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Yamareco

記録ID: 7793750
全員に公開
雪山ハイキング
関東

仙人窟 🧊 仙人滝氷瀑 ❄ 今季も温暖化で氷筍は少ない

2025年02月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:55
距離
4.3km
登り
373m
下り
372m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:04
休憩
0:51
合計
1:55
距離 4.3km 登り 373m 下り 372m
10:14
39
スタート地点
10:53
10:56
1
10:57
11:07
2
11:09
11:47
22
12:09
ゴール地点
上信越の山間部はあいにくの天気となり、沢渡へ氷筍と氷瀑を観賞してきました。地球温暖化を改めて感じました。下山後はローカルな温泉で地元の方とふれあい、心と身体を癒してきました。
天候 曇り時々雪
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
🚙:沢渡温泉街の道路は除雪されている。国道353号は四万温泉街から先が積雪凍結。奥四万湖は展望台から先は冬季通行止め。

🅿:旧美ら寿の下に路駐。私道と表示してあるが、無人でありビエンナーレ開催時以外は影響ないかと思う。心配な方は橋の手前で路駐を。当日はデイサービス先は除雪しておらず、積雪が10〜15cmあった。パジェロなら登れたので旧美ら寿でUターンした。
コース状況/
危険箇所等
・仙人窟:中之条町観光協会、沢渡温泉の情報。東吾妻町大戸にも仙人窟があるので間違えないこと。入口は広い洞窟だが徐々に狭くなる。一説によると新潟県湯沢町まで続いているらしい。ちなみに国道353号は県境で切れているので、山人の裏道か?
https://nakanojo-kanko.jp/sawatari/spots/%E4%BB%99%E4%BA%BA%E7%AA%9F/

・氷筍は、今季も地球温暖化の影響で、洞窟内に氷筍は小さく少なかった。

・登山口〜仙人の滝:里山らしく取り付きから直登。当日の積雪は10〜20cm、チェーンスパイクで充分。作業道に間違えて行かないこと。仙人の滝へは登山道から1分下り込む。氷瀑は段状になって凍結しており見事だった。

・仙人の滝〜仙人窟:沢を渡渉して100mほど行くと階段。当日は雪に埋まり蹴り込みながら下った。洞窟内の氷筍は小さく少なかった。
その他周辺情報 ・沢渡温泉共同浴場:温泉街坂の手前にある浴場。300円と激安。熱湯とぬる湯のみ。カランは水だけ、シャワーも無いので、浴槽から桶で湯を汲んで体を流すのが「沢渡流」。湯の花が舞うアルカリ硫黄泉は「草津の治し湯」「一浴玉の肌」と言われる。
http://spa-sawatari.jp/kanko/kyoudoyu.html
前日の雲流渓谷に続いて、氷の祭典奥四万編。沢渡温泉から暮坂峠方面へ向かい、デイサービス一休方面へ曲がる。除雪はされておらず、パジェロで圧雪する。
2025年02月11日 10:02撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 10:02
前日の雲流渓谷に続いて、氷の祭典奥四万編。沢渡温泉から暮坂峠方面へ向かい、デイサービス一休方面へ曲がる。除雪はされておらず、パジェロで圧雪する。
旧美ら寿の駐車場でUターンして、登山口に車を停めた。留守番よろしく。
2025年02月11日 10:12撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
1
2/11 10:12
旧美ら寿の駐車場でUターンして、登山口に車を停めた。留守番よろしく。
積雪は10〜20cm。先行者のトレース、2名かな?
2025年02月11日 10:18撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 10:18
積雪は10〜20cm。先行者のトレース、2名かな?
その2名と東屋の前ですれ違い、仙人の滝もスルーして、階段を下る。
2025年02月11日 10:54撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 10:54
その2名と東屋の前ですれ違い、仙人の滝もスルーして、階段を下る。
仙人窟。今季も残念な景色。
2025年02月11日 10:56撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 10:56
仙人窟。今季も残念な景色。
氷筍。年々少なく小さくなっていく。
2025年02月11日 10:56撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 10:56
氷筍。年々少なく小さくなっていく。
タケノコというよりツノだな。
2025年02月11日 10:57撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 10:57
タケノコというよりツノだな。
地面と繋がった氷柱。
2025年02月11日 10:57撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 10:57
地面と繋がった氷柱。
岩にへばりつき、垂れ下がる。氷筍プラス氷柱。
2025年02月11日 10:58撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 10:58
岩にへばりつき、垂れ下がる。氷筍プラス氷柱。
透明度が非常に高い氷。洞窟の景色を反対に写し込む。
2025年02月11日 11:02撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 11:02
透明度が非常に高い氷。洞窟の景色を反対に写し込む。
ガラスのオブジェに見える。
2025年02月11日 11:02撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ガラスのオブジェに見える。
クリスタル。
2025年02月11日 11:02撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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クリスタル。
仙人の滝に戻って来た。今年は積雪が多いので、隠れてしまっているが段状の氷瀑は見事。
2025年02月11日 11:26撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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仙人の滝に戻って来た。今年は積雪が多いので、隠れてしまっているが段状の氷瀑は見事。
仙人の滝上部。段状に凍り見事。
2025年02月11日 11:29撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 11:29
仙人の滝上部。段状に凍り見事。
仙人の滝瀑布部。厚みがあり幅も広い。水が中に流れていた。
2025年02月11日 11:30撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 11:30
仙人の滝瀑布部。厚みがあり幅も広い。水が中に流れていた。
沢に入り西の尾根から氷瀑を眺める。
2025年02月11日 11:30撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 11:30
沢に入り西の尾根から氷瀑を眺める。
美しい氷瀑。
2025年02月11日 11:30撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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美しい氷瀑。
尾根のさらに上に行き、岩の上から眺める氷瀑。
2025年02月11日 11:34撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 11:34
尾根のさらに上に行き、岩の上から眺める氷瀑。
氷柱の集合体。
2025年02月11日 11:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 11:39
氷柱の集合体。
氷柱の内側に水が流れている。
2025年02月11日 11:40撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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氷柱の内側に水が流れている。
幾重に氷柱が重なりこの形となる。
2025年02月11日 11:40撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 11:40
幾重に氷柱が重なりこの形となる。
氷のカーテン。
2025年02月11日 11:40撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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氷のカーテン。
乗り捨てた訳ではない。
2025年02月11日 12:07撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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乗り捨てた訳ではない。
下りはカウンターを当てて豪快に。
2025年02月11日 12:13撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 12:13
下りはカウンターを当てて豪快に。
沢渡温泉へ。ひなびた温泉街。
2025年02月11日 12:17撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 12:17
沢渡温泉へ。ひなびた温泉街。
沢渡温泉共同浴場。このローカル感がたまらない。受付のおじいさんは歯がない。駐車場に誘導してくれて、愛想が良く話しかけてくる。入浴料300円と激安。
2025年02月11日 12:25撮影
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2/11 12:25
沢渡温泉共同浴場。このローカル感がたまらない。受付のおじいさんは歯がない。駐車場に誘導してくれて、愛想が良く話しかけてくる。入浴料300円と激安。
男湯の脱衣所。ガラス張りなのだ。体重計がレトロ。正午過ぎなので貸し切り。ここはカランは水だけ、シャワーも無いので、浴槽から桶でお湯を汲んで身体に掛ける。
2025年02月11日 12:42撮影
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2/11 12:42
男湯の脱衣所。ガラス張りなのだ。体重計がレトロ。正午過ぎなので貸し切り。ここはカランは水だけ、シャワーも無いので、浴槽から桶でお湯を汲んで身体に掛ける。
まずは奥側のぬる湯(約40〜42℃)にどっぷりとつかる。身体の節々が外れるかと思うほど弛緩する。湯の花が大量に浮遊している。黒い爪と脛の傷は山屋の証。
2025年02月11日 12:44撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/11 12:44
まずは奥側のぬる湯(約40〜42℃)にどっぷりとつかる。身体の節々が外れるかと思うほど弛緩する。湯の花が大量に浮遊している。黒い爪と脛の傷は山屋の証。
手前が源泉かけ流しの熱湯(約42〜45℃)。アルカリ硫黄泉だが、1分も入れば熱くてピリピリしてくる。この後、地元の方が入って来て、いろいろと話をした。楽しかった。
2025年02月11日 12:47撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/11 12:47
手前が源泉かけ流しの熱湯(約42〜45℃)。アルカリ硫黄泉だが、1分も入れば熱くてピリピリしてくる。この後、地元の方が入って来て、いろいろと話をした。楽しかった。
移動して、奥四万湖へ。雪景色とコバルトブルーの四万川。
2025年02月11日 13:20撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 13:20
移動して、奥四万湖へ。雪景色とコバルトブルーの四万川。
四万川ダム。
2025年02月11日 13:37撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 13:37
四万川ダム。
堤体から眺める赤沢橋。
2025年02月11日 13:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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堤体から眺める赤沢橋。
コバルトブルーの奥四万湖。
2025年02月11日 13:40撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/11 13:40
コバルトブルーの奥四万湖。

感想

 前日の雲流渓谷へ行く前に、11日はどうしようかと、SCWと予想天気図を見る。やはり上信越の山間部は8時過ぎから悪天候。榛名山ですら雲の中。花か氷瀑か迷ったが、やはり冬景色の方がまだ良いので、沢渡と奥四万へ行くことにした。

 いつもと変わらず、5時40分に起床して早朝ウォーキング。着替えて朝食作り。コーヒーを飲みながら、奥さんと愛猫とゆったり過ごす朝の時間が大好きで、出かける時間を30分過ぎてしまった。近いので気にしないが。

 8時半に出発。通勤通学のピークは過ぎたが、上信道は営業車や定期便トラックが隊列を成していた。日陰道を中之条町の手前で国道353号日向道へ。商店街は道端に雪がかなり積まれていた。こちらも結構積もったようだった。

 果樹園街を抜けて沢渡方面へ左折。やはり草津へと抜ける道なので、除雪がしてあり、融雪剤も散布されていた。沢渡温泉街を右に見て通り過ぎる。橋を渡りデイサービス一休方面へ右折。除雪はその建物までだった。

 よく見れば多くても20cmほどなので、センターデフロックして登攀。雪は水の個体なので重く、圧縮するにも抵抗がある。速度を落とさず、なおかつ横滑りしないように、アクセルとハンドルをコントロールして、旧美ら寿の駐車場まで駆け抜けた。

 Uターンして登山口前に駐車。滑らないように輪留めと、もし滑っても車が必ず障害物に当たって停まるように、ハンドルを切っておいた。予想以上の対策をするのが危機管理の鉄則。

 薄曇りで風花舞うなか装備して出発。里山らしくいきなり直登。10〜20cmの積雪でトレースはあるが2名かな?アイゼン装着で行っているようだ。東屋でその2名とすれ違って、見立ては間違いなかったと思った。

 仙人の滝はスルーして仙人窟へ。やはり今季も氷筍は小さく少なかった。20年以上前に見た、1m近い大きな氷筍を知っている者としては悲しい。地球温暖化の影響。洞窟の奥に行ってみるが、天上からの水滴もすくない。これでは氷筍は出来ない。

 さらに奥へと行くと狭くなり真っ暗。一説による、この先は分岐が多数あり、新潟県湯沢町まで続いているとの事。国道353号は、群馬県側が奥四万湖まで、新潟側が湯沢町三国までで、県境付近は道がない。山人の隠れ道なのかもしれない。

 踵を返して仙人の滝へ。氷筍は残念だったが、段状の美しい氷瀑が見られた。沢へ下りてみるが、吹き溜まりは積雪が多く50cm近くあった。高台や尾根に移動して撮影し下山。

 移動して沢渡温泉へ。共同浴場にいつも寄らせてもらっている。駐車場が3台と狭いが、待っていればすぐに空く。受付の歯の無いおじいさんが誘導してくれる。風呂に入る前の世間話が長い(笑)。しかも料金を徴収するのも忘れる(笑)。5分話を聞いて300円支払ってやっと入場。身体が冷えた。

 浴場はガラス戸なので、脱衣所から丸見え。浴槽は二つ。手前が源泉かけ流し熱湯、奥が加水したぬる湯。カランは水しか出ない、シャワーなどない。浴槽から温泉を桶で汲んで掛け湯する。もちろん体や髪を洗っても温泉で掛け流す。アルカリ硫黄泉なのでキシキシしないが、硫黄の残り香が発生するのは、温泉行ってきた証。

 正午過ぎなので誰もおらず貸し切り。湯の花舞う浴槽に、手足を伸ばして入ると、節々がほぐれて最高に気持ちが良い。熱湯は2分も入れば、熱さで身体がピリピリしてくる。強酸性の草津温泉とは違い、アルカリ硫黄泉なので長湯しても肌が痛まない。すべすべ。

 その後、地元の方が入ってきて会話。ひなびた温泉街での、地元の方とのふれあいや会話は本当に楽しい。まさしくプチ温泉旅している気分になる。充分に温まったので着替えて帰路へ。

 混み合う前に市街地を抜けたいので、どこへも寄らず自宅には16時に戻った。片付けて着替えると、部屋には沢渡温泉共同浴場の香りがした。人懐っこいおじさんとの会話を思い出した。

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