尾根に移動して撮影し下山。
移動して沢渡温泉へ。共同浴場にいつも寄らせてもらっている。駐車場が3台と狭いが、待っていればすぐに空く。受付の歯の無いおじいさんが誘導してくれる。風呂に入る前の世間話が長い(笑)。しかも料金を徴収するのも忘れる(笑)。5分話を聞いて300円支払ってやっと入場。身体が冷えた。
浴場はガラス戸なので、脱衣所から丸見え。浴槽は二つ。手前が源泉かけ流し熱湯、奥が加水したぬる湯。カランは水しか出ない、シャワーなどない。浴槽から温泉を桶で汲んで掛け湯する。もちろん体や髪を洗っても温泉で掛け流す。アルカリ硫黄泉なのでキシキシしないが、硫黄の残り香が発生するのは、温泉行ってきた証。
正午過ぎなので誰もおらず貸し切り。湯の花舞う浴槽に、手足を伸ばして入ると、節々がほぐれて最高に気持ちが良い。熱湯は2分も入れば、熱さで身体がピリピリしてくる。強酸性の草津温泉とは違い、アルカリ硫黄泉なので長湯しても肌が痛まない。すべすべ。
その後、地元の方が入ってきて会話。ひなびた温泉街での、地元の方とのふれあいや会話は本当に楽しい。まさしくプチ温泉旅している気分になる。充分に温まったので着替えて帰路へ。
混み合う前に市街地を抜けたいので、どこへも寄らず自宅には16時に戻った。片付けて着替えると、部屋には沢渡温泉共同浴場の香りがした。人懐っこいおじさんとの会話を思い出した。
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